ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

2024年度版、金沢望郷歌!

そうだ、金沢へ行こう!

金沢完全版(2023年版)

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行きたい場所へは、行きたいうちに行け

令和6年になったその日、能登を襲ったあの震災からはや数か月…いまだ震災の傷はいえぬままではあるものの、やっぱり昔住んでいた石川のことは気が気じゃないわけで。そんな地震があったからというわけではないけれど、やっぱり大学時代の4年間と社会人1年目を過ごし、わずかな期間とはいえ濃密なその時間ゆえに北陸は第二の故郷ともいえる場所…

大きな被害はなかったとはいえ、やはりそんな第二の故郷のことが気にはなっていたし、今や全国各地どこでも地震などの震災被害を受けるかわからない状況でもあり、先日クルマを買ったときと同様の心境で「明日のことはどうなるかわからない、だったらやりたいことはやれるうちに、行きたい場所へは行けるうちに行こう」とそう思った次第で、北陸にもどこかのタイミングで足を運びたいなと思ってた。

そんな中で、自分がステルヴィオを契約しましたーって話を旧マーチのある生活幹部会LINEで報告したところ「じゃあお披露目会しますか」って流れになり、唯一関東から向かうことになる自分がこのとおり一番フッ軽(フットワーク、軽い)なのでトントン拍子で話は進み、GW初日の4/27にプチオフ会が開催される運びとなった次第です。

あ、マーチのある生活がなにかわからない人はこちらをどぞ。

yanaso.lolipop.jp

マーチ12SRのオーナーでも、特に北陸で一大勢力(?)だった集まりで、主催だったYANASOさんのサイトでございます。

自分も、社会人1年目のときに12SRに乗っており、そのときにはじめてお邪魔した、初のオフ会というものを経験したのがこの「マチある」。

そのときの主催者一味(言い方w)とあれから20年近く経とうというのに今なお交流があり、自分にとってはクルマ趣味の大先輩みたいな人たちなので、もう呼ばれたらフッ軽もフッ軽で全力で向かっちゃう!ってそんな話。

アバルトで行くか、アルファロメオで行くか?

どちらのクルマもまだお披露目していない…どっちを乗っていこうかは悩ましい話

一応、「お披露目会」&「試乗会」というプチプチなイベントはあるものの、昨年集まった際はメガーヌで行っており、そのときからアバルトを増車、ステルヴィオに入れ替えとクルマが全然違っているのでどっちで行ってもお披露目という形になる。。

piyoco-craft-works.hateblo.jp

燃費やそもそも金沢の自然を味わうにはアバルト124スパイダーが最適解で、自分も最初はそのつもりでリコール対応時にオイル交換まで済ませて準備を整えてた。

そんな話をした際に、YANASOさんに「アバルトは想像できるけど、ステルヴィオは未知の領域」と言われたので、では500馬力を体感してもらいましょうか…ってことで急遽ステルヴィオに決定…とはいうものの、実際は出発の2時間前くらいまでまだうにゃうにゃと悩んでたのが真実です。

燃費の話もあるけれど、直前にサブコンとスロコンを付けており、エラーも出し切れていないような状態でぶっつけ本番往復1,000kmはなかなかえぐいんじゃねーのとw

なので、直せるだけの工具を積み込んで準備し、さらに仕事が長引き仮眠が取れていないこともあったので車中泊が容易なステルヴィオさんに今回は頑張ってもらうことになった。

バッテリーが怪しいか?

先日装着したバッテリーセンスで出発前に状態を確認したら、電池容量は40%になっていた…もしアバルトででかけていたら、戻ってきたときにステルヴィオはバッテリーがあがってたかもしれないw

電池自体、すでに2年目なのでアルファロメオに使うバッテリーということを考えると割とぎりぎりの感じがしないでもないけれど、さすがに金沢まで往復すれば充電はされるでしょう…どのくらい走れば充電されるのか?ということも理解しておいた方が、今後も維持していく上での指標になるだろうし、「ステルヴィオを理解する」という意味でもこのタイミングでそこそこの距離を走るのは「あり」なんだと思った次第。

燃費を知りたい

ステルヴィオ、初の満タン給油

ステルヴィオの燃料タンクは確か64リッターくらいのはずだ。

これまでの燃費からすると満タンで金沢くらいまでは走れるんじゃないかという気はするけれど、実際に走ってみないことには何とも言えない。

高速なら、恐らくはリッター10kmを下回ることはないだろう。ただ、このGWに差し掛かるタイミングは高速代も割引がきかなかったため、極力下道で行く。割引があっても、金沢までは下道で10時間もあれば着いてしまうような距離感だし、関東を抜ければ流れも悪くないので深夜出発なら高速を使うメリットはあまりない。

高速を90km/L以下、Aモードでコースティングと気筒休止を使うと高燃費!

ドライバーが相当に我慢できれば…高速燃費でリッター12kmを超えたこともあったはあったけど、難しいのはこの数値を維持することはできないという事実。

燃費をあげるためには何十分もアクセルを我慢しなければいけないのに、この数字を一瞬で減らすにはアクセルを半分まで踏む時間をほんの数分設ければいい。

DNAドライブモードセレクタでDやRACEを選択した日には燃料計壊れたか?って勢いでガソリンが減るからたまったものじゃない。

今回のツーリングは、「とにかくアクセルを我慢し、極力高燃費で金沢の往復を過ごす」ことを目標にしたいんだけど、ステルヴィオのダメなところは、それを許してくれない官能的なエンジンの魅力があることで、ドライバーはそれに抗うことが難しい。

