というわけで、グンサイを走ってきました☆ミ
前夜
というわけで、いよいよスリーハンドレッドさん主催の群馬サイクルスポーツセンターで行われる走行会の日となったわけですよ!
テーブルと椅子、ポタ電と扇風機、それと工具・・・積載量意外とある
前日までに準備は済ませていたので、早朝出発に備えてガソリンだけ満タンにして、あとは自宅駐車場から離れたコインパーキングに移動させておく。
群馬で一度給油する必要はあるだろうけど、実際この時点での全開走行時の燃費がわからない。
祭りか花火かわからないけれど、とにかく最寄りのコインパーキングが全滅しており、自宅から10分弱歩くような場所に止める羽目になった。。。
一晩500円だから安いのはありがたいけれど、遠いのは辛い。
簡単に洗車も済ませて準備は万全である。
郡サイへ
確か起きたのは4時位で、5時には出発していたと思う。
ゲートオープンが7時半なので、それぴったりに着くように調整しながら進む。途中で朝ご飯をとらないと炎天下で17時まで続く走行会、クルマよりもドライバーが持たない。
渋滞もなく、高崎ICで高速を降りてから下道で何十kmか走り、渋川を過ぎたところで一度ガソリンを満タンにする。
会場まで3リッターあれば着くような距離で給油した、さすがに復路の余裕を見ても37リッターあれば十分走れるんじゃないかと思った。
7時半前に会場到着
上毛高原の駅を久々に見た気がする。去年、メガーヌでこの辺までドライブに来ている。群サイがこんなところになったなんて少しも知らなかった。
会場に向かう途中、1台だけコンビニに止まっているアバルトを見た。
そもそも、走行会だとどれくらいアバルトが来るんだろう?走るんだろう?そんなワクドキしながら7時半前、無事に群サイに到着した。
出走準備
誘導された駐車スペースには自分をあわせて4台しかいない。
前日からキャンプをやっていた勢が下のほうにいて、全部で合わせて15台くらい?ゼッケン番号が15まであったから多分それくらいの台数らしい。
124スパイダーは3台いた、1台はもうこれ124なのか?ってやつ。
えぐい124スパイダーさん、大正義ロータリーエンジン搭載のやつ。どう考えても直4じゃない音がするし、見た目がもうなんというかえぐい。ここまで来ると何を持って「アバルトだ」と言うのかちょっと疑問にも思うw
マツダが作った車体に、マツダ製のエンジンを載せたらもうそれ完全なマツダなんよ・・・と思ってしまうんだけど、かっこいいからいいんだ。
というわけで、自分のゼッケンは4番。「死」を暗示する、非常に素敵なゴロである、しらんけど。
しかし、とにかく暑い・・・覚悟はしていたけれど、これ1日体力が持つんだろうか?開始前からすでにクライマックスみたいになっている(ぉ
午前の部
午前中は3時間、コースを「A」、「B」の2つに分けて好きなところを走る。
グンサイといえばフルコースのイメージしかないのだけど、この走行会では全長5kmほどのコースを2つにわけて好きなところを好きだけ走る方式。
「B」コースはフルコースの逆走版になるため、午後のフルコースに備えて自分は「A」をメインに走ろうと決めていた。
あとレイアウト的な話で、うちのアバルトに「B」コースは少しきつい。
この場合の「A」コースは前半は下りが続き、中盤に下りのテクニカルなコーナーが入る、それを抜けると長い上り勾配がやってくる。
「B」コースはひたすらに下り勾配が続き、最後に上りが来る。フルコースだとこの逆なのでひたすらの上りが来る。
19歳のとき、グンサイを走ったときは後半の上り勾配でパワーが足りずに苦い思いをした。
まぁこの124スパイダーも9万kmを超える走行距離と、タービンがそろそろ怪しい感じなこともあって上りでパワーがそこまであるとは言い切れないけれど、なによりブレーキが完全に怪しいwただ、ブレーキに関してはどんな峠でも自分はあまり重要視していないので、まぁグンサイも大丈夫だろうというお気持ちで望む。
Aコース
