
124スパイダーのオイル交換は簡単だ

上抜きが非常に微妙だったステルヴィオさんに比べると、124スパイダーは素直に上抜きで3リッター強抜ける、何も苦労しない。ただホースを突き刺して20回?くらいポンピングしたら終わり、多分10分もかからず抜ける。

そういえばマルチエアエンジンはオイルがよく減るっていう。1,000kmで1リッター抜けるとか「ほんまかいな」って話も見る。距離的には前回の交換から3,000kmくらい走ったレベルゲージでこんな感じ、本当に1,000kmで1リッターだったら、3リッターしか入らない124スパイダーのエンジンは多分メルトダウンしてる。
実際この状態でオイルを上抜きしてみるとタンクのゲージ的に3リッター抜けた。前回も量販店でリキモリの3リッターボトルをフルに使って入れているのでうちの子はオイルが全然減ってない、エンジン回してないからってのもあるかもしれないけど。

MTだと低回転のパンチのなさを気に入らずついつい高回転まで回すかもしれないけど、ATの場合は別に低回転でもゆったり走れるのであまり4,000回転を超えるところまで回すこともない。たまに遊んでいるときに引っ張ることはあるけど、レブまで回したのは群サイを走ったときくらいで、基本的には5,000回転くらいまでしか引っ張らない。それくらいの回転数を使うのがほどよく気持ちいい、ぶっちゃけレブまで回しても「パワー出てる」って感じはしない。まぁエンジンもタービンも減ったっているんだろうね、なにしろ10万km選手なので。
フィルター交換はちと面倒

こいつのフィルターは微妙な位置にあるので、社外のエアクリと強化ディバーターバルブとか付いているうちの子だと隙間が無さ過ぎる。ディバーターバルブまでは外さなくてもいいけど、エアクリボックスのホースはホースクランプをとってタービンとエアクリから外さないと「手は入るけど、オイルフィルターが取り出せない」状況になる。まぁそれでもジャッキアップしたりして、厄介なアンダーカバーを撤去してからフィルターを外すよりは、エンジンルーム内からアクセスできる構造なのでまだ楽だと思いたいですね。

フィルターカバーは27mmだったかのソケットがあれば外せます。
なんでこんなサイズ持ってたんだろ…これもバイクのどっかに使ったサイズ何だろうなぁ…サイズ的にはZとかの足回りな気がする。なんだかんだステルヴィオも124スパイダーもバイク用の工具がいい感じにハマる。
124スパイダーもフィルターは奥まった位置にあるのでエクステンションがあるといいです、多分ないと工具が届かない。

こんな微妙な隙間からフィルターを摘出しないとなので、当然?ながら周囲はオイルで大変なことになるのであとでしっかりブレークリーンしましょう(´;ω;`)ブワッ

6,000kmは使ったフィルター、なかなかえぐい香りでした。フィルターを抜いたあとはエンジン側にもオイルチェンジャーのホースを突っ込んで残ったオイルを吸いましょう、いうてそんなに吸えなかったけど。

フィルターとカップ側のOリングを交換して元に戻せば完了です。

前々からだったんだけど、このエアクリボックス矢印の部分のホースがちぎれており、ここからエア吸ってる気がするw大丈夫かよ…あとこれはもう124スパイダーの持病?なのかもしれないけどエアクリホースの中はエンジンオイルで大変なことになっているw大丈夫なのかよ、このクルマw純正でもそうなのでもうそういうものなんだろうけど。

124スパイダーはフィルター込みで3.8リッターらしいけど、いつも量販店だと3リッターでちょうどいい量になる。今回は多分3.2くらい入った。
自分で交換すると好きな添加剤を入れて量を調整できるので、今回はベルハンマーファントムを入れてみた。
何もしていないのに、なんかパンチがある

オイル交換を終えて夜な夜なひとっ走り。オイルを変えただけなんだけど、アクセルを踏んだときのパンチ力がなんか普段よりある。いつもオイルを変えてもここまでパンチあるなって感じたことがないのでエンジンブローの予兆か?と疑うほどw
ATだし、距離も距離なのでアクセル踏んでも音が先行する感じだったのが、それなりに音と加速がついてくるイメージ。

ステルヴィオの600馬力に比べれば明らかに非力なんだけど124スパイダーは楽しいね、オイル交換程度でもこうした変化がちゃんとわかる。大排気量には大排気量の良さがあるし、小排気量には小排気量の良さがあり、どちらがいいのかってのは一概には言えないけれど124スパイダーはこのデザインの良さに加えて屋根が開くという絶対的な価値があり、それは何にも代えがたい。
何より国産車ベースで作ったアバルトということもあり、信頼性や部品の入手がたやすいことが多いというのもいい。普段使いになんの抵抗もないw
これが100%アバルト(フィアット)製だったのなら、ボルト1本入手するにも苦労するだろうけど、マツダ製であればいずれは劣化する幌の供給だって人間の寿命が尽きるのが先か、部品供給が終わるのが先かレベルで絶対に続くと思う。NDロードスターはそういう多分今後も数十年は愛され続ける名車だと思うから。
そういうメンテに気を使わなくていいのも最高。エンジンがぶっ壊れたらロータリーに行けるという簡単な魔改造プランがあるのもまた面白い。
こんなに楽しいクルマが中古で300~400万円で手に入るってもうバーゲンプライスです!

久々にマニュアルを開いたら燃費が書いてあったけど、高速19km/Lも走るか??なかなかしんどい気がするw混合の値もなかなか出ないし、エンジンへたってるんやろな…MTの人の燃費とか見てるとかなりいい人もいるし。

レコモンの記載もあった。あとスポーツモードの説明もあって、ステアリングが多少重くなるとかあって、へー気づかんかったわぁって感じ。クルマなんて説明書ほんと読まないからなぁ…なんだかんだ車種は変わっても、機能自体はほぼほぼなんとなく直感で使える気がするし、クルマのUIって実はかなり考えられているんじゃねとか思います、知らんけど。
というわけで今日はここまで!博多に向かう新幹線の中で5時間することがなかったので駅弁食ったあとに雑に書いたブログでしたとさ、ちゃんちゃん。

