ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

九州へ

 

2月末の3連休、アバルトは西を目指す。

仕事がバイヤーで全然休暇が取れず、趣味の時間が確保できません(´;ω;`) やっと休暇取れる!って思う日は100%天気が悪く、バイクにも乗れません…こんなん死んじゃうって。。。

 

ということで、2月末の3連休に発生した福岡への出張はアバルト124スパイダーで行くことにしました…距離的なことを考えてもアバルトで行くのが楽なのです。フルバケを入れたので車中泊もできるだろうからね。

雪、雪で進軍

出発時点で天気は雨…というより、九州までずっと雨。

三連休の予報は雨、そして雪…普通であればメガーヌを出すべきだったんだけど、アバルトがある今は休日にメガーヌに乗ろうという気持ちにはなれない。オープンカーは休日の醍醐味だし、じゃないとなんのために買ったのかわからない。。。

 

なので、悪天候は承知でアバルトで出発したけれど、出発から数時間…中央道は八ヶ岳手前から予報にない雪に見舞われた。。。

 

アバルトは夏タイヤ…このまま先に進める気がしないので、すぐに高速を降りてUターンし、50~60kmくらい引き返し、静岡方面へ南下し新東名に合流するルートを選んだ。この時点で行程的には数時間のロスが発生している。

福岡のお土産に買った東京ひよこ、戦争になるので良い子は真似をしないように。

新東名に入り、静岡SAで休憩したかったが、連休初日ということもあってか午前3時ごろだってのに駐車場には入れる感じじゃなかった。仕方がないので先に進み、どこかのPAで30分ほど仮眠をして朝の6時前に刈谷に到着した。

アバルトの場合、自宅から高速で西を目指すと給油ポイントが刈谷SAあたりになる。エコランをすれば鈴鹿より先にいけ新名神の滋賀あたりまでガソリンは持たせられるが余裕を見れば刈谷あたりだろう。平均燃費は15km/L近く出ているので天気の悪さもあり、あまり速度を出していないってのがわかる。

伊勢湾岸で早朝の工事渋滞にはまる…連休のこんな時間に工事をすることもなかろうにと自分勝手なことは思うんだけど、多分誰もがそう思うwただでさえ渋滞しやすい場所で工事なのでたまらない。

どこまでも天気は悪い

滋賀を超えても雨は降ったりやんだりで、日が昇っても太陽を拝めることがない。三木SAに到着したのは午前10時だった…本来であればフル高速ならもう本州を離脱している時間なんだけども、安定の腹痛にやられて進捗は遅めだ。

 

そもそも、夕方までに着けばいい話だったので急ぐ必要がまったくない。ただ、早く着いたなら福岡で銀河のちゃんぽんでも食べようかなくらいに思っている。

関西的な朝食にしたくって、たこ焼きにした。

アバルトで西に行くと天気が悪い日が多い気がするのは気のせいか?ってくらい、でも今回はとにかく晴れ間がない。三木SAで晴れたので屋根を開けようとしたら、また降り始める…道中ずっとこんな感じですっきりはしない。

お隣のチンクもルーフを開けたかったろうに…オープンにいい季節だっうのになんだこの不安定な天候は。。。

広島に入ってすぐ、どこかのPAで隣に止まったロードスター。さすがは広島。

アバルト124スパイダーの生まれ故郷、広島に入り一瞬雨がやんだのでオープンにしてみたが、やはりすぐに降り出した。幸いにして豪雨ではなく、トンネルもおおい区間なので雨の中をオープンで走り続ける強行軍…走っていれば濡れない説はあるけれど、滝のような雨の前ではあまり関係ない。助手席に載せた荷物が濡れないように、撥水のパーカーを上からかけてその場を凌ぐ。

2回目の給油は廿日市、高速道路のスタンドは200円/Lを超えるため節約だ。

刈谷からおよそ500km先の宮島を眺められる廿日市で一度高速を降りて給油となった。高速道路上で給油するより30円以上安い、さすがにそこまで違ったら多少の時間的ロスはあっても降りて給油するだろう。

岩国を通りすぎたあたりで岩国基地に所属しているぽいヘリを頭上に…やっとここで本格的なオープンにすることができた。

九州突入!