なんにせ、一度満タンでツーリングにでかけて現実的な燃費を理解しておくことは、今後維持していく上で必要になることだ。バッテリー同様に、そういう理解を深めることがイタシャとの付き合い方のはじめの一歩な気がしている。

牙を隠したモンスターSUV

出発は26日22時、高速割引がないのでオール下道で向かう。

ステルヴィオ クアドリフォリオと聞けば、そのレビュー記事や動画から「それなりのモンスターSUV」をイメージされると思うし、自分も実際はそう思っていた。

エンジン自体、フェラーリの血が流れるV型6気筒ツインターボだし、それを聞いただけでちょっとでもクルマに興味がある人ほど普通に乗れないクルマじゃないかと思ってしまうんだけど、決してそんなことはない。

ドライブモードを「Nomal」や「ADVANCED EFFICIENCY」にして、アクセルを踏まなければ、拍子抜けするほど普通のSUVだ。

そういえばDNAの「A」って、むかし代車でMitoを借りたときは「All Weather」で全天候って意味だったと思うけど、今は「先進効率」って意味に代わっている?クルマによって「A」の意味が変わるのかもしれない?まぁとにかく、経済的なモードで走る限りは普通のクルマってことなんだろう。

コールドスタートのときは触媒を温める関係でどんなクルマもそれなりにうるさくはあるが、温まってしまえばエンジン音はその辺のSUVと変わらないし、ディーゼルエンジンを搭載したSUVよりは確実に静かだ。音楽を聴いていると、たまにエンジンがかかっていることにすら気づけないほどの遮音性の高さもあって、このクルマが500馬力を超えるモンスターであることを感じることがない。

ドライバーには物足りなさはあるけれど、同乗者にしてみればそんなドライバーのエゴやファンはどうだっていいだろうし、静かな方が絶対にいい。

排気音が静かなのでオーナーの多くは排気バルブをリモコンで開閉できるパーツを装着するらしい。

通常RACEモードにならないと開かないマフラーのバブルを意図的に開放できるリモコン。

前オーナーは基本的にノーマルで乗っていたようだが、このリモコンとアイドリングストップキャンセラーは装着されていた。基本ノーマルで乗り、インテリアに加飾すら付けないような人が付けたということは「それだけ必要だった」ということなんだと思う。

確かに、ハイパフォーマンスカーなのに排気音がその辺のSUVと変わらなかったら物足りない。

純正で排気音が開くのはRACEモードだけだし、このモードはマニュアル変速が求められる上、変速スピードがけた違いに速くなり、街乗りでは扱いづらくて仕方がない。

どのモードでも任意でバルブを開けられるリモコンはその点では素晴らしい。

尚、ジュリアでRACEモードにすると後輪駆動が悪さをしてテールハッピーな挙動を見せるようだけど、ステルヴィオはAWDだし、そもそも重いのでRACEモードでアクセルを踏み込んでも極端な挙動の乱れは発生していない。

なので、やろうと思えば常にRACEでも問題ないが、このモードはとにかく燃費が悪く、ちょっとでもアクセルを踏むとリッター5km以下という絶望的な燃費を体験できる。

なのでNomalやAEでそれなりの音量を愉しむためにリモコンは欲しい。

ただ、自分は別に普段は普通のSUVぽくて全然かまわないので、排気バルブも閉じた状態でまったり流す。

まったり流していてもハンドリングは俊敏だし、運転自体の面白さはちゃんと感じられるのがいい。

このサイズで、ドライバーの意図に忠実に動くというのは正直凄いことだし、普通のSUVを演じながら、ドライバーには「実は私、凄いんです」と伝えてくる感じはアルファロメオらしさってやつなのかもしれない。

実力を発揮する瞬間

写真がぜんぜんないのは、埼玉を出発し6時間ぶっとおしで走ってたから。

別にサーキットを走りたいわけでもなく、長い距離をただ走りたいという自分にはステルヴィオのコンフォート性とスポーツ性のバランスがとても合っていて、珍しくノンストップで6時間ぶっ通しで走ることができた。

最近のSUVとして見れば装備が貧弱な初期型ではあるものの、ACCは停止と停止保持までやってくれるタイプだし、発進はスティングのボタンを押すだけで前のクルマに追従して発進するタイプで意外と優秀なこともコンフォート要素としては高い。

中期型以降にはレーンキープもついたはず…でも正直これだけでも十分だ。

コンフォートとスポーツの両立、バランスをどこでとるのかはすごく難しいことだ。

アルファロメオはその点では「尖っている」。

標準のステルヴィオ時点でなかなかえぐいセッティングなのに、クアドリフォリオともなれば牙を潜めているが、ひとたび本気になればどこまでもドライバーファーストなスポーツカーに変貌する。

スティングはよそ見したら車線を超えそうになるほどクイックでありながら、直進のすわりも問題なくドライバーがドライビングに集中している限りは絶対に危ういことにはならない。

切り込んだときの動きは道中の三国峠などのワインディングでも鋭さを見せ、前後に履く太いタイヤも路面をつかんで離さない。

視点が高く、SUVどころかハイエースか?と思うような違和感があるのに、動きはアバルト124スパイダーのそれを超えている。

コーナー進入は重さがあって気難しさはあるが、よく効くブレーキもあって怖さはない。ちゃんとドライバーのイメージどおりの動きをしてくれる。

立ち上がりでアクセルを踏めば、怒涛のトルクで後輪側に車体を沈めながら加速する。

走る・曲がる・止まるの三拍子がすべてスポーツカーのそれであるステルヴィオはもうSUVとしての枠からはみ出している。

SUVだってスポーティーな走りはできるが、あくまでそれは真似事であることが多い。しかし、ステルヴィオは真似事ではなく、本気でそれを突き詰めている。

クアドリフォリオがニュルブルクリンク世界最強だったと聞いて、それを疑うことはこれでもうなくなった。

コンフォートで走ろうと思えば走れてしまうし、スポーツしたいと思えば並みのスポーツカー以上の走りができてしまう。

この独特のバランスがアルファロメオが作るSUVってことなのかもしれんね、知らんけど。

ワインディングは楽しいが?

