駆動系をいじったのでラーメンついでのツーリング
念願のフルエキ化も果たし、駆動系もいじり、かったるかったイタルジェット ドラッグスター300がやっとまともに乗れるようになりました(´;ω;`)
純正マフラーは重いし、ダサいし、正直普段乗るにもちょっと抵抗があったけど、やっぱ見た目がよくなると乗りたくなるもんです。
300最大のネガでもあったノーマルのかったるさが消えて、「これぞドラッグスターの名にふさわしい!」って加速と、排気量なりの高速での快適性も手に入れたわけで、これならもっと乗りたいぞ!と。
肝心の「時間」がまったくないので、土曜日の昼間にちょっと近所までラーメンでもたべにいくかーということで乗ってみた。
たった100cc、されど100cc
200からほぼ100ccアップの278cのエンジン
同じイタルジェット ドラッグスターからの乗り換えで一番の変化はほぼ100cc排気量がアップしたエンジン。
乗り換え直後は駆動系のかったるさもあり、「かったるい」印象が強かったものの、1,000kmも乗り、駆動系も変えるとエンジンの良さもわかってきた。
パワーはそこそこ、トルクは排気量なり。カタログスペックの120kg台の車重は、実測値で150kgあるみたいだけど、それでも十分軽く、なりよりコンパクトな車体に278ccのエンジンが不満であるはずもなく。。
なにしろ諸元だけならハンターカブよりも小さいことになる車体、そのへんの125ccクラスに278ccで不満があるわけがないw
通勤バトルならまず負けない、そりゃこのサイズのスクーターで実測150km/hまで持っていけるのが世の中に何台あるのか・・・マジェスティやスカイウェブなんかを相手にしてもこちらのほうが軽いんだからそりゃこっちのほうが速い。
実用性をまるっきり捨てているとはいえ、社外パーツでツアラー化はできます!
自分はハンドル前に自転車用のバックを付けられるマエカワエンジニアリングのステーと、タンデムシートを撤去してキジマのベースキャリアを装着しています。
イタルジェットに箱はにあわねーだろとか、そういう意見はごもっともなんだけど「スクーター」というカテゴリーでぶっちぎりで「何も入らない」シート下のスペースを考えたらこれくらいは許してほしい(´;ω;`)ブワッ
この辺、好みがあるけれど自分はライディング中にあまり背中に物を背負いたくないので(背負うのは罪だけで十分ってやつ)ウェストポーチは付けるけどリュックはロンツーのときでも極力使わないようにしています。
単にロンツーやるときにリュックは肩にくるから辛いってだけなんだけどねー。
というわけで、GT化したイタルジェットでラーメンを食べに行くわけですが、時間が時間なので高速道路に乗りました。
このナリでも東北道の120k区間を快適に走れます。
そりゃZH2みたいに「どこでも200km/h出せるぜ」みたいなオーバースペックな余裕はまったくないけれど、かといって120出すと死にそうみたいな不満もないわけで。250ccクラスで高速走るときとそんな変わらんよね、多分。
バイクの250ccって四輪なら軽自動車とそんな変わらんので、軽自動車で高速走るようなもんです。
余裕はそこまでないけれど、走るのが苦痛ってほどでもない(一部自然吸気の軽自動車は辛いのかもしれんけどw)。
ドラッグスター200のとき、高速道路を走ると余裕は全然なくて、追い越し車線に出るときは「覚悟」を決める必要があったけれど300になってそこまで「覚悟」は必要なく、普通に追い越し車線に出て追い越したら戻るができます。
ドラッグスター200でも120kは出せたけど、エンジンはそれなりに唸るしかなり限界近かった感じで、上り坂になれば速度はどんどん落ちてくるんだけど300はその速度落ちも少なくスロットルを開ければ勾配にもよるけど速度をあげる余裕がある。
たかだ100cc、されど100ccってやつ。
この排気量の余裕があるから高速道路が疲れない!こういうところもロング向きな感じがします。
軽量コンパクトな車体はどこでも使いやすい
ドラッグスターのネガもある
普段、通勤にしか使わないドラッグスターで向かったのは山形県。日帰りで行ける範囲だとまぁこの辺が限界・・・本当は大間あたりまでマグロ食いに行きたかったけど日付変わるころには戻って仕事しなきゃならんので無茶はできんのです(´;ω;`)
