既に一か月以上昔の話なのに、いまだに書き終わらない北海道クオリティ…
ピッチあげて頑張っていこう(´;ω;`)ブワッ
Day7
釧路の名所?迷所?関東在住民が絶対に行かない場所
Day7はのんびりスタート。
泊まったゲストハウスでお気に入りのドンキで2,000円もしたサンダルを、誰かが間違えて履いていきやがりサンダルレスになってしまった…代わりのサンダルはいまだに買えていない(´;ω;`)
確か、メガーヌのシート交換を頼んでいる最中、ASM横浜さんの近所のドンキで買ったやつ。滑らず、履き心地もよく、普段から素足でいることの多い自分には最高の相棒と呼べるやつだったのに…というか、他人のサンダル間違えて履いていって気持ち悪くない?大丈夫?息してる?死ねばいいのに(唐突な暴言)。それくらいに気に入っているサンダル…というか10月とはいえ、けっこう寒いはずの北海道でサンダルを日常的に履いている人ってそんないないと思うし、気づけよなぁ。。。
これにより、自分は二度と釧路に行かないことを決意した。
Day7は遅めに活動を開始したのは、お目当ての施設の営業時間が8時半だったか、そんなもんだから。この日は、釧路で用事を済ませて、阿寒湖でマリモのお土産を買い、帯広に泊まる予定で動くことにした。
実質、このDay7が道東エリア最後の日となる。
今年見るべきエリアは全部見れたんじゃないかな?
一旦、根室方面へドライブし、ほどほどの時間になって釧路市街地を目指す。
そして、やってきたのはここだ。
どこ?!
陸運局だ(ぉ
自販機でお金を払い…
書類を買う。
そして、しかるべき手続きを行い…
お土産をGET。
検査標章を買った(というか、発行した)
なんと、このクルマ・・・前オーナーが何を思ったか、点検時期ステッカーだけでなく、検査標章まで剥がしていた…ありえんでしょ。。。
買ったお店もそれに気づいておらず、なんかずっと違和感あるな…と思ったらそれだった。普通に意識しないと気づかんて。。。
この標章は全国どこの陸運局でも即日発行可能なため、ナンバーと違うところでもOK。ただ、陸運局が開いている時間が限定的で、普通に働いている人にはいきづらすぎるんで、なんか平日休みかつ陸運局があるあたり…ということでDay7の釧路となった。
まー北海道に旅行に来て、検査標章をお土産に買う奴は普通おらんよな。どこで発行しても同じだし。
そして、のんびりと洗車。
釧路を後にする。
マリモを買いに行く
Day7までで泥まみれになったアバルト124スパイダーを、やっときれいにできた。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、常にオープンで走っていると室内も砂と埃っぽくなる…内装の生地を見てもあまり目立たないが、ウィンドディフレクターを見るとクリアレッドが砂で悲惨なことになっている。
そんな釧路をあとに、阿寒湖方面へと北上する。
阿寒湖アイヌコタンへやってきた。
ここは道内最大のアイヌの住む場所らしい。もともと、その昔にアイヌの人の生活を守るためにここの土地を無償で提供した人がおり、そこから定着されたみたいななんかそんな感じ。
木彫りのクマが欲しいわけではなく、阿寒湖と言えばマリモ。マリモもアイヌコタンに行けば買えるんじゃね?ということで訪れた。
写真はないけど、マリモは無事にGET。保冷バッグに入れて本州まで持ち帰る。二度も阿寒湖に寄る効率の悪さはあるが、生き物であるマリモは1日でも早く自宅に持ち帰りたいので、ぎりぎり最終日に近いタイミングで購入したかった。
ゆっくりしたかったが、この時点でお昼前…まだ移動距離としては微妙な感じだったので先を急ぐことにした。
紅葉の湖
アイヌコタンを出て、帯広方面へ進むと、すぐにスマホが圏外になった…ただ、道づたいに去年も行ったオンネトーの看板が見えたので、一旦寄り道でそちらへ進む。
目の前に見えるのは、雌阿寒岳。「雌」という字から想像がつくように、阿寒湖の東側には「雄阿寒岳」もある。この雌阿寒岳は活火山で2006年に一度小噴火したらしい。この雌阿寒岳を見たアイヌたちはいくつかの伝説作り上げてきたという。
そんな雌阿寒岳に向かって進んでいくと、硫黄の匂いがきつくなる。雌阿寒温泉だ。一度は行ってみたいとは思うものの、去年もなんだかんだ行かなかった。自分のツーリングだと温泉でゆったりということがほとんどない…Day7までを振り返っても、いわゆる温泉ぽい温泉に入ってないことを見てもそれはわかると思う。。
そんな温泉を進んだ先にあるのがオンネトー。
雌阿寒岳の噴火で川がせき止められてできた湖とのこと。
酸性のため魚類はおらず、サンショウウオとザリガニは住んでいるらしい。