およそ2時間ほどの仮眠、車中泊ができるクルマは強いのです。

どんなクルマでもやろうと思えば車中泊はできるし、限界を超えればアバルト124スパイダーですら運転席で寝れるけど、やはりSUVの車中泊での使い勝手はよい。

全長4,700mmなのでそこまで長いわけではないにせよ、天井高もそれなりにあるので後部座席を倒してしまえば快適に過ごすことができた。

こんなに実用的なのに、走らせれば楽しいんだもんなぁ…凄い。

夜明けとともに道の駅を出発する。

新潟のワインディング区間は水を得た魚のように楽しい。

ただ、舗装がガタガタなので突き上げはそれなりにある。

ただレビューで硬いと言われるイメージから想像するほどの硬さではないし、DNAモードセレクトでDynamicでは減衰力がハードにはなるのもの「ハード」、「ソフト」の切り替えはできるし、ソフトにしておけば十分同乗者でも許容できる範囲の硬さではある。

ワインディングでのステルヴィオのハンドリングは軽快だ。そう感じるのは切り始めの初期応答が非常にクイックだからで、そのまま切り足していくと突然ステアリングレスポンスが鈍くなる瞬間が来る少し変わった味付けというか特性?になっている。

フロントは軽快に動くけれど、リアはあくまでどっしりとしている。

わざわざ20kg近くなる重いバッテリーをリアに搭載していることや、285サイズのリアにフロントは255と前後異径サイズのタイヤを履いていることもこういう味付けに一役買っている気がした。

車格に見合わない軽快な動きがアルファロメオらしさなのかどうかはわからない。

そもそもアルファロメオはMitoとこのステルヴィオしかまともに乗ったことがないから語れるほどの引き出しもない。

けれど、国産車やライバルとなりそうなBMWなどのドイツ車では絶対にない味付けだ。

彼らは基本的にどこまでいってもどっしりとした安定感を好んで味付けをしているので、ステルヴィオのようなクイックで軽快なハンドリングということにはならない。

確かに、このステルヴィオの前オーナーはドイツ車からステルヴィオに乗り換え、再びドイツ車のSUVに乗り換えたとうな話を聞いているが、アルファロメオの味付けが気に入らない人がそうなるのはなんとなく理解できる。

これはアルファロメオがどうのって話ではなく「好みの問題」が大きいと感じる。

高級感や安心感のあるステアリングフィールと、マニアックで面白いステアリングフィールは相反するものだし、そのクルマが生まれた国の土地や文化的な背景を考えたときいドイツとイタリアではそもそも望まれる特性に違いがでるのも仕方がない。

そもそも、長らくFWDのクルマしか作っていなかったアルファロメオがその歴史上でも数少ない後輪駆動ベースのプラットフォームを開発し、味付けしたクルマでかつSUVという歴史上はじめてのジャンルで出されたステルヴィオなのでアルファロメオとしてもどういう味付けにすべきかは大いに悩んだのではないかと思う。

好みの問題とは書いたけれど、自分はこの味付けが好きだ。

逆にドイツ車のようなセッティングはあまり好きじゃない。

まーそういう好みもあるので、クルマ選びは人の評価はあまり参考にならないw

燃費悪化

富山までは予定通りというか、順調に来ることができた。昨晩から少し天気は悪かった関東だったが、日本海側に入るととにかく暑い。

海沿いだし、まとわりつくような暑さがある。

燃費を考えればエアコンはオフにしたいが、気密性の高さもあって窓を開けて送風だけで耐えられるレベルではない…

燃費を考えて…と書いたが、ここまでの燃費は7km/Lだった。

富山時点で走行可能距離は120km弱…ぎりぎりたどり着けるか、つけないか

メガーヌもそこまで燃費のよいクルマではなかったし、アバルトもタンクが小さかったけれど、それでも両車ともに無給油で東京-石川を余裕で走れるくらいの燃費のよさはあった。

ステルヴィオはかなり厳しい。

いくら下道オンリーで三国峠などの山岳区間もあったとはいえ、一定のペースで流せる深夜早朝の新潟のワインディングならメガーヌだって10km/Lは余裕で超えていたが、そう考えると2.9リッターV型6気筒ツインターボを免罪符に、控えめに言っても燃費が良いとは言えない(´;ω;`)

燃費がよくない理由は多分途中数か所で「遊んだ」こともあるはずだ…

DNAをRACEにした区間はそれほど多くなかったが、それでもバブリングさせ、フル加速をした区間はあったし、やはりアクセルを踏み込むと燃費の悪化がえげつない。

逆に書けば、遊んでもぎりぎりでこの燃費にとどめてくれるステルヴィオさんはなかなか燃費がいいのか?って気もしてきた…いや、よくないんだけどさ。

富山のステルヴィオ

滑川あたりにあった道の駅で自宅を出発して二回目の休憩になった。

この燃費の悪さを伝えたくて、ランボルギーニ・ウラカンに乗っている後輩の子にLINEを送ったら「ウラカンもそんなもんですよ」と言われてしまった。

そう聞くと、1,900kgという車重もあり、車中泊も余裕でこなせるスペースがあるステルヴィオの燃費はよいのかって錯覚してしまう。

エンジンは違えど、ほぼ姉妹車にあたるグレカーレ・トロフェオの実燃費はどんなもんなんだろう?

