ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

二週連続、アバルトは西へ

天候不順

九州出張の翌週は神戸へ出張。先週はおもっきり悪天候で、なんなら雪まで降っていたけれどこの週はなんとかなりそうだったので迷わずアバルト124スパイダーで向かう。

 

順調かとおもいきや四日市のあたりで雪が降ってきた…

お天気マニアではなからデータを取っているわけでもないけれど、今年の天気はよくわからない。3月ってこんなに天候不順だったっけ?急激に冷えたと思ったら、急に暑くなったり…人間側の身体も持たない。

 

とにかく雪だ。鈴鹿山脈と呼ばれるだけあり、あのあたりは雪が降るのは知っている。そういえば、何年も前に西へ向かっている最中で伊勢湾岸が雪で通行止めになり、下道を走らされたこともあったっけ?

 

このまま雪が降り続けば夏タイヤのアバルトは三重県を抜けることができない。

雨雲レーダを見ると、どうもこのあたりしか降っていない。数kmも走れば雨も降っていないような感じだったし、高速も冬タイヤ規制は入っていない。交通量も多いので、路面が凍結するようなこともないだろうからここは先を急いだほうがよさそうだ。

 

霙模様の高速を、慎重にアクセルを踏みながら進む。

 

なんだかんだ無事に名阪国道まで抜けれた。

来年はアバルト用にスタッドレスを用意してもいいかもしれないな…とか思ったけれど、そもそもアバルトは純正ホイールも売ってしまったし、BBSの鍛造も売却済みで夏タイヤ用のTWS1セットしかないのでちょっと難しいか…最悪乗らなければいい。

 

そもそも、神戸の仕事だって本来は新幹線で行かなきゃならないものを、自分のわがままで自家用車で向かっているわけで。。。最初から新幹線で行けば、別にスタッドレスの必要性もない。

 

結局、この2024年の冬で言えば、都心でスタッドレスが必要な日は1日だけだった。正確にはもう1日あったけど、翌日には路面に雪なんか残っていなかったのでメガーヌでわざわざ走った大雪警報が出た最初の1回だけがまともな雪と言えた。

神戸を愉しむ

神戸での仕事は当初10時と言われていたのだけど、前工程が遅れすぎていて自分の出番は13時頃だろうと連絡があった。

 

別に神戸の洒落た街を見学したいとかって願望もないし、ちょうど先週の九州でオイル交換時期を迎えていたこともあってスーパーオートバックスでオイル交換をすることにした。

神戸まで来てオイル交換するやつってなかなかいないと思うけどね。

 

アバルト124スパイダーに使うオイルに特にこだわりはない。

もちろん、フルシンセとか粘度は気にするけれど特定のブランドを入れるようなことはしていない。ただし、距離での管理はしっかりとしている。このクルマのオイル量は3リッターと、1.4リッターのクルマとしてはかなり少ない。

そんな少ないオイル量で油圧制御のマルチエアエンジンを稼働させ、なんならECUチューンで200馬力近くまであがっているうえにターボで相当の熱も持つ最悪な環境を耐え抜こうというのだから適正な距離数で交換しないと何が起きても不思議じゃない。

 

幸いにして、マルチエアの定番であるオイルの極端な減りはこの個体では経験していないけれど、高回転まで回すようなシチュエーションを多用すると香ばしいオイルの香りが車内に充満してくるのでオイルはそれなりに燃えている気がする。

マルチエアに使えるフィルターは、その辺の量販店では手に入らないし、今回はそもそもオイルだけ交換だったのでさくっと終了。

82,441kmが交換直後の距離。これが意味するところは、納車から半年で20,000kmを超える距離を走ったという事実。既に何回目のオイル交換であるかも忘れてしまったけれど、確実なことはメガーヌの倍は交換しているし、メガーヌよりも走っている。

アバルト124スパイダーはわかりやすく面白い。誰がどうみても一目でスポーツカーとわかるルックス、オープンカーという非日常性、それに加えてフィアット製のターボエンジンを備えて不満のない動力性能…さらにはATでイージードライブから攻めた走りまでできるという万能さ!これが楽しくないわけがない。

 

荷物は載らないから旅行とか、でかいものを買ったときはしんどいけれど、普段使いには最高だ。ベースとなっているロードスターがそれだけ優れたクルマで、多くの人から支持され、今なお第一線で売れ続けているスポーツカーであるということがそのすべてを物語ってくれる。

 

ロードスター沼に落ちると抜け出せないというが、それは本当だと思う。さらにそこに蠍の毒が回れば、この沼から抜け出せる人はそう多くはない。自分もそんなひとりだとドライブしていて思う。

仕事場が三宮だったが、全然時間があるので…

 

三宮といえばクアハウス。

惜しくもこの3月末をもってリニューアルのため閉館してしまった。その最後に訪れることができたのは幸運だった。さすがにサウナのためだけに、神戸までドライブしようとは思えないが、神戸の仕事があると聞いて「クアハウスに行ける!」と勇んで手を挙げたかいはあった。

クアハウスは独特の雰囲気がある施設。脱衣所と浴場が離れているので、全裸で階段をのぼっていくのもそうだし、露天風呂も一度浴室を出て階段をのぼらなければいけないのも珍しい。

 

洗い場も日本ではなかなかみかけないタイプのそれだし、ガラス張りのサウナ室から浴場を眺める光景もまた独特…すべてが珍しいタイプの施設で、自分は好きだ。

元々、立体駐車場だったとかで…外観はなんとなくそういわれればそう見えなくもない。

ばっちり決まって13時くらいに外に出たが、本来の目的である仕事はまだ前工程が終わっていないようで自分の出番はないらしい。この感じだと15時以降になるだろうと言われた。

