ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

あと1年で死ぬとわかったとき、そのとき自分はどんなクルマを選ぶだろうか?

残された時間はあまりにも短い

大人の事情で降りたメガーヌの代わりに、次のクルマを探す必要があった、しかも割と早急に。

 

現在、アバルト124スパイダーを所有しているので日常的に足がないということはないけれど、でもあの2シーターだけではあまりに不便すぎる。大型の買い物はできないし、なんなら日用品だって下手するとギリギリで積めるか積めないかくらい…バイクよりはマシだけれど、生活環はほぼない。

 

何より仕事で使うことになり、メガーヌの反省も踏まえて「目立たない」、「車検に通らないようなカスタムはしない」、「実用的」なクルマを選ばなければいけなかった。これはもう半分以上は上司からの無言の圧だったりする(ぉ

 

前回のブログでは書いていなかったけれど、あのメガーヌは諸事情あって1年間は乗らなければいけなかった。その1年が過ぎようとしたころに、付き合いのあるクルマ屋が営業をかけてきたので候補は最初からいくつかあった。

 

今度は、スポーツカーにはしない。

 

メガーヌに乗ってはっきりとわかった、自分はあの手のスポーツカーが合わない。

ランエボのときもそうだったけれど、実用性を兼ね備えたスポーツカーに対してはなぜかすぐに飽きがくるし、なんというか長く乗れない。

アバルトはどうなんだ?こっちのほうがスポーツじゃないか!っていうのは前回のブログでも書いたけど、やっぱり相性問題はあって、もともとバイクから乗り物に興味を持っている自分としてはバイクのような乗り物っていうのはやっぱり好きだ。

 

アバルトにしても124スパイダーだから好きなのであって、これがチンクだったらわからないし、実際チンクを買っていないところからも自分の中で「合わない」と感じるところがあっての話なんだと思う。

 

まーそんな話はさておいて、次のクルマの話。

 

ここ最近になって、胸の中にもやもやしたものがずっとあり、それは「あと自分は何年生きられるのだろう」という言いようのない不安感が出てきたってこと。それは30代では感じたことはなかったけれど、40代に突入し、社会人としての人生ももはや中盤戦を超え、体力的な衰えなども感じてくると「生涯現役」と言える人がすげーなって思えてくるわけです。

 

休日の辰巳にいる自分よりもずっと先輩のライダーとかを見ていても、自分は果たしてその年齢まで乗り続けることができるだろうか?って思うところも最近あるし、そもそもいつまで生きられるんだろうか?ということも考える。

 

20代、30代くらいまではあった無敵感がなくなり、ぼんやりと死ぬことへの恐怖を感じ始め、そんな中で「自分が1年後に死ぬとしたら、自分は今どんな生活を送るべきなのか?」ということを考えるようになった。

 

それは趣味だけではなく仕事や日常生活についてもなんだけど、今回はその辺は省いて趣味の「クルマ」についてだけ書いておくと、1年後に死ぬとわかっていたら、いま自分は何に乗りたいんだろうって考えた。

 

そう考えたときにメガーヌは違ってた。確かに楽しいクルマだったけれど、これを終生のパートナーとして見ることはできなかった。

 

クルマに何を求めるか、どこを好むか?というのは人それぞれだけど、自分の場合は「エンジン」が割と大きなウェイトを占めている。レスポンスのいいエンジン、アクセルを踏んでいて気持ちがいいエンジン…メガーヌはスタイルや走行性能は別としても、エンジンがどうしても最後まで好きになれなかった。もちろんパワーもあるし、トルクもある、速いエンジンだけどそれだけだった。

 

自分が欲しいのは遅くてもいい、ただ気持ちがいいと感じられるエンジンだと思った。

 

アバルト124スパイダーに搭載されるマルチエアのほうが、そういう意味ではメガーヌのエンジンよりもずっと気持ちがいい。パワーは劣るし、トルクも劣る、でもアクセルを踏んでいるときの気持ちよさは半端ない。スピードなんか出さなくても街乗りで気持ちがいい、だから距離が伸びた。

 

だから、終生のクルマと考えたときに自分は「エンジン」でクルマを選びたいと考えた。

買える、買えないを別とすれば理想はやはりフェラーリのエンジン

自分はよく「どんなクルマが欲しいか」と聞かれると「フェラーリのエンジンを積んだランボルギーニ」と答える。フェラーリの自然吸気を、ランボルギーニのデザインに搭載したら絶対にやばい、心臓売ってでも買いたい!それくらいの理想形だと思ってる。

 