そんな話はさておいて、道の駅を出発してしばらく走ると第一目的地に到着した。

アルプスにあるステルヴィオ峠、だから北アルプスの麓にある富山市のスパ・アルプスにステルヴィオ(ぉ

金沢でみんなに会う前に、夜通し運転しているので風呂に入ってさっぱりしたかったこともあったし、やっぱりステルヴィオ峠から命名されたステルヴィオなんだから、スパ・アルプスは聖地みたいなもんだろうという謎のこぢつけで訪れた。

GWはじめとはいえ、午前中だから割と空いていて、快適に過ごせた。

さすがにサウナを2セットくらい浴びたら強烈な眠気に襲われたので、休憩室で30分ほど仮眠をとる。

すると時間はもう昼前だ。

集合時間の14時にはまだ時間はある、ランチをどうしようと考えて、せっかく富山に来たのだから富山ブラックを食べようと、近所の西町・大喜へと向かった。

富山ブラック

バイクでもよく来る西町大喜 二口店

ここの店舗は関東から日帰りツーリングで行く際にちょうどよい距離なので重宝している。

そんなことを言うと部下から「富山は東京から日帰りする場所じゃない」って言われるけど、片道500kmは十分に日帰り圏内だし、これより短い距離はもはやツーリングではなく、ただの近所の買い物だ。

富山といえば?の富山ブラック。サウナで汗を流したので塩分を補給!

サウナ後に食う富山ブラックは最高に美味い。もともとが汗をかく鉱山労働者が塩分を補給するため…というルーツもあるようなラーメンなので同じように汗をかいたあとに食べるととにかく美味い。

バイクで富山ブラックを食べに来るのも、だいたいが暑い季節なので汗をかく。

だから必然的に富山ブラックを身体が欲してしまうんだ。

人間の補給を済ませたあと、富山で一度ガソリンを補給した。

ナビの案内に従い、どこを通っていくのかと思えば福光じゃら県道27号を抜けて金沢大学に抜けるルートだった、途中で道とおおよその時間がわかったのでナビを切る。

この区間はトンネルがいくつかある、もうおわかりだろうがトンネルに入るとどうしたってクアドリフォリオに積まれる690Tが奏でる美音を聞きたく、窓を開け、排気バルブを開け、高回転まで回してしまう。

ターボ車とは思えないような美しい音色、それに反するような下品なバブリングw

どうしたってトンネルでこんなことやっていたら燃費は悪化するだろうよ…

でもさ、クアドリフォリオに乗るということは「そういうこと」じゃないのかって自分は思います。

試乗会

14時に少し遅れて到着!ジムニーのYANASOさんは既に到着されてました。

集合場所はもはや定番化した通称「いつものファミマ」。地元勢にしか伝わらないこのニュアンスが、アセットコルサの金沢MODのおかげで他県の人にも知れ渡ってしまったのは意外な話だった。

安定の遅刻をするコペンに乗っている兄貴はさておいて(ぉ

先にYANASOさん(ブログはこちら)を乗せていつものコースへ向かう。

既にステルヴィオは自分の手足のように動かせるようになっているけれど、やはり走りなれた地元の道というのは素晴らしいもので、よりいっそうステルヴィオに対する理解が深まる。

事前に気にされていた未体験のパワーを体感してもらったけどどうだっただろう?

でも、案外普通に感じたんじゃないかと思う。

パワーは最初のうちは驚くけれど、結局最後はどんだけハイパワーでも慣れてしまう。バイクだって最初は「はえー!」とか「こえええ」って思うけど、数日も乗れば大型なら誰でもみんな300km/hアタックをして、そのうちそれが当たり前になる。

そういうものなのでYANASOさんにも試乗いただきたかったけれど「丁重に辞退」されてしまったw

ただね、ほんとジュリア クアドリフォリオは危ないと思うけれど、ステルヴィオはどんな場所でアクセルを踏んでもテールハッピーな挙動にはならないので普段アンダーパワーなクルマに乗っていても扱いやすいとは思う…危険度で言えば、もう1台のアバルト124スパイダーのほうが怪しい。

あれは自分が意図的にパワーオーバーに持ち込めるようにセッティングしており、わりと速いタイミングでリアが流れ出し、そこからコントロールできれば面白くしてある。なので、試乗した今日のコースと同じところを走ったら、けっこう楽しいor扱えないと怖いって感想になると思う。

クルマはカタログの性能だけではわからんねってこと。

全員集合!

兄貴のコペンもやってきた!

今回もいつもの面子で揃った。この組み合わせだとむしろアバルトのほうがよかったんじゃないか感もある、けれど、まぁどっちで来てもどっちかには合わない。ステルヴィオならSUVだからジムニーに合うし、アバルトならオープン2シーターだからコペン…難しいなぁ…2台で同時に来れたらいいのにw

掟破りの地元走りが見れるとかと思いましたが、さすがにコースアウトするような走り方は自重した模様。

兄貴はYANASOさんのジムニーで爆走、自分は追走カメラマンw

ジムニーながらバランスのよいカスタムをされているので、運転すると想像以上に楽しいのは前回体験した。

自分と真逆でYANASOさんは「自然吸気・MT」の組み合わせが好きそうで(自分は「ターボ・AT」が好きだw)限られた予算でバランスのよい仕上げをしてくるところはさすがは慣れていると感じられる。

そんなYANASOさんカスタムのジムニーを兄貴がドライブ…兄貴はもう昔から「アクセルをブラジルまで踏み抜かないと気が済まない」人なので、もうとにかくペースが速いw

マーチ12SRでも相当しばいてたし、だからエンジン逝くんだよ!と思わずにいられないけど、踏むところは踏むし、抑えるところは抑えるのメリハリがしっかりしており、愛車のコペンもバランスよくカスタムされている。

二人とも自分のクルマ趣味においては大先輩にあたるけど、ほんとみんな「大人」です。

メガーヌは意外なクルマだった?

