ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

来る、イタルジェット ドラッグスター300

納車までが長かった

えっと…注文入れたのいつだっけ?w

発表されたのが2023年12月くらいだったのでおよそ半年??

ぶっちゃけ待つのが大嫌いなので新車でそこまで待つようなやつを普通は買わない、フェアレディにしてもそれが嫌で買わなかったところもあるし、とにかく待てないB型なんだけど、今回はクルマも買い替えたし、それどころじゃない楽しみが複数あったので案外気にならなかったな。

とはいえ、待った。

元々は3月のモーターサイクルショーで「4月末納車予定」と言われ、その時点で日本国内に数十台入ってきているという話だったからほんまにすぐやなーと思っていたんだけど、そこから音沙汰なしで6月末に「やっと車体届きました」になったのがいつぞやのブログでのお話。

piyoco-craft-works.hateblo.jp

この時点で「書類が届けば二週間」とのことだったので、「7月頭には行けるだろう」と思っていましたが、気が付けばもう8月wwww

というわけで、来る8月1日に納車となりました。

乗り換え感のない、乗り換え

基本的には同じバイクのエンジン違いなので…

イタルジェット ドラッグスター300は、「基本的には」125/200と同じ車体にベスパGTS300と同じ278cc SOHC単気筒エンジンを積んだモデル。

外観的な違いは「マフラーがやたらカチ上がっている」、「エンジンのデザイン」、「ウィングレット」が大きなところで、デカールで300と書かれているのでわかりやすいものの、それがなければイタルジェットオーナーでもない限りは見分けがそう付かないと思われる。

納車時のオドメーターは3km、300だから?(違うだろ)

www.youtube.com

騒がしく動き出すカラー液晶のメーターも特徴的なので、これは125/200には装着できないだろうから上から見たときの特徴にはなるね。

まー基本的には同じバイクということなので、乗り換えた実感はかなり薄い。

自分の過去の車歴で、同じ車体でエンジン違いのものはこれまでなかったので、新鮮なようでそうでもないような複雑な心境ではある(何

それでも、楽しみすぎて前日よく眠れなかったわけですが。

以前の200はいずこへ

1ヶ月ほど前に下取りでお店に投げてきた200は売れたようです

ちなみに、納車日なのに300の契約をしていない罠(何

契約してないのにナンバーが取れ、車検証の名義が自分になっているというのがなんというか、今話題の不動産詐欺のドラマの逆みたいで面白い。契約していないし、お金も払っていないのになぜか車体がやってくる。

おまけに「いつでもよいので適当なタイミングでお金振り込んでくださーい」と最後に金額が書いてある注文書を渡される、そう、300の購入に際しては注文書すら書いていない(何

書いたのはETCの名義変更書類だけだったw

そもそも、300がいくらだったのか、下取りがいくらだったのか、それを知ったのは納車1日前の話であるw

金額がそこまで高くないイタルジェットなので、そういう雑(褒め言葉)なやり方でもまかりとおると思うけど、そういうところも含めてお世話になっているショップさんの緩さが好き。

紹介してくれた辰巳の主こと某O氏にはマジ感謝でございます。

そうそう、前に乗っていた200は売れたようです。裏話を聞くと、ほとんどショップさんの儲けはなかったようです・・・そういう話もざっくばらんにしてくれるのが面白いし、裏表がないところも好きです。

そして、200のリセールだけど基本的にはそこまで高くないらしい。

300乗り換えがそれなりにいるらしく、ダブついている感があり、普通に売れば50万円以下になるんじゃないかとのこと。それでもこのクラスのスクーターで50万円なんだから、いいお値段ではあると思う。

そもそも、イタルジェットなんてマニアックなメーカーのバイクにリセールを求めちゃいけないし、これに乗るなら「死なば諸共」の覚悟を持ったほうがよいと思うw

納車時カスタム

イタルジェットの納車には時間がかかった。そもそも輸入車で初物だったこともあり、書類審査に実車確認までの時間が通常よりもかかったらしい。

そんな輸入車の審査の特性を活かして、納車前に1箇所だけパーツを200から移植。

ナンバーを取る前にこれだけ200から移植し、ショップさんのほうで加工して取り付けてもらった。

キジマさんのナンバートランスファーはタイヤの真後ろにナンバープレートが来る、ドラッグスター系あるあるのあれが嫌いな自分にとってはマストなパーツ。それが200のときは気にならなかったけど、300では全長が変わるため3年後の車検でそれがもしかするとNGになる可能性があったのです。

戻すのは面倒だよなぁとなったときに、イタルジェットは実車確認があるから、そのときにトランスファーをつけた状態で持ち込めば、その状態の全長を測られ車検証に記載される。なので、逆に純正に戻すと厳密に見られた場合は車検がNGになるかもしれない状況を作り出せるってわけです。

全長なんてよほど変に変わってなきゃ指摘されんと思うけどね(ぉ

あと、このトランスファーは普通に装着するとバンプしたときにフェンダーにわずかに干渉するため、ショップさんのほうで独自に加工してナンバーを跳ね上げて装着している。

結構えぐい角度ついてる・・・

200の納車ではバーエンドミラーやメットホルダーを装着したけど、この辺は自分でも装着できるのでトランスファーとETCだけ取り付けてもらった状態での納車。

基本的には200と変わらないので納車説明もなにも不要。

ただ、お金を払っていなかったので、お店でネットバンクから全額振り込んで気持ちよく帰ることができました?

