新タイヤと友達になりたい
群サイを走ることにしたのでタイヤを変えた、そこまではヨシ。
ハイグリップタイヤなんて履くのは実に何ねんぶりだろう?純正装着されていたRE-01Rとか時代だから下手したら20年弱は格安アジアンタイヤな気がするw
あーそうだ、中古で買ったランエボはスリップサインが出ていたネオバを履いていた気がする。
そういうレベルでハイグリップタイヤとは疎遠、というより四輪車でハイグリップを求めていなかったということもあるのでしゃーない。
今回は群サイを愉しむということで(自分にしては)無駄に豪華なタイヤを奢ったつもり、といっても国産ハイグリップよりはだいぶ安い。
POTENZA RE-71RS 215/40R17 87W XL|ブリヂストン タイヤオンラインストア
国産で4本揃えたら20万円を超える(´;ω;`)
ナンカンだったら実売価格で9万円しないくらいなので半額以下!!
性能的な面であれこれ言われがちな気はするけれど、自分は別にガチ勢じゃないし、コンマ1秒を削ることに執着もない。ただ、格安アジアンタイヤよりも「よいタイヤ」であればいいやって感じではある。
群サイの舗装は普通のサーキットとはやっぱり違って荒れているので、タイヤはちゃんとしたのを履いて来いよと主催のスリハンさんからもメールが来ている。
サーキットの概念がまったくない!
そんなわけで履いたCR-Sちゃん。ただ、前述のとおりドライバーは完全にハイグリップから遠ざかっていたヤツなので、本番前にきちんとタイヤを使いこなせるように練習しなきゃね☆ミってことで、履き替えた翌日に箱根でスリハンさんのイベントがあるってことだったので、それをよい機会と考えてふらっとドライブがてら向かうことにしたのです。
え、パンク?!
早朝5時に出発、借りている駐車場では近所迷惑な時間なので近隣のコインパーキングへ前夜のうちに移動。
箱根なんて2時間あれば着くような距離感なんですが、とにかくタイヤを変えた124スパイダーが楽しすぎて、もうめっちゃ乗りてーーーって感じだったので5時に家を出発。
イベントでは8時から無料で朝食を配付とあったので、まぁ8時に着けばええやろ途中寄り道しながらさ~って感じでした。
この違和感に気づいたらすごい
走り始めてしばらくすると、とある違和感に気づく。
早朝ドライブで首都高を走り、大黒の手前で後付けの空気圧センサーで左後ろだけがやたら低いのです。
センサーがあてにならない説はもちろんあるんだけど、左後輪を除くすべてのタイヤは走れば当然のこと熱を持ち内圧があがるはずで、大黒PA時点では3輪とも2.3
くらいになっていたわけですが、左後輪だけ2.1のまま…
交換翌日、まだ50kmくらいしか走っていないのにパンクを信じたくはないですが…車載の電動空気入れを差し込んでみると、確かに少し低く2.2しか入ってない。
前日交換した際には全輪2.3に合わせてもらったのでそれよりも下がっているのはちょっと不思議な感じはする。
とりあえず、空気を入れて出発する。
でもやはり左後輪だけが空気圧があがるどころか下がっていく…
海老名SAでもう一度エアを補充。
なんらかの原因で漏れてはいるんだろうけど、それにしても早朝6時じゃガソスタでパンク修理を依頼したりすることもできないし、とりあえずはそこまで急激に漏れているわけでもなかったので応急処置的にPAでエアを補充しながら進む。
パンク修理キットについてくる電動エアポンプはかなり便利だ…
しっかしパンクかー、まじかーというお気持ちしかない、死にたい(´;ω;`)ブワッ
せっかくの箱根全開前にテンションさがりますね、ほんとに(´;ω;`)
街乗りインプレ
ハイグリップタイヤは普段乗りでも快適なのか?