目の前には雌阿寒岳と雄阿寒岳がペアで見える。
周囲を散策できるらしいが、ヒグマ出るしね…
なお、この先を進んでいっても、ナビに指示された帯広への道へはつながっているそうだが、短い区間だがオフロードがあり、車高の低い124で進むにはちょっと躊躇してしまい、結局は来た道を戻ることとなった。
上士幌ランチ
足寄に着いた頃、時刻ア既に13時を過ぎていた。移動距離は短く、まだ200km弱。
足寄は昔働いていた会社の同僚の実家があったはずだ。そんな足寄は「町」としては日本最大らしい(北方領土にある町をカウントすると2番目とのこと)。同僚も「うちの町は日本一でかい」ことを盛んに自慢していた。
これだけの面積を誇るのに、鉄道は2006年を最後に廃線になっているのも北海道って感じがする。最寄り駅までは40km以上あるそうだ。
先ほどの写真、正面には足寄駅とあるが、廃線前から複合施設として使われていたものがそのまま残されている。
北海道に来ると、本州ではなかなか見かけない廃線跡をいたるところで見ることになるが、人口数と面積を考えるとコスト的に割に合わない路線がほとんどだろうし、バスで十分ということになってしまう。それでも、「駅」がこうしていまだに残っているは、鉄道に対する地元民の思いがそれなりにあるからなんだろうねとは感じる。
帯広にまっすぐ向かうのではなく、途中で上士幌へルートを変えた。
14時半から仕事が入っていて、オンラインでつなげなければならないため、時間的には上士幌の道の駅で一旦休憩だろうと考えた、それにまだ昼食を食べていない。
13時40分すぎに道の駅に到着。
去年は確か、夕方に到着し、パンか何か食べた記憶がある。
仕事がはじまるまで30分弱、大慌てで食事をとる。
地元の牛を使ったハンバーグは大変美味でした。
気分的には仕事を放棄して、観光に回りたいが、仕方がない。。。ここでなんだかんだ1時間弱の停車を余儀なくされ、今日はあとどれだけスポットを回れるか…時間との勝負になってきた。
千と千尋スポット?
15時を過ぎる、日没までは2時間を切った。帯広に行く前に2か所だけ寄り道だ。
そのうちの1か所は然別湖、昨年タウシュベツに行こうと思って道を間違えて途中まで行って引き返した場所でもある。
途中の駐車場から見下ろした士幌の街並みが最高だった。
自分は大自然は少し薄暗くなってから見たものが好きだ、理由はわからないけど。
標高があがり、一気に気温が下がる。パーカーなしでは、もう耐えられない気温だ。
それもそのはずで、然別湖がある場所は標高810メートルで、北海道にある湖ではもっとも標高の高い場所にある。然別湖の手前には針葉樹が並び、その標高の高さを伺わせた。
ちょうどここを訪問する前日に、某ユーチューバーが同じ場所で撮影していたことを知る。マイナーだと思ったけど、案外メジャーなのか?w
クルマを停めて、湖に向かって歩く。
ちょっとわかりにくいな。
湖面に向かう線路、いわゆる千と千尋スポットとかって呼ばれる湖底線路。
電車が走るわけではなく、船を引き上げるためのもの。
湖をぐるりと回って北側から士幌に戻るか、来た道を戻るか…
日没まであと1時間…今日のラストはナイタイ高原牧場へと向かう。
間に合うか?
高原の夕暮れ
数十秒のシンキングタイムの末、来た道を戻ることにした。距離的にはどちらも変わらないが、ここに来るまで、対向車にほとんどすれ違わなかったこともあり、交通量の少なさが実証されている道を通ることにする。なお、ナビ的には到着時間はさほど変わらないようだ。
懐かしい歌
鹿追町から然別湖までのルートは、途中でいい感じの峠道になる。今日もほとんど直線のような山道ばかり走ってきたので、コーナーが連続する道は純粋に楽しい。
はじめての道でも124は抜群に扱いやすい。上りでも特段不満を感じない程度のパワーと、ロードスターベースの穏やかなシャシーでコントロールがとにかくしやすい。危険な速度域に入る前に車体が限界を伝えてくれるので、ほどほどで自制できる。
この扱いやすさが知らない、はじめて通る道でも不安なくドライブできることにつながり、そしてそれはロングランをする上では疲労の少なさにもなり、何時間だって運転できる。
スポーツカーでツーリングは疲れるというけれど、意のままに動いてくれるクルマは逆に疲れないと思う。電子制御バリバリで、自分の意図と反する動きをされる方が「ズレ」を感じてしまいストレスだ。そのわずかなストレスが、長時間のドライブで蓄積され、最終的に大きな疲れを生む。疲れは言わずもがな、事故に直結する要因になるし、事故を起こせば走れなくなる。
北海道を走り、より124のすばらしさに気づくことができた(´;ω;`)ブワッ
そんな広大な道を走っていると、iPhoneがナツカシイ歌を流してきた。