いきなり渋滞がはじまったと思ったら故障車があった。そういえば、今回は伊勢湾岸の工事とこの故障渋滞を除けばほぼ渋滞はせず、しかも10分足らずで抜けられるものばかりで助かった。

 

11月頭の連休に九州に行ったときは11月とは思えない暑さと渋滞で参ったが、逆に2月の今は変な雪と梅雨のような雨の中で渋滞はほぼ皆無のツーリングになっている。ただ、本格的なオープンにできたのは東京から1,000km近く走ったこのタイミングだ。

岩国を過ぎたところでODOメータが80,000kmを超えた。納車からすでに20,000km近く走っており、メガーヌの走行距離を超えた。それだけアバルトが楽しいクルマってことなんだと思う…というより、自分にロードスターのようなオープンカーが合っているだけなのかもしれない。

15時をすぎた山口で、やっと太陽とご対面できた。それくらいに今回はずっと天気が悪い。

山口から先は恐らく雨は降らないだろう、そう思ってオープンにしたままラストスパートで九州を目指したところ、中国道との合流あたりで滝のような雨に見舞われた。不幸なことに、PAもなく幌を閉めることもできない…周りのクルマから見たら「なんだこいつ?」って変に思われるだろうシチュエーション…

 

途中で見かけたPAに入り、秒で幌を閉めてロスタイム数十秒で本線復帰したが、やっぱり雨なのか…残念すぎる。

 

アバルト124スパイダーのような幌車は、オープンの状態が正しい状態だと思っているけれど、そういう理由だけじゃなく自分はオープンの方が好きだ。それは幌を開けることで、重量物を後ろに持っていきリアタイヤにトラクションをかけることができるからというマニアックな理由もある。

 

特に豪雨の中国道のような道はクローズドではリアのトラクションが怪しいと感じる場面も多く、だからこそ雨の中でもオープンにしたい。競技車両ででかいウィングを付けるアバルトやロードスターを見るけれど、幌を開けれない競技の場合、リアのトラクションを増やすという意味で巨大なウィングには意味があるんだろうなと思う瞬間。

16時を過ぎたころ、やっと本州を離脱して九州に突入した。

 

時間が時間なので会社に寄る前に夕飯を食べようと都市高速へ。

九州に入った瞬間、くしゃみが止まらない。どうも黄砂+花粉+光化学スモッグのトリプルアタックになっているそうで、そりゃそうだわなって感じ。。。

北九州と言えば銀河のチャンポン、ここは外せない。

福岡と言えば「うどん」なんだろうけど、自分はもうチャンポンだ。北九州に寄り道するのもその目的の9割が銀河のチャンポンを食べるためといっても過言じゃない。

なんだか懐かしい味がするスープに、唐揚げが載っているのがツボ。なんで唐揚げが載ってるんだ?という最初は不気味な感じさえするチャンポンだけど、食べるとハマるし、自分はハマった。だから、東京から自走で1,000km以上を走ってもここで食べるだけの価値があると思っている。前は行くと数回に1回しか開いていない(もしくは売り切れ)で食べれなかったけど、ここ最近は全勝している…もとい、全勝する時間を狙っているだけだったりもする。

いざ、博多へ

博多へ。感覚的に北九州も博多も隣町なんだけど、実際はかなり距離があり感覚的には埼玉南部から横浜くらいまで行くような距離がある。なので、まったりいけば高速を使っても1時間くらいはかかる距離。

西に来ると日が長い、2月末の18時台で空がこんなに明るいこと。それにはいつも新鮮な感覚になる。日の出が遅いのはどうでもいいけれど、日没が長いのはなんだかお得な感じがする。

博多到着は19時前…肝心の仕事は物の数分で終わった。この数分のためにかけた時間を考えるとコスパは最悪中の最悪なんだけど、ほんと忙しすぎてこういうときじゃないと長い時間クルマに乗ることができないから仕方がない。

