2年半で9.0万kmなのでそれほど乗れたというわけではありませんが、コロナ禍ではそこまで走れないというのは致し方ないところ。車検が来年2022年2月だったか3月だったかなので半年前くらいなわけですが特に乗り換えたいクルマも存在しないため引き続きこのプジョー3008は車検を通すこととなりそうです。
輸入車で車検を通したことがありませんが、いろいろな情報を見る限りそこまでバカ高いということはなさそうです。そもそも車検の基本料金は店舗でもある程度決まっており、プラスアルファは車検に通すための不具合修理であったり交換部品が多いからという要素が大きいのです。
普通の感覚の人が年間どれくらい走るかわかりませんが、自分のペースで行けば10万kmで車検になるでしょうから、そうなれば多くの消耗品は一周以上は確実にしているわけです。タイヤなんて何セット目かもわからない。
そうしたいわゆる過走行気味であると車検のときに消耗品を交換するのではなく、車検前に交換が終わっているので逆に車検のときにあえて変えるようなものが少ないので一気に支払う金額は大きくはないわけです(トータルでは過小走行車よりは支払いますが)。
プジョー3008の消耗品で効果なものがなんだったかと言われれば今のところはブレーキローターとパッドではないかと思うのですが、これは距離を乗らない人であればおそらく手放すまでに一度も交換しない人だっているんじゃないかというような部品です。
誰もが等しく、三年という初回車検で交換するものと言えばワイパーなどのゴム類、油脂、そしてバッテリーなのではないかと思います。
まだ2年半しか乗っていませんが、さすがに距離が10万kmに手が届くところまで来たこと、そして夏場でバッテリーに負荷をかける環境でもあったことから最近アイドリングが不安定になり、目に見えて「こりゃあかん」となったので交換をしてきました。
バッテリーは高い
オイル交換とついでに量販店での交換です。Amazonなどで買えば半額くらいで買えたというのはあるのですが個人的に通販で買ったバッテリーをディーラーとかに持ち込むのは仁義が切れないと思っているのでやりたくなく、バッテリーくらいは自分で変えれるしなというとこともあるのですが、少なくともプジョー3008や308シリーズのバッテリー交換は腰に自信がないのであれば避けるべきものです。
それくらいに奥まった位置にあるのでヘルニア持ちとしてはやめておきたいのとオイル交換ついでに今ここで変えた方が良いなってところで交換に至りました。
それにしても定価で4.7万円、そんなにバッテリーって高かったっけ?いうほどバッテリー交換したことのあるクルマはないのですが、ランエボ(CT9A)の寒冷地仕様のバッテリーであの有名ブランドのものでも1万円くらいです。
そう、4万円とかしたことないよなぁと。ランエボは箱根でバッテリーが死にかけ、麓のオートバックスで買ったのですがそれでも1万円弱だった記憶があり、さすがに5万円近いバッテリーというのは驚きを通り越してビビるものがあります。
そもそもアイドリングストップ装着車のバッテリーは高いというのは定説なのですが、バッテリーにかかる負荷が高く専用の設計になっているためとのこと。ただ自分のようにアイドリングストップは一切使わない、毎回OFFにしてから走り出すみたいなユーザーも相当いるとは思うので本当に無駄なものだと思いますw
アイストで排ガスはたしかに減るかもしれませんが、それだって微々たるもの(チリツモですけどね)、それよりも専用に設計したバッテリーにかかるコストのほうが環境負荷はともかくとしてユーザーの負荷は高いわけです。バッテリーだって処分が必要になるだろうし環境負荷だってゼロではないわけです。
今後EV車が増えればバッテリーのリサイクルはより大きな課題となるでしょうし、それをユーザーが負担するのか?というのもなかなか悩ましい話です。
もちろんアイドリングストップすべてを否定するわけではないのです。
ADV150にもアイドリングストップは付いていますが、それは渋滞でSTOP&GOが増える場面を除けば基本的にONにしていますが、二輪車の場合は振動と熱が減るのでライダー保護の観点からも非常にアイドリングストップはありがたいものです。夏場の通勤でアイドリングストップがあることがどれだけありがたいか…スクーターなので熱はもともとライダーに当たりづらいとはいえ、それでもやはり熱源が一旦止まること、そして疲労に直結する「音」と「振動」が消えることが二輪車ではどれだけ有用なものかを思い知りました。
ただプジョー3008、もっといえばディーゼル車においてアイドリングストップはどうなのかというのが個人的に「?」なところでアイドリングストップからの復帰の振動がディーゼルでは激しいこと、そしてディーゼルはちょい乗りNGみたいなところがあるのに毎回信号でエンジンを止めたらそれってちょい乗りじゃないの?っていうところもあって3008では全然使っていません(たまに止め忘れてストップすることはあるけど)。
ちょうど実験されている方のブログを発見しましたが、スカイアクティブとプジョーのようなディーゼルは方式が違うとはいえプジョーのディーゼルもDPF再生はどこかでしているので結局アイドリングストップでDPF再生の間隔が短くなれば煤を燃やすために余分な燃料を消費するし逆に燃費に悪影響なんじゃないのかというのは思うところ。そもそもバッテリーへの負荷を考えてのこともあり自分はアイドリングストップをOFFにするのでプジョーとスカイアクティブが同じような結果になるかはわかりませんが。
高いとはいえ交換ペースを考えれば納得か
オイル交換と合わせても1時間弱くらいで終わったので割とさくっと終わったようです。交換後は目に見えてアイドリングも安定しこれでまた2年は安心して走ることができるでしょう。あまりちょい乗りをせず、一度乗ると数百kmを走ることが当たり前にあるのでバッテリーへの負荷も短距離走よりは少ないでしょう。
金額はそれなりにしますが、年数は短くも距離で見れば9万kmで交換しているわけなので「使い切った」感はすごくあります。月割にすれば4.7万円のバッテリーも1,500円なので妥当だと思うことにします。もちろん安いことに越したことはないですが…純正バッテリーはもっとするみたいは話は聞くのでざっと5万円くらいだとすると車検の基本料金よりもバッテリーが高いんじゃないかということがアイドリングストップ車、もとい輸入車では起きてしまうのかもしれないため、一回に支払う費用を抑えたいのであれば車検に先んじて交換するか、車検後に交換というのもひとつの手かもしれません。なんにしろ年数的にも2年以上となればバッテリーはヘタるし、アイドリングストップを使わない自分のプジョーであってもアイドリングが目に見えて不安定になるくらいにダメージはあったので、バッテリーがなければエンジンすらかからないし余計なトラブルを防止するためにもどこかのタイミングでは交換してくださいねという話です。
今回ボッシュを入れて思ったのですが、2年半という期間を乗りプジョー3008はだいぶカスタマイズされたわけですが多国籍すぎるクルマになっていますw
車体:フランス
ホイール&ダウンサス&リジカラ&ブレーキ:日本
タイヤ:韓国
サブコン:イギリス
バッテリー&オイル&シート:ドイツ
エアクリ:アメリカ
細々した内装のパーツ:中国
もちろん細かいサプライヤーを見ればフランス産のパーツだけでできているわけではないですが、あとから入れたもの、使っているものは多国籍だなぁと思ったのです。
特定の国の好き嫌いはあるとはいえ、「よいと思えば使う、よいから使う」の精神がエンジニアとしてはあるので、あんまり生産国とかは気にしていないんですよね。
というわけで今回はバッテリー交換をした、という話でした。
ご覧いただきありがとうございました(´;ω;`)v
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3008に使えるバッテリーはこれでした、量販店の半額以下wwwww