納車後、ディーラー近くのガソスタで軽油を満タン。ODOメータは6kmからスタートだった。ガソリンはぎりぎりエンプティが付かない程度に入れられていたんだろう、初回給油で41.4Lくらい入った(カタログ容量では52L)。4月中旬になりガソリン価格が再び高騰しはじめて軽油でもリッターあたり119円になっているからそれなりの金額にはなったけれど、ぎりぎり5000円に行かない程度の支払いで済んでいるから驚きだ、ハイオクでこれだと6500円程度にはなるはずだった。
出発したのはお昼前だった。この時間から日帰りできる距離とあらかじめ考えていた箱根を目指す。朝の渋滞を避けられる時間帯ではあったけれどそれでも首都高と東名はそれなりに流れが悪い。
途中でプジョーの3台とランデブーした。3008(ガソリン)と307。
こう見ると308あたりから一気にプジョーのでデザインも変わったのだなと感じる。
OPのカーナビを付けなかったのには理由はあるが、やっぱり前評判が悪かったし、TVだけを見るために20万円以上も支払えるのか?と言われると微妙だ。
昨年になって3008もCarPlayに対応したからさっそく使ってみた。ホームボタンが左側にあって地味に使いづらいとかはあるので改善してほしい項目だけど目的地まで不通にたどり着くということに関しては大画面でGoogleMapが見れるのでスマホで見るよりは見やすい。ただ、高速でサービスエリアまでの距離とかは表示されないので、その点ではスマホでヤフーナビとかを見るほうが利便性は高いように感じた。まぁ使い分ければいいかな。
ディーラーからずっとシェードを開けて走ってきた。
これがPEUGEOTの醍醐味だ。積極的に日差しを取り入れながらのドライブは明るい気持ちになれる。
箱根の旧道を走りながらお昼は蕎麦屋「竹やぶ」で取ることにした。
事前に調べて置いた、本店は千葉県柏市にある。
雰囲気は蕎麦屋という感じがしない。ただ、腰があるそばで美味い!
ランチコースはそこそこのお値段だけど単品で頼めるので今回は蕎麦だけを楽しんだ。
食後は一気に国道1号線を湯本方面へ下る。
途中の狭い道も1860mmの幅を特に意識せずに走ることができた。
湯本までくだり温泉へ。
ここは貸切風呂もあるし予約もできるのでカップルで行く場合はあらかじめ予約をすることをお勧めしたい。大浴場も広いけれど貸し切りのほうがゆったりできる。
意外なことにずっと走りっぱなしだったのでまじまじとサイドから3008を見るのはここが初めてだった。なんとなく斜め後ろのデザインはマツダのCX-3ぽい。テールランプの形状が全然違うけどね。
随分とゆったりした車だと感じる。
足回りも500Xと比較すると随分と柔らかいし食後でも風呂上りでも体にまったく負担がかからない。
慣らし運転もそこそこだけれど、湯本からターンパイクにお花見にでかけてみよう。
この頃、既に都内は葉桜になっていたけれど標高があるこのあたりはぎりぎり見ごろだった。 背後から迫るエクストレイルがいたが、こちらは慣らしもあるのでそこまで高回転まで回したくない。けれどディーゼルのトルクと8速ATの恩恵で2000回転くらいで十分な速度がでるしトルクがあってハイギアで登れるので引き離そうと無理をしなくても十分に距離を取ることができたのは驚いた。
途中に車を止めて桜をのんびり眺めるのもいい。だけどせっかくのパノラミックサンルーフなのでこういうお花見も楽しんでみたくないか?
ルーフを開けて頭上の桜を眺めることができるようになった、これが新型3008のメリットだ。308まではパノラミックルーフだったのでガラスルーフだったけどサンルーフにはならなかった。
いつもと同じ場所で違う景色を楽しめる。
椿ラインから湯河原に抜けて海沿いをドライブする。
わずかに頭上から入り込む夕刻の風が気持ちいい。
暖房をONにしておけば頭はひんやりするけれど身体は寒くない。
3008はそのボディサイズよりもずっと狭い道に突っ込んでいける。
最小回転半径は500Xよりも短くなっている。はじめての道でドキドキするのは車幅ではなく、この先にUターンができる道があるだろうか?というところだと、ぼくは勝手に思っている。戻れるとわかれば引き返せるから。
3008は360度のパノラマビューが最初からついているからこういうものを頼れば冒険もできる。
熱海の先から山を越えて、函南のさわやかへ。
60分待ちだったので整理券をもらって車内で月を眺めながら仮眠。
暗くなるとこんなものまで出てくる!女子は大喜びするやつだ。
アンビエンスライトのブルーもいい感じだ。
およそ一か月ぶりのさわやか。
御殿場に比べると随分早く入店できた。それでもまぁ60分なんだけど。
二ヶ月連続だけどべつに飽きるものでもない。
関東にもあれば最高なんだけど、静岡にしかないことがこのお店のよさか。そのためだけに静岡に来るという目的ができるので、静岡県はさわかやを表彰してもいいと思う。
帰りの東名高速でACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を試す。
ACCはかなり快適だ。どんな手を使ってでも速度と距離を維持しようとするので燃費の面では生のドライバーが運転したほうがよくなるのは間違いないけれど絶対的な疲労度の低さはACCを使うことには敵わない。前を走るクルマがいれば料金所すら追従して通過できるほどの性能はあるのでなかなか使えるものだと思う。
朝の納車から夜中まで走って初日は370km走った。
燃費は16.3km/Lとなった。
これだけの距離を走っても燃料はまだ半分以上も残っているから驚きだ。
高速燃費だけならリッター20kmを軽く超えてくれる。
満タンで52Lだから高速道路だけなら東京-九州無給油チャレンジができそうだ。
そう思えたのは単純な燃費だけでなくシートの出来の良さもある。
何ヘルニア持ちの自分の腰がまったく傷まない。500Xのレザーはお洒落だったが、100kmも乗ると腰が悲鳴を上げ始めた。500kmの大阪は到着と同時に腰が死ねる勢いだったが、3008で400km近くを走っても、なんならまた400km走れるくらいには平気だ。
ディーゼルももっとうるさいかと思ったが、走り出しはガラガラ聞こえるものの走り出せば1500回転くらいで用事が足りるので実に静かなものだ。ルーフを開けていても全然気にならない。
あらゆることで疲労を感じさせない。
3008、かなりいい車だ。