お二人に出会ったのは今から17年は前なのでずいぶんと長いこと付き合ってもらっていて感謝しかない(´;ω;`)ブワッ

当時23の自分からすれば皆さん大先輩な年齢だったけど、気が付いたら出会った当時のYANASOさんや兄貴の年齢を自分も超えてしまっているw

あの頃からお二人ともノーマルだったり、バランスよくカスタムされていたり、それおれ個性があった…まぁ自分は最初からクセがありすぎたけど(ぉ

あんな風になれたらいいなーと思っていたけど、人はそうそう変わらないってことで、多分自分は死ぬまでこんな感じなんだろうねぅて気がする。

そういえば、現地でYANASOさんに「メガーヌを選ぶのは意外だった」的なことを言われて、やっぱり第三者から見てもそうだったか…と思った。

逆にメガーヌはYANASOさんの方が乗りそうだ(いや、ターボだから乗らないと思うけどw)なと自分も思った。

メガーヌは確かに速いし、楽しい、でも実際乗ってみると世界最速のFWDとしてシビックTYPE-Rに似たジャンルだ。

自分は過去のクルマから見てもあまりコテコテのスポーツカーを選んでいない。

数少ないスポーツカーと呼べたのはランエボくらいだが、あれは子供が生まれるタイミングでドアが4枚必要だった(それまでFTOだった)ことと、子供のころから4G63エンジンを親に習って触ってきたこともあり、人生で1度は乗ってみたかったという気持ちから選んだもので、多分普通に生きていたら選んでいない。

アバルトはスポーツカーだろ?いや、あれはオープンカーというジャンルで買っている。ただ運転が楽しい、ただ速い、そういう種類のクルマではない。

ロードスターはよく見かけるがアバルト124スパイダーは見かけない、だから余計に選んだ。

メガーヌは石を投げれば当たるくらいの台数が、自分の活動エリアでは走っているし、そこが一番残念だった。

そんな色々もあり、YANASOさん的にも「なんでこいつメガーヌは買ったんだろうな」って思ったんだろうけど、大丈夫、自分もメガーヌになんで乗ったんだろうって若干思っているところはある。

夜の部

折角集まったメンバーなので、ちょっと試乗会して解散ではもったいない。なので都合をつけてもらって「夜の部」ということで新天地でイタリアンを食べることにした(特にイタシャだからってわけではない)。

珍しく街イタリアン!

大体いつも和食な気がする、まぁ金沢だし、魚や郷土料理的なものを考えれば「和」なんだろうけど、結局のところ金沢はわりとどこで食べても外れは引かない。

もっとも最近は外国人観光客も増え、ぼった来るような店も増えたのかもしれないけれど、食に関しては食通の兄貴が選ぶ店であれば絶対的に外れはない。

金沢の美味い店って、だいたいいつも兄貴に教えてもらっている気がするw

片町・香林坊の帝王的な存在の人なので、「最近はマチに出ていない」と言っていたけれど、それでもやっぱりもっている引き出しとマチへの勘の鋭さは健在だと思う。

3,000円のコースだったけれど、十分に満足できた。

というより東京で3,000円のイタリアンディナーとか無理でしょ…たぶん肉片とパンくずしか出てこんよ?

愛すべきヒロサカハイボール

自分は兄貴とバーへ!

YANASOさんとはディナー後に解散し、自分と兄貴は毎度おなじみ広坂ハイボール

自分がはじめてハイボールを覚えたバーであり、そもそも「バー」というものに行ったのもここが初だったんじゃね?くらいのお店で、金沢に泊まりで来るときは絶対と言っていいほど足を運ぶ店だった。

デュワーズのハイボールなんで、自宅でも再現できるかと思うんだけど、どうしたってヒロサカハイボールの味にはならない…やっぱりプロが作るとそれは違うんだろうw

あとお酒だけじゃなく、食べ物がかなり美味い。正直、一次会はマクドで二次会の広阪でガンガン食事してもいいレベルなのでぜひともお酒だけじゃなく食事をしてもらいたいと思う今日この頃。

いやしかし、二次会まで兄貴に付き合ってもらえて本当にうれしかった!

色々思うんだけど、つい先日なにかで「40歳を過ぎて年1回会う人は親友だ」的な言葉をみたんですけど、本当にそう思う。クルマがきっかけで知り合った人なのに、20年近くこうして交友が続いているのはもう大親友といってもいいと勝手に思ってる。

いつまでも、こうしたゆるーい関係が続くといいなぁと思いつつ。

ホテルが高いぞ

小綺麗なカプセルホテル、前日久々にしこたま飲んで死ぬように寝落ちしました。

インバウンド観光客の受け入れや、そもそもがGWがはじまっていることもあってか、とにかく金沢市内のホテルは軒並み高い。

なんだかんだ毎年1回は泊まりで金沢に行っている気がするんだけど、年々値上がりしており、もう片町・香林坊で1万円以下で泊まれる個室って快活クラブくらいしかないんじゃね?レベルでとにかくリーズナブルな部屋が取れない。

自分が見た中で1万円以下で泊まれたホテルはすべてカプセルかドミトリーだった。

むかしは長期連休でも0.5~1万円払えば十分に個室に泊まれた。

郊外になれば当然その価格帯でもまだ泊まれる場所はあったけれど、さすがに片町・香林坊で飲んだあとに西部緑地公園(位置関係は調べてね)あたりまで移動とか現実的じゃない、だからもう割り切って身体ひとつでカプセルホテルに飛び込んで、風呂だけ浴びて寝た。