ちなみに、下取り価格を含めての合計金額は60万円弱、かなり頑張ってもらった価格設定でした・・・いやほんと、そういう意味でも某O氏にはまじ感謝しかない。いろいろと面白く、融通が効くショップさんを自力で見つけるのは難しいので、人のツテというのはありがたいものです(´;ω;`)

第一印象は・・・

10km弱走って納車日ランは終了

誰もが気になるのは200と300の違いなんだけど、ボアアップくらいしかすることがなくなった以前のカスタム200とフルノーマルの300を比べると、「とにかく乗りやすい」が第一印象。

低回転からトルクがもりもりで、体感としての速さは感じるものの、マフラーも静かだし、マロッシバリエータを組んでいた200と比べると加速ももっさりしていて軽さを感じない。

なんだろう、印象としては「アルトワークスにスイフト(NOTスポーツ)の1.3リッターエンジンを積んだ感じ」と言えばそれが一番しっくり来るような・・・。

エンジン自体は200のDOHCのほうが高回転で「もうひと伸び」があって刺激があったんだけど、このエンジンはそれがない。8,000rpmで頭打ちになるエンジンはとにかく下のトルクで稼ぐ印象なので駆動系のもっさり具合もあってかなりマイルドに感じる。

速いんだけど、速いという感覚が気薄なのでマフラーと駆動系のカスタムは急務かなって印象。

もちろん、ノーマルで乗る気はさらさらないし、このクラスのスクーターはカスタムしてなんぼなので駆動系の注文は入れました・・・マフラーはまだ出てないよね??

マフラーがノーマルなこともあるだろうし、エンジン自体が200より重くなっている(総重量は5kgくらい違うはず)のでなんとなく後輪が重い印象はあるけれど、それは気のせいかな。

そして、不動車に

200用のアクラポビッチは当然というか無加工ではつかない。

エンジンが違うのでエンジンまわりのパーツは流用ができない。加工すればつかないこともないんだろうけど、マフラーもエキパイも専用品が出るのを待つしかない。

あとはサイドスタンドが標準になった弊害でマエカワエンジニアリングさんのバックステップが使えない・・・

本来はサイドスタンド奥にあるボルトを使うことになるけれど、そこにアクセスできないので無理なのです。フレームはここが一番変わったかな?

メットホルダーなんかはそのまま流用できましたし、ハンドル周りも基本的には変化がなく、そのままつけられるパーツがほぼすべてじゃないかなと。

ただ、レバーガード型ウィンカーの配線が200は1本だった気がするんだけど、300は太い線と細い線の2本になっていた、何に使ってるんだろう?

そして、パーツを交換しているさなかに、キーONしても動かなくなっていることに気がついた。

メーターもつかないし、補機類が動いている音もしていない。

電気が流れていない感じである・・・

総走行距離14km、不動車の誕生である、納車日なのにw

ヒューズが飛んだ

電気が流れないということは、バッテリーが死んでいるか、そういったたぐいの電気系のトラブルであることが経験上多い。

とはいえ、電装系も複雑ではないし、取り付けたパーツも電気にはまったく無縁のものだから、なんでいきなり・・・という気はする。

バッテリーをZH2のリチウムを移植(この2台、サイズが一緒)したもののやっぱり電気は流れない。だとすれば疑うはヒューズ。

イタルジェットのヒューズはフロントカバーの下とシート下にある。

フロント側のヒューズは無事だったので、シート下を見てみる。

20Aのヒューズが吹き飛んでいた。

このヒューズは説明書でみるとABSらしい。

ABSモーターのヒューズが飛ぶ要因ってなんぞ??と疑問に思うも、とりあえず予備ヒューズをさしてキーONにするとメーターが一瞬ついて、次の瞬間にバチッ!と音がしてヒューズはとんだ。

原因を探す

今の125/200はわからないけれど300にはちゃんと日本語対応の説明書がついてくるようになった。自分が200を買ったとき、日本語のマニュアルはPDFで送られてきただけだった。

その説明書の末尾には、説明書にしては珍しく配線図が備わる。

配線図を見ると、説明書本文には「ABS モーター」とある20Aヒューズは、バッテリー直後にあるメインヒューズに該当するものとわかる。それがとべば、そりゃなにもできんよね(´;ω;`)ブワッ

