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ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす。

FIAT500Xとハヤブサ、時々家族を愛でるおっさんのごった煮ブログ。

MVアグスタ、BRUTALE800RRを買ってみた。

アグスタ

突然だけど、本当に突然だけどMVアグスタのBRUTALE800RRを買った。

我が家には既にGSX1300RとKTM 200dukeがあったけれど、今回は200dukeの代替。

通勤でバイクを使うため距離が嵩み、dukeもそろそろ買い替えのタイミングだと思った。今年で3年め、200ccなので車検がないので車検を考える必要はないけれどクルマもバイクも3年乗ったら変えたい人なので…

 

通勤車両なんだからスクータでいいじゃないか?という話はあるけれどdukeからの乗り換えなので輸入車がいいな…というより国産のバイクで乗りたいバイクも見当たらず、KTM 1290SDRかDUCATIの1199パニガーレがいいなと思っていた。

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数々のバイクを試乗する中で、どうしても忘れられなかった試乗がある。

MVアグスタ横浜さんで試乗させてもらったBRUTALE800(標準車)だ。

スタッフのE氏が自己所有しているもので本来は先導で試乗コースを回るはずが、店番がいないのでひとりでどーぞと鍵を渡された。その歳に「首都高を走ってきていいですよ、あと必ず6000rpm以上回してくださいね、できれば13000まで使ってください」ととんでもないことを言われてぞっとしたことを忘れない。

あの体験がなければ、間違いなくぼくはアグスタを買わなかった。

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首都高で13000まで回した時の高揚感は言葉では言い表せない。すべてがどうでもよくなり、圧倒的な恐怖と快感を得る。大黒の駐車場で後ろから眺めたときに、ぼくの心は決まっていた。

 

「BRUTALEが欲しい」

 

それでも悩ましいものだった。何しろアグスタに乗ったのはこれが初めてだし、KTM乗りとしては1290スーパーデュークRが気になっている。f:id:kumawo0017:20150509163339j:plain実はアグスタの少し前には箱根で1290SDRを試乗していた。その試乗で1290の素晴らしさを理解はしていた。

 

それでも忘れられないバイクというのはどうしてもあり、このBRUTALEの低回転のトルクの薄さと6000rpmを超えてからの爆発的な加速。4stではない、2st的な加速感と無駄に軽いフロントが右へ左へ暴れるその獰猛さ…BRUTALEは獰猛の意、名前どおりのバイクは今まで乗ったことがない新鮮な感覚だった。

 

少し悩んだが、5月中旬に契約した。ちょうど5月末に1台入荷予定の車両があり、それをあてがってもらえることになったからだ。輸入車の場合は納期も重要で、アグスタもこの第一便を逃すといつになるかはよくわからないとのことだったのでタイミングもよかった。

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BRUTALE800RR

革命的なMVアグスタの3気筒プロジェクトが、技術開発とパフォーマンスにおける新しい頂点に到達しました。ブルターレ800RR。ネイキッド、スーパースポーツ、ツーリングと、幅広いレンジで活躍することができる性能を備えたバイクとして登場した“675”が歩み始めた道を、もう1台のブルターレが完成させます。

ブルターレ675は、新しい技術とスタイリングのコンセプトを打ち立て、傑出した性能、後の基準となるようなデザイン、そしてレースグレードのサイズや重量によって生み出される驚異的なハンドリングを、初めて提示したモデルです。ブルターレ800RRは、そのプロジェクトの核心にあった勝利への直感を再確認するものです。140hp/13,100rpm、86Nm/10,100rpm(本国仕様)と、エンジンパフォーマンスはさらに上がり、リファインされたシャシーと豊富な標準装備によって、パッケージとしての完成度もさらに向上しています。

標準車ではなくRRモデルだ。アグスタでは標準車の他にいくつかの限定車が存在するが、BRUTALEの800ccではこのRRが最上位グレードになるそうで、他にもDRAGSTERという派生グレードもあるけれどそちらではなくあえてのBRUTALEだ。

www.mv-agusta.jp

DRAGSTERは本当にカッコいい。

このクラスのバイクでスポークホイールを採用するところとかありえない。

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ただこの純白のホイールを維持できる自信が自分にはない(ぉ

こんなものを買えばそれこそ毎日が洗車になるし、リアタイヤサイズが200というのも通勤車両であることを踏まえると絶望的な値段が変わる。

アグスタ横浜で説明を受けたときも軽快感ならBRUTALEの方が勝ると言われたけれどそれはやはりタイヤサイズの違いが大きい。200サイズになると選べるタイヤも限られてくるし、スタイル重視のドラスタは通勤車両向きではないなと思った。

 

