ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

メガーヌ、おります

メガーヌを手放すことにした

2023年5月3日に納車になったメガーヌ、いろいろあってこの度手放すことにした。というより、これを書いている時点で既に売却済みでございます(何

 

手放した理由の大きなところで言うと、ここには書けないような「大人の事情」がありました…某辰巳で会う人や、個人的に面識のある方にはお話もしたのですが、これはもうちょっと致し方ないというか、自分が(少なくとも)関東におけるルノー乗りの立ち位置を理解していなかったというかなんというか…まーシンプルに書けば第三者から「乗るな」と言われたのが大きな理由ではありますw

 

メガーヌは一度乗ってみたいクルマの1台ではありました。が!同時に乗ってみると「こんなものかー」っていうところもあり…それはメガーヌがどうとかではなく、単に自分の感覚と合わなかったからです。

 

メガーヌ、実によくできたクルマです。かつてニュルブルクリンク世界最速のFWDだったこともあり、パワーもハンドリングも現代のクルマに通用すると思います。カスタムしていることもあるにせよ、エンジンも実用トルクもあり、パワーも出てる。3ドアだけど後部座席もそこそこ使えてファミリーカー(元のメガーヌがファミリーカーだしね)としても優秀な1台でした。

 

でも、良くも悪くも国産スポーツカーと似た雰囲気で、その国産スポーツカーを自分が好きじゃないという、「最初から気づいているだろ」というところで長く所有するには至らなかったわけです。

アバルト124スパイダーを買ったことも、手放す理由のひとつになった?

もうひとつ、メガーヌの納車から数か月後にアバルト124スパイダーを増車したことも、この手放すことに影響したと考えます。

 

国産スポーツカーが好きじゃないと書いておきながら、思いっきりロードスターやんけ!!!というところは突っ込みどころでしょうけど、ロードスターってオーナーが口をそろえて言うように「沼」なんです。

 

荷物も乗らない、人も乗らない、実用性のかけらもないけれど、オープンにして流せばそこにはメガーヌにはない独特の世界観があり、その世界観はバイク乗りには特にハマるところがあるんだと感じます。

 

その沼にはまってからは、全然メガーヌに乗らなくなっていき、売却した時点ではおよそ2万kmしか走らず、11か月未満で2万kmという距離は歴代最短…なんならメガーヌより数か月遅く納車したアバルトでさえ半年経たずに2万kmを超えていることを踏まえればいかに乗らなかったかというのがわかるはず。

 

まーでも、一番の理由って聞かれたら「MTがめんどい」って答えるかもしれない(何

 

なんにせ、人とクルマは相性っうのがあります。別にフランス車が合わないわけではないし、というより歴代最短距離・最短維持期間のクルマがルノーであるとするならば、歴代最長維持期間を誇ったのはプジョーの3008だったのでやっぱりクルマそのものとの相性だったってことなんだろうなと思います。

 

でも、ハマる人にはハマると思う。

ゴジラのような?

売却ということで、ノーマルに戻していくんだけど、ご存じのとおりこのメガーヌ納車からだいぶ姿かたちが変わってます…ゴジラのようにいくつかの形態があるのです(ぉ

<第一形態(納車時点)>

純粋無垢な納車時点は当然ながら外装もフルノーマル!!わずか数か月で面影はなくなったけれど、実は自分はこのスタイルがあまり好きではないのです…っていうか、ホワイトってボディ色が地味すぎて無理でした。

<第二形態>

ワンポイントアクセントが欲しくて追加された赤ホイールの第二形態!おまけにドアにトロフィーステッカーでちょっとまぁなんかアンバランス感がある。でも、ホイールを赤にするだけでもだいぶイメージは違う。

<第三形態(外装)>

このあたりから外装に着手、フロッグドライブのリップを装着した。

 

自分はエアロがあまり好きではなく、過去の所有車ではあえてウィングを外したりしていたので、はじめてエアロを付けたのが実はメガーヌだった。このメガーヌでの経験を基に、数か月後に購入したアバルト124スパイダーのチューニングコンセプトが決まっていったりしたので、勉強的な意味合いもあった。