どうせ、数時間しか寝ない。

今回どうしても早朝にやりたいことがあったので風呂と仮眠用のベッドに金を払ったようなもの…あとはちゃんとしたトイレにかw

じゃなければ近江町市場横に止めたステルヴィオの中で寝てもよかったくらいだ。

 

カプセルホテルなんで、もう快活クラブでもいいんじゃね?感はあったものの、まぁ仕方ない…さすがに飲んだあとはベッドで寝たいw

ホームコース

4時には起きて活動を開始した。当たり前に人が少ない街中を歩き、15分くらいかけてステルヴィオを回収しに行った。

駐車場代も街中は言うほど安くはないが、東京で一晩停めることを考えたら無料みたいな金額だった。

この時間に起きて向かう場所は「ホームコース」だ。

クルマで金沢に来るときは、何がなんでも絶対に1回は走る。

学生の頃、ほぼ毎日と書いて差し支えないくらいの頻度で走った金沢にある林道は自分のホームコースであり、ドライビングスキルの確認とクルマの性能をテストする場でもある。

宗教上の理由でサーキットを走ることができない自分からすると、この林道がすべての基準になるホームだ。

ステルヴィオで来るとその狭さがはっきりとわかる。

ステルヴィオ前の最大サイズはプジョー3008だったが、あれでも狭い、狭いと言いながらここを走った。ステルヴィオははっきりとその狭さがわかり、ドライバーに物凄い圧をかける。

正直、期待はしていなかった。

当たり前だ、サーキットが速いと言われるステルヴィオだが、ラリーが速いわけではないと思っていた。ホームコースは地元のラリー屋が愛するような場所なので、ジャンルが全然違うステルヴィオで「どこまでいけるか」を確認するのが真の意図でもある。

そもそもSUVで林道攻めるなよって話はさておいて…

緊張の中、スタートすると緩やかな1コーナー目からステルヴィオは「いける」という手ごたえを返してくれる。

驚くほどにクイックなステアリングは、慣れたコースでは正確に行きたい場所にタイヤを持っていける。

ブレーキ、加速、ブレーキ、加速の連続では強烈なトルクが生きる。

最大出力を発生させられるポイントは少なく、そのほとんどが加減速の繰り返しになるラリーコースではクアドリフォリオのトルクが武器になった。

電光石火の変速スピードも、MTで操るよりずっとスムーズで速く、かつトラクションが途切れないため加速時間を長くとることができる。

クルマ1台分のスペースを除けば落ち葉やコケで滑りやすい。そこにわざとタイヤを乗せて滑らせて方向を変えるようなことをここではみんな平然とやるが、ステルヴィオはそこまでやっても期待した滑り方はしない。

とにかく極太タイヤ・ピレリ P-ZEROのトラクションが凄いし、後輪の安定感が半端ない。

スピード感が全然ないので計器を目で追うと唯一とも呼べるほどの直線では、過去にランエボで出した速度を遥かに上回る速度が出ていることに驚く。

段差も多い道だが、ステルヴィオの車高であればノーブレーキで超えれるところもあり、無駄な減速もしなくて済む。

結局、この見た目のSUVで過去最速のタイムを刻んだ。

SUVでそれがいかに恐ろしいことか…でもドライバーはほとんど不安を感じることなくコントロールできていたことがステルヴィオの凄さだった。

アルファロメオはとんでもないクルマを作ってしまったなと、この瞬間にはっきりと理解した。

ZF製の8速ATは2分少々のアタックではなんのトラブルも起きなかった。

ATのSUVでこれだけ楽しく、かつ速い…サーキットを主体とするなら考えるポイントもあるにはあるが、一般的に使う分にはこれでなんの不満があるかと言われたら何もない。

1台しか所有することができない事情で、スポーツカーを諦めなければいけなくなったとき、ステルヴィオ クアドリフォリオはそんな人の選択の候補として十分にテーブルに載るクルマだ。

残ねんなのはステルヴィオ自体が、そもそもテーブルに載らないというところなんだが。

峠で速いやつがカッコいい

ステルヴィオの性能を理解し、大満足だったがとにかく朝も早いのでこのまま東京に戻るのももったいない。

せっかくなのでまだ空いている市内を走ることにした。

石川県の素晴らしいところは、そのドライブスポットの多様さ。

石川県に来るとそのツーリングスポットの多様さに感動する。海と山の距離感が絶妙だし、その両方にも環状線を経由すればすぐに行くことができる。それがいずれも1時間圏内にあるし、どこもそこまで渋滞しない。

関東だとちょっと走ろうと思ったらどこかしらの渋滞を抜けなきゃいけないし、仕事帰りに走ろうと思うとワンパターンに某大黒とかになりがちだ。

石川県に住んでいたときは本当に走る人には最高の環境だったと思う。

能登半島一周も、状況が落ち着いたら行ってみたい。

そういえば最初は苦手だったアルファロメオのデザイン、このツーリングでかなり好きになった…というよりは見慣れたのかもしれない。

クアドリフォリオという最強のグレードでありながら、要所要所で控えめにその凄みを出す造形も「羊の皮を被った狼」を愛する自分にはぴったりだったと思うし、何よりホームコースでの走りを体験したらもうどうでもよくなった。

「峠で一番速いやつがかっこいいんだ」って某Dに出てきたキャラのセリフだけども、その理論で言うなら過去の所有車中トップの性能で記録を上書きしたステルヴィオは最高にカッコイイってことになる。

SUVの赤だとマツダに被るところがあるにはあるんだけど、好きじゃなかったアルファロメオのピザ…じゃなくて盾?グリルも特徴的で、一目でそれが自分のクルマだってわかる。

アルファロメオ自体がそんなに台数出ていないし、被ることは少ないんだけど、駐車場に止めておいて遠目にあれは自分のクルマだってわかるのはいい。

車高の高さは・・・

朝っぱらからYANASOさんのジムニーと並べて撮影!

