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イタイタしい生活を送ってます。

【ブルターレ800RR】ついに到達。試練の10000km

2015年の6月20日に我が家にやってきたMVアグスタ ブルターレ800RR

 

早いもので今月で納車から半年経ちました。

相変わらず公道で同じカラーのブルターレにすれ違うこともなく、寂しいような、マニアックさ故の優越感にひたれるような、複雑な感じですw

通勤ライナーとして雨や降水確率30%を越えるようなシチュエーションでなければ動かし、とはいえ雨が突然降るような状態でも走ってますよ。

 

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そんなブルターレ、そしてアグスタというブランド。

 

各所で壊れるという話があり、アグスタ=茨の道みたいな印象もあり、実際に自分もオーナーになるまでは不安も多々ありましたが、この半年で10000kmを走ったので振り返りをしてみようと思います。

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❚ アグスタはよく壊れるのか?

同じ3気筒シリーズのF3でトラブルが多発しているようで、それゆえにアグスタ=壊れるイメージが付きまとうのだけど、なぜかRRは壊れない。

排気デバイスとかを持たないこともあるのかもしれないけど、ぼくのブルターレに関していえば10,000kmという距離でただの一度も不具合を起こしていない。

 

細かいことを言えば、ボルトが飛んだりはしたけどねw

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あとは冷却水が消えたり?

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軽微なものはあるけどさ、そんなものは国産車にも珍しい事じゃなくない?って思うわけで(どんなバイク乗って来たんだよ!)

機械ものだし、当たり外れは当然あると思うけど。

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ブルターレより半年早く納車された後輩のMT-09はつい先日エンジン掛からなくて運ばれたらしい。

距離も10000kmと同じくらい走って、まさかブルターレよりも先に天下のヤマハさんが不動で運ばれるとは…当然、これも機械なら当然に起きることです。人が作っているものなんだしね。

とにかく不安だらけのアグスタで、何の問題も起きずにこの距離まで乗れた。 

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やっている整備だって国産同等、3,000kmのオイル交換とチェーン注油程度。 

イタリア車だから特別に何かしなきゃいけないというものは一切ない。 

なので購入前に思っていたような「自宅の駐輪場にはほとんどおらず、所有期間の大半をディーラーで過ごす子」という最悪な印象と現実は訪れず、不動期間がないがゆえに距離数も順調に延びるというよいことなんだけど逆に「距離乗りすぎてどうしよう」になっている現実です。

 

なぜ壊れないのか?を考察しなきゃいけないようなメーカってのも嫌ですが、アグスタ側もトラブルは把握しているようなのでブルターレシリーズでRRを出す頃にはカイゼンはされたのではと勝手に思っています。

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アグスタがこのまま伝統工芸品みたいなバイクを出すメーカであり続けるのであれば、きっとF3で多発するトラブルだって目をつむれるしユーザにそれを求めることも暴挙だけどできるはずで、購入者だってそれを理解して買う人ばかりなら「アグスタは乗り物ではない、飾るものだ」と謎の理論を展開できると思うw

 

でも現実としてはアグスタにおける800ccモデルはエントリーモデルであり、多くの人にアグスタを知ってもらい、乗ってもらうことを目的としているよね。 エントリーモデルで価格を抑えているため、ちょっと頑張れば国産を狙う層が憧れのアグスタブランドに手を出せちゃうし、ぼくのようにアグスタに興味がなかった人にも検討してもらえるブランドになる。

 

そうなると問題は今までの高級車・スーパーカー的存在だったアグスタが今まで国産車に乗っていた層に意識されるようになり、そういう国産車から乗り換えた人たちからすれば”異様に壊れる”という状態が受け入れられないはず。

国産=壊れないが当然なので、アグスタで当然に起きる不具合が受け入れられないことになる…ブルターレRRだって国産であればヤマハのMT-09の2倍近い価格なのに、MT-09より壊れやすかったらそこに不満の1つは言いたくなるのも当然…

 