そんなわけで高速を使ってみて、「意外と快適だ!」と知れたのはよかったけれど、同時にドラッグスター300のネガもはっきりした。。。
それは「燃料タンクのサイズ」。
ドラッグスターの良さは125ccの車体に280ccのエンジンで、ドラッグスターシリーズは基本的に車体サイズは変わらない。そのため燃料タンクのサイズも125/200/300全車共通。
ドラッグスターの燃料タンクは「9リッター」らしいけど、ぶっちゃけそこまで入らなくね?って気がしている。
エンプティが付いた時点で残り2リッターのはずなんだけど、その時点で給油しても6リッターも入らない。
実際は7リッターくらいじゃね?とか思っているけど、ガス欠にさせない限りは確認ができないのでよくわからない。
そんなわけで航続距離の問題がでてきて、高速だと200km前後でエンプティ手前になる。高速道路なので余裕をもって給油しないといけないので山形に到達する間に1度は給油が必要になります。
標準的な250ccならタンク容量は13リッターくらいあるはずで、当然そのくらいはあるべきなんだけど車体サイズ的に拡張は無理だからこれはドラッグスターの軽量コンパクトな車体の弊害ともいえる・・・。
給油ペースは小型二輪のツーリングくらいを考えないと危ない気がした。
自宅を出発したのが10時半、福島と山形の県境くらいで走行距離は300km手前。これから山に入るので念のために給油。
最初の給油が130km走った東北道の上河内SAだったので170km走って給油。
実際には全然余裕があるんだけど、ここから先は山越えが終わるまでガソリンスタンドはないので早めの給油が鍵。
残燃料に怯えて走るのは嫌ですからね…
ほんの一時間前までは「クソ暑い(ファッキン・ホット)」と嘆いていたのに、山形に入るころには10℃くらい気温が下がり「クソ寒い(ファッキン・コールド)」になる。
連続走行を続けているイタルジェットちゃんの駆動系のことを考えるなら涼しい方がよいはずだけど、ライダーはメッシュジャケットの下は半袖1枚なのでとにかく寒い。
そんなこんなでやってきたのは毎度恒例の「峠」駅。
道中の道は狭く、勾配もあるような道なのでイタルジェットちゃんのような小さいバイクで来るとすごく走りやすい。
どんな場所でもUターンできるし、押し歩きも軽いのが最高。
それでいてパワーも十分だから遅いとかかったるいという不満もないのが素晴らしい。
実はこのくらいのクラスって万能感で言えば最強なんじゃね?とか今更に思ったり。
「いけるか」、「いけないか」、そんなことを考えずにどこでも突っ込めるのが大正義だなぁと、特に高齢者の仲間入りを果たした今としては思うところもあるのです。
「峠」駅には珍しく国鉄・・・じゃなかった、JRの職員がいました。何度もここにきているけど職員の方に話しかけられるのは初めてで、「捕まる?!」と一瞬身構えましたが全然そんなことはなく、フレンドリーに話しかけてくれました。
峠駅はスノーシェルター構造なので、休日になるとそのシェルター内でキャンプするバカがいるらしく、それらを追い払うために定期的に巡回しているとのこと。
たしかに雨風はしのげるし、このあたりでは唯一のトイレ(水道は使えないけど)もあるし、キャンプの環境にはそれなりによいのかもしれないけれどJRの所有物件だし、いうなれば無人駅の敷地内で寝泊まりするのと一緒だしねw
駅の近くには2023年にこんな一棟貸の宿ができたのでそこに宿泊すればいいと思うの・・・クルマやバイクなら滑川温泉とかもあるし、風情があってよろしいと思います。
到着時刻が珍しく14時半とか遅い時間だったので、普段は見えない観光客もたくさん来ていました。いや、いつもが早朝とか早すぎるだけだろう感あるけど。
時間も時間なので先を急ぎます。
オフロードを抜ける
米沢市の方へ向かっていきます。国道を途中にあるダート区間、イタルジェットちゃんでのダートは初な気がするけどエンジンブレーキが全然効かないからとにかく怖いwwwwブレーキ頼りになっちゃうし、ABSがあるとはいえロックしたらこけるし・・・
しかもI.S.Sのアームが低い位置にあるので大き目の石にヒットして、カーボンカバーの下側が少し削れました(´;ω;`)ブワッ
カバーがなかったらアームが傷ついたので、まぁ保険代わりのカバーが役割を果たしたということで良しにします。
峠に至る、峠にイタル?