宿なき子

本日の風呂は筑紫野の天拝の郷。ここの露天風呂からの景色が結構好き。

日帰り出張のつもりだったので宿の予約はしていない。ただ、そのまま帰るのももったいないと思ったので、1日だけ九州を愉しもうと思い、とりあえず風呂へ行きたかったので筑紫野へ移動した。

124は欠番らしい

本当は鹿児島まで行きたかったけど、時間的なことを考えると熊本まで行くのが精いっぱいだろうと思った。本州は天気が微妙なようだけど、九州はこのときはどこも天気は持ちそうな雰囲気でもあったし、オープンドライブを満喫したいなぁと思ったが体力的なことも考えて無理はしない。

 

熊本までなら阿蘇に行くのが鉄板だろうか。

 

九州とはいえ夜の気温は一桁前半にまで下がる、路面の凍結を考えれば深夜の移動はあまり賢いとは言えない(夏タイヤだし)のでとりあえず朝までどこかで時間を潰そうと思った。

 

ブログを読んでくれている人にあえて書く必要もないと思うけれど、自分の場合はツーリングであまり宿をとることがない。仮眠できる場所があれば十分なので、メガーヌであれば後部座席を倒して車中泊にする。アバルト124スパイダーは、運転席のフルバケで仮眠はできるものの、やはり足を延ばして寝る快適さはないので、疲労回復も考えて安定の快活泊を決行する。

22時、久留米にある快活にやってきた。

仕事で家に帰れない日の方が最近は多く、家の布団で寝るよりも快活のマットの上で寝ることの方が多いってくらいに快活のヘビーユーザー化している自分。。。

 

鍵付き個室がある快活ならそこで3時間程度滞在できれば十分な睡眠時間が取れる。

 

そもそも、自分は睡眠というより気絶に近い眠り方をする方なので、ぶっちゃけどこでも寝れる。それに起きたら何も考えずに飛び出して運転したいのでチェックイン・チェックアウトを意識する必要がある普通のホテルよりも快活の方が都合がよかったりする。

 

朝の4時まで快活で過ごし、日の出前に久留米を出発…下道でのんびり阿蘇を目指した。

予期せぬ事態

阿蘇に行く前に早朝からやっていたガソリンスタンドで給油。広島で給油してから390kmだった。朝の5時半で7℃なので地元よりは多少暖かい気もするが、オープンにしているとさすがに冷える。

日の出を阿蘇で見れたらいいなーと思い、ナビに従い山道を進む…どうもオートポリスのあたりに出るらしい。はじめて通る道なのでよくわからない…

 

しばらく進むと、気温が一気に下がり、ちらちらと雪が舞うようになった。

そして、路面にはうっすらと積雪が…2月末の阿蘇って雪降るの??

クルマ通りはそれなりにあり、しゃーべっとのような雪質なので夏タイヤでも走れないことはないが、結構な勢いで雪が降っており、日の出まで30分とはいえ待機していたらどうなるかわからない…

情報的には日中は晴れるので路面の雪は解けるだろうから、数時間車内で待機する覚悟があればこのまま大観峰のあたりにいてもよかったが、大した防寒着も寝袋も持ってきていない状態では凍死まではいかないにせよ風邪くらいは引きそうだったので、おとなしく来た道を引き返すことにした。

明るくなると木々が白々していることがよくわかる。九州を勝手に南国で雪が降らないと思っていた自分の考えが浅はかでした。

気温は氷点下2度…そんな環境なのに、自分が下りに入ったところで、何台も登っていくバイクとすれ違った…おいおい、この先は路面凍結に雪だぞ?大丈夫か?そんな風に思うも伝える手段は持ち合わせていないし、まぁGSとかアドベンチャー系のバイクが多かったから問題ないのか御しれない。1台、レーサーぽいバイクとはすれ違ったので、その人のことだけは心配しているw

 

後輪駆動に夏タイヤで雪は本当に危ない…もうとにかく滑る。スタッドレスを履けよって話なんだけど、さすがにもう3月にもなるし九州なら大丈夫だろうと舐めていた。結果として無事に帰ってきているけれど、無理をしないという判断は本当に大切だと思う。

