ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

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OBDⅡから読む加給圧は不正確なのかを検証する

ブーストメーターを付けよう!

ブーストメーターは必要なのか?

個人的に、後付けのメーターって「いにしえ」の道具だと思っていて、若いころはおしゃれ的な意味合いで付けてはいたものの、ここ10年くらい後付けのメーターはさっぱり付けていなかった。

 

後付けメーターが必要になるクルマは、チューンドカーのイメージが強く、ライトチューンくらいであれば特段必要もないと思うし、是非はともかくとして最近はOBDから情報を抜きとれるのでレーダー探知機でも結構な情報は読み取れる。

124にはユピテルのレーダー探知機「LS2100」を設置しており、正確な車速を取れるようにOBD2から情報をいただいている。

OBDから抜き取れる情報のひとつにブースト圧があった(左下)

ただ、ある人に「OBDのブースト圧は正確ではない」と言われて気にはなっていた。

 

いやいや、そんなことあるけ??

 

サブコンが付いているなら、それはわかる。サブコンは、純正のブーストセンサーを誤魔化して、より多くのブーストをかけることでパワーアップするそうなので、センサーから情報を読み取るOBDの数値は誤魔化された値になってしまう。

 

ただ、サブコンもついていない状態でOBDと、実際にインテークパイプから取るアナログなブースト計で数値が大きく乖離するなんてことがあるのだろうか?

 

別に確かめる必要もないのだが、「正確な数値がわかれば、今よりもっとブーストをかけてパワーアップもできり」といわれていたので、OBDから取るブーストの値は不正確を検証するためにブースト計を付けることにした。

貰い物、いにしえのDefi

とはいえ、無駄なものにお金を払うのもなぁ…と躊躇していたのは事実で、地味に後回しにしていたところでもある。

 

だって、あってもなくても困らないんだもん(ぉ

 

パーツはそれなりに買っているが、基本的にはメンテナンスであることがほとんどで、消耗品の交換や不調か所を直すことにばかりお金を使っているし、あとは快適性の向上とか?

 

ブースト計はそのいずれにも当てはまならない、臓器で言えば肝臓だか心臓だか盲腸だか忘れたけど、それなりに必要のないものって扱いなのでためらいは大きかったわけだが、会社でたまたまクルマが好きな…もとい2CVをメインカーに使っているような変態なおぢさまと話している中で、このブーストの話になった際「家にブースト計あるからあげるよ」とまさに棚から牡丹餅、二階から目薬?とにかくキタワーなことになったのでありがたく頂戴した(後日、ての字のウナギをごちそうした)

 

そんなこんなで我が家にDefiのRaceGaugeターボ計がやってきた。

ブーストメーターを装着しよう(電源確保編)

Defiと言えば、10年くらいに乗っていたランエボのときにはBF(これもまたナツカシイw)を付けていたが、今回は単体での運用を考えているのでDefi-Linkである必要もなく、コントローラーも必要としていないRaceGaugeはぴったりだった。

 

マニュアル自体はWebにも転がっている。

幸いにして、ロードスターのような大人気車種はみん〇ラとかを見れば、どこから電源を取ればいいのか先人たちが教えてくれているので助かる。

 

ただ、イグニッションでONになる電源がいまいちはっきりしなかったんで、今回はACCから電源を取得することにした(そのうち直すかも)。

 

ACCとイグニッション、どちらもスタートボタンを押したときに通電されるものだが、ACCはエンジンがかからなくても通電するもので、イグニッションはエンジン始動に必要なもの。

 

どちらもキーONで電気が流れるため、常時電源のようにキーOFF時の電力消費はないけれど、ACCから電気を取ると、ACC⇒イグニッションのときに再度「電源OFF⇒電源ON」となり、一度メーターが消灯して、また点灯するという気味の悪い挙動を取る。

 

別に気にしなければ気にならないといえばそれまでなんだけど…

 

自分のクルマで、ACCからエンジンをかける際に再起動する機器があったら、それはかなりの確率でACCから電気を取っているものです。

 

電源はオーソドックスにヒューズから取りたい。

前オーナーが走行中でもTV見れる装置や、フットランプ、ドラレコなどを付けていたため配線がかなりごちゃごちゃ。

 

実はドラレコは動いていない(故障)に気づいていたので、このタイミングでドラレコを撤去し、配線を纏めることにした。

 

Defiのケーブルの長さでは届かないので、延長ケーブルを自作して1.5mくらいのマージンを取った。

ロードスターの内装は数分でバラバラにできるから、かなり整備性がいい。オーナーの多くは目をつむっていてもマツコネディスプレイ外すくらいまでは5分以内にできるんじゃなかろうか(さすがに目を開けないと無理)。

