3ヶ月に一度くらいのイベントAdblue補給がやってきました。
Adblueを採用するディーゼル車にとってはもう定期イベント、距離を乗らない人なら1年か2年に1回くらいかもしれないですが月間2〜3千kmとか乗っているとすぐに補充の時期がやってきます。
大変な作業でもないのでAmazonでAdblueを買ってさくっと補充しちゃいます。
フェアの案内が来たのでMC後の3008を見てきました。
MC後はディーゼル・ガソリン・PHEVの3つのパワートレインが販売される予定ですが現時点ではディーゼルしか来てないみたいです。
試乗車は白でした。
ヒゲも白だと思ったほど変な感じはなく、MC後を買うなら白がいいなと思います。
細々した変更はありますが、フェイスリフトとPHEV導入が大きなところとシステム系が最新にアップデートされているくらいです。
気になったのはグリップコントローラーのダイヤルが廃止されたこと。
小物入れにスイッチが入り、グリップコントローラーが消えた分だけ小物入れが奥方向に伸ばされています。
グリップコントローラーはなくなったの?といえばあります。
ドライブモードスイッチを奥側に押せばスポーツモード、手前側に押せばエコ→グリップコントローラーのモードに一段回ずつ切り替わるようです。
ODOメータの横にモードが表示されるよう508以降と同じになりました。
これは正直使いづらく自分はグリップコントローラーのほうが好きです。
奥まった位置にあるので使いづらさはありますが、ブラインドタッチ的に左1回でOFF、右1回でスノーになるのでわかりやすさはありますし、スポーツモードが独立しているので切り替えるときはすごく楽。ただMC後も奥に押せばスポーツに切り替わるし、通常はECOにする必要もないのでノーマルから1回押し込めばスポーツなのでそこまで変化はないのかと思いますが、これによる最大のデメリット…スポーツモードにしながらトラクションコントロールをOFFにできない弊害が出てきました。
9割くらいの人にはなんの弊害もないし、ただホイールスピンさせたいときに使いたいだけなんだけどね?(何
スイッチ1つに統合されたので見栄えはいいのかもしれないし、PHEVでのモードを考えると表記が固定されてしまうダイヤルやスポーツモード独立スイッチよりは部品点数削減できそうなのでコストメリットもあるかもしれないですけどね。
試乗してみましたが「ノーマルは素晴らしい」以上(何
だって比べようなくないですかw
試乗車は走行距離400km弱、こちらは70,000kmを超えている上に足回りは「ダウンサス」、「リジカラ」、「ブレーキパッド社外品交換」、「サブコン」、いまは純正ですが19インチの低扁平だって履いているわけです。乗り心地からなにからなにまでノーマルに対する評価は「乗りやすい」しかないわけですよw
チューニングされた3008との違いは大きく、空いている幹線道路でノーマルモードで踏み込んだときに「こんなに遅いっけ…」と思うほどノーマルはもっさりしており1.6tの重さを感じるのです。MODE1にしたときよりも遅い。さすがはサブコンって感じです。
乗り心地に関してはまだサスも硬いし、タイヤもほぼ新品なので比べるまでもなくですが…乗り心地、いいね(ぉ
すべてを犠牲にしてハンドリングを最優先しているので仕方ないですが、棘のない乗り心地って意味ではノーマル最強でしょう。
エコモードも試しましたがよくわからない。アイドリングストップが多様されるようになるとか、多分アクセルのレスポンスなどにも影響していると思いますがディーゼルだと低速のトルクがあるので多少もっさりされても気づきにくいと思われます。アイドリングストップはそもそもディーゼルで使いたくない人なので自分は使わないのでよくわからない…
ADASも改良されたクルコン、0発進ができるようになっていると言われても試さないし、ADASも高速道路でACC使うくらいでほぼキャンセルしているしなぁwと。。。
自分のようなアナログ畑でノーマルで乗る気が一切ない人にとって、今回の変更は外装面のインパクトが大きく取り立てて乗り換えるほどでもないな…という気がしました。
今回日本に導入されたディーゼルってかなり謎いモデルなんですよ。
3008はインテリアのモニターに変更がありました。
今回導入されたモデルではMC前と変わらないモニターになっています。
日本と同じ右ハンドルのイギリスモデルのカタログにも昔のモニターを搭載したモデルがあるのでそれはまぁよいのですが…
一番の謎は本国でも英国でも消えた2リッターディーゼルが存在していることです。
ディーゼルを表す「BlueHDi 130」は1.5リッターのディーゼル(308に積まれてるやつ)です。英国モデルも同様でディーゼルには1.5リッターしか残されていません。
ですが日本モデルは2リッターモデルが存在している。
