プジョーと過ごす濃密な10か月
リア充がバレンタインデーと浮かれていた翌日の15日、うちのプジョー「3008」は12か月点検を無事に完了、何の不具合もなく、指摘事項もないままに終わった。
距離的にはそろそろ燃料フィルターを交換したほうがいいかもねとのことではある。
走行距離はおよそ34000kmだった。
一部で絶賛大不評なMyPeugeotAppで記録を取り始めた月から振り返ると・・・。
昨年の8月から12月までの平均走行距離は2,500kmとなり10月だけえらいことになっていた。
前車のフィアット「500X」は業務にも使っていたのでそれなりに距離は伸びる傾向にあり3年で7万km弱をノートラブルで走り切った(ただし、二回追突された)。
「3008」は完全にプライベート(1度だけ出張先の名古屋まで行ったくらい、あれも9割はドライブだった)利用なのにこの距離は我ながら凄いと思う。
納車直後のGWに無給油1000kmドライブで九州へも上陸。
長距離ドライブが好きと言いながら、九州に上陸したマイカーはランエボとバイクでハヤブサとこの「3008」の3車種しかない。
ディーゼル沼に落ちた。
ロングドライブをしたいと思わせてくれるクルマとはなんだろう?
フィアットも年平均では2,4000km、月平均2,000kmなので普通に車を使う人から見れば乗ったほうかもしれないが、意外や意外なことに一番遠くに行った場所がまさかの大阪や石川くらいまでだった。
フィアットがロングドライブに向かないわけではないが、ロングラン時にはどうしても燃費を意識する。輸入ガソリン車の場合は特にハイオク指定であることがほとんどでフィアットも例外ではない。高速燃費は9速ATの実力で伸びる傾向にあったが、同じ燃費を出すならガソリンよりも軽油の方がコストは低く長距離に行きやすい。
プジョーが誇る歴史あるディーゼルAH01ターボエンジン
長らくガソリン車でしかもハイオク指定が当たり前だった自分にとって「軽油」で「高燃費」のクルマは新鮮で、そしてそんなクルマが自分の使用用途には一番あっていると今更ながらに気づかされることになる。
高回転までぶん回せるエンジンは魅力的だが、それを愉しむならバイクでいいじゃないか。クルマに乗る時点で自分は快適性を求めているし、そこそこのパワーと豊かな低速トルクでどこまでも走っていけるクルマのほうが合っていた。
普通に庶民が買えるクルマじゃ、中古で数十万円で買えるバイクのGSX1300Rが叩き出す300km/hには届かないし、スピード狂をやるならほんとバイクのコスパが一番いい。
ディーゼルの低速からの力強さはたまらない。
ガソリン車は軽量化をすればその軽量化分をすぐに体感できるが、ディーゼルはそこまで変わらない。テンパータイヤを積んでいようが、おろしていようが、フル乗車だろうが、一人乗車だろうが、燃費にも加速にも目に見えて大きな変化が出てこない。もちろん微々たる変化はあれど、それはガソリンよりも体感しづらく、ほんとトルクが豊かなんだなと思う。
1,700kgに届く車体が高速燃費で20km/Lを軽く超えてしまうのだから、それを知ったら長距離移動はやめられない。
「3008」の維持費は
燃料費を別にすれば6,000kmごとのオイル交換とおよそ10,000kmすぎに訪れるアドブルーの補充が今のところかかった費用。
オイルに関しては5Lは必要になるし、クリーンディーゼル対応のオイルはそこまで豊富に選べるわけではないのでどうしてもガソリンエンジンに比べると割高になりがちで、純正指定のオイルに交換すると自分が買ったディーラーでは2万円近くはかかるそうなのでメンテナンスパックについているオイルを除き基本は社外品を使う。
保証の話などもあるので純正指定にこだわりたいというのであれば高いオイルを入れるのが当然いい、けれど自分が使うリキモリのオイルも5Lで1万円なので安いわけではなく、そしてドイツのクリーンディーゼルにも対応しているオイルなら当然品質は悪くない。
アドブルーの補充はガソリンスタンドでもできることがあるし、そこまで意識しておびえるものでもない。
リッター100円くらいだったし、1000km1Lの減りと考えれば1000kmごとにガソリンよりも100円の追加コストが必要になるという考え方になるか。
その100円が惜しいのならば最初からガソリンを買ったほうが幸せになれる。
他は出費を要する故障もなく、至って快調だ。
「3008」はガソリンorディーゼルどちらがいいの?