 

ヒューズボックスはガラガラw

こんながら空きなヒューズボックスとか見たことがないw

 

役割は説明書にあるように、こんな感じ。

これと、先人たちが図った常時電源やACCで通電する場所リストを参考にしつつ、前オーナーが行った配線も参考に「常時電源」、「ACC(イグニッション代わり)」、「イルミネーション」を取る。

 

ヒューズは低背ヒューズを使っているので注意。

これ、ドラレコとかなんでもそうなんだけど、バイクでもない限り低背ヒューズ電源が最初からついている機械は多分ない。ロードスターで低背を使っているのはグラム単位の軽量化のためとかって理由があるんだろうか…知らんけど。

 

メーターで常時電源って何に使うの?って思ったが、これやるとわかるんだけど、常時電源が接続されていないと、エンジンを切った際に、そのときの針の位置で止まってしまい、次にエンジンをかけたときに0に針がリセットされるという、これまた気持ち悪い動きをする。

 

常時電源があれば、エンジンをきっても通電はするので、ちゃんと0の位置に針を戻してくれるというわけだ。

 

イルミネーションはライトが付くと減光してくれる、まぁそんな感じで3つの電源を取得したので、次はエンジン…インテークパイプからブーストセンサーに向かうパイピングをしよう。

ブーストメーターを装着しよう(エンジンルーム編)

車内側は問題なく装着完了、作業難易度としては全然難しくない。

 

エンジンルームも先人たちの知恵を拝借して難なく作業ができる。

 

使った部材と工具はざっくりこんな感じ。

インテークパイプからブーストセンサーに分岐させるための三又のサイズが結構太いサイズなので、このジョイントを入手するのに時間がかかった。Amazonになく、オートバックスのWebショップで在庫ありになっていたので購入したら、届くまで一週間もかかってしまった…どこの店舗に在庫あったん?火星??

別に10-4-10の三又でなくとも、2段階くらいの変換を噛ませて、細くしてあげればできないこともないので、時間的なものを考えればそれが一番早かった。

 

ただし、余計なジョイントを増やすとその分トラブルが発生するリスクは高くなるので今回はそれを避けたかった。

 

CLIC-Rの工具は必要か不要かと言われると微妙だけど、専用工具があると楽にホースを外せるので、そのためだけに買った。高いものではないし、1本あってもいいかもしれない。

 

ブーストセンサーはエンジンルーム、バルクヘッドにちょうどいい突起があるのでここに固定。M6だったか、そんなナットでいける。

車内へのケーブルは、みんなボンネットオープナーのワイヤーが出ているグロメットから車内に引き込めると書いていたけど、うまくいかなかったのでフェンダーの隙間を通して社内まで引き込んだ。

特に問題はなさそうだったのでこれでよし。

 

だいぶ大掛かりな作業になったし、部材が揃わずなんだかんだ一週間かかった(何

HKSのジョイントさえ早く届いていれば、数時間で終わった話なんだけどなぁ。。。

 

完成するまでの間、トランクが悲惨なことになっていたのは秘密だ。

OBDとオーソドックスなブースト計、数値は違うのか?

早速、取り付けたのでOBDとの数値の違いを検証した。

 

結論から言えば、少しも数値は変わりない(ぉ

なんなら小数点以下の数値が正確にわかるのでOBDのほうがブースト管理という意味では適切な管理ができるんじゃないだろうか?

 

応答性についても、視認している限りは一緒の動きをするのでほぼずれもないと思う。

 

このことから、フルチューンで1秒たりともブースト計から目を離したくないとかでない、一般的なクルマの使い方をする人であればOBDから取得した値でも十分と言える。

 

もっともレー探なので、探知機側がレーダーをとらえているときは画面がMAPになるためブーストが見えないから、毎秒適切な管理がしたいという要求には合わない。

 

合わないものの、そんな実際ブーストをみる機会はないので、自分の用途であればOBDのレーダー探知機におまけでついてくる車両情報検出機能で十分だと思った。

 

手間とコストの割には、見た目くらいの満足感しかない。

 

でも、大半の人に取れば社外メーターなんて見た目9割でしょうよ…と思わないこともないので、カッコいいしいいか…で今は自分を納得させている。

余談だが、ロードスターのスペース的な都合で、φ60とか大きなメーターはおすすめしない。φ54など小さめの方が設置場所的にも邪魔にならないからおすすめです。