人間の法定1年点検
健康診断でバリウムを飲むのが久しぶりすぎた。
前職ではバリウムと血液検査がなぜか自費だった。
そもそも社長が健康診断費用を徴収しよう、我々は病気になどならないと意味不明なことをつぶやき労働安全衛生規則ってご存じない?と思わず真顔で言ってしまったこともあるくらいだった。
そもそも世間を騒がすコロナ問題でも前職場では「我々は健康産業に従事しており免疫力は高いのでコロナにはかからないので店舗の閉鎖もなければ従業員の在宅も認めないし、飲み会は会社のバーでやるから問題がない」と豪語しているようで、それを聞いた数名から退職したいと相談された。
今、退職すべきではないとおもうけどね、市場的に。
健康診断を終え、地味に16時出勤予定だったのでどこで時間を潰そうかと悩んだ結果、久しぶりに錦糸町に行くことにした。
カプセルイン錦糸町
錦糸町もニューウィング、楽天地といいサウナが多く、サウナを知るまでは興味のなかった街が今は素晴らしい街になっている、自分の中では。
今回はTSC(トータル・サウナ・コスト)的には少しでも安い方がいいなぁ・・・っていうか平日の昼間だしなぁということでまだ未体験だったカプセルイン錦糸町を選んだ。
楽天地やニューウィングとは真逆のスカイツリー方面へ抜けて徒歩数分にある。
なんというかサウナへの思いが爆発している(ぉ
2Fにあがり券売機で2時間コースを1,100円で購入。
さすがに平日の11時前という中途半端な時間だったせいか受付のお姉さんがあわただしそうにやってきて、はじめてですと伝えるとご丁寧に説明してくださった。
いやしかし、都内で2時間1100円って格安クラスだよなぁと思いつつ。
1時間だと800円なのでどうせなら心のゆとりを求めて2時間コースにしたい。
3時間だと長いが、1時間だと短い。2時間がある店は実に良心的だ(´;ω;`)ブワッ
3日間「500円」とかありえない金額でサウナが体験できるらしい。
レッドゾーンまで一気にフケるこの温度この陶酔感!
熱いと感じるサウナは無数にある。
それに、どんなサウナでもアウフグースを食らったらVTEC入ったみたいに一気に心臓がレッドゾーンまでフケあがる。
しきじの薬草サウナのように蒸気で蒸されて「死ぬほどいいぜ、たまんねぇ!」ってなるサウナもあるが、この錦糸町のサウナは純粋に「熱い」。
温度計は119℃を差し、室内はカラカラで熱気が肌に刺さる。
完全に火傷させにきてるだろ(´;ω;`)ブワッ
果敢にも1セット目で3段目を陣取り、日本のコロナ対策で首都封鎖するか否かみたいな話を眺めながら、なぜか斜めに取り付けられているタコメーター・・・じゃなくって12分計を眺め6分耐える。
サウナ室の前に広がる広大な水風呂がおふとんさんのように両手を開き待っている。
このサウナ、お風呂と水風呂の位置がまるで逆で面白い。
浴場に入ると湯船が1つデデンとそこに構えており、それを挟むように洗い場があるので誰でもその浴槽をお風呂だと思うが、7mの広大な水風呂なのだ。
普通のお風呂はなぜか階段で数段下がった先に薬湯風呂があるだけで、完全に主役が水風呂だ。
温度計がないので温度は不明だが、究極の水風呂を歌うだけあってかなりいい。
天然地下水はミネラルが豊富ということでやわらかさがある。
聖地「しきじ」の水に近く、何分でも入っていられそうな感覚。
「しきじの滝」より威力は落ちるが、天井から水が落ちてくるので全身で浴びることもできる。
なんと泳ぎもOKだ。
泳げないので水風呂で溺死はしたくないため、頭からかぶる程度にするが、堂々とこういうことができるサウナは素敵だ。
究極の水風呂を歌うだけのことはある。
頭から水を被って1セット目を終える。
ととのい椅子が1脚しかないので混雑時は大変そうだが、その場合は洗い場の椅子などで休むことになりそうだ。
「4セット目はないと思います」
3セット目までぎりぎりでこなす。
時間を6~7分を中段ならこなせる。
珍しく体に「あまみ」が出てきた。
4セット目は必要ない、この勝負は完全に3セット目で決まった。
とにかく熱い→水風呂キモチイイのローテで完璧に昼からととのえた。
この良心的な価格設定、激熱のサウナと極上の水風呂・・・宣伝文句じゃないけれどこれは確かにクセになる。
通勤路線が半蔵門ではないので毎日通うのは現実的ではないが、半蔵門を使うのであれば間違いなく週一ペースで通える店になるだろう。
それくらいにはよかったし、今度はゆっくりしたいなぁと思った次第。