<第四形態(派手)>

こいつのメガーヌといえばコレっていうう強烈なインパクトを残したのが第四形態の深谷ウィングとラッピングを施した仕様…もう当初の面影なんかどこにもないし、同じクルマだよと言われても「えー」ってなるやつだ。

ただ、自分の中ではラッピングで変化したあのスタイルのメガーヌが、好みのデザインの完成形だったので、やりきった感はあって大満足ではある。もちろん、外観だけではなく、内面もかなり手を入れていたので、やれることはECUとかその辺くらいしか残っていなかったと思う。この時点でカスタム費用で安い軽自動車なら余裕で変えているし、ZH2の購入金額を超えている(ぉ

<最終形態>

オーバーフェンダーが装着され、「マクドナルドの痛車か?」と言われた、痛くないけど、痛車みたいなクルマが最終形態。

 

本来は<第四形態>で完成形だったはずが、あのままだとホイールがぎりぎりフェンダーからはみ出て車検に通らず、仕事でつかえないという指摘があり、苦肉の策として講じられたのがオーバーフェンダー化。なので売却までのおよそ11か月で大きく5回のマイナーチェンジを施され、最終的には見るも無残な姿になったわけです。

 

こんだけコストかけて…とか言われるのは重々承知なんだけども、趣味の世界なんて基本的に100%無駄の集まりなので後悔もしていなければ、反省もしていない。やることはやって、みたかったものは見れたし、個人的にそこで満足していればItsOK!ってやつです。

純正戻し

B型人間なので割と意思決定は早いですというか、何も考えていない(ぉ

 

なので売却も一気に決めて、なんだかんだ2週間ですべてにケリをつけたわけですが、その短期間で外せる部品は全部外すという無茶をやってみました。

 

で、最終的に車体に残ったのはこんな感じ。

消耗品を強化したり、そもそも簡単に外せない場所&純正を捨てたので戻せない個所もあるのでリスト化すると割と残ったパーツが多い印象。なにせカスタマイズ費用だけで200万円かかっているので、それくらいのパーツはある。

シートも純正に戻した。これを書いている時点で、次のクルマは既に契約済みなのだけど、その次のクルマにプジョー3008、メガーヌと渡り歩いたレカロのRMS2700Gは使えない。

なぜか?単純な話でシートレールがレカロ純正からも、社外品でも出ていないから。

 

なのでシートはいずれ売却される流れになると思う。アバルト124スパイダーに、RMS2700Gを入れることはしない。あのクルマは一定の快適さがないとNGだ。

ホイールも純正に戻された。独特なオフセットとリム幅を持つ、中古で買ったホイールや、カスタムペイントしたホイールの2セットが在庫されているがそのうち売却する。いかんせん、赤いホイールは履く人のセンスを選ぶ。

 

タワーバーも撤去し、ヘッドカバーも戻す。

タワーバーを外すときに一時的にボンネットダンパーを外すので、つっかえ棒がないと頭に直撃する。

 

無駄に高かったリチウムは鉛バッテリーがないのでそのままでお渡し。

リチウムどうなの?って人はそれなりにいるけれど、メガーヌ3のRSに関して言えば、「きちんと処理」をすればなんの問題もなく使える。最近では二週間くらい乗らないなんてこともあったけど、一度も不安定な動きを見せたことがない。電源系が弱いと言われるルノーでもそれなのでなんの問題もないけれど、ひと処理しないとエラーがでるのだけは注意である。

 

そんなこんなで最終的なスタイルはこんな感じになった。

<4.5形態>みたいな状態。見た目が変わっただけではなく、補強がすべて撤去され、ホイールも重くなったため、走らせてみると印象がだいぶ違う。

 

これが素のメガーヌだったっけ?と思うくらいに直進性もなければ、ステアリングを動かしたさいのクルマの動きも曖昧だ。

 

驚いたのは外した補強が山の字に歪んでいたことだった。その補強はリアフロア下のバーだったんだけど、ぶつけたわけでもないのにたわんでいたということはそれだけボディに横方向から力がかかっていたということだ。

 