エンジンで両方が選べるモデルはそこが悩みの種でもある。
「3008」も1.6リッターガソリンターボと2.0Lリッターディーゼルターボの2種類があり迷いどころだ。(それでも308よりは迷わないw)piyoco-craft-works.hateblo.jp
いちばんは車体価格の差。
SUV PEUGEOT 3008 | PRICES & VERSIONS | 3008ラインナップの価格と主な装備
同じGT LINE同士で比較すると45万円差になるので決して小さな差ではないが、オプションのパノラミックサンルーフが必須と考えるとガソリンはファーストクラスパッケージが必須で、ディーゼルはパノラミックサンルーフだけが可能なので価格差は30万円となる。
価格差もそうだが、ガソリンとディーゼルでは燃費の差が大きく先日の改良でディーゼルはJC08の燃費が17km/L→21km/Lに大幅に向上した。ガソリンは15km/L。ざっくりハイオクを148円、軽油を115円として年間3万km走るとすると。
ガソリン:296,000円
ディーゼル:164,286円(△131,714円)
なのでおよそ2年半以上乗るのであれば両者の価格差はなくなるし、そこから先は燃費の良さもありどんどん差は開いていくのでロングドライブが好きならディーゼルはおすすめできる。
「308」なら一瞬ガソリンとディーゼルは迷ったかもしれない。
どんなに静かと言ってもディーゼルらしさは十二分にあるので気になる人は気になると思う。
前記のオイルやアドブルーのことを考えれば短距離メインであるならガソリンでも十分だと思う。
プジョーのディーゼルは露骨にDPF再生がわからないというが、見えないところでこっそりやっているそうなので短距離走行が多ければその辺りでディーゼルでも燃費の悪化や不具合に繋がるトラブルが出る可能性はある。
ある程度の長距離を乗るならディーゼル、短距離メインで「3008」という車種を気に入っているならガソリンでいいと思う。
後悔のない選択
どこに行くにもプジョー「3008」が一緒にいれば最高の旅になる。
ロングドライブが多くなったのは単に燃費のよさもあるけれどプジョーの乗り心地のよさやシートの出来栄えのよさも大きく貢献している。
SUVにありがちな本革ではなくアルカンターラとレザーを用意してくれているのもいい。正直書けば本革シートは座面が滑るので嫌いだ。快適ドライブにはいいかもしれないが、ハードに攻めたときにお尻が滑るのだけは許容できない。
そんなシートはさすがはフランス車、ロングドライブでも腰痛がでない。
納車半月で下道レーシング1000km以上を可能を実行して、ほんとうに耐えられると知った。
ロングドライブの成否を決めるのは燃費ではなく、ドライバーが車内でどれだけの時間耐えられるのかという要素も大きい。
i-Cickpitによる抜群の運転のしやすさもいい。
プジョー「3008」は1日1000kmを近所と言えるような距離ガバ勢にもお勧めだ。
なにしろ運転席に座るたびに、よっしゃこれから500kmくらいドライブ行くかと思えるし、500kmなら軽油も半分ちょっとでいける距離なんだから時間と会社を休むという社会人としての何かが許せばいけない距離でもない。
そしてパノラミックサンルーフの開放感、これのためにプジョーを選んだ。
ADASやCarplay対応など一通り最新の装備はついていながら500万円以下で買えるこのクラスの輸入車SUVは実はそれほど存在しないというよりかはたぶんプジョーしか存在しない。
装備の充実さ、メーカーOPでつけるものはファーストクラスパッケージくらいしかないというくらいに最初からありとあらゆるものが付いているし、なんなら普通はOPになるフロアマットまでグレードによっては付いている。
ぜひ装備を見比べてプジョーのお得感に触れて欲しい。
点検後のノベルティでいただいたサーモマグとなんか(何
彼女のぶんまで頂いて大変恐縮でございました(´;ω;`)ブワッ
次は燃料フィルターの交換で入庫しますね!
納車10か月を経過して、なおも相棒として日々活躍してくれている「3008」、今度はどこへ行こう?