駆動系をバラそう
距離も2000kmを超えて在宅勤務も延長戦に突入した今、やることといえばもうパーツ交換しまくることしかないよね(ほんとか?)
ってなわけで買いました。
ADVANCE PROの強化ピンボス。
ピンボスって何?って人は多分これを読んでいる人の中にはいないと思うし、なんならスクーターなんかいじったことがない自分よりも立ち寄ってくれたみんなのほうが詳しいと思うのであれなんだけど。
プーリーの3番に該当する部品だな。
今回駆動系をいじるにあたりかなりスクーターの原理を勉強したw
GWも仕事だったんだけど、実はアナルが崩壊して勤務不能になって時間が無限にできたからね?(一日で復帰したけどw)
CVTの動作についてはこの辺を参照。
シンプルな機構で電子制御とは無縁な超絶アナログな動作をしてるんだけどよく考えられてるなぁと改めて思う。
パッソル改を作ったらバルカン1500のエンジンでCVT焼ききれそうだけどな。
え、みんな知らない?パッソル改・・・。
単純にドライブ側(プーリー側)はクランクの回転が上がると遠心力でウェイトローラーが外側に持ち上がり、パーツリストの4番のプーリーが内側に押し出されるとプーリー間の感覚が狭まり高速域にシフトするっていう単純だけどすげーなこれって原理なわけで、ピンボスはそのプーリーが回転する軸になっている部分。
強化ピンボスは純正比3分の1の重量しかなくとにかく軽い。
回転部分の軽量化は自動車であればかなり効くと言われているし、グラム単位の世界とはいえ150ccで15馬力しかない低排気量の駆動系でのグラム単位の軽量化はフィーリングもだいぶ変わるって話。
メーカーの話だとこういうことらしい。
驚きの軽量に成功することで、究極のレスポンスアップを演出致しました。
航空機などに使用されているJAS規格材料A7075超々ジュラルミンを使用し、表面には硬質特殊アルマイトを施し、高い耐久性を発揮致します。
駆動系プーリー側の中心軸付近が超軽量になる為、フライホイル効果は落とさず、エンジンのレスポンスが飛躍的にアップ致します。
本当ならプーリーやウェイトローラーの交換もしたかったけど、駆動系整備がはじめてなのでとりあえず簡単なところからってことでこれにした。
ピンボス交換とその前に
そもそも工具がなかった←
トルクレンチすらないのかよwwwwって、あまりに使わないから売っちゃったんだよね。。。
というわけで買い直し、そしてプーリーを外すためにユニバーサルホルダーを購入。
ADV150のプーリー周りは59Nmのトルクが必要らしい、駆動系だけに手るくレンチだとちょっと不安なのでそこはしっかりとね。走行中に駆動系が分解とか真面目に洒落になってないw
ユニバーサルホルダーはちょっと失敗した(ぉ
プーリーに差し込むピンの長さが全然たりなくて、すぐに外れてしまう。
今回はもう面倒だったので足で抑えてトルクをかけたけど、ちょっと工夫しよう。
それは後ほど。
PCXで腐るほどやっている人がいるのでやり方はその辺参考に。
カバーを止めているボルトの数が多すぎてピンボス交換よりボルト外している時間のほうが長かったんじゃね?くらいの印象。
駆動系こんにちは。
なぜかパーツリストだとプーリーをとめているナットが14mmってあるんだけど22mmだからね、それを外せるメガネとトルクレンチ用のコマは必須。
ぼくにもできた駆動系分解(ぉ
すごくシンプルだなぁ、ほんと。。。
カバーを外すのが面倒だけど、コツさえつかめばウェイトローラーくらいなら30分かからずいけるね、これがスクーターチューニングの初歩の初歩。今度やってみよ。
ピンボスの長さは純正のほうが長いのでAP製についてきたワッシャーをかまそう。
ボスの長さが短いとドライブベルトはプーリーのより外側に出てしまうので最高速を狙うなら短いほうがいいのかもしれないけど、ベルトの長さが足りないと外側には出れないだろうしあんまり短くても意味がないのかな?と思う。
むしろベルトに負荷かかるんじゃねとか素人ながらに思ったりする。
ワッシャーの位置は多分ここでいいw
これで純正と同じ長さになった。
とりあえず組み直してベルトをはめて終わり。
なんとなくコツはつかんだし、次回は全然もっと早く作業は完了できる自信ありw
カバーを締める前にエンジンをかけてちゃんと駆動系が回転することはチェック。
カバーを戻して試走して問題がないことが確認できたのでOK。
どう変化したのかは短距離だったのでよくわかんないけど体感できるのかなw
今回は駆動系メンテの第一歩としてだったのでいい勉強にもなった!
駆動系、どこまでPCXの部品が流用できるのかわからないけどいろいろ試したいね。いちいち金額も安いから失敗してもあまり痛くないのがいいところ。この気軽さが小型二輪の魅力でもあるのかなぁ、、、
ADVANCEPro アドバンスプロ/ジュラルミン 強化ピンボス PCX125