2016年4月26日(仏滅)。
納車日はいつも悪天候というジンクスが破られた(´;ω;`)b
自身9台目にして、初の納車日快晴。これがFiatの底力か!?となんだか運命を感じます?
フィアット500Xは昨年発売されていたはずだけどいよいよどこでも見かけることがなく、兄弟車のレネゲードは週に何度も目撃するのにこいつはきっと自分のクルマが最初の1台になるのか…と思っていたら今朝、洗車に行く途中で見かけた。
納車日に目撃するとはこれもまた運命か…
お店の前に置かれた500X。
エボと並べると全然ジャンルが違うなぁと改めて思う。ディーラーまでの最後の30分弱の旅は割りと陰鬱ではあったけれども、実車を見ると気持ちはすっかり500Xだ。浮気症なB型だから仕方ないといえば仕方ない。
嫁さんは人生初の納車日を迎えるのでどんな感じなのかと割りとドキドキしていた模様。普通だよ普通、とんでもない納車体験がしたいならレク◯スにでも行くしか無いんじゃないかなぁ…まぁ大仰にやられるのも面倒だし、そもそも自分がそんな納車をお客さんにしたこともないので割りとどうでもいい。
そういえば納車日にこんな記事があがった模様。
フィアットにもディーゼル車の排出ガス試験で不正疑惑 - Autoblog 日本版
今回の新たな衝撃の種は、ドイツの『Bild am Sonntag』紙が最初に報じた。同紙は「500X」の検査でこの時間ベースの方法が発覚したため、現在フィアットはドイツ当局による調査を受けていると伝えている。
これがかの法則というやつだね。
ぼくが買ったブランドは震えて眠れ。
そんなこんなで500Xとの対面。
直線から曲線へ?デザイン意匠は大きく変わった。ガンダムルックがちょっと抜けた愛嬌のある顔になりました。子供受けという点ではエボのほうがいいんだろうし、ぼくもエボのほうがカッコいいと思っていたんだけど見慣れると500Xの顔はこれはこれで親しみが持てる。
全力でこ◯す!なエボとなんか怒っている気がするけどあんま怖くないぜって500X。
デザインは面白い。
ディーラーOPはステッカーとペダルだけ購入。
ステッカーはぶっちゃけ真正面から見るとただの白ラインで、高いところから見るとはじめて”500X”の文字が見える無駄仕様。背が高すぎてルーフの文字なんか見えやしない。
マンションの2F以上から見下ろせば「おお!」となる。
嫁さんは帰宅後、これを眺めて「かっこよすぎ!!」とはしゃいでくれた。
納車説明もざっくり保証とか書類にサインして終わり。どうせ聞いても忘れる。
説明書がやたら分厚い…本国仕様と説明書が変わらないのに無駄に日本語なので設定のないサンルーフなどの説明もあって見ていると「本国仕様のこの設定がいずれ日本仕様にも来るんだろうな」なんて思ったりする。車検証入れはお洒落だ。
国産車あるあるのビニルの販社名が入ったケースとは比べられないほど。
コストは掛かるんだろうけど、ケースがしっかりしているとそれだけで満足度もあがると思うんですけどね??輸入車で300万円そこそこのクルマができるのに、国産で500万円近いクルマでもそれっていうのが昔から解せぬだったんですが、あとから自分で社外品に変えればいいやと無視していた部分だけにフィアットのこれは驚きです。
車検証はグローブボックスに入らない?
お、一応入るやんけ!
…
……
蓋は閉まらんけどね(ぉ
説明書だけ取り出して車検証はテンパータイヤ脇に置きます。
最初からここに収まるべくして収まるみたいな絶妙なスペースがありました。
タイヤで汚れそうだからあまりよくはないのかもしれないけどw
しかし車検証入れというよりは、むかしのCDケースみたいだ。学生の頃はこういうケースにMP3に焼いた音楽を大量に入れてドライブにでかけていたもんです。
懐かしいなぁ…(年寄り発言
鍵が一気に進化した!
エボがリモコンドアロックついててめっちゃハイテクやんけ!!と驚いていたくらいに新しいクルマには縁がないのでスマートエントリーキー的な奴になるだけで感動する。ぼくもこういうクルマに乗るようになったのか…
今時のクルマは鍵を持ち歩いてドアノブに手を近づければ解錠されるんだ!!
施錠は誤作動で開いてしまうことがあるのでドアを閉めてからボタンを指で押すといいらしい。
これだけでも我が家にとってはスーパー高級車です!!(´;ω;`)ブワッ
エンジンスタートもプッシュ式だし、レンタカーで借りたクルマに付いているような快適装備が満載で驚きますね。どんだけしょぼいクルマ乗ってきたんだ我々は!!