でも、現実的には自分の稼ぎではフェラーリにもランボルギーニにも乗れない…いや、ここ数年クルマとバイクに支払ったお金をすべて貯金していれば買えたか?って気もしないでもないけれど、まぁそれが無理なので買えない(ぉ

 

会社に出入りしているクルマ屋さんは、次のクルマとしてフェラーリのポルトフィーノとFFをお勧めしてきた。

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ナンバーがついたデモカーを会社の駐車場に持ってきてくれて、「あったなー…これ」と今の今まで存在を忘れていたくらいのFFだったけれど、ポルトフィーノかFFかだったら自分はFFの方が好きかな。。。

 

中古で1,600万円くらい…いやいや買えないってw

 

まー実際のところ、ローンは全然通るんだけど、クルマの趣味にそこまでお金を使いたくないので、現実的な金額で買えるクルマだろう!とちょっと怒った(何

 

で、フェラーリを試乗していてふと思い出した。

 

「フェラーリの血が流れるエンジンを積んで、それでいて安いクルマで、全然売れていなくて、実用的なのがある!」

 

はい、皆さんお気づきですね?

アルファロメオしか勝たん

ステルヴィオ クアドリフォリオがあるじゃないか!

 

あ、写真は買ったお店のやつを拝借してる。(ぶっちゃけ契約済ませているので、自分のものなので問題ないでしょ、知らんけど)

 

ステルヴィオはアルファロメオ初のSUVとされ、日本市場には2018年に導入。先行して日本市場に導入されていたセダンのジュリアと共通のプラットフォームを持つので「スカイラインとスカイラインクロスオーバーみたいなもんやろ」と思われる、なんじゃそりゃ。

 

で、ジュリア同様にハイパフォーマンスモデルとして、2.9リッターV型6気筒90°バンクで510PS/600Nmの頭おかしいエンジン積んだグレード「クアドリフォリオ」がステルヴィオにも設定。デビュー当時はニュルブルクリンク世界最速のSUVだったぽい。


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タワーバーがついているので、これを「量産」というか怪しいところはあるものの、量産型SUVで世界最速という、SUVにおおよそ求められていない要素が売りだったやつ。ちなみにラップタイムの7分51秒はこの世代のメガーヌ・トロフィRよりも速い。

メガーヌ3R.S.時代のニュル最高タイムは7分54秒だったかと思われる。

エンジンがただ凄いだけでタイムが出せるようなサーキットではないし、そもそも1.9トンもあるクルマで全開アタックしてブレーキがよく持つな…という感想しかない。動画を見ていても、動きがピーキーすぎません?って気がする。

 

SUVとしてのライバルはBMWならX3M、ポルシェならマカンとか?ランボルギーニのウルスがニュルで7分47秒だったらしいけど、なんにせ「お前たち、サーキットでタイム競うクルマじゃないだろ」ってのが正直なところ。

 

自分も別に速さ云々でステルヴィオ クアドリフォリオを選んだわけではないし。。

 

メガーヌにのって、コンパクトハッチはやっぱり自分には向かないと気づかされ、一度GRヤリスとかにも興味は持ったものの、あのサイズ感では結局不便なことには変わりがない。競技車に近いクルマは、自分の使うシチュエーションでは結局のところ飽きが先に来るし、自分が過去一番長く乗ったクルマはSUVのプジョー3008だったことも踏まえると「やっぱりSUVが好き」ってことになる。

 

ジュリアとステルヴィオは悩んだものの、ジュリアのリアバンパーが車止めにヒットするという致命的な弱点が日常使いのハードルの高さもあり、セダンよりはSUVのほうが実用性も高い(結局トランクの使い勝手を考えるとジュリアもメガーヌもそんなに大差ない)SUVで面白そうなヤツ…となったときにステルヴィオが最有力候補になった。

何よりも、このエンジンが最高だ。

 

フェラーリのV8から2気筒ぶった切って6気筒にしたと言われるエンジン…もうね、音が最高だし、アクセルを踏んだときのフィーリングがやばい。V型6気筒ツインターボで似たようなエンジンでは、自分がずっとほしかった現行フェアレディZもそうなんだけど、RZ34は実際に運転させてもらうとイマイチだった(デザインは10000点満点だ)。

 

RZ34はもちろん素晴らしいクルマなんだけど、転売ヤー価格を払ってまで欲しいかと言われると、これに700万も800万も払えないと思ってしまうのが事実。そこからさらに自分好みのフィーリングにするために100万円近くカスタマイズ費用をかけると思うと、だったら最初からポルシェとかフェラーリを買った方がいいんじゃね?って気がしてくる。フェアレディZはもはや、プアマンズポルシェじゃないw