YANASOさんのジムニーと改めて並べてみると、ステルヴィオの車高の高さが嫌でも目に付く。

全高なんてジムニーと変わらない(ジムニーシエラ:1,730mm、ステルヴィオ:1,680mm)。タイヤサイズだったり、見た目のいかつさもあってかなんとなくジムニーのほうがでかく見えるくらいに存在感がある。

ホイールハウスなんてジムニーもステルヴィオも変わらない。。オフロードの神みたいなクルマと、ニュルブルクリンク世界最速SUVの車高の高さが変わらない途轍もない違和感が気に入らないので車高は下げよう。

そういえば、ステルヴィオは最低地上高が非公開だった。

適当だけど図ってみると200mmはあるかな?って感じ。シエラの最低地上高は210mmってことなのでもうほとんど変わらんのじゃないかな…どんだけたかいのよ、ステルヴィオ。。。乗り込むときの「よっこいしょ」感はジムニーにも決して負けていない。

つまりだ、ジムニーをV型6気筒ツインターボ化すれば、ニュルブルクリンク世界最速を狙えるかもしれなってことだ。

ツクバを走るジムニーの動画を見たことがあるけれど、車高なんか下げなくてもなんとかなるんじゃね…幅が全然ちげーだろって話はこの際無視だ。

千里浜

前日富山で給油してからここまでリッター5km台という逆の意味で驚異的な燃費を記録。

試乗会と称して昨日遊んだことや、朝からホームコースで遊んだことも影響し、富山で入れたガソリンは早くも底をついた。

記録的に悪いリッター5km台をたたき出すも、もうこのころになると「あれだけ遊んで5kmも走れば十分か」と思うようになりはじめていたから人間の感覚は恐ろしい。

とはいえ財布に与える影響は決して軽微とは言えない。

そしてガソリンが高いorz...富山の方が安かったので、とりあえず富山にいける分くらいの量を逆算して給油、ハイパフォーマンスカーのオーナーとは思えないみみっちい乗り方をしてやがるぜ…

まだ時間は早いので千里浜まで向かう、天気もいいしね。

昨日からの燃費の悪さを受け、ここからはエコランを心がける。

DNAモードセレクトはNomalかAしか使わない、そう心に近い、アクセルはイニDよろしく10段階どころか数ミリしか踏まないドライブを心がける。

ターボラグも少ない、自然吸気のようなターボだからすぐにブーストがかかるため、エコランが過去1難しいクルマってのもあるけれど、もう頑張るしかない。。

山側環状から千里浜に抜ける道は、もりのさとを超えれば信号は1つもない。だから燃費にはとてもいい条件が揃っている。だから、リッター11kmという数字をたたき出せた。

安定のなぎさドライブウェイ!メガーヌもアバルトもステルヴィオも、まぁそれ以前のクルマもそうなんだけどみんなここにきている。

ドライブにちょうどいいんだよな…石川って。

天気もよくまだ8時だってのにバイクもクルマもかなりいた。

やっぱり見慣れてきたおかげでステルヴィオもといアルファロメオのデザインがよく見えるようになった。

こうして前から見ると普通のSUV感が凄い。バンパーの形状が若干違うってのはあるけれど、それでも高性能車のそれとしては控え目なデザインではある。

だから、後ろから追いついても道を譲ってはもらえない。

だから、RACEモードで炸裂音を響かせる(何

横から見るとマ◎ダのSUVなんだよなぁ…ぶっちゃけアルファロメオを知らなかったらそう見えるし、クアドリフォリオエンブレムを撤去したら自分でも判別つくか怪しいところではある。

風呂してお土産探し

千里浜からの復路、とにかくアクセルを踏まないことを意識する。

フェラーリの血が流れるエンジンなのにまったくアクセルを踏めない、気持ちよく走れないというのはただただ苦痛なんだけども、それはもう自分の経済力のなさを呪うしかない。

どうでもいい勘定だけど、こいつのおおよその燃費と現状のガス代を考えるとざっくり1,000km30,000円というガス代になる。今までのように気楽に乗れるクルマじゃないねって現実を受け入れる今日この頃。

津幡まで戻りスーパー銭湯へ。

昨日のカプセルホテルでも風呂には入ったけれど、朝の4時から活動しているし、今日はもう弾丸で帰宅するだけなので夜に風呂に入れるかは怪しいからここで身支度を済ませる。

シランガナ。

印象派パン屋かな。

お土産は金沢駅で。ここに来れば何でも揃う。

帰りは高速道路を使わないのでお土産は金沢駅で揃える、とりあえずここに来れば何でもそろう。

個人的にはここのカステラがお土産として一番好き。

www.ukokkei.co.jp

カステラ嫌いな奴が多分いない、卵アレルギーの方はごめんなさい(´;ω;`)

お昼時間になったので金沢でランチをしてから帰ることにした。

金沢でのランチと言えば、なぜか自分の中では髭のルーローハンだ。

www.higecho-ishikawa.jp

石川県まで来てルーローハン食べるなよって気もするんだけど、学生のころから通ってた店だし、なんなら金沢カレーのチャンピオンよりもこっちの方が好きだったりする。

東京からはじまった店だったはずなのに、今や工大前にしかない…一度食べたらクセになるってお隣のカレー屋とそっくりなフレーズも気になるところだけど、とにかく好きな店であることには違いない。