コースには要所要所、安全のためにシケインが設けられた。
このシケインがうちの子には鬼門で、ブレーキが全然効かないからおもいっきり手前で減速を強いられるし、シケイン後の再加速でもたつく(パワーがない)。
なので、そこがストレスではあったものの、安全のためなら仕方がない。
21年ぶりに走るグンサイは一発目からかなり気持ちよく走れた。
怖いとか、そういう気持ちはまったくわかない。自分はサーキットみたいに広い場所より、狭い場所のほうが気持ち的にアクセルを踏める。その性格がよくグンサイにあっていて、とにかく1周、1周が面白い。
タイム計測されないので、ここぞとばかりに「後輪駆動を学ぶ」をテーマに、様々なアクセルワークやステアリング操作を試したし、毎回ラインを変えたり、どんなふうに走らせるのが124スパイダーでは気持ちがいいのか、安全なのかを確認した。
いろいろ試してはいるものの、自分的な簡易タイム計測はしており、どの周回、どんな走りをしていようとタイムを極力揃えられる、自身の体内時計を鍛えるも裏テーマとしてあったんだけど、そちらはなかなか難しいw
タイヤ外径を下げてもなお、ハイギヤードな124スパイダーのAT車、ギアが全然コースに合わず、2速、3速がメインになった。
ただ、タイヤのフィーリングはかなりいい。ナンカンCR-Sのグリップは箱根で事前に確認していたとはいえ、グンサイにしっくり来る。
リアよりもフロントの方が削れていたのは、自分の運転に問題があるってのもひとつだし、AコースもBコースも下りばかりなので必然的に前輪への負荷が大きくなる。
ブレーキもしょぼいからタイヤの性能にすべて頼っているところもある。
どうしても、シケインをギリギリまでつめられないし、詰めようと思うとブレーキの甘さに若干の強さはある。
Bコースの下りは特にブレーキに厳しい。
そして、左ヘアピンでサイドを引いて向きを変えようとしたけど、やっぱりサイドは効かず、もう使うことを諦めたw下りで荷重をおもいっきりフロントに移してもリアがでないんじゃ、どうしようもねー(´;ω;`)
途中数回の休憩をはさみ、人間の水分補給も十分取る。水温計や吸気温度もやばいことになっているけれど、なにより人間が暑さで持たないwヘルメットの中が汗ですげーことになっている・・・。
タイヤの性能や、午前だけで十数本走ったにもかかわらず、壊れず耐えた124スパイダーさん、ほんまによくがんばった(´;ω;`)ブワッ
なによりすごいのは、ATがなんだかんだ耐えたところ。
おおむかし、Z33のATで某榛名山を攻めたときは2コーナー目くらいでATがセーフティ入ってマニュアル変速を受け付けなくなった。
124スパイダーのATはマツダの普通のATのはずだけど、ちゃんと灼熱のグンサイでのハード走行に耐えきった。そこだけは素直にすごい!と評価してもいいし、遊べるATであることはよくわかった。
昼食
走行会はお弁当つき!これがまた美味い
走行会の費用にお弁当も含まれていたので、ランチは珍しくちゃんと食べます。
紐をひっぱると温まるやつ、はじめて食べたw
食事をしてまったりしていると、怪しい感じの雲が頭上に・・・そして、、
ぽつぽつと降り出した雨、気温は一気に下がります。
これは恵みの雨なのか、それとも??
午後フルコース
微妙な感じの小雨の中、13時15分すぎに午後の部が開始
「13時15分から午後開始」と13時位にアナウンスがあったものの「走行してどうぞ」というスタートの合図がなかったので、みんな恐る恐るスタートラインに向かうというはじまりを迎えた午後の部。
午後はフルコースになりますが、路面は微妙な小雨で濡れている。走る上で、一番いやーな感じの振り方で、中途半端にホコリが浮くので最初は注意して走ります。
2本め、滑る路面でいい感じにテンションがあがっていた、そのときに事件?は起きる。
60秒間隔でスタートする方式なので、普通に走っていればまず追いつかないんですが、前走車に追いつきました(ぉ
どっかでスピンとかしてた??
