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よりよい燃焼を求めて~3008 BlueHDiにセタンブースターを使ってみた~

よく吸って、すく燃やす。

piyoco-craft-works.hateblo.jp

先週、試してみたディーゼルウェポンは、体感も大きく控えめに言って最高の商品だった。もうこれなしには生きられないと、たぶん麻薬でもやったあとに近い高揚感を得られる素晴らしいものだった。

 

ただし、洗浄効果についてはまったくわからない。

 

そりゃそうだ、目に見えないものを知りようがないし、排ガスがクリーンになっているなんてもともと悪臭漂うクルマでもなければ体感ができないわけだ。

 

プジョー3008がディーゼルと言えど、2020年も間近になって売られ続けているクリーンなディーゼル車はマフラーに顔を近づけてもガソリン車よりも香りので驚いてしまう。

 

シリンダー内が綺麗になっていようが、いまいが、わからない。毎週のようにエンジンをばらすような奇特な人でもない限りはそんなものは気分的に・・・という要素でしかない。

 

もちろんDPF再生期間がわかるようなツールを入れていたりすればそこで目視できるかもしれないが、少なくとも自分のプジョー3008ではそんなことはわからない。

 

確かな効果として「燃費向上」と「トルク増強」があった。

 

 

踏み始めからして明らかに3008のトルクが増している、信号ダッシュでもトルクが二段くらい上乗せされたように、排気量が増えたかのようなゆとりある加速を味わえる。

 

試しにサブコンの設定値をMODE4から1と最低まで落としたが、それでもなお加速では分厚いトルクを実感できた。

 

トルクが増えるということは燃費も向上させる走らせ方がしやすくなる。ちょっとアクセルを踏めば十分な速度がでるので、あとは滑走させる時間を増やせばいい。速度の維持もたやすく、低回転でも十分なトルクがあるのでエンジンも回さなくて済むから燃費があげやすいという寸法だ。

 

それを実感できるディーゼルウェポンは控えめに言って最高で、当然毎回給油のたびに使いたいと思えたものだけど正直洗浄効果については確認できないし、純粋に燃焼に影響するセタン価だけを増したいのであれば同じメーカーから発売されているセタンブースターがある。

 

今回はそのセタンブースターを試してみた。

セタンブースターの効果

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ディーゼルウェポンに比べると、随分と開けづらい缶でやってきた。個人利用よりも業販利用のほうを想定しているのかもしれないし、一度開けると蓋がしめづらいというか、しまらないのでガソリン携行缶などに移すといい。

X-EUROPE ( クロスヨーロッパ ) ガソリン携行缶 小型ボトルタイプ [ 1000 cc ] 消防法適合品(UN規格取得品) BT-1000

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またディーゼルウェポンは数千kmに1度のペースで投入すると効果があるものなのとあったがセタンブースターは毎回の給油のたびに投入することで効果を継続させられるらしい。そうなるとより持ち運べる容器が必要になる。

 

給油回数が少ない人ならいいが、自分は毎週1000km以上は走っている計算で、そうなると給油回数がかなり多い。いくら燃費がいいとはいえ3008も一般道が多ければ1000km燃料は持たないので特に旅行先でのセタンブースターの投入は難儀だろう。なにしろ給油量に合わせて投入する比率を調整する必要があるからだ。

 

 

そしてセタンブースターの香りは強烈だ。

 

この強烈な香りのものを常に車内に搭載するのもつらいので旅先では小瓶などに振り分けて持ち運ぶのがよいかもしれない。

 

そんなセタンブースターの基本的な効果はディーゼルウェポンから洗浄効果の部分を取り除いたこと、そして純粋にセタン価をあげる効果があり、その増幅の幅はディーゼルウェポンが概ねセタン価をプラス3程度することに対しセタンブースターは比率を調整することでより増加数を増やすことができるということのようだ。

 

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https://firstadd.com/cetanebooster.html

セタン価も一定ではない、ブランド物のガソリンスタンドと無名のスタンドでは軽油のセタン価が違うことだってあるかもしれないが、仮にセタン価52の燃料に500:1の比率で投入すればセタン価はプラス5程度されるので57となる。

 

この数値がどう影響するのか?はわかりづらいが、確かなことはより燃えやすい燃料になってくれるということ。

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消火のために燃焼の3原則を学んだ、逆に考えれば燃えやすい燃料は燃焼の継続に不可欠だ

防火防災管理者講習のときに燃焼の3原則は絶対に教わる。この要素の1つを取り除けば燃焼は継続されない⇒消火できるということになるが、内燃機関においては逆で酸素と燃料と火種があってはじめて内燃機関は成立する。

 

ガソリン車の場合はノッキングを防止するために燃えづらい燃料を使う必要もあるのでハイオクなどが存在するがディーゼル車の場合は考え方が逆でよりよく燃える燃料がノッキングを防止する。燃料がきちんと燃えてくれさえすれば煤の排出も抑えられ環境にも優しいことになる。

 

だからディーゼルにとってよりよい燃焼を助けるセタンブースターは必須とも言える。

 

セタンブースターの比率はクルマに合わせて調整できる。

 