だから、行こうかなぁと迷ったけれど金沢駅からまた金沢工大まで戻るのが面倒だったというのと、なんとなく米じゃなくラーメンだったので近場のらーめん世界にした。

らーめん世界もまた自分が好きなラーメン屋の1つだ。

shop.ra-mensekai.co.jp

麺とチャーシューの独特な歯ごたえ?というか、食感が好きで、これは世界でしは味わったことがない。チェーン店の中では結構好きで、もし関東にあれば普通に通うんだけどなぁって店。

でも知る限りでは北陸でしか見たことがないから、今日のランチはここ。

餃子もおいしいです。

真夏だよ、富山県!

高速道路を(予算的に)使えないため下道でまったり帰る…しかし暑い。

車載の温度計は富山に入ってからずっと30℃を超えている。

イタシャにとって、夏は試練の時期だが、その夏を迎える前にステルヴィオさんは早速試練のときを迎えた。まぁここで壊れないことを証明してくれたらいい。

さすがにバイパスではない一般道では燃費も上がらない。1時間以上エコランを意識して必死にたたき出したリッター11kmはもう見ることはできない。

このクルマ、燃費を上げる運転は苦痛なほどにアクセルワークに我慢を強いるが、落ちるときは本当に一瞬だ。

2.9リッターなんだし、そこまで大排気量でもないはずだが、どこに燃料が消えるのか…

でも、似たようなエンジンを積むRZ34乗りに言わせると、「そんなもん」らしい。

逆に数百kgも重いステルヴィオがRZ34並みの燃費を出せるなら、ある意味エコなのかもしれない…なんて思いながら富山市内に入り、そして一気に岐阜方面へ南下する。

暑さや、朝4時から活動していることもあり神岡で眠気が襲ってきた。

交通の流れも悪くなったので、数十分の仮眠を取ることにしたが、とにかく暑すぎて寝れたもんじゃない。。窓を開けたとき、リアドアの窓ガラスが全部下がることに気づいて関心したが、その後、窓を閉めようと思ったらパワーウィンドウが暴走して「上がる」、「下がる」を繰り返す謎挙動…急にイタリアを出してきやがりましたね。

山越え

交通量は多く、燃費にも厳しい区間がはじまった

往路とは違い、自分が好きな安房峠を超えるルートを復路に採用した。観光道路でもあるので、それなりに交通量は多く、しかもペースが遅いクルマが多いのでなかなかストレスが溜まる。

夜であれば、それなりに快走だが、日中は厳しい。

なんどか路肩でやりすごし、前との距離を取りつつ走る。

それでも前においついたらアダプティブ・クルーズ・コントロールの出番だ。

ステルヴィオのACCは優秀で、プジョー3008のときのそれより使える。クセがあり、ときおり急加速する挙動は見せるものの自動運転をうたっていない以上はドライバーがちゃんと責任を持ち、ブレーキペダルをいつでも踏めるようにしておけばいいだけだ。

そうすればステルヴィオのACCは停止まで行い、ブレーキホールドも行い、発進はプジョーのときのように30km/h以上じゃないとONにならないというものではなく、ステアリングのスイッチを押せば前に合わせて動き出してくれるので、渋滞は逆に足を休めることができて楽だった。

なので、ストレスが溜まるのろのろ区間はすべてACCに任せることにした。

さすがに安房峠のあたりは涼しく、わずかな区間だけエアコンをオフにできた。

寄り道と帰宅

帰りに群馬の実家に寄って、イタルジェットのパーツやらを回収した。

イタルジェットは300を予約しており、5月末くらいには届くんじゃないか説がまことしやかにささやかれているのでそろそろ純正に戻さねばならない。

アバルトだと積載限界などもあるので、ステルヴィオで寄ったときにしか回収できないのだ。

なんだかんだ群馬着が20時前、かれこれ半日はステルヴィオの中にいる。

途中で力尽きて深谷あたりの道の駅で仮眠した。

いつでも仮眠ができる、快活を使わなくても済むという点では楽なんだけど、トータルコストで見れば燃費の悪さやタイヤなどの消耗品も考えてそこまでエコとは呼べないかもしれないと思うなど。

仮眠したこともあったけど、帰宅は朝の4時…金沢からまるまる24時間後だった。

ステルヴィオ初ロング!

1,084kmを走りリッター7km

初のロングドライブ、ステルヴィオは非常に快適だった。機能的には今どきのSUVに比べて劣るところはあれど、それでも十分だなと感じられるほど「慣れ」も出てきた。

インフォテメント系は正直慣れる。

タッチパネルがないことは不満ではあるけれど、どうしても細かい地図を見たいときはCarplayを切ってスマホ側で操作する。去年まではメガーヌもアバルトもディスプレイなんてなかったんだし、スマホですべてやっていたんだからそれと変わらない。

中期型以降のようにTVもないし、ナビもないし、ブースト圧などを見れるような機能もない、でも別になくても困らない。

ただ、燃費の悪さ…これは正直貧乏人にはなかなか辛いので、ロングの際はとにかくアクセルを踏まないドライブってやつを心がける必要があるかなと思った次第。

それでもこれだけのハイパフォーマンスカーが下道オンリーでリッター7kmなら十分なのかもしれないね…見る人が見たら「燃費いいじゃん」って思うかも。

それは人によるけれど、自分はちょっと遠出するならアバルトかなって気がしました。

そういうことも含めてわかったので、今回のツーリングには意味があったと思います。