迂回して、阿蘇

先ほどまで居た場所の上空には雪雲がかかっている、ピンポイントであそこだけ雪だったらしい。迂回して阿蘇山に向かう道はまったく雪の気配すらなかった。

メガーヌでも一度走っているワインディング、アバルト124スパイダーだとメガーヌ以上に楽しく走れる。速度レンジはだいぶ低いが、持ち前のハンドリングのよさとアクセルで車体をコントロールできるのは後輪駆動の醍醐味で、ひらひらと曲がっていく。

ECUをやってからパワーも出てのぼりでもストレスがまったくない。タイヤサイズを標準まで落とせば荷重移動からパワースライドまで容易にできるしとにかく普通に乗っていてワクワクする。

 

九州の道はこういうクルマがいい感じにマッチしている。

この日の阿蘇はガスが濃かった…オープンにしていたらむせかえるほど。。。

まだ早い時間ということもあってか、阿蘇山には全然人がいなかった。快適に走るには早朝がいい、ただし時期的にはまだかなり寒かったし、日影は凍結の恐れもあるので慎重にならざるを得なかった。

福岡へ

夕方までに福岡に戻らなければいけない用事があったので、割と早い時間に阿蘇を去ることになる。時間があればもう少し観光などもしたかったんだけれども…そこは残念。今回は滞在時間ものの10分程度の仕事がメインで、ツーリングがおまけなのだから仕方がない。

途中、凄いものを見かけた。

 

かの熊本地震の震災遺構のひとつ。

無人化技術を取り入れて復興に努めたらしい。

こういうのは写真で見るより現地で見た方がいい。感じるものが全然違う。

 

最近も能登で地震があったり、千葉県沖での地震も然り、地震は日本人とは切っても切れない縁がある。地震を起こさないようにできれば最高だけど、それができない以上は起きたときにどう自分たちは立ちまわるべきなのかを考えていきたいし、日ごろから備えたい。

 

ただ、なかなか発生しないことに備え続けるというのは難しいから、過去に起きた地震の日など、そういうイベントを通じて「思い出す」ことで気を引き締める機会にできたらいいと思っている。震災遺構もそういう役割があるんじゃないかと自分は思う。

道路工事をしている道を南へ進む…

 

九州の人ならばなんの跡地か一目瞭然の建物w

自分でもわかるレベル、学生のときにさんざんお世話になったからね。

 

そういえば、出発してから何も食べていないことを思い出し、9:30にセブンで朝食。

阿蘇まで来て食べるのがおにぎり一個とアクエリアス、まぁこれで十分だ。食事をとるともれなくお腹が痛くなるので…

それに、雄大な阿蘇をバックに食べれば、コンビニおにぎりだって高級和食料亭で出てくるおにぎりみたいな味がする、知らんけど。

山越えできるか不安になる景色が広がる。

ナビが案内するルートは、数時間前に走って雪で諦めた区間が含まれる。さすがに10時前だし、日も出ておりほんのり暖かいので路面の雪はないかもしれないが、不安がないと書けば嘘になる。

 

ただ、目の前のクルマも、すれ違う車両にバイクがいたりしたことからも「山頂に雪はない」と判断し進軍を決めた。

名前はわからないが「いつもの撮影スポット」、阿蘇の街並みを一望できる

路面はしめっているし、空気は冷たい。アクセルを慎重に踏み、タイヤの声に耳を傾け、凍結していないかを確認しながら走らせる。

 

ウェットコンディションではあったものの、凍結はしていない。よかった…これで山越えできる算段がついた。もし、山越えが不可能であったなら、熊本市内まで西へ抜け、高速道路を使うことになった。

 

アバルト124スパイダー、高速道路は正直つまらないからなるべくであればこの九州のワインディングを堪能したい(´;ω;`)

 

大観峰のあたりだけ雪が降っていたようで、北上するにつれて雪の気配は完全に消えた、そんな道中…

ΦωΦ) なんか変じゃね?