壊れやすいイメージのバイクを今後も出し続けるのであれば、それはもう800ccクラスにも300万円とかとんでもないプライスタグを付けて買える層を選ぶべきなんだけど、アグスタはそうはしていない。

 

そうはしていないということは壊れづらいバイク、信頼性が今まで以上に高いバイクを世に出す義務がある。じゃないとブランドイメージが低下するだけで何のメリットもメーカにはないからね。

 

そんなことでメーカとしても真摯にトラブルと向き合うことや800cc3気筒でバリエーションを増やす中で大小様々な問題が露見・対処を行いそのため2015モデルでは壊れづらくなったのではないか?とも思います。

 

まぁ…F3はフルカウル、ブルターレはネイキッドなので多くのトラブルのトリガーとなる熱問題に関してもブルターレのほうが有利であり、F3では相変わらず壊れるのかもしれないけどね…

 

ただ信頼性に関してはアグスタもツーリズモ・ヴェローチェ(TV800)や

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ストラダーレをラインナップに加えたときに高めているようなので今後トラブルは減っていくことに期待したいよね。

ってかツアラーモデルに信頼性がなかったら「そもそも目的地にたどり着ける確証がない」という切ない話になりかねない。

 

搭載されるコンポーネントはほぼ共通なので、TV800が販売を延期してまでも信頼性試験に費やしたという記事が本当だとすれば、そこで培われたもののおこぼれがブルターレRRにもくるのではという希望的観測をしてみた次第。

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希望的観測だけじゃなく、事実としてぼくのブルターレは無故障で10000kmに到達しているからね。

信頼性が高まったとはいえ、イタリア車への不安は正直ある。

なので壊れたときの対応に信頼がおけるディーラーで買いたい、そう思うわけです。

 

売るだけならAmazonでもヨドバシでもいいわけだけど、自動車やバイクはむしろ乗り始めてからのトラブルが気になる所。

 

特に二輪車が走行中にトラブルを起こせば転倒につながるリスクはあり、それイコールで死に直結してします。なので万が一が起きないような整備ができることもそうだし、技術を信頼できる店選びは重要だって思います。

 

そんなお店で定期的に整備をしてもらえれば、イタリア車もけっこう不安なく乗れるのではないかな?とこの半年で思いましたね。

 

壊れないといえば、もうひとつ思うところはあり、アグスタってやっぱり週末に趣味で乗るバイクだと思うんだよね。

 

エンジンの特性も通勤に決して向いているとは言えないし、燃費だって2Lターボのランエボ並に悪い9km/L台を街乗りで叩き出すバイクは、街乗りではなくてお山に走りに行ったりサーキットでそのポテンシャルを解き放つのが使用される用途だって思う。

 

でもそんな使い方をせず、毎日50kmの距離をほどよくエンジン回して乗っていたほうが機械としては壊れにくいのではないか?と思うんだよね。

 

なのでほぼ毎日のように通勤で使われるうちのブルターレは、週末にしか動かないバイクに比べて運動不足は解消されトラブルも起きづらいんじゃないか?と考察してみます。

とにかく、アグスタの3気筒という魅力的かつ官能的なエンジンに出会え、毎日乗ってもその気持ちよさに飽きないで、しかも壊れないというのが素晴らしい。

確かに信頼性に不安が残るのは今もだけれど、「アグスタって壊れますか?」と購入をためらっているのであればそれはやっぱり勿体無いので一度踏み入れてみるべき世界だって言える。 

いつまで自分たちがバイクに乗れるかなんてわからないんだから、その貴重な時間の中でひとつの価値観に縛られる必要もなければ不安に怯えて乗らないという選択をすることも勿体無いって思う。

安い買い物ではないけれどね…

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というわけで最初の10,000kmは無事クリア。

次の20,000kmに向けてのスタート! 

此処から先はタイヤ、チェーンの消耗品も交換時期。

いろいろな意味で恐ろしいと言えば恐ろしい、金銭的に。。。 

それ以上に楽しいからいいのだ!

通勤が楽しいということは、それだけでストレスが減るからね!

 

業務に必要なツールとして割りきりましょう(ぇー