サーキットを走ったわけでもないのにそれなので、そもそもメガーヌの基本設計が古いことも考えるとそれなりにボディ補強って意味があるんだなーとか思ったり、思わなかったり、知らんけど。

査定に出す

パーツを外すためにご尽力いただいた安定のオレカさん、いつもありがとうございます。

ブログ都合上、話が前後するが査定を行ったのは次のクルマを契約した後の話になる。そもそも駐車場さえ確保できるのなら、増車でも困らないくらいの話ではあるので、仮に値段が1円だろうがなんだろうが構わないの精神。単純に置き場がなく、言い方は悪いが邪魔なので売却しなければいけないから売ることになる。

 

ところで、カスタマイズしたクルマの一般的な査定が多くの場合絶望的な額になることは書くまでもないと思う。

 

「200万円もカスタムに使ったんだから、その分も上乗せ!」

 

そんなことは普通の買い取り業者じゃまずありえない。それを望むのであれば、リスク覚悟で個人売にチャレンジしたほうがいい。

 

自分がクルマ屋だと考えて、こんな得体のしれないクルマを買いたいと思うか?

商売は趣味ではないからね、売れる・売りやすいクルマを仕入れたいというのが業者の本音と思えば、自分の好みなんてものはどうでもいい。市場から評価されるモノが正義なので、自分でやっといてなんだけど、このメガーヌの値付けは絶対に難しい。

 

そもそもメガーヌ自体の価値も高くはない(ぉ

 

同世代でライバルとされたFK2なんて最低価格は300万円手前からだが、DZF4Rのメガーヌは100万円台で買える。シビックであれば、多少カスタムされていてもいいお値段つきそうではあるけれど、まぁメガーヌだからね(´;ω;`)ブワッ

 

というわけで、前回のプジョー同様にMOTAを利用して一括査定。

1位と2位以下の金額差が激しすぎるので、この場合の1位は完全に上位に表示させるための策だと思われるし、絶対にこの金額はでないし、なんなら現地査定に来た中ではぶっちぎりに低い金額を提示したのでそんなもんです。

 

この提示額を見る限り、相場観としては120万円前後でしょう。

 

自分が次のクルマを買ったショップの査定では100万円と言われたので、一般的に買取専門業者じゃない店の買取価格が低いという現実を考えるとまぁ120万円が妥当なlineなんだと思う。

 

MOTAで申し込む際にカスタム多数と書き写真も貼り付けたので、フルノーマルだと思って値付けをしている業者はいないと思いたいけれど、逆にここまでやって120万円も値段がつくんだね、7.8万km走っているのにって感じはある。

 

なんなら4年で11万kmくらい走ったプジョー3008よりもずっと高い(ぉ

結果としては3社の中で唯一140万円の値段を付けてくれた店へ売却。最初期に次期クルマ購入店でつけられた100万円から考えれば40万円もUPしたので個人的には納得感はあり、3月末の寒く大雨の降る朝にメガーヌはドナドナされました、次のオーナーにかわいがってもらうんやで☆(ゝω・)vキャピ

 

正直なところ、物にそこまでの愛着がないので別れのときも特になんとも思わない。むかしはそうでもなかったんだけど、歳をとったせいなのか、単純に職場で毎月大勢の同僚を見送っているせいなのか、なんというか別れそのものに慣れてしまい、ルーティンの一環って感じでさよならできる。

 

メガーヌについても「メガーヌの駐車場に一時的にアバルトおいて整備ができるな」くらいにしか思わなかったので、割とドライな気持ちでした。

メガーヌのよかったところ・だめだったところ

最後にこれだけまとめておこうかな。

<よかったところ>

① 故障個所がはっきりしている、かつ言うほど壊れない

② 燃費はそこまで悪くないが、もう少しハイギアでもいい

③ 古の国産スポーツカーのようなホットハッチなFWDを低価格で楽しめる

 

<だめなところ>

④ 内装がチープ

⑤ 内装ドアハンドルがもげる

⑥ ライトが死ぬほど暗い

⑦ ホイールが全然選べない

⑧ 荷物が載るようで載らない

⑨ ちゃんと整備できる店をみつけないとやっぱり厳しいことは厳しい

⑩ オイル量が半端ない、維持費はそれなり

 

①については、本当に意外なほど壊れない。それに壊れるところがはっきりしており、クラッチダンパーやエンジンヘッドのオイル漏れ、エアコン系は死ぬけれど、逆に予防や対策のとりようがある。SNSなんかを見ていると現行メガーヌのほうが積載車に載っているような気がするのは気のせい?