 

思わずUターン。

違和感あるなーと思ったけど、これ多分ジャッキを使わずにマフラー交換かタイヤ交換しようとしていたんだと思う…知らんけど。

 

進撃の作者で有名な日田で休憩。

この時点で11時、さすがに小腹は減ったものの食べればまた腹痛に襲われる。福岡までの道中はトイレも少ないと記憶していたので極限まで何も口にしない状態で北上を続けることにした。

 

14時前に北九州のスパに到着。

サウナに入った瞬間にうどんの特番やって「福岡に戻ってきたなぁ」という気になる。いや、まじでサウナにいたおっちゃんら全員ガチ見してたからね、うどん。どんだけうどんなんだよ、福岡…

というわけで夕飯はすけさんでした。

バイバイ、九州

まっすぐ帰るのもあれなんでちょっと寄り道

北九州から下道で東京まで戻ると休憩時間を考慮しても24時間以上かかる。ただ、高速料金もバカにならないので復路の場合、時間に余裕があれば下道で途中まで走ることが多い。

 

その中でも好きなルートは日本海側を通るルート。これは11月にも使っている。

piyoco-craft-works.hateblo.jp

距離的なメリットはまったくないももの、くねくね道も多く交通量が少ない時間帯であれば結構楽しい。明るい時間であれば景色もいい。

 

ただ、今回は久々に使うナビが推奨する瀬戸内側(国道2号)ルートで姫路まで行き、姫路バイパスから高速に入ることにした。このルートはバイパス区間も多く、深夜はアベレージも高く走ることができるので日本海側に比べると平均速度はだいぶ高くなる。山口と広島の県境くらいで平均速度がだいぶ下がるものの、それを抜けてもバイパスは多いし、景色など堪能せずただ速さ優先で行くなら断然こちらだ。

 

そもそもの問題として寝ずには帰れないので、どこかで仮眠する必要がある。そのための快活クラブが幹線道路沿いに多いというのも今回こちらのルートを選ぶ理由だ。

当初の目的地としては北九州からおよそ270km、時間にして7時間くらいの広島西条の快活クラブを目的地とした。

 

途中でいままで走ったことがない若戸トンネルを走る。

若戸トンネルと言えば事故が起きやすいトンネルとして有名な場所で、かつては消防車が横転して話題になった場所でもある。下り坂になっていて緩めの左カーブであり、普通に走っている分には横転する要素はなさそうだけど…ちゃんと横転せずに抜けました。

トンネルついでにその先にある「軍艦防波堤」まで足を延ばす。

太平洋戦争後にお役御免となった船を沈めて防波堤として再利用した場所らしい。

多分、看板がなければこれが船だと気づくこともないと思われる…「なんか飛び出してるな」くらいの場所。

ガミラス帝国が攻めてきたら、宇宙駆逐艦「柳」として大活躍してくれると思われる。

 

時間が時間なのでノンストップで門司まで。

 

関門トンネルの料金所を超えて、

 

トイレ休憩。

九州にいる間はけっこうな時間オープンで過ごすことができた。

せっかくアバルトでツーリングしているのだから屋根を開けたかった、行きはほとんど雨でそれは叶わなかったが、九州では多くの時間をオープンで過ごせたのはよかった。バイク並みの開放感を味わえ、かつ雨や寒くなったら屋根を閉めればいいというナンパぶりはいい歳のおっさんにはたまらない(´;ω;`)

 

やせ我慢して、雨に打たれて最高だぜ!っていう感じでももうないんだ…

そういえば、もう数えきれないくらい九州に足を運んでいるけれど、このトンネル手前で休憩したのははじめてだった。いつか徒歩で山口県側に行きたいと思うものの、軟弱者なので実行したことはただの一度もない。

 

さて、いよいよ本州!次もまたアバルトで訪れたい。

本州、雨(´;ω;`)ブワッ

今晩の宿を探す。広島くらいまでは行けそうだった。

山口県に入ったのは19時半前だった、そろそろ今晩の宿を探さねばならない。さすがに夜通し東京まで走れる気力はないので数時間の仮眠は必要。

 