そうだ、忘れてた!CR-Sちゃんの街乗りインプレを書いておかなきゃね。
<快適性>
静寂性については今までの格安アジアンタイヤと大差ない。そもそもハイグリップタイヤの時点でロードノイズについてがたがた言うのは違うと思うんだけど、それにしても「極端にうるさい」というわけじゃない。
もともと124スパイダーは幌車なので静寂性については不利なところが多いわけで、タイヤがどうこうというより、そもそも排気音がうるさすぎる(何
ただ、小石なんかはガンガン拾うからフロアをたたきつける石の音は各段に以前よりも増えた。そして、石によるボディへのダメージもそれなりにはあるような気がする。
<ドライ高速/一般道>
これについてはもう「最高」としか言いようがない。ステアリングへの手ごたえは各段に増しているし安心感が違う。車線変更ではタイヤが食いつきすぎてボディが捻じれてるんじゃないかと錯覚するほどで、ロードスターらしいひらひら感は薄れている。パワーに対してタイヤが勝っている感がすごいけど、高速安定性もいい。
街乗りは言うまでもなく、思った通りのラインを思ったように走ることができるという意味では安心安全に多大な寄与があると思う。
今まで弱アンダー的なセッティングがニュートラルに近づいている。逆に今までは法定速度でも滑っていたのが滑らなくなったし、滑らせようとしてもタイヤが勝ってしまい、滑り出し直後にグリップで止めてしまう。
<レイン>
このトレッドパターンに正直レイン性能は期待していなかった、そりゃそうだろうよ、排水性高いと思うかこれ?
でもね、実際に走ると豪雨でも安心感はそれなりにある。
限界は当然落ちるもののひやひやするところまではいかない。川のような路面を走ることがあって、そのときはさすがに「こわ!」と思ったけれど、そんな場面は124スパイダーならどんなタイヤを履いていても変わらないと思うので普段履きで使うにも満足度が高い。
ちょっと頑張って(意味深)みる。
ターンパイク下で休憩していると、イベントに向かうであろうアバルトの姿が多々
さてさて、CR-Sちゃんを履いてちょいっと遊んでみるかいねーってわけで、会場までのヒルクライムを「そこそこ」踏んでみると、これまたびっくりのグリップで「うちの124スパイダーって実はAWDだった?」と思うほど!
Q4エンブレムは伊達じゃない(違
幌を閉めた状態だとリアのトラクションがかかりづらい、それは幌のおよそ10kgの重さがリアタイヤに乗らなくなるからで、競技などで幌を閉めなきゃいけない、雨で幌を閉めなきゃいけないときのリアの危うさになっていたのだけど、タイヤを変えたらしっかりトラクションがかかるので前よりは全然いい。
これならリアウィングを付けなくても大丈夫かな?と。
ターンパイクはうちの子のパワーでヒルクライムは少々厳しいのだけど、タイヤのグリップがエンジンパワーに勝っているので多少無茶をしても何も起きないんだろうなという印象が伝わってくる。
このころになると路面はウェッティで、橋部にある鉄のつなぎ目を踏むと滑りやすい状態になっていたけど、滑り出しもわかりやすいしヒルクライムの速度なら特に怖いこともない、すげーなCR-S(´;ω;`)ブワッ
タイヤにこだわりはなかったけれど、こだわるとこんなにも、クルマの印象が変わるものかとびっくりした。
閑話休題、朝ごはん
8時ちょっとすぎに到着、既に駐車場は満車!!
到着したのは8時10分くらいだったと思われる、大観山は快晴(概念)。
快晴(概念)の中で集まるアバルトたち
強風が強い状況の中、無料で配布される150食の朝食を求めて並ぶのです。
並んでいると、前の方から「残り15食」と聞こえてきて、自分の並んでいた位置がぎりぎりもらえるか、もらえないかくらいのきわどいところ…まぁもらえなければカフェで何か食おうレベルなんでいいんですけど。
ぎりぎり貰うことができました(´;ω;`)ブワッ
自分のひとり後ろの方で配付は終了しました…8時ちょいすぎでもそんな感じ、もう150人も来たのか・・・すごいなスリハンさん(´;ω;`)
あーマスタード食べられないんだよなぁと思いつつも、せっかくいただいたものを残せないので食べました。生まれて初めてマスタード食べましたが、普通に食べれました、で、マスタードってなにさ??