外観の確認をさくっと済ませてエボと最後の記念撮影。
三菱がどうであれ、ランエボは他に乗り換えるべき候補車がないほどの名車です。
多分これに乗った大多数が”すぐに乗り換えるか”、”延々と付き合うか”のどちらか極端な選択を迫られるようなクルマで長く乗る人は逆に乗り換えたいクルマがそこにないことに気づきます。これほどに高性能でかつ実用性も犠牲にしないスポーツカーはなかなかない。三菱の経営陣も開発陣もこういう素晴らしいクルマを生み出した過去を忘れずこれからも頑張って欲しいですね。
いつかまた三菱に戻りたい、そのときに三菱がないなんて洒落になりません。
500Xを受け取ったときの走行距離は約7km。
このあとコーティングに出す都合や、仕事もあったので自宅へ帰るだけの道はとにかく快適なクルマという印象。あのランエボから乗り換えればこの快適さはまるでレクサスだ。嫁さんは500Xでの雰囲気と快適さにすぐに虜になって、「もううちは今後、輸入車しか買わないルールを徹底させたい」と一人で謎のコメントを残していた。
いや、輸入車じゃなく、どんなクルマでもエボから見ればこれくらいは快適だ(ぉ
彼女に言わせれば他で見かけないマニアックなクルマで、日本車とは違う独特の雰囲気が好き、らしい。なんだ、最初は日本車の方が安いし壊れないから安心だとか言っておきながら…B型はこれだから困る、というかB型夫婦なんでこんなもんだ。
視界がエボに比べれば余裕で数十センチレベルで上がるのでいつも通る道でも見ている景色は別物。アイポジションが上がることは運転している上で不安感もあるんだけど、助手席からすれば地をはうような(大げさ)エボだと高速道路なんかも壁が邪魔で景色が見えなくて陰鬱な気持ちになるけれど、500Xではそれがないから気持ちいいと言っていた。
ロードノイズもエボから比べたら無いに等しいほどの静かさ。サスペンションも一般的には硬いと言われるのかもしれないけど、1.5tに達する車体を動かすにはこのくらいの硬さがないとロールが悪化するし安心して首都高なんかは走れない。
拳が余裕で1.5個以上入りそうなクリアランスw
正直ダウンサスとか入れたいなとは思うんだけど車高を下げてしまうと500Xの良さがスポイルされる気がするし、見晴らしがいいクルマが欲しいと言って500Xを気に入った嫁さんを裏切ることにもなるので結構迷いどころ。
アイドリングストップもかなりストップするし、再始動も遅すぎるということもなく普通に使えるアイドリングストップだ。不要ならボタンひとつでOFFにできるのでOFFににしたらいいよね。
アイドリングストップを付けている関係でバッテリーは巨大なサイズが奢られている。そのおかげか長時間のアイドリングストップも可能になっているのかもしれないし、頻繁に渋滞にはまる環境でも「また止まるのか!」とこちらが不安になるくらいによく止まる。エアコンが止まるので暑いは暑いんで夏場はアイドリングストップをOFFにする必要はあるかもしれないけどねw
渋滞にハマったときのトルコンATの扱いやすさとクロプラのブレーキの扱いやすさはこれを選んでよかったなぁと思う。DCTの方がダイレクトだし、走る喜びはあるんだろうけど渋滞にハマるとある種、特殊な運転スタイルにしないと扱いづらい気がする。結局何を取るか?であって、DCTにはDCTのよさがありトルコンATにはトルコンATのよさがある。
正直、9足は必要なくて街ナカじゃどんなに頑張っても6速までしか使わない。
Autoモードではデフォルトの発進は2速で、スポーツモードだと1速発進で加速を稼ぐ。ギア比がめちゃくちゃというわけでもないけど、ATの制御プログラムが日本的ではないのでたまに物凄い変速を行い「え!?」と思うことしばしば…
Autoだと2速発進の上、スロットルレスポンスも相当鈍くパワーも絞られている感が強いため加速は悪いし何よりドライバーに「重い」という印象を残すかなぁと思う。1.5t近い車重に1.4Lダウンサイジングターボだ、いくら170馬力ありますよと言っても「こんなもんだろうな」というようなレベルなのでまったりが好きな人にはこれでも十分かもしれない。
エンジン周りに関してはアフターパーツメーカさんが’ECUやサブコンを出しているのでどうしても気になる人はそこからチューニングすると解消されるかもわかりません。
しばらくは慣らし運転もあるのでAUTOモードでまったり走らせる。
センターのメータに「D2」と出ているそこにATモードでも現在のギアが表示される。
運転中にこのギア表示を見ているとますます9速はいらないよなぁ…と思う。
U-Conectは帰り道でだいぶ慣れた。
アウトランダーPHEVの純正オーディオにBluetoothで繋いだときばかみたいにBluetoothがぶちぶちキレてイライラしたんだけどそういうこともなく。
BluetoothでもUSB端子にケーブル直差しでiPhone繋いででもどちらでも聞ける。
イコライザやラウドネスの設定もできるので実施したら音は改善された。
音楽が好きで車内では音楽だ!って人はディーラーでこのサウンド設定だけさせてもらって自分のプレイヤーをUコネに繋いで音を聞いてもらうといいかも。
オーディオコントロールのボタンが変わった位置にある。
左右同じ位置にあり、右側がボリュームで左側が曲送りなどになっている。上下方向に押すとそれぞれ「音量大・音量小」、「曲送り・曲戻し」またそれぞれ真ん中を押すことで右側はミュート、左側はAM・FM・オーディオと切り替えるボタンになってる。
しれっと目立たない位置に隠し、必要な機能は前面にだす。
マルチインフォメーションディスプレイの操作系はステアリング左へ。
右側はクルコンとスピードリミッター用の操作系。
パット見でどこで音楽を操作するのかわからない作りなのもイタリアンなんでしょうか??