勝手な想像だと2リッターディーゼルエンジンが余っており、それを使ったモデルを売りさばきたかったのかもしれません。
右ハンドルを同じとする英国の事情を見てみれば今やEVとPHEVで自動車販売台数の3割近くを占めています。
100のモデルがあるようなことが書いてありますね。
More than 100 plug-in car models are now available to UK buyers, and manufacturers are scheduled to bring more than 35 to market in 2021
さらに2021年に35車種追加されるようなことが書いてあります。
逆にディーゼルは大幅に販売台数を減らしています。
ガソリン車やディーゼル車は今後数を減らしEVとPHEVが市場を圧巻することがひと目でわかりますし、2023年度まで5万£(日本円およそ700万円)以下の車両に最大3,000£(日本円およそ40万円)の補助金を出すなど来たるべき廃止のときに向けて脱・内燃機関を加速させていきます。
そのような状況ではガソリン車の販売は厳しいものですが、プジョーの場合はガソリンモデルの1.6リッターエンジンとPHEVのエンジンはほぼ同じはずなのでそのまま使い続けることはしばらくは可能なはずです。
ただディーゼルエンジンは無理です。
特に2リッターディーゼルは登場からかなりの年数が経過しており、言ってしまえば枯れた技術の集合体、古いエンジンです。規制を突破するために8ATなどを搭載しましたがそれでも年々厳しくなる規制を突破するには難しいでしょうし、だからこそ308クラスでは既に2リッターディーゼルモデルはカタログから消え1.5リッターディーゼルエンジンのみとなっています。
だったら日本でも1.5リッターを売ればいいじゃないかとなるのですが、世界規模で売られている3008/5008/508用の2リッターディーゼルをいきなり廃止にするのは無理な話で、エンジン自体の在庫もかなりあったのではないかと思います。
ただし本国含む欧州地区で大排気量ディーゼルを売り続けるのは販売的にも厳しい、となれば販売先として白羽の矢が立つのは規制がゆるく売りやすい日本です。
日本ではディーゼルは売れ線ですし、輸入車のガソリン車はハイオクになりますがディーゼルは軽油、燃料コストや燃費などでハイオク車よりはメリットをアピールしやすく、プジョーのディーゼルは他輸入車ディーゼルモデルと比べれば破格に安く売れ行きも悪くないため、日本専売モデルを設定して2リッターディーゼルをさばいてしまおう!そんな考えに思えてしまうのは自分だけでしょうか、しらんけど(ぉ
MCならば同じタイミングでガソリン車両も出せばいいものを、ガソリンの登場は遅れること春になるそうなので、そうしたことからも価格的に安いガソリンよりも先にディーゼルを出して2リッターを売りさばき、ガソリンが出た直後くらいに1.5リッターディーゼル仕様を販売、起爆剤効果を狙う?
インポーターとしても特に悪いことはないと思います。
適当に書いているだけなので本意はわかりませんけどねw
個人的には2リッターディーゼルが消滅するのは悲しくもあります。あの怒涛のトルクと雑とはいえ豪快に回る感じは1.5リッターの上品さを増したディーゼルにはないものです。
車格をみても3008クラスに1.5リッターはどうなの?っていう気もしており、そういう意味では2リッターディーゼルが楽しめる日本は幸せなのかもしれませんねw
試乗のあとに千葉までドライブへ行きました。
やっぱり2リッターのディーゼルエンジンいいですよ。
サブコンを付けているとはいえ最大出力は200馬力、トルクは480Nmとトルクウェイトレシオだけで見ればPHEVの520Nmモデルと差がないくらいです。もちろん駆動方式の差があるのでよーいどんでは負けるかもしれませんが、そのトルクをFWDで出すものだからたまにじゃじゃ馬ぶりを発揮しますし、なにより車体が軽く感じられて怖いくらいですw
それにしてもやっぱり3008っていいクルマなんだよなーって思います。
新車の同じ3008から乗り換えたところで、70,000km走っているうちの3008に嫌な感じが一切ないのです。
取り立ててどこがいいとかって言われるとデザインが圧倒的に優れていることくらいなもので他の項目は大したことがない(ぉ
でも飽きないというかどんな新車に乗ったところで最後は「3008でいいや」になっちゃう。
「3008がいいや」じゃないんです「3008でいいや」なんです。
この違いって大きいと思います。
3008、こうなったら乗り潰すw
PHEVはちょっと気持ち的に微妙になってきました…その理由は後日ね。
そう、タイムリーに発生した久々の大きな地震があってちょっとね。
ではでは。