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最終日
三日というのはイギリス旅行にはあまりに短すぎる・・・旅行じゃなくて出張だけど。
最終日も雨、イギリスに来てからはずっと雨orz...
前週までは晴れていたとイギリスに住む友人が言っていたので、自分が雨男だったってことなんだろうね(´;ω;`)ブワッ
ただ気温は低く過ごしやすい、気候だけ見れば自分は日本よりもイギリスのほうが合っている気がする。
日本は蒸し暑すぎるよ・・・。
最終日を迎えた朝、帰りたくないなーずっとここにいたいなぁと思ってしまったw
初の海外は思っていたよりなんとかなった。
言葉がわかればもっと楽しい、それは間違いない。
英語力が死ぬほど低くてもソロでなんとかなるのだと、そんな自信を持てたからこそ楽しいと感じたのがこの最終日だったのかもしれない。
まーなんだかんだ言っても最終日。
夕方のヒースロー空港まで時間があるので悔いのないよう観光しよう。
大英博物館へ
イギリスと言えばここでしょう、大英博物館。
考古学は好きな分野でもあるのに、ここに来ないとかもぐりどころか死罪もの。
一週間滞在時間があったなら、自分はストーンヘンジとここには絶対行きたかった。
大英博物館も本気で回るなら1日必要とされたけど残念ながら現地時間13時に友達と食事の約束があるので都合3時間足らずで回る弾丸大英博物館Tour。
大丈夫だ、日本にいても弾丸だ、いつも弾丸しかない(きりっ
ただ大英博物館はキャリーとか大きな荷物は持ち込めない。
最終日でホテルもチェックアウトしなければならないので・・・。
日本なら駅にいけばキャリーすら格納できる大型コインロッカーもあるのだけど、そうした文化がイギリスにはない。
とりあえずチェックアウトするホテルで預かってもらえるのか?と「Could you please keep my baggage until 4 PM」とドキドキしながら質問したら英国紳士的なおじさまが「オフコース」と(´;ω;`)ブワッ
さんきゅーじぇんとるめん (´;ω;`)ブワッ
※現地の友人にサンキュージェントルメンは普通に言わないと教えられた。
そんなこんなで二日目同様にジュビリー線で行こうとしたら事故かなにかで改札が封鎖されており、別な経路を案内される。
どうやって行ったか覚えてないけど結局ジュビリー線とノーザンライン線を乗り継いでトッテナムコートまで行ったような気がする。
インターネットが使える限り、無敵だ、負ける気がしない。
大英博物館の手荷物検査はユニバ並みの簡単な検査なので余裕でスルー。
言葉も特に発する必要がないので最後に「Thank you」だけ言えればOKだった。
お礼は重要だぜ、日本人だからな。
大英博物館のエントランス・・・。
この規模感で無料とか信じられる?
入場料がない代わりに寄付してね♡方式なんだけど、全然するよ寄付!
お土産だって爆買いしてやるよ。
とりあえず見たいものは決まっているので、時間を効率よく使おう。
正直なところロゼッタストーンさえ見れたら十分だった。
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海外があれだけ嫌いだった自分が、死ぬまでまさかこれを見に来れようとは・・・。
読める!読めるぞ!
まったく読めない。
英語も津軽弁もわかんないけど、ロゼッタストーンはもっと無理。
ただの石板にここまで感動しようとは・・・。
これ、上野博物館とかで見ても感動しないんだと思う、海外に行くことが嫌い過ぎた自分が、イギリスに来てみるからこその感動だと思う。
他の展示物も感動的、ぜんぶがぜんぶお宝でただただ感動の連続。
日本でも特別展とかで見れるのかもしれない。
でもここではそれが常設されているんだ、凄すぎない?