ずっと「快適すぎる!!」と感動していた嫁さんと、あまりに静かで乗り心地がいい(注:ランエボ比)クルマなので後部座席で一瞬で寝た息子を横目に帰宅。
車内で普通に会話ができるってことは素晴らしい!
帰宅後にすぐにコーティングの為、キーパーラボへ。
今回はダイヤモンドキーパーをお願いしてみた。
フィアットなのに車種サイズがLサイズというまったくチンクエチェントじゃない500Xなんだけどその辺は気にしちゃいけない。
代車はマーチ、懐かしのK12だ。
500Xのレスポンスの悪いアクセルからするとこのマーチは吹っ飛ぶように加速して思わずにやりとしてしまったほどw
っていうか12SRよりも体感は速い。なんだこのマーチ?
CR12ってこんなに速かったか?とシフトレバーを見てハッとする、これはCVTだ。
ということは…
やっぱりHR15DEだ。
1tを切る車体に1.5Lのエンジンをぶちこめばそりゃ速いだろう。
コーティング終了は19時過ぎ。
当日の午後にあずけて当日中に施工が終わる早さは魅力だった。
今までボディコーティングなんかしたことは…一度だけあった。
Z33を購入した時に営業さんに「高いクルマはコーティングしたほうがいいですよ!」と熱烈に推され日産純正のなんとかイヤーズコートを施工したかな。
ぼくは基本的にコーティングなんてどうでもいいと思っていて、自分でWAXやらかけたりする人だったのだけど、今はマンションで洗車もできないし、自分が住んでいる地域は個人的に洗車環境不遇の地だと思うほどコイン洗車場がない。機械洗車にはぶちこまないと決めているので手洗いができない関係で、高い金を払ってガソスタで洗車をお願いするとかそういう環境になっているし、そもそも論として今まで新車で買ったクルマはZ33、K12SR、そして500Xだけでほかはほとんど朽ちた中古車だったので価値無しと判断していた。
ただ久々の新車だし、ブルターレもそうだけど綺麗なクルマは綺麗な状態にしておきたいと思うのが人間で、ましてやパールレッドなので青空駐車だと色あせなどもあるので少しでも紫外線に強くなって欲しいなぁとそれなりの対価を払うことにする。洗車だって昔ほどできるわけではないし、少しでも楽になり時間も掛からないのであれば時間を金で買うのが大人の選択なのかな??
新車にコーティングをしたところで何が変わるのか?という感じだったけど、パールレッドの赤みが増した感じになった。
帰りは20時過ぎだったけど、少しだけ家族でドライブに行こうと首都高に出ます。
それはまた別のお話…
して早速…
フットレスト踏んだら剥がれるパネルw
こういうところが実にイタリアンですね(*ノω・*)
納車されて帰ろうとしたらバッテリー弱ってエンジン掛かんなかったブルターレに比べたら可愛いもんだ〜。
爪が硬くてうまいことはまんないので適当なときにディーラーに直してもらう。もうこういうクルマは一切自分で手をかけないことに決めたw日常点検と洗車くらいだよ、手を汚さずに楽しむクルマだろうって思いますw
自身の所有車では初のクロスオーバーSUVになるけれど、500Xとどんな生活が待っているのか、割りと楽しみではあります。
クルマが変われば生活が変わる、そんな言葉をどこかで聞きましたが本当にそう。
エボにはエボの楽しみ方があり、500Xには500Xの楽しみ方がある。
そんなこんなで新しいカーライフのはじまりを迎えるのでした。