 

ステルヴィオ クアドリフォリオは新車価格だと1,100万円を超えるプライスなので、おいそれと買えない価格帯なんだけど、中古車市場を見ると二回目の車検を迎える年式が500万円台と新車の半額以下で出てきている…買いやすい時期なのだ。

 

おまけに、低走行距離の中古が異様に多い。

 

どうもこれ、BMWやメルセデスから高級路線のステルヴィオに乗り換えた人が、思ったほど自分に合わないと思いすぐに売っちゃうことが理由らしい。よくも悪くもイタリア車は緩いので、ドイツ車の硬め・重めのフィーリングに慣れた人には合わない。

 

そんなわけで全体的に走行距離が低いものが出ているので、自分が購入したものも車検付けてもらって保証を入れても600万円弱で買えた。

 

フェラーリは買えなくても、フェラーリの血が流れるエンジンは買える。

 

自分が1年後に死ぬとわかっていたら、最後に乗りたいものはこの馬鹿げたエンジンを積んだSUVということになった。

普通に考えて、アバルト・イタルジェット・アルファロメオの3ブランドを所有するのは頭が悪いし、誰からも羨ましいと思われないのもいい。同じクルマ好き同士から見ても、この組み合わせを妬むヤツなんかいないし、それどころか同情されるか、脳神経外科を紹介されるレベルの愚行だと思われるはず。

 

だが、そこがいい。

 

職場で若手が次から次へとフェラーリやランボルギーニを買う中、上司としての立場もあるので変なクルマは乗れない。アルファロメオならフェラーリに対しても母を気取れるし、フェラーリほど周囲からの視線も感じない。気軽に乗れるという点でアルファロメオしか勝たんということになる。

中古車探しは悩まない

中古のステルヴィオ クアドリフォリオ自体、そもそも多く出回っていない。

 

なにしろ、日本市場におけるステルヴィオにおけるクアドリフォリオの販売台数はぎりぎり3桁いってるんじゃね?くらいだというのが、過去のリコール情報を見ているとわかる。そんな感じなので遭遇率はイタルジェットとそんなに変わらない、なんなら自分はクルマ屋でしかステルヴィオのクアドリフォリオは見たことがない(ジュリア クアドリフォリオはよく大黒にいる)。

 

なので、中古車にしてもそもそも選べるほどたまがない。自分が見ていたときも10台も出ていなかったし、競争率が高いクルマでもないので急いで契約するようなクルマでもない。本当にアルファロメオが好きで、指名買いで選ぶ人くらいしか話題にもあげないようなクルマなので。

 

ステルヴィオ自体のトラブルはあまり聞かない。バッテリーが死ぬのはお馴染みらしいけど、致命的なトラブルはみんからとか見ていてもなさそうだった。それでもやっぱり故障したとき…特にエンジンが不調ったときは財布が死ぬ。

なので購入に際してはアフター保証が付けられるか否かで店選びをした。新車から年数経っていなければ保証継承もできるけれど、現実的に買える価格帯の中古は5年オチとかなので販売店保証か、保証会社の保証を付けるしかない。

 

そうみていくと、対象はほんと1、2台に絞られる。その中で、車検残が中途半端にあるより、車検取得前提で金額が出ていたショップかつ、アフター保証2年間で30万円で付けられるところから今回は購入した。

小傷はあるものの、走行2万km台なので状態は悪くない。アルファロメオのレッドは本当にいい、これ有償カラーで確か30万円くらいする。

 

元々1,100万円のクルマなので30万円の有償カラーと言われてももはや税金よりも安い支払額なので、これを新車で買えるオーナーが気にするようなもんじゃない(´;ω;`)

探していたタマは白か赤しかなかったけれど、メガーヌのときに白は単体色だと異様に地味だと思った、だからラッピングしたんだけどステルヴィオにはもうそこまでのコストはかけられない。

 

それに、実車の赤を見た瞬間に偉いかっけー!って思ったので迷わず赤にした。

 

室内の状態も悪くない、ほんと全然乗っていないんだと思う。

なにせ5年で2万km弱、うちのアバルト124スパイダーなら半年で走った距離なのだからちょっと信じられない。

 

諸々で580万円、アフター保証を付けたので合計金額は600万円を超えた。

さすがに今回はローンを組まないと買えないので、保証会社へ支払った30万円を除いてはフルローン(´;ω;`)

 

ただし、金利が1.7%と異様に安かった。

 

金利も購入時の重要な要素だった。車両ばかりで舞い上がってしまうと忘れがちだけれど、これを考えないでローンを組むと途中で完済しようと思ったときに意外と減っていないことがある。