写真撮影OKってんだからびっくりする。
載せないけどかの有名なジンジャーも見ることができた。
残念ながら我らが日本ブースは10月まで工事中だったようで入れない(´;ω;`)ブワッ
時間的な都合でアフリカや中国・韓国は飛ばしてしまった。
モアイだけは見たけど。
大英博物館を見学することができて、もうね、ほんと会社に感謝しかない。。。
外に出るとすっかり晴れ模様。
最後の最後くらい快晴であってほしい。
友達とはピカデリーサーカスで会う約束、歩いていけるので徒歩で最後のイギリスを堪能する。
ホームシックとか全然ない、逆に日本に帰りたくねぇなぁ・・・という気持ちが強い。
プジョーのパートナー(だよね、これ)はほんとよく目撃する。
日本ではバンモデルではなく乗用車タイプとなったリフターとベルランゴが10月に先行販売される予定だけど、本場で働く車として活躍するこいつらが見れるのは最高。
イギリスにここまで順応できたのは自動車文化が日本に似ているからかもしれないw
トヨタも三菱も日産も普通に走っており、右ハンドルだからほぼ日本だよここ。
言葉は通じないけどね。
ピカデリーサーカスには大英博物館からおよそ15分ほどで到着。
イギリスに来てからとにかく歩いた。
ピカデリーサーカスの大型スクリーンはドラマ「SHERLOCK」のOPに出てくる。
海外ドラマで見た場所に自分がいるというのは実に不思議な感覚。
ピカデリーサーカスだけじゃないけれど、SHERLOCKが好きならロンドンは歩いているだけで聖地訪問ができる。何の気なしに歩いた場所が、実はホームズが歩いた場所だったりするのだ。この出張で駆け足で回った場所も、あとでドラマを見ると「あそこだ!」と気付けるような場所も多かったよ。
日本で言えば渋谷のハチ公的なスポットだね、ここは。
普通に食事していたりするので不思議な感じだ、渋谷のハチ公前でホカ弁食べる的な光景が見受けられるが、ここはドラマでは爆弾取り付けられた人が立ってた場所だぜw
時間どおりにやってきたノースケンジントンに住む友達とランチ。
何が食べたいかと聞かれても日本食としか答えられなかった。
イギリスはいいところだが、食事に関しては日本がいい。
好き嫌いが激しすぎて食べ物に困るのだ、カップ麺が普通に手に入る国はいい。
友達の案内で街を散歩したり、スーパーで買い物したりした。
いよいよ終わりの時間が近づき、名残惜しさもMAXだ。
はじめての海外がイギリスだったのはある意味で幸せだった。
仕事でなければ日本から出ることなんかなかったと思うので、無理やりでも連れ出してくれた偉い人に全力で感謝しかない。
何事も経験だったね。
有名な極度乾燥(しなさい)
こんな日本語でもやっぱり日本語に出会うと落ち着くw
ZARAがあった。
そろそろ時間がやばいのでいったんホテルへ。
ロンドンブリッジ近くのMarketを案内してもらいながら、
地元にあった公衆市場的なやつなんだろうね、全然雰囲気違うけどw
帰りはパディントンからヒースローエクスプレスで。
いよいよお別れだ。
最後までエスコートしてくれた友人ともここでお別れ。
こういうつくりの駅を見るとやっぱり海外だなぁと思うよ。
帰りも会社が車を手配するという話もあったけど、鉄道好きとしてはね?
