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ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす。

FIAT500Xとハヤブサ、時々家族を愛でるおっさんのごった煮ブログ。

フォード日本市場撤退

RS200のことブログに書いたら、フォード日本撤退のニュース流れたよ!!
 
むかしから好きになったブランドやメーカ、人が尽く消滅することで有名な中の人です(最悪だ。
 
子供の頃に乗りたかったクルマ、FTOは消滅(ぉ
 
生まれてはじめてファンになり、CDアルバムを買ったHysteric Blueはお察しください(ぉ
 
ランエボ買ったらエボブランドが消滅(ぉ
 
大卒で最初に買ったマーチ12SR専用スポイラーレスは1代限りでカタログ落ち(ぉ
 
軽自動車のプレオを溺愛して購入したらスバル軽自動車自社開発中止(ぉ
 
初めて買ったスマホ、カシオのG-SHOCKスマホ。カシオは携帯事業撤退(ぉ
 
etc...
 
【NEW】RS200記事書いた翌日、フォード日本市場撤退報道
 
語ればきりがないほどに、ほんとよく好きになったり褒めるブランドが消滅します。
 
関係ないけど、はじめて自衛隊の体験乗艦で乗った護衛艦しらねは確かその数年後に火災で…
 
周囲からは「こいつの買うものは全部落ちめになるから買わないほうがいい」とか「こいつが選ぶブランドは消滅するからブランド運営している会社南無」とかひどい言われようなわけです。
 
Apple製品大好きだからAppleも消えますね(ゲス顔
 
そんなわけでフォード日本市場撤退です…

アメ車がそもそもそんなに好きではないのですが、それはクルマというよりは設計・開発するアメリカ人の設計思想が嫌いなだけで、出来上がったクルマ自体に罪はなく1つの機械として正当に見ていきたいと常々思ってます。

 

ほら、アメ車って昔からでかい図体に馬鹿でかい排気量のV8エンジン積んでしかもそれがOHVだったりで、それを3速ATとかアホみたいなミッションでゴリゴリ動かす!みたいなところがあるじゃない。(?)もちろんフォードのように自動車を量産化するという立派な功績も認めざるを得ませんが、自動車が使われる国土を考えればもちろんそれが正解です。でもその正解を好きになれない人が自分です。

 

どちらかといえば自分はアルトワークスみたいな軽量な車体に非力なエンジンを積んで…とかまぁ欧州だと昔のイタフラ車的なクルマが好きなわけですね。

 

そんな与太話はさておいてフォードってそんな売れていなかったの?と気になって引っ張れる範囲で販売台数のデータを自販連のサイトから引っ張ってきました。

自販連のホームページ

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ちょっと見にくいかもしれないけど2010年から2015年までの販売台数データです。

 

フォードはこの期間で平均販売台数が4000台弱となっていますね。

 

ここに挙げた輸入車勢で見るとアルファロメオ、シトロエンは平均2700台、ルノーも4000台に届かずとフォードより販売台数が下回るブランドは多々あるわけです。

 

でも待ってくださいね。フォードは単体ブランドなのです。

 

自動車メーカは今や統廃合の繰り返しでフィアットであれば日本法人はFCJ(フィアットクライスラージャパン)として【フィアット】、【クライスラー】、【ジープ】、【アルファ・ロメオ】、【アバルト】の5ブランドを扱います。なので昨年1年だけで見れば合計台数は1.7万台となります。

 

プジョーもPCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)としてシトロエンも傘下にあるため合計すれば昨年は7000台ほどです。

 

ルノーはご存知傘下に日産があり日本でのブランド販売網は日産ディーラーが行います。なので単体の売上はフォードとそれほど変わらないにしろ日本では半ばおまけ的な感じもありやっていけるのでしょう。日産の販売台数と合算したら相当な台数になりますよw

 

単体ブランドで健闘しているのはボルボですかね…

 

フォードはコンパクトハッチからラージSUVにアメリカンスポーツカーまで豊富なラインナップと持っています。

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それなのにこの2010年から昨年までの期間、もっとも売れた年の台数がフィアットの2010年の最低台数に劣っているのが物悲しいですね…。

 

昨年だけで見ても負けています。

 

6車種も持っており、それがすべて違うジャンルで1ブランドでこれだけ充実させているのに。

フィアットなんて去年は途中で500Xを投入しましたし派生車種もありますが、実質3モデルです。

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500、500X、パンダと一番でかい500XでもフォードのECOSPORTと変わらないくらいのサイズ。こんな小さなクルマしか売っていないメーカにすらある意味でオールジャンルを取り揃えるフォードが負けている事実は驚愕の事実でもあります。

 

特に日本市場を考えたときにコンパクトSUVは重要です。

 

どのブランドも必ずといってよいほどこのジャンルには参戦してきており、当然フォードもラインナップにECOSPORTというコンパクトSUVを置いています。

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写真を見ると「お、さすがはアメ車だ大きいな!」と思うかもしれません。(思わないかw 

実のところこのクルマの寸法は全長はマツダのCX-3よりも短く、幅は同じです。アメ車はでかいという決まりきった発想とはおさらばして、これが今時のグローバルを見据えたアメ車か!と驚きました。

 

スモールSUVにはある程度の個性は必要ですよね?

 

レネゲードであればミニジープ、500Xであればデカチンク…デザインの個性で言えばアメ車なのでそこまでぶっ飛んでは居ませんが、強いて書くならリアゲートのスペアタイヤ?(ぁ

一昔前の日本車SUV系ではたまに見た気がします、最近全然見ない気がするけど。パジェロくらい?