 

②燃費もそこまで悪くないし、高速をちんたら走れば13km/L以上は走る。ただ、ギアがクロス気味なのでどうしても踏みたくなるので燃費は悪化しがち…もう少しハイギアでもよかったんじゃね?特に6速とか思うけど、そもそもニュル最速を狙ったクルマなので街乗りよりもサーキットに特化したギア比なのかもしれない。

 

③についてはとにかく安いので若い子でも買いやすいんだと思う。シビックタイプRを100万円台で探そうと思ったらもうそれ事故車じゃね?って感じのやつしか出てこないか、もしくは20万kmくらいは走ってそう。そう考えると、若い子が3ドアで280馬力近く出しているハイパワーFWDで楽しみたいって要望に叶うのはメガーヌだと思う。シビックにタイム的には負けているとはいえ、実際に素人同士が走ればそんなことは気にならないし、安定方向に振っているシビックに対して、リアを流してでも曲げる!みたいな特性に仕上がっているメガーヌは古典的なFWDスポーツカーなのが楽しい。

 

④…ルノーに内装の華やかさを求めるな、以上。現行モデルでも、同じフランスなら圧倒的にプジョーの方が未来を生きている、ルノーは良くも悪くも大衆車のチープさがある。これがいいって人にはいいんだろうけど、自分は好きじゃない(ぉ

 

⑤ドアハンドルは絶対に持つな!いいか、絶対だぞ!って整備に出す店や、同乗者に注意しなければならないのが面倒。さもなくばドアの内張が死んで数万円払うことになる。持っちゃだめなのにでかでかしたハンドルがついているって意味がわからないけど、とにかくもげる。だから絶対に触れるなよ!

 

⑥純正バルブが死ぬほど暗かった、というか雨が降ると何も見えない…今は純正バルブと交換するタイプでLEDもあるからいいけどね、、、いやほんとなにあれ?ってくらいに暗い。

 

⑦ホイールのインセットやオフセットが独特なので、履けないホイールがそれなりになる。ネット通販でメガーヌ対応とあったホイールも、車高を下げているにも関わらず余裕ではみ出た…

 

⑧そういうクルマではないけど、これをメインカーにするとなかなかつらい。ハッチバックだけどリアの荷物の出し入れは絶望的につらい。段差がでかいので腰をやっている自分には地獄でした…これも買い替えの理由かもしれないw

 

⑨壊れないとはいうものの、近場に信頼できるショップがないと維持はしたくない。自分の場合は某深谷が近かったので所有に抵抗はなかったけれど。。。壊れないとはいえっても、それなりのスポーツカーだし、古いし、壊れるものは壊れるし、維持費はそれなりに覚悟はしなければいけないけど、なんだかんだノウハウがあるショップと付き合いがあれば割安に維持もできるし、安心だ。

 

⑩維持費に絡んで…オイル量が6リッターくらいあるので、普通に2万円くらい交換で飛ぶ。フィルターも入れると3万円近かった記憶があり、距離を乗る人にはなかなかどうかと思うところはある。ミッションオイルやクラッチフルードもそれなりに熱を持つクルマなので交換が必要なので油脂類は割とかかる。ただ、タイヤは2万km近く持ったので、重量とパワーの割には意外と減らなかった印象がある。

 

そんなこんなでメガーヌさんとは11か月のお付き合いでしたが、楽しいクルマでした。こういうクルマは若い頃に遊ぶには最高ですが、自分の年齢や好み的な面を考えるとちょっと違ったなという気づきもあったので…

 

というわけで、次のクルマは普通の実用的なクルマに回帰します。。。

 

なんだかんだ、プジョー3008もそうだったけど、そういうクルマが長く付き合えるんだよなぁ自分の性格的に。

 

ではでは。