ALFFEの「BOY」だった。
めちゃくちゃ懐かしい!2002年放映のアニメ「フィギュア17」の主題歌。
このアニメ、舞台は北海道で美瑛とかあの辺だったはず。一瞬だけ気球大会?の舞台として上士幌も出たはずだが、詳細は覚えていない。
知っている人がどれだけいるんだこれ…でも、北海道に来る少し前にYoutubeでプレミア公開されていた気がするので今どきの人も目にしたことがあるんじゃなかろうかと。
北海道が舞台の作品は数多いけど、自分は風雨来記だった。
あんな旅をしてみたいと思いつつ、まぁそれは去年バイクでやったけれども。
他にも鉄道員だったり。
振り返れば地平線だったり。
舞台となった場所に足を運び、体験することができた。ツーリングの目的地にはどこも最高の場所だった。
そんなことを思い走り、日の傾きが大きくなった頃、ナイタイ高原牧場のゲートをくぐった。
夕暮れ時が好き
去年もナイタイ高原牧場は夕方に到着しており、テラスは閉まっていた。
ただ、自分はこの場所は夕方、日が沈むころに訪れたいと思っている。
この光景に出会えるのは夕暮れ時だけ、これがいい。
テラスまで上がると、閉館してるため人は少ない。
ほとんど人がいない中、強く冷たい風が抜く場所にいると、なんともいえな気持ちになれる。
朝まで居た釧路はわずか100km先だ。
100kmと言えば、関東で言えば東京から群馬くらいだろう。下道で行けば渋滞で途方もなく時間がかかるが、北海道時間なら快走路を2時間といったところだし、その道中もよい景色とよい道を堪能できる。
空と大地のコントラストがいい、だからナイタイ高原牧場は夕方に来たかった。もちろん、日中は日中で素晴らしい景色なんだろうけど、こういうセンチメンタリズムを強く感じられる風景が好きなんだ。
2年連続で訪問しているが、ここに入ったことがない。
次に来るなら、開いている時間に来てもいいかなとは思う。。。
ナイタイは下のゲートが解放される時間が決まっている。
この時点で17時前なのでまだまだ時間に余裕はある…が、とにかく風が強くて寒い。。
絶景を堪能したので、そろそろ帯広へ向かおう。
北海道はどこに行っても絵になる写真が撮れて楽しいね。
初!帯広
確か、ナイタイ高原牧場から帯広までは50km弱で、時間にすれば1.5時間ほどかかる。
かわいい感じの看板を横目に、一気に南下する。
空の色が素敵だった。
帯広市内に入ると、北海道に来てはじめての渋滞を体験した。
関東にいると当たり前の信号の数だったが、北海道ではなかなか経験することのないものだったから、身体がついてこない。帰宅ラッシュとはいえ、都内と比べたら全然流れている方なのに、身体が完全に渋滞を拒絶して、ブレーキを踏むのがつらい。
去年、帯広には来ることがなかったが、わざわざ北海道に来て都会?に足を運ぶこともないよなぁという気がするので、宿泊という目的がなければ寄らなかっただろう。
明日は早朝から行動予定なので速めに給油を済ませた。
宿までもう少し距離はあるが、本日はおおよそ450kmと北海道に来てから一番移動距離が少ない1日となった。
泊まるホテルは帯広の郊外?にあった。
パークゴルフ発祥の町らしい。河川敷でやっているイメージが強いパークゴルフは1983年(自分と同い年だ)にこの幕別を発祥として生まれ、北海道がコース数では日本1らしい。そもそも自然ばかりなので、その辺で普通にできそうな気がする(失礼)
ホテルに到着した。
今日はちゃんとした個室+ベッドだ。前日はドミトリー、その前は個室だったけど快活なのでマットなので、両方の条件がそろったのは数日ぶりだ。まぁ眠れりゃどこだってかまわない。
食事と帯広といえば六花亭らしいのでバターサンドを買いに外に出た。
夜はさすがに冷える…パーカーだけだと少し寒い。
夕飯は近場にあったインディアンというカレー屋さん。
北海道で二番に美味しいらしい…一番は家庭の料理だとかなんとか。
素朴な、癖のない味だった。
少し早い時間だったのか、お客さんは少なかったが、自分が食べ終わるころには次から次へとお客さんが入ってきたし、持ち帰りがかなり多かった。
ホテルへ戻る途中、アパートを見ると屋根付きの駐車スペースや小屋が付帯しているところが多いなと気が付いた。豪雪地帯だとスタッドレスタイヤは必需品だし、雪かきなどの道具も保管しなければいけないから、デフォルトでアパートに収納場所があるってことなんだろうか。。。すごいな、北海道。
というわけで、Day7も無事に終了!
北海道も残すところあと2日、アバルト124スパイダーは無事に帰れるんだろうか?帰れるだろ、安心と信頼のマツダ車やぞ?
というわけで、まだまだ飽きずにお付き合いをよろしくお願いいたします。