走行性も個性的だと思っていて、アプローチアングルも確保され、多少深い水たまりも走れますが売りです。

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 でもFWDオンリーなんだよな、これ!!

 

如何にもなオフロード性能は謳ってますがFWDという微妙さwこれを個性と見れば「どういうこっちゃww」とある意味で笑えます。

 

そして極めつけは…

 

最小回転半径6m

 

コンパクトSUVでトップクラスの小回りの効かなさではないかと思われる数値…なんでCX-3と同じサイズで向こうは5.3mこっちは6mなんだよ…とどんな足回りを採用したらそんな小回りが効かないクルマが作れるのか…そこがアメ車なのか?!と驚きます。

 

バカにしたような書き方をしていますが、これだって立派な個性です。

 

そして実は自分はこのECOSPORTもミドルクラスのKUGAもエクスプローラーもなかなか好きです。アメ車は買わないというルールを課しているのできっと買うことはありませんが、クルマとしては非常によくできておりエクスプローラーなんか大陸弾道SUVとしては魅力的な1台になってます。

 

典型的なアメ車の香りを漂わせながらそれでも新しい時代のアメ車であろうとするフォードのクルマはなかなか魅力的。

 

なによりフルラインナップを取り揃えているので日本でも売ろうと思えば十分に顧客にアピールできたはずで、少なくとも小型車しか持たなかったフィアットに比べれば台数で勝てる要素は持たされていた、はずなんですよね…。

 

それでも負け、結果として国内での販売台数低迷で撤退を決めてしまった。

 

明らかに国内マーケティングを失敗しているし、クルマのせいではなくフォード本体と日本法人側のミスと怠慢に思えます。

 

フォード本体はまず日本に導入するクルマに、特にあのエクスプローラーみたいな全長5m、全幅2mの巨大なSUVに左ハンドルしか用意しなかった罪は重いです。あのでかさを左ハンドルは正直しんどいはず…

 

別に左ハンドルがアメ車だ!と豪語してもよいとは思いますが、そういうことが許されるブランドイメージを築けなかったことも言ってしまえばメーカ側の失敗。仮にこのラージSUVクラスでHUMMER的なブランドイメージを確立できていたのであれば?それはきっと左ハンドルでも許されたかもしれません。それでもやはり多くのユーザをターゲットにするなら右ハンドル仕様は必須です。他メーカでもたとえばプジョーのスポーツモデルは左ハンドル仕様が存在したりしそれは販売台数が見込めないからわざわざ右ハンドル仕様を作る必要がないという事情もあったり、そこまで売れるクルマではないとメーカも思っているからその仕様で問題無いですが、家族で使うラージSUVが左ハンドルだけというのはやはり人によっては抵抗が強いでしょう。

 

また日本法人はもう少し自社ブランドを積極的にアピールすべきだったと思います。

 

自分が知らない世界で実は積極的にアピールしていたのかもしれませんが、自分がSUV探しをしていたときにフォードのクルマがまったく頭に浮かんでこなかったんですね。エクスプローラーやマスタング、フォーカスは当然知ってたし知識としてあったけれども肝心のコンパクトSUVがまったくもって存在知らずでした。

 

せっかく価格帯でも国内勢と戦える輸入車なのだからもう少しアピールは積極的に行うべきではなかったかという気がしますね。具体的になにをすればよかったのか?は有能な広告代理店に任せましょうw(丸投げ

 

フォード自体、巨大メーカだし実力は当然あります。

 

また日本での歴史も90年と途轍もなく古くからあり、かつては横浜に工場も所有していたほどのメーカです。

 

そのメーカがその歴史に幕を引き日本市場から撤退を決めたことはかなり衝撃的な話に思えます。

 

それだけの歴史があれば確固たるブランドイメージを作れたはずなのに、販売台数実績などを見てもその影は薄いです。

 

マスタングなどTHEフォード的なクルマもある一方、趣味性・デザイン性ではイタフラ車の方がうえで、ブランドイメージなどは欧州勢が勝る。そんな市場があるなかで安定的に売れていくにはやはりイメージを固定化することが必要なのではないでしょうか?そのブランドイメージがふわふわだったが故に”積極的にフォードを選ぶべき理由”がなくなってしまい販売台数低迷という結果を導きだした気がします。

 

そもそも輸入車自体が値段や理由なしに買うべきジャンルではないですしね。

 

何らか人とは違うものを選びたい人、そういう人でなくクルマならなんでもいいという人が買うなら自分なら国産車を進めます。それもトヨタかマツダかなw

 

人とは違うものを所有したい。その僅かな違いを求めて買うわけで、売れていないとはいえ4,000台以上の売上を叩きだしているフォードを選ぶユーザも当然いるわけです。その人達はきっとフォードが心から好きだから選んだのだと思うし、そういうファンがちゃんと日本にも少なくない数がいたのだとフォード本体は忘れずにいてほしいものですね。

 

いつの日か、また日本市場に戻ってきて欲しいですし、そのときはフォードとは!と積極的にブランドを提唱してフォードに惚れさせて欲しいと思います。

 

やっぱり歴史あるメーカにして、かつて伝説のグループBカーRS200を生み出した素晴らしい会社なのだからそれだってきっとできるはず。

 

残念は残念ですが、生まれ変わりを期待して今はいったんさよならをさせていただきましょう。

RALLY CARS Vol.11

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