 

同僚で300万円の中古車を金利6%弱でローンを組んで、1年後に完済しようと残債を問い合わせたら金利分も減っていなかったなんてことがあった。確か、金利だけで100万円近かったはず。途中で完済すればもちろん金利の分は差し引かれるとはいえ、ちょっとバカバカしい。

 

最近はカーセンサーなどでもローンの支払いシミュレーションができるから一度チェックはしたほうがいいと思われる(´;ω;`)

 

あと…ステルヴィオ クアドリフォリオに関しては自動車保険も罠だった。

今までずっと、多分10年くらいソニー損保で契約していたんだけどステルヴィオ クアドリフォリオはNGだった。。。正確には契約自体はできるものの、車両保険を付けることができなかったorz...

 

ネット損保は安さが魅力だけれども、高級車はこういうことが多々ある模様。ステルヴィオの場合は車両料率が最高クラスの「17」であるため車両保険の付帯ができないってことだったので、結局は代理店から保険に入るという手間が発生したし、同時にアバルトが加入していたことで効いていたセカンドカー割引もなくなることに。。。

 

ぐぬぬって感じ(´;ω;`)

 

ちなみに車両保険を付けなければ、ソニー損保では20等級で2万円くらいで保険をかけられるけれど、このクラスで車両保険を付けないやつおるん?って感じ。

 

そして、中古車なのでしゃーないけれどタイヤの溝がなかった(ぉ

車検に通るか通らないか怪しいってこともあるし、そのくらいサービスしてよ!タイヤ付けてくれたら買うわってことで商談してタイヤは新品にしてもらえた。

なにせ285/40R20ともなると1本5万円クラスでタイヤもそれほど選べない。P ZEROだと2本で12万円くらいになってしまう。

 

クルマがクルマなんだから、タイヤ代を気にする奴が買うなよって話だけど、ブレーキローターも1枚10万円超えているし、オイルフィルターも純正だと1.5万とか2万円近いらしい、社外でも1万円くらいする(フェラーリと同じらしい)。

 

当たり前っちゃ当たり前だけど、ハイパフォーマンスモデルなのでいちいち消耗品が高いから、ノリで買うと維持ができなくなると思われる。そういう維持費を気にする人が買っていいクラスじゃないんだけど、自分の場合はメインがアバルトになり、たまにしか乗らないからこれでもいいやって感じなので多分大丈夫…とはいえ、色々と節約しないと長期的にはやばそうだw

 

ま、一番ウケるのがエンジンかけてもらったらチェックランプが消えなくなったことだよね(何

営業さんちょっと焦ってたけど、訓練されたイタフラ乗りにとって警告灯はアクセサリの一部だから笑って見過ごせる。

 

その話を会社でしたら「普通はチェックランプが点いたクルマは買わねーよ」ってことらしいけど、ランプは光って当然でしょ?むしろ光らない方が壊れてるんじゃね?って思えてきたら、あなたはイタリア車に乗る資格がある。

 

ちなみに、うちのアバルトはかれこれ3か月近く消えていない警告灯があるし、それが消えると他のところが不調になる。いいじゃない、そういう人間くさいところがイタ車の魅力だ。

 

前オーナーが付けてくれた排気バルブ開閉リモコンもあった。

クアドリフォリオはレースモードにすると爆音になるけれど、レースモードは電子制御が全カットされる未亡人製造機になるので常用は好ましくない。

 

V6の快音を普段から聞きたいという人向けにいくつかのショップからリモコンでバルブを開閉できるキットが売り出されていて、それが最初から付いていたのでお買い得だった。これ単体でも数万円からものによっては10万円近く、かつ工賃もいるので…あとから付けようと思っていたのでうれしい誤算だった。

 

メガーヌと違い、若干特殊なクルマなので後々整備も任せられるショップがよかったので、今回買ったお店は自宅から40kmくらい離れた隣の県ではあるけど信頼はできそうなのでいい店で買えたと思っている。

 

40kmもあるのか?って、メガーヌでお馴染みの某深谷は同一県内だったけど80kmくらい離れていたのでw

 

今後は主にこの3台、痛々しい生活をお届けします…

124もステルヴィオもイタルジェットも乗っている人が少ないからか、そこまでブログでも見かけないし、情報がなさすぎる…まぁ124はベースがロードスターなんで整備とかで困ることはないんだけども実際に乗ってみてどうなるかというのも備忘録的に残していけたらいいねと思ってます。

 

そもそも、興味を持たれないから売れてねーんだよっ!って話はなしで。