 

さすがにそれまで時間を潰すのは難しいので、一度アバルトに乗り六甲山をドライブすることにした。

初!六甲山

正直なところ神戸はあまり好きな街じゃない。その理由が、大学生のときに神戸で何回もスピード違反で捕まったという自業自得な理由なんだけど、なんであの高速道路の下にある道路は制限速度がめがっさ低いんだ?と毎回思う。

 

それ以来、恐怖であの4車線だかの道路でアクセルを踏むことはなくなったし、絶対に1番前を走らないようにし、地元ナンバーに敬意を表し真後ろを走るようにするなど神経質なまでに慎重なドライブになった。

 

なので神戸観光というのは、ZH2を買ってカワサキの博物館?に行ったときくらいなもので、そのすぐ目の前にある六甲山すら自分は行ったことがない。

 

山と海の距離感で言えば、石川県ぽさがなんとなくあるけれど、六甲山はその山を縦断する名物道路があるらしい、知らんけど。

 

折角時間もあるし、面白い峠道だというので走ろうと、三宮から六甲山トンネルを縦断し(このトンネルがまた凄い)、高速に乗り有馬温泉のあたりまでやってくると、なんと雪が舞っていた。

写真ではわからないが、ところどころ雪が舞っている。

自分のイメージでは瀬戸内海に面している神戸はかなり温暖な場所だと思っていたが、今日一緒に仕事をする茨城から来ていた同僚も「茨城の方が暖かい」と言っているほどに寒かったし、六甲山のほうまでくれば完全に冬だ。

 

オープンにはしていたけれど暖房は全開だし、シートヒーターも珍しく3段階中の2段目を使っている(普段は最低でも十分なくらいに暖かい)。

 

そんなこんなでやってきたのが芦有ドライブウェイ。

正直「芦有」を正しく読める人は生粋の地元民でもなければいない気がする…「ろゆう」なんて読めるか、「あしあり」でしょ。。。

 

まぁともかくとして、無人の料金所をくぐるとそれはそれは楽しいワインディングになる。

 

最悪なのは、霙まじりかつ路面温度も低く、夏タイヤの後輪駆動車にとっては地獄のようなコンディションであるという点なんだけれども、それでもアバルト124スパイダーのパワーとトルクがほどよくマッチする。

 

まるでこの道でテストしたんじゃないかというくらいに、スリーハンドレッドのECUとの相性がよく、アクセルでクルマをいい感じにコントロールして曲がっていける。関西圏の走り屋には有名な道らしいけれど、それもうなづけるほどに面白い。

なにより展望台からの景色が最高だ…日中でもこれだけの展望があるのだから、夜景なんかもう最高でしょう。

大阪平野?が一望できるし、めちゃくちゃ寒かったけれどこの景色には感動した。自分がもし大阪や兵庫(東側)に住んでいたのなら毎週末でも走りたい道である。

この日は3月2日、そう「ミニの日」だったのでミニがオフ会してた(ぉ

 

自分はそのまま六甲山を横断する形で三宮に帰る。

路肩には一部雪があったりするような道を、レンタカーのRX-7が走っていった。大丈夫か?と人を心配している余裕もないのだけど、レンタカーという時点で不安になる。きっと、このドライバーもまさか3月の神戸で雪が降るとは思っていなかったんだろうね。だって下界には雪の気配なんて微塵もないのだから(´;ω;`)

 

下界に戻ったものの、まだ自分のパートの仕事ははじめることができず、結局仕事ができたのは18時前だった気がする。

肝心の作業自体は小一時間で完了したわけで、実質ただのドライブだったのはあえて言わないお約束。。。

 

先に来ていた同僚と夕飯に、名物?のもっこすラーメンを食べる。

これ、絶対帰り道にお腹壊すやつだなーと思いつつも、まぁそれなりに美味しいラーメンでした。で、もっこすってなに?

とんぼ帰り

同僚は翌朝まで作業があるので一旦ホテルに戻ったけれど、自分はもう用事がないので最後にもう一回だけクアハウスして東京に帰ることにした。

これで本当の最後のクアハウスだな…と思いつつ、とてもいいサウナを浴び、仮眠室で小一時間だけ仮眠をとって東へ向けて出発したのは日付が変わったころだった。

幹線道路に出ると暴走族と警察が追いかけっこをしている(ぉ

 

このときの気温はなんと3℃…関東圏で3℃になると暴走族を見かけることは少ないが、どうも関西の族はやる気に満ち溢れ、神戸から大阪まで続く国道43号線はいたるところで族がツーリングを楽しんでいた…絶対寒いだろ(ぉ

 

こっちもオープンで暖房全開にしないと耐えがたい寒さなのに、なんというか関西はガッツがある。

 

途中で大阪環状を走ってみたくなり、一回りしてみたり…また関西の大黒PA的な場所にも立ち寄ったりしつつ。

誰もいませんでした(ぉ

結局、大阪の東側から伊賀あたりまでは下道をオープンで爆走した。深夜帯は高速を使うメリットもあまりないし、何より下道の方が眠くならずに済む。何より、今回の出張は公共交通機関を使っていないからお金も出ないし、だから仕方がないので経費削減のために高速道路は極力使わない。

6時くらいに静岡県に入り朝日を眺め、途中静岡のどこかの快活で仮眠をとって15時前には自宅に到着。

3月はとにかく忙しすぎて、こうでもしないとドライブにすらまともにいけなかった…まぁしばらくこんな感じではあるけれど、仕事のストレスもアバルトがいれば吹っ飛んでしまうくらい、こいつの楽しさはそこ知らずですな。