何kmあるのかわからないダート区間を惰性で下っていきます、ここは山形新幹線の線路と並走しているような区間。途中、カブとすれ違ったくらいで全然クルマもバイクも来やしない。
とりあえず、もうあえてイタルジェットちゃんでオフロードは走らないと決めました・・・ってかサーキットを走れるスクーターではあるけれど、オフロードを走るスクーターではない(真顔)
新潟へ
ここまで来たら、日本海側に抜けようと新潟を目指します。
いつぞやアバルト124スパイダーで走ったコースとほぼ同じです。
定番ちゃ定番。だって元来た道を戻るのは飽き飽きでしょうよ。
途中、小国のあたりでゲリラ豪雨に祟られるも、なんとかびしょぬれは免れつつ・・・
スクーターとはいえスクリーンもなければカバーも最低限なので普通に濡れます。
燃費の罠
新潟に入り、村上で給油。
福島から新潟まで148kmを走り、4.17リッター入ったのでリッター35km?!
だがしかしたかし・・・ここがイタルジェットちゃんの罠というべきところでもあり、この子はすごくハッピーメーター(実測より高い速度がメーターに表示される)のです。
100km/h走行時のGPS計測値は88km/hと高速域では12km/h低い数字が出るので、148kmといいつつ、実際は120km強しか走れていないっう話。
なので実際の燃費は29km/Lくらいになりますかね。
それでも30km/L手前の燃費が出るなら十分じゃないかと思います・・・ホンダやヤマハじゃないんだから、高燃費を期待していいエンジンじゃないでしょw
イタルジェットちゃんに燃料を入れて、ガソスタの近所にあるラーメン屋へ。
ここに来て人間も飯。
書いてないからお察しだろうけど、この日はじめて食べるのが17時になって村上で食べたラーメン。
なんか有名なラーメンらしい、「カーナビタイム」で広域地図にも名前が出てくるようなラーメン屋さん。
味噌が有名らしいのに、なぜか醤油を頼んでしまいました(´;ω;`)ブワッ
いや、おいしいからどっちでもいいんだけどさ・・・。
残念サンセット
新潟に着たのは日本海に沈む夕日を拝めるかな?と思ったからだったけど、あいにくの天気(曇り)でそれは叶わなかったのです(´;ω;`)
気温は山形からずっと20℃台半ばで、既に17時を過ぎていることもあり外はちょっぴり肌寒い。
なにしろ雨具しか持ってきていない中、メッシュジャケットに半袖なので走行風がダイレクトに当たると身体がめっちゃ冷えるのです。
村上から有料道路とバイパスを経由して新潟市内(いうて松浜だけど)に来たのは18時半前。
もう薄暗いですが、新潟空港の近くで写真撮ったりしてました。
気が付けば三週ニイガタに着ており、124スパイダー、ステルヴィオ、イタルジェットちゃんと我が家のイタリアンは全車「日本のイタリア」ことニイガタに来ることができたわけです。
イタリア愛とニイガタ愛が深いからできることですね、知らんけど。
ニイガタ空港横に来たとき、ちょうど着陸ラッシュの時間なのか2連続で着陸が見れました。
羽田空港に着ちゃったかな?と勘違いするレベルの着陸頻度!さすがニイガタだわ・・・びっくり仰天。
ニイガタ市内を巡る
母校(小学校)までやってきました。
30数年前はほんとボロボロの学校だったけど、今や息子が通う学校の方がぼろいレベルでリニューアルされた校舎。なんだかんだ5年半通った校舎の面影はないですが、思い出はそれなりにある場所です。
ついでに通ってた保育園もw