800ccで公称140馬力、乾燥重量170kgとカタログ値だけ見ればすごい。1290SDRのばかみたいな性能に比べればマイルドだけど、標準車みたいな低速での扱いづらさはないらしい。より上品に下から上まで回るようだ。エンジン自体はレーサのF3と同じツインインジェクタ化された800ccなので感覚を知りたいのであればF3にも乗るといいかもしれない。

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標準車は2st的な2段階加速を楽しめることを魅力と捉えることもできるし、価格はRRに比べると30万円は安いためチューニングを考えるならオススメで、逆にRRは完成度も高いためそのまま乗ることをオススメするという話。どちらにしろ長距離巡航は厳しいバイクで、もしロングツーリングを楽しむのであればBRUTALEでは1090という選択肢もあるとのこと。

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1090は値段も当然に高く、本国仕様150馬力ほどで800ccよりも10kgほど重い。パワーウェイトレシオという観点でみるとほとんど変わらないはずだけれど排気量分のゆとりはあるので当然ロングツーリング向き(800ccに比べて)という話かもしれない。

 

800ccのバイクのくせに価格は1290SDRと然程変わらない800RR。ただ逆をいえば伝統あるブランド名を179万円で手にすることができるのだからアグスタも買いやすくなったと思う。自分のイメージの中のアグスタはそんなに安くはなく、常に300万円近い支払いと、常に整備費用がかかるイメージでとてもじゃないが維持できたものではない乗り物だったはず。

 

それでもあえてアグスタを選ぶ。同時にそれを通勤車両として使うと決めることは大層に勇気のいることだったし、普通に考えればバカだ。ネットサーフィンをしつつアグスタの3気筒シリーズを調べると様々な不具合がでており、とてもじゃないが通勤に耐えられるシロモノではないように思う。

 

 半ば勢い任せに契約してしまったのは初めて伺ったMVアグスタ横浜、あらためTIOさんへの信頼があったから。イタリア車の整備で名のしれたショップが正規代理店をやるのだからアグスタの故障時にも対応は信頼できるのではないか?我が家の近所にもアグスタ正規代理店はあるし、正直いえばアグスタ東京は保土ヶ谷に行くよりは全然近い。けれど、元営業職でアグスタ東京がどこの会社が運営しているか知っている身としてはそこに信用がおけなかったためあえて遠くても信頼できそうな店を選んだ。

 

アグスタ横浜のスタッフさんは商売っ気がなかったのもよかった。ただアグスタの魅力も伝わったし、購入後のフォローに関してもきっとこの人の言葉に嘘はないだろうなというのがよくわかった。営業というよりは本当にバイクが好きな人だというのがよく伝わってくる。試乗したBRUTALEとか間違いなく車検に…ゲフンゲフン。

 

様々な不安はあったが半ばノリで契約。

ただ店頭に届いた車両を見たらそんな不安はどうでもよくなった。

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塗装の質感も標準車よりもだいぶよくそこで既にうっとり。アグスタの色気は只者ではなく、所有感を満たしてくれる。

RRの展示車なんてそもそも無かったから紅白のカラーリングもどうかと思ったけれど実車を見ると案外よかった。 

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RRはエンジン性能だけじゃなく要所要所で標準車との違いがあり、標準車では目立つエンジンそのものもブラックアウトされて目立たなくなっていたりする。こういうところがカッコいい。走っている時でなくとも、駐車中に眺めてニヤニヤできそうなバイクだ。

マフラーが2015モデルからARROWのカーボンマフラーになったと言われていたけど、どうも間違いなのか在庫が足りなかったかで2014以前までの無地のマフラーが装着されている。本国仕様化のため3本マフラーも頼んであるからいいけれどしばらくはこの無地マフラーを付けた本国仕様でも2015年モデルでもないよくわからない日本仕様で乗ることになる。

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このカラーのBRUTALEはまだ十数台しか日本に入ってきていない模様。

そもそもBRUTALEシリーズが全体で50台とかそんなもんしか入ってきていないそうなので、車両自体がレア。そこが購入に至った1番の理由かもしれない。

売れてない」、「マニアック」、「誰も知らない」という車両は好き。

 

イタリア車への信頼性の不安はあれど、その不安を心配してクルマもバイクも選ぶのはぼくは個人的には損をすると思っている。自分の直感に従って欲しいものを買う。それが一番幸せなんじゃないかなと…。

 

30代になって考え方が変わった。その変わった最初の大きな買い物がこのMVアグスタで、20代の自分ならまず選ばなかったブランドだし、それがもたらしてくれる生活がどんなものか割りと楽しみでもある。

 

何はともあれ、これからはじまるアグスタとの生活が楽しみです。 

ガイドブックには載らないAmore! イタリアまる秘旅行術知っていると10倍楽しめる達人の知恵60

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