新型ハスラー登場
SUZUKIハスラーは2014年に発売されて、売れに売れた軽クロスオーバー。こういうクルマを作らせるとスズキは凄く上手で初年度だけで10万台以上売れ長らくダイハツに奪われた軽自動車NO1の座を奪い返す立役者となったらしい、知らんけど。昔の勤め先のCEOがMINIからハスラーに乗り換えようとしていたくらいに、どの世代にも一定の好きが生まれるそんなクルマだったようだ。
その日、ボルボS60の試乗で身も心もスウェーデンに犯されてしまい、危うく700万円の契約を結んでしまいそうなほどの熱波に襲われた自分は、シングルの水風呂のようなものを求めていたのかもしれない。
なぜかボルボに行ったその足で、スズキのディーラーへと足を運びハスラーの試乗を申し出ていた。
実用的な軽自動車を見に来たのは・・・初?
そもそも自分の購入対象に軽自動車は含まれていない。過去にS660やアルトワークスを見に来たことはあれど、実用的か?と言われるとちょっと違う。単純に国産車に興味がないのもあるけれど、更に小型で低排気量のクルマに興味がない、軽自動車を買うならフィアット500かルノー・トゥインゴを買うだろう。
じゃあなんで軽自動車見に来たんだって、だから最初にも書いたように700万円の契約をしかけた熱波から逃れるキンキンに冷えた水風呂が欲しかったから。
ああ、これだよ!これ!!
このTHE軽自動車というインテリアが欲しかった。
S60に完全に支配され、プジョー3008すらチープに感じてしまった頭がクールダウンする。
あのボルボのTHEディスプレイからするとなんとも軽自動車的でいい。
センターの液晶サイズだけならボルボの縦長かスズキの横長かの違いくらいなものでサイズ的には十分大きい。とにかく最近の軽自動車はディスプレイが無駄にでかい。
後部座席もラゲッジも普段使いするなら十分だ。
自然吸気モデルはエンジンが新しくなり、実用トルクも増えたと言われた。
正月にスペーシアで赤城山を上ったときに自然吸気エンジンの辛さを思い知ったが、それよりもマシなんだろうか?個人的に軽自動車にターボなしはありえないと思っているけれど街乗りだけならギャーーーンと鳴くあのエンジン音も十分許容できるのだろう。
10分ほど試乗して頭がクールダウンした。やはり熱々のサウナのあとはキンキンの水風呂に限る、ハスラーとサウナーってなんか似た響きだしね、そう母音も一緒だ。
新型ハスラーはサ活カーに向いているのか?
わざわざ暇つぶしに書いているブログで新型車を紹介するからにはサ活を頭に入れておかねばならないね?(何
ハスラーで熊本 湯ラックスまで行きたいか?と言われたら学生のときならOKだったが今は正直勘弁してほしいと思う。物理的な距離や心理的な距離は特段問題にはならない、東京からなら熊本なんてそう遠い距離とも思わない。なんならGWのときは一日でそれくらいの距離をしかも下道で走り切ったのだから無理なわけがない。ただ、自分の腰のヘルニアがハスラーで熊本は無理だと訴えている。正直、10分の試乗でも左足に嫌なむずむず感が訪れた。これは埼玉から群馬までも厳しいかもしれないな(´;ω;`)
しかしながらハスラーのような軽自動車は普通車にはないメリットがある。圧倒的な小ささで、これは古き良き日本・・・もっと限定して都内の銭湯めぐりするには最高の相棒になるだろう予感がする。
杉並 吉の湯のように都内の古き良き銭湯は狭路が続く住宅街にあることが多い。
杉並の住宅街をプジョー3008のように全幅1860mmもある車幅のクルマで気軽に入りたくはない。入れないことはないという物理的なハードルと、心理的なハードルは別な話でサウナを愉しみに来たのに道幅に気を取られ腹痛を起こし、サウナの前にトイレに駆け込み涙を流しながらUNKすることもない。旅に重要なのはどこにでも行ける安心感。狭い日本の道路事情では小回りが効くこととサイズは何にも代えがたい武器だ。大型化する近年の普通車では、もはや杉並の住宅街を走ることにストレスしか感じられない。
最近の軽自動車は本当にいいお値段だ。
車両本体だけで200万円の届く設定でMAZDA3とかも数十万円の追い金で買える。
自動車税がダントツで安いことなどランニングに関してのメリットは大きい。
それにボルボS60「T5」と比べれば421万円も安い、安すぎるだろ!!
下手すればハスラーを買ってプジョー3008BlueHDiの新古車なら狙えてしまう金額じゃないか?おまけにサ活をする上でかかせない基準である絶対王者「しきじ」にこの差額で3000回近く通えてしまう(´;ω;`)ブワッ ほぼ1年毎日しきじに行っても8年近く通える・・・よく言うローンのあれだな、お前がボルボを買っている間に私はハスラーを買ってしきじに3000回行っているってやつ。
ハスラーのシートで長距離は絶対やりたくないし、ほぼ間違いなく30分も乗れば自分の腰は悲鳴をあげるので行けて自宅から30km、時間にして1時間半くらいの杉並 吉の湯や北千住あたりの銭湯など都内の銭湯をハードに攻めるのであればハスラーはいいサ活カーになる。
もっともヘルニアもないし、最悪シートはレカロに変えるみたいな人ならハスラーはいい相棒になる。軽自動車の旅って小学生のころにやった自転車の旅に通じるワクワク感がある。今回見積もりをもらったグレードは4WDだし、きっと雪道でもそこそこ走る。どこにでも行けるという安心感は旅をもっと楽しいものに変えてくれる。
どうせ軽自動車を買うなら自分ならハスラーではなく、ジムニーかな?
ここまでハードなものを望んでいる人もそうそういないかもしれないし、普通に高速道路を快適に移動したいならハスラー、全然ありかなと思った今日この頃。
しかし、最近の軽自動車は装備だけ見たら高級車並みに色々ついているよなぁ・・・そりゃ高くなるわとびっくり仰天な時間でした。