で、問題はなぜ20Aがヒューズが飛んだかだ。

疑いがあるのは後付のETCだけど、それにしても自宅までの10kmは走れたのだから、帰宅後にやった作業の中でヒューズが飛ぶような何かがあったということ。

でも、この時点でやっていた作業はメットホルダーの装着、スマホマウントの取り付けだけだった。こんな作業でヒューズがとぶわけがないw

ETCにしても取り付け場所を見る限り、少なくともメインヒューズが飛ぶような場所にはない。

カバーを外しているついでに、電装系の配線をひとつずつ抜いてチェックしてみようと、ホームセンターでまず20Aヒューズを大量に仕入れてきた。

メーターを外してキーON、やっぱりだめだ。あれこれカプラーを外してはヒューズを飛ばしを繰り返す中で、とりあえず原因がわからんのでショップに投げようかな、その前にまだつけていなかったバーエンドミラーをつけようかなとウィンカーのカプラーを抜く(じゃないとバーエンドミラーが取れない)、この状態で再びキーONにしたら・・・

動いた!?

原因はウィンカー配線のショート

なんでこんなところが・・・意味わからんと思いつつ、レバーガード兼ウィンカーの左側を抜くと、ケーブル被膜の一部が断線し、潰れ、そこでショートしていたことがわかった(´;ω;`)ブワッ

300になり、なぞに2本のケーブルが通っておりクリアランスがほぼなく、おまけにケーブルが硬く、変なテンションがかかって折れ曲がり、被膜がやぶけていたようだ。レバーガード兼ウィンカーをハンドルバーに固定した際に、潰されたんだと思う。それがなにかの表紙に、ショートして運良く自宅の駐輪場で不動車になったということのなのかもしれない。

とりあえず応急処置的な修理をして無事復旧。

この時点で21時を過ぎていた。

無事にバーエンドミラーまで装着し、いまいまつけられるパーツは全部つけれたかな?そんなにつけるパーツもないんだよねwと思いつつこの日の作業は終了。

最後に、ずれていた日付と時刻を直そうとマニュアルとチェックした。

それはあかんだろう

多機能そうに見えるメーターだけど、実はそんなに多機能でもない

フルカラーになった300のメーターはマニュアルを見る限りは空気圧も監視できる項目はある、ただそんなものは少なくとも日本仕様にはない。このメーター、左下に「MODE」とボタンがあるから、なにやらいろいろ表示できそうな気はするけれど、いまここに表示されているものの他に変更できる項目がない。

なので見た目はともかくとして、125や200のオフ車みたいなシンプルメーターと実は表示内容に大きな差がない。

とりあえず、説明書に従って時計を合わせようと「MODE」、「SET」の同時押しをしたら、メーターが変な画面に切り替わった。明らかに時刻が点灯しますじゃない、なぞのアンダーバーみたいなものが3本表示され、なにか数字が変わる怪しげな画面だ。

何度やっても時計が合わせられない・・・しばらく、説明書に従って同時押しを続けていると、怪しい中国後が表示された直後・・・

オドメーターがリセットされました!!

そんなことあるかいなwwwwというか、あっちゃだめだろwww距離改ざんし放題やんwwwww大丈夫か、イタルジェットwwwww

結局、時刻は修正できないまま、納車初日は終わるのでした。

前途多難か、イタルジェット

我が家のスリーハンドレッド勢

これだけ見ると「微妙じゃね?」と思う人がそれなりにいても仕方がないと思うけど、誤解なきように書いておけば、上に書いたことはすべて後に改善していますw

なので、個人的には割とどうでもいい話になっているのです。

納車翌日、会社で上司に「昨日納車したバイクが壊れて21時過ぎまで直してた」と言ったら「言ってることおかしいってわからん?」と真顔で聞き返されたんだけど、イタリアンを愛する者としてはそれはただの通過儀礼のようなもので、イタルジェットの場合はそれがちょっと普通より、ほんとほんのちょっぴりだけ複雑だっただけ。

むしろ、こういう絡みをすることで、よりイタルジェットを好きになってもらおうという、イタルジェット社の粋な計らいとも取れるようなイベント。

そもそも、そういう気持ちになれる人じゃないとイタルジェットなんか買わないでしょ。

まともな神経をしている人が、たかだか280ccのスクーターに、100万円近い金額を支払うのだと・・・。

その金額で280の排気量なら他に選べるバイクは多々あるし、その中であえてPCXクラスの車体に280のエンジンを積んだバイクを買うのかと言われたら「変なものが好きだから」って人だからだろうし、そういういわゆる変な人属性の人は、こういう些末なハプニングを面倒と思いながらも、なんだかんだ楽しんで「しかたねーなwwwww」と笑いながら対応しちゃうと思うのです。

まーそんな感じで納車!暑いし、スコールみたいな雨が多い日が続くのでなかなかバイクにも乗りづらいけれど、8月中旬くらいには1,000km走れるかな・・・今年、お盆休みないんだよなぁ、悲しいことにと思いながらも、我が家に新しくやってきたイタルジェット・ドラッグスター300を今後ともよろしくお願いいたします(´;ω;`)ブワッ