下山保育園って名前だったのが変わっちゃってたね、いつのまにか。
ニイガタに来たのだから当然!イタリア軒。
すいませんね、毎回偽物イタリアンで(´;ω;`)
ちゃんとアルファロメオで宿泊したから許してください(´;ω;`)ブワッ
ご近所ツーリングなら余裕のよっちゃん
新潟市内を抜けて、帰りはフル高速。
村上で給油してから71kmしか走っていないので2.3リッターしかガソリンは入らなかったけど、新潟市内はガソリンがなんでか安いので給油できるときにしておこうの精神。
だいたい燃費は26km/Lくらいになるのかな、メーター誤差的に。
街乗りはやっぱり燃費は落ちるものの言うて280ccあるのでそれを考えたらわりと良い方なんじゃないかと思ったり。
高速道路はとにかく寒い・・・完全に服装に失敗した感。
スクリーンもなにもない中、気温20度半ばを走り続けるのは身体に来ますw
バイク単体の性能としては高速巡行も非常に楽。
排気量のゆとりと、駆動系チューンで最大150km/hを超える最高速、それがもたらす巡航速度域の回転数の低さが活きてます。
街乗りだけなら大差ないと思っていたドラッグスター200との性能差は、高速だとはっきりするなぁ。。。
ただ、北陸道みたいに道が悪く、段差があるところはタイヤの小ささがあだになってめっちゃ吹っ飛ぶのでそこだけは注意かもしれない・・・。
新潟バイパス手前で給油してから133km走って、次の給油をどうしよう感。
赤城までぎりぎりガソリンが持つか持たないか、そのチキンレースをどうしようか考えた結果・・・いちど六日町で高速を降りて給油。
高速も楽なんだけど、快走の一般道のほうがイタルジェットちゃんのキャラには合っているんだけど、時間も時間なのでこのまま17号を南下するような無謀はやめるw
もう21時半だしね・・・。
越後湯沢から再び高速に乗り、関越トンネルを抜けた先で一度休憩。
群馬に入れば多少はあったかくなるかとおもったけど、渋川あたりまでは寒かった。
上里で最後の給油。
120km走って4リッターの給油。誤差を考えると27km/Lくらい。
高速をそれなりにかっ飛ばしたのでそんなもんかなと。
菖蒲で最後の休憩をして、あとはノンストップで帰宅。
すげー、めっちゃキリバン!!888.8km!!ただ実際は800km強って感じじゃないかな??距離を走れば走るほどにズレが激しくなりますw
800km程度の距離じゃイタルジェットちゃんはまったく疲れないのです。
200のときは長野までの往復で結構しんどかった記憶があるけれど、エンジンが変わるだけでこんなに楽になるのかって感じです。
まー中型クラスの排気量があればこのくらいの距離はほんと近所の買い物レベル、片道1,000kmくらいなら全然余裕でしょ。
800kmを走り、給油量は25.7リッター、燃料代は4,764円。
給油回数の割にはアバルト124スパイダーのタンク半分強くらいしか入らなかったw
オドメーターの誤差も考えて800kmとして計算してもリッター31.4km/Lは走っているのでピアッジオ系のエンジンもそこまで燃費悪くないなって印象でした。
駆動系を高速寄りにしたのも効いてるかもね。
なにより普通に壊れず走れてしまったので、イタルジェットのロングランに「故障」という二文字を期待した人はご愁傷様でした。
言うて、ほんと壊れるような場所って限られている、ある意味でシンプルなバイクなのでトラブルはなかなかどうして少ないと思います!
全然走り足りないので今度はロングツーリングに行きたいですね、アディオス!