どうしていいのかわからずちょっと焦った、
ΦωΦ)別に、595を追い抜いてしまったも構わんのだろ?(何
無しだと思うので、さすがにやりませんでした・・・相手の力量がわからん以上、狭いコースで抜くのはこっちにもリスクがあるので。。。
ただ、頭の中でこれが流れた。
追い抜きかけるときはこれが流れる。
FWDとFRだしね・・・頼むぞ、124スパイダー、お前の心臓が頼りだ(´;ω;`)
というわけでフルコースの動画。
当然ちゃ当然なんですが、フルコースはA・Bの結合でそれなりの時間を走ります。なんせ6kmありますからね。富士スピードウェイが4.5km、日本最長の鈴鹿が5.8kmなのでそれに匹敵する距離を速度レンジは低いとはいえそれなりにアクセルを踏んでいくので、クルマへの負担はショートコースの単純に倍です。
3本目くらいからATの挙動が怪しくなり、シフトアップはするものの、3→2速へのダウンシフトを受け付けなかったり、まぁATの限界を垣間みた気がしますw
ATだけでなく、懸念事項だったブレーキもフィーリングが怪しい。タイヤと車体の軽さがあって助かっているけど明らかに踏み代が大きい。
自分のドライビングは極力ブレーキに頼らないスタイルなので、グンサイでもガチブレーキを踏むことはあまりないんだけど、シケイン突入前にフルブレーキをかけるのでそこがどうしても厳しい。
安全のために設けられたシケインは、結果として不安要素を高める結果となっていました、少なくともうちの子にとってはw
楽しい、グンサイ
そして気がつく、燃料がもうないwwww
35リッター以上残していた燃料はエンプティぎりぎりになっている。でもまだ走りたい、でも無理だ、ということでのんびりラストはドライブ。。
走り足りないという気持ちを抱えて15時すぐに走行を終えるのでした(´;ω;`)
気力、体力が意外に持ったけど燃料のほうが先に尽きる結果となったのです。
残念ながら燃料的に時間まで走りきれなかったわけですが、それでも21年ぶりのグンサイは非常に楽しく、久々に熱い気持ちを持って走れました!!
久々に、この駆け抜ける喜び的なサムシングを思い出したような気がします。
サーキットは好きじゃないけど、平坦じゃない、高低差やギャップがある路面ってすげー楽しいです。
同時に、アバルト124スパイダーの課題もはっきりしたのです。
パワーが足りないのはもちろんわかりきっていることなんだけど、LSDやリアのダウンフォースはこの足りないパワーでグンサイを走る分には必要ないと判断できました。
サーキットならもちろん話は変わると思いますが・・・。
峠の速度レンジなら、タイヤのグリップがあればなんとかなるし、実際滑ってもタイヤのほうが勝つのでまったく怖くなかったし、荷重移動をしっかりして、サスペンションを使ってあげればリアのグリップも足りてないとは思わず。
それならどこを?というのがはっきりしたので、お盆明けの大改修ではそこに手を入れていこうと思うのでした。
ハイグリップタイヤはやっぱりいい
気がついたらサソリのホイールキャップが行方不明になりました。
すげー久々に履いたハイグリップタイヤ、まぁナンカンですが、ナンカンにしてはそれなりに高いCR-Sちゃん。
事前に箱根を走り回ったり、すでに1,000kmくらい走った状態にもかかわらず1日の走行を耐えきりました、すごい。
日常走行でもそれなりに快適性あるし、アバルト124スパイダーのパワーくらいなら215あれば十分グリップするし、減りもハイグリップにしちゃ穏やかだと思う。
サーキットならまた話は変わるかもしれないけど、最高速130km/hくらい、コーナー速度も100kに達しない124スパイダーでのグンサイならこんなもんです。
さすがに気温が高く、内圧もそれなりにあがりやすかったけど、2.1kくらいに空気圧を合わせて、最大2.4くらいまで上がる程度で済んでいた。
午後のフルコースは連続で行くとさすがにきつくなってくるものの、横にたわむ感じはあるものの扁平率を下げたこともあってかそこまで気になるほどじゃなく、縦のグリップは最後の最後まで安心して踏めるだけ残っていたので価格を考えてもコスパ最強だったんじゃないかと思う。
また次もCR-Sでいいな、これは。
カスタマイズの方向性としては正しかった
ひととおりのことはやってあるとはいえ、エンジンに関しては全然手を入れておらずECUをいじった程度。ショップの中の人からも「124にしてはパワー全然出てない」と言われるほどにパワー出てない(らしい)エンジンながらもツーリングからグンサイまで楽しめる仕様っていうところで、オールラウンダーが好きな自分向きのマシンになっていたということはよーくわかりました。
補強も入れすぎるとフィーリングは良くないし、パワーをあげれば他のところに不満がでるし、いい塩梅ってのが難しいよねぇ。
124スパイダーは距離も9万kmを超えたので、メンテナンスついでにグンサイで「これはまずい」と思った部分に手を入れていくことになりそうです。
とりあえず、潰さなかったので、4Cを買うって話は一旦なしですね!しらんけど。