車窓からの景色は最高だった、これがイギリスかぁと余韻に浸る。
高速鉄道なので最高速度も160km/hくらい出ている。
勝手なイメージで海外の高速鉄道は日本に比べたらしょぼいと思っていたけどそうでもなかったわw
ヒースロー空港では出国のやり方がわからなくて少々戸惑ったり、帰りも自動化ゲートなのでパスポートを顔認証でスルーのはずでしたが、なぜかセキュリティに呼ばれてボディチェックされる(´;ω;`)ブワッ 自分の前後の人、中東系の人だったやん?なんでアジア圏代表みたいに自分だけ金属探知機とかかけられるん(´;ω;`)ブワッ
帰りが一緒だった上司曰く「君、見た目テロリストぽいからね」と言われる。
そんなわきゃない。
ゲートを突破したらあとは免税店で大人買いを楽しむ。
買い方がわからなくて戸惑うレジでなんか出せと言われたけど聞き取れなかったけど、搭乗券?みたいなのを見せる必要があったらしい、知らんがー。
羽田空港にガチャがたくさんあるんやろーとか思ってましたが、最後に小銭を使い捨てきるためなんだね・・・こんな基本的なことも、実際自分で経験しないと理解できないものだなぁと思う今日この頃。
帰りも会社がラウンジを手配してくれたけどギリギリまで買い物していたので。。。
滞在時間は20分くらいだったかもw
帰りもよろしくTRIPLE。
通路側希望で出したけど、帰りは窓側に。
しかも行きは中央席が空いていたけど、今回は満席。
日本には金曜日着の便だったけどこんなにも混むものなのか・・・。
帰りも羽田までの12時間の旅、トイレだけが不安なので下痢止めは間違いなく。
出発時刻の現地時間19時20分だったけど・・・。
アナウンスがあり、ヒースロー上空の悪天候のため出発が1時間遅れると。。。
20時過ぎ、およそ1時間の遅延をもって羽田行きはテイクオフ。
さらばイギリス(´;ω;`)ブワッ
何度も書くけどイギリスは素敵な国だった、次はプライベートで行ってみたい。
どうせ外の景色も見えないので帰りは爆睡。
行きと同様の機内食を期待したけど、イギリス発が日本の食べ物のはずがなく。
なんだこれはと思うような絶妙なメニューwwww
行きと同じクオリティを期待したけど、正直食べきれないほどに不味・・・ゲフン。
アイスすら食べきれないw
メシマズな国とはいえ、機内食は多少なりまともだと信じた自分が愚かであった。。
日本へはイギリス時間の6時、日本は15時くらいには日本列島上空に。
先月、車中泊したばかりの山形は鳥海山が見えた。
つい一か月前のことなのに、当時の自分が空からこの光景を見るとは思ってもいない。
人生一寸先はハプニングと、前の会社上司の座右の銘からパクらせていただくけど、ほんとそれだなぁ。。。
明日のことすらわからないのに、一か月後のことなんかわかるわけもない。
ミニチュアみたいに見える世界は面白い。
ユーラシア大陸も上空から見ると町が点在しているんだけど、飛行機から見るから近そうに見えるけど実際は街と街が数百km単位で離れているんだろうなぁと思ったり。
あれだけ嫌がった飛行機も慣れてしなえば純粋に楽しめるね。
あれほどに長く感じる東名高速における静岡エリアのようなユーラシア大陸からすれば日本列島なんざ神奈川エリアのようなあっという間感。
山形の鳥海山を眺めてから1時間もしないうちに羽田へ。
旅の終わり。
怒涛過ぎて疲労感もあるけど、見慣れた景色はほっとする。
13時間ぶりくらいに立ち上がると足が重いw
一度もトイレに行かなかった。
帰りはバス。
首都高の夕方の渋滞に巻き込まれて二時間以上・・・。
寝てても最寄り駅につくのは大きな利点だった。金曜日の帰宅ラッシュの都内の電車をキャリーを引いて乗りたくなかったんだ。
こうしてほぼ一週間の出張も無事終了。
総括:なんとかなる。
出張前はめちゃくちゃ不安だった、というか不安しかないし希望があるわけがない。
何しろ冗談抜きで英語ができないんだ、付け焼刃で英語を覚えてどうにかなるものでもないし、言語の他にも食事だったり常に下痢気味スタイルな自分が異国の地で大気開放(意味深)せずに数日間過ごせるとも思えなかった。
若いうちならまだしも35歳になっても経験していないことは無数にあり、まさかの海外初という高齢の自分の両親ですら経験したことをやっていない自分の愚かさを呪いながらも結果として楽しい時間を過ごすことができたのは、文明の利器がある現代に何を恐れることがあるものか!というところだね。
ぶっちゃけスマホとネットが繋がる環境があれば負けない(何に?
言葉の壁は厚かったけど、この経験を踏まえて英語をしゃべれるようになりたいと思えたことは自分で書くのもなんだけどよかったと思っている。
そんな経験をさせてくれた会社には感謝しかない。
百の知識よりも一の経験だと、ほんとうにそう思った数日間。
楽しかったぜイギリス!
必ずまた行くからな!
アディオス。