先ほどの表を参考に最低でも500:1くらいの分量を投入すればディーゼルウェポンと同等のセタン価上昇は体感できるだろう。500:1がどのくらいの分量かといえばプジョー3008の場合、52Lタンクなので52÷500となりおよそ110mlを使うことになる。

 

この量を投入すると、トルクはディーゼルウェポンよりもぐっとあがることが体感できたが、コストバランスを考えるともう少し減らしてもいいかもしれないなとは思う。

 

セタンブースターの費用対効果

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セタンブースターは1Lで1950円なのに対し、ディーゼルウェポンは半分の500mlで2100円となっている。

 

自分の場合は、このトルクが病みつきになってしまったし、燃費もあげやすいセタンブースターを入れないことは考えられないが、単に洗浄効果とちょっとトルクがあがったらいいなくらいであればディーゼルウェポンでも十分で、理想はこの2つを使い分けることだと思う。

 

 

日常的に使うのはセタンブースター、オイル交換前など気分的に洗浄効果が欲しいと言った場合はディーゼルウェポン、それがコストメリットが一番ある使い方なのではと思ったり。

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実燃費の変化は流動的でしっかりとした計算はしづらい

 

あくまで参考程度に、セタンブースターを投入してからの燃費の変化を見てみる。

 

10月に青森に行ったときの数値をプジョーアプリから拾ってみた。

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全行程1677km、平均燃費は16km/L。

 

唯一の20km超えしたときの走行距離は1.3kmだったので見ると恐らく山からの下りで出した燃費で、数値としては信頼がおけないものだ。

 

プジョーアプリは平均車速も出るので当時1677kmを走った平均車速は52.2km/hとわかる。一般道メインにしてはやたら高いのは突っ込みどころとしてあるけれど、それは無視してさすがは東北であり快走路が多かったんだなとわかる。

 

普段からロングドライブの際はそこまで飛ばさない。どちらかといえば燃料消費を抑えて目的地まで行けるようにしている。

 

そんなこんなで11月にいった鳥取はセタンブースターを使いながら行っているのでそこでの数値と比較してみよう。

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1765kmを走り平均燃費18.2km/Lだった。

 

注目すべきは20km超えの多さ、27kmを出した区間はさすがに高速道路だったけれど、他はすべて下道での数値で、平均速度は48.8km/hと青森のときと大きく変わらず燃費に好影響も悪影響も与えないレベルでの差しかない。

 

 

気象条件等、青森の方が不利なこともあるしもしかするとアップダウンの多さも東北の方があったのかもしれないにせよ、走行中の瞬間燃費計とにらめっこしてのドライブでは体感ではなく数値はセタンブースター(orディーゼルウェポン)投入後のほうがあがっている。

 

体感は投入後より、効果が切れたあとに大きい

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言葉は悪いが、まるで覚醒剤のようだという某漫画のセリフがぴったり。

 

1000kmを走り空になったタンクにセタンブースターもディーゼルウェポンも投与せず軽油だけを給油して走ってみると、しばらく走って完全に無添加状態になったとに次のような症状が出てくる。

 

 

・エンジンの振動が激しくなった。

・アクセルペダルのフィーリング変化

・加速の悪化、それまでよりもペダルを踏み込まないとスタートダッシュがきつい。

 

まず「エンジンの振動が激しくなった」だけど、アイドリング中のステアリングに伝わる振動が激しくなった。セタン価があがることでディーゼルノックが軽減されるとのことだから、逆にセタン価が下がることでディーゼルノックが増えたといか元通りになったと考えるべきなのか・・・。ガチャガチャとうるさいエンジン音はそこまで変化したという気はしない。

 

 

「アクセルペダルのフィーリングの変化」「加速の悪化」は単純にトルクが落ちているようなイメージで、今まで軽々と動いた3008が鈍重なものになった。踏めばサブコンの効果でブーストもかかりそれなりにはなってくれるのだけど、加速は明らかに悪い。余計にアクセルを踏み込まねばいけないから燃費だって当然悪くなる。瞬間燃費計の数値は目に見えて悪化した。

 

もうこれなしでは無理というくらいにセタンブースターの効果は大きい。

 

煤が少なくなるとか、そんなものは正直どうでもよくて単純に車が軽々動くという気持ちよさがいい。燃費が面白いくらいに上がることを体感できるから、ドライブも割とゆったりめになり、無理にアクセルを踏んでいこうとは思わなくなる。

 

もともとクルーザーとして優秀だった3008はこの添加剤を投与したことで、よりいっそうその資質を増した。

 

セタンブースターは1Lで1950円、投与量は3008の場合は50mlから100mlの間なので間をとって80mlを今回は投与したけれど、この量の場合はおよそ12回使える計算になり、一回当たりおよそ163円のコストになる。リッター換算すればおよそ3円軽油に掛かるというわけで、おそらく軽油に対するプレミアム軽油があったころの価格差と比べても安いんじゃないかと思う。

 

この程度のコストで3008が本来あるべき性能を出せるのであれば全然支払える。

 

ディーゼルであればこのセタンブースター、かなりおすすめですね!

 

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たまにはこいつも投与してね

☆(ゝω・)vキャピ