今回、瀬戸内ルートを選んだのはこの快活の多さ。日本海側は下関を抜けると確か出雲まで快活はない。瀬戸内なら同じくらいの距離を走る間に5店舗くらいあるから体力的な無理をする必要がない。

 

くねくね道を愉しめるという点で日本海側ルートは好きなんだけど、距離や時間を考えれば圧倒的に国道2号をひたすら東へ向かうルートが正解になる。大きな街がいたるところにあるのは、万が一のときでも安心でもある。

 

山口を抜け、広島に入り…ここまで来たら寄るでしょう。

暗くてよくわからない?でもアバルト124に乗っている人ならこれでわかる!?

広島にきたのだから、ここに寄らなければもぐりだ(何

 

そう、マツダの工場に来た!

アバルトと言いながら、れっきとした広島産の124スパイダー。ここで作られたんだねって感じがする。そういえば、国産車自体に乗るのがかなり久しぶりなので聖地巡礼は新鮮な気持ちになる(バイクはZH2やX-ADVで兵庫や熊本まで行ったけど)。

 

広島から先はずっと雨になる。なんだか予報では「雨または雪」みたいな不穏な表記も見えたりする。今年の天気は例年にも増しておかしな気がするが、スタッドレスを持たないアバルト124スパイダーで雪は致命的だ。

 

なので、なるべく雪の確率が低い場所までは走ろうと先に進む。

 

西条のあたりで、今回のツーリングではじめて124スパイダーに遭遇した。

さすがは広島(´;ω;`)b

 

福山のあたりにある快活にピットインしたのはAM1時を過ぎたあたり。

鍵付き個室が朝の6時までしか使えないと言われたが、数時間寝て出発するので問題ない。メガーヌだったらそもそも後部座席を倒して寝ているくらいだが、アバルト124スパイダーではそれができないため横になりたいから快活さんのお世話になるだけよ。

午前5時、東へ向けて出発だ。

ラストスパート

午前7時、岡山を過ぎたあたりで気温は一桁…ずっと雨なのでオープンにもできない。

岡山と姫路の県境?くらいで確か給油、都合あと1回どこかで給油すれば帰れるはず。それにしてもアバルト124スパイダーは疲れない。

 

気温も低くヘビーウェットな後輪駆動には最悪のコンディションでも、クルマ自体が素直に動くから何も怖くない。滑るタイミングも手に取るようにわかる。この従順さが長時間のドライブではドライバーの疲労を減らしてくれていると思う。

 

屋根は開けられないけれど、運転することをただ楽しめるという意味では最高の1台だ。

 

赤穂市で朝食に昨晩買ったすけさんの牡丹餅を頂く。

めっちゃ潰れてて大変なことになっていた…腹を満たしてすぐに東へ。そろそろ交通量が増える時間帯だ。

姫路BPまでは下道で、そこから先は高速を使う。

相変わらずの大雨に気が滅入りそうになるものの、雪が降らないだけマシかな。。若干霙ぽいものも降っていたけれど、日中の交通量であれば凍結の恐れはほぼない。

大阪までくれば、もうゴールしたのと変わらない。

残り500kmを切っている、粛々と100kmペースで走れば16時前には到着できる。渋滞も特にしていなさそうだったので、早めに昼食を取っておく。

草津PAで食べた京都ラーメン的な何か。

 

自分はあまり食べないのだけど、いつからかカールは関東で売らなくなった。

そのカールを高速で買える最後のPAが草津らしい。併設されるコンビニには箱で置いてあり、箱買いもOKとのこと…密輸入ガチ勢にはたまらんのでしょうね。

 

新東名に入ったのは13時前だった。

そこからは特にトラブルもなく、途中数回のトイレ休憩を挟んで16時過ぎには自宅へ到着。

 

総走行距離は2,770km、平均燃費は14km/Lだった。

フルバケ化して初のロンツーだったけど、腰にダメージも少なく、快適に走ることができたのでそれなりのコストをかけたかいはあったかなーと思った次第。やっぱりシートは大事だね(´;ω;`)ブワッ