その後は駐車場に並んだアバルトたちを物色?し、ステッカーを買ったりして、小一時間くらいふらふらしてからせっかくだし某ツバキでも走るかなーって感じで移動したのです。
某ツバキ、ゼンカイ
ターンパイクのような広い道から、某ツバキのような狭く、路面に色々浮いているようなところへ持ち出してCR-Sの性能を確認してみんべーってことで、ちょっと遊んでみたけれど、ターンパイクでの印象と遠く変わらず、荒れた路面でも抜群にグリップする。
ハイグリップタイヤは素晴らしいけれど、それ以前にぽんこつなタイヤで限界が低いなりに124スパイダーと戯れてきたので、タイヤがよくなったことで完全にこのクルマを手中に収められているような気がしている。
ポンコツタイヤで練習しておくのも、ちゃんと効果はあったんだなと思う。
リアの抜け気味だったトラクションも改善されているので、ヒルクライムでもダウンヒルでも限界はかなり高くなっていて速さよりも「面白さ」がUPしている。
これがもともとの124スパイダーの持ち味だったのだろうなと思う。
そうなるとやっぱりボディのねじれは気になるけれど、そうならない領域で走っていれば気持ちよさと楽しさ、そしておまけで速さもついてくるバランスのいい感じになっている。
これなら群サイでの走りもかなり期待できるネ!知らんけど。
楽しすぎてなんだかんだスリハンさんのイベントを出たあと2時間くらい走り回っちゃってたわ…とってもファンなクルマでした!
久々の芦スカ
そのまま帰るのもアレだったので、御殿場方面を目指しつつ、途中で蘆ノ湖スカイラインへ寄り道!
芦ノ湖は霧で視界が悪かった…
芦ノ湖スカイラインは霧で視界が悪く、かつ路面もハーフウェットに加えて元々コーナーの舗装が悪いのでとってもスリッピー。走りやすさなら断然「某ツバキ」の方が走りやすいです。
ウェットなのはタイヤの性能が高いのでどうにでもなるんですけどー、霧で視界がないのは無理。というか、霧の中を走ると頭痛しません?自分、なんか酔うからきついんですよ(´;ω;`)ブワッ
なのでトイレ休憩だけしてさくっと御殿場方面へ抜ける。
空気はやっぱり漏れている
霧の中でもバエる124スパイダー、小雨降ってるのでずっと幌は閉めてます(´;ω;`)ブワッ
出発時点からずっと言っている左後輪のエア漏れは、当たり前っちゃそれまでですが当然治らず、絶賛漏れ続けており…
御殿場へ下る前に思いっきり空気を入れてやろうとバルブを見ていると…
どうもバルブを動かすとプシューと音がしてエアが漏れている模様。パッキンがダメになったかかな?見た目的にもちょっとバブルのゴム位置が変な気はする。
なのでパンクの可能性は捨てきれないにせよ、バルブのあたりに原因があるだろうということでエアを補充しながら帰路につくことにしたのでした。
そういえば、タイヤサイズを変えたことで100km/h巡行時の回転数がわずかにあがっていて、純正サイズだと1,800rpmくらいだったのが1,870rpmとほんのわずかに上がった。体感としてはそんなに変わらないけどw
燃費はグリップも上がっているせいか1割くらいは悪化しているけれど、これは乗り方が悪い…もとい楽しすぎて踏んでいるので悪化しているだけで、多分普通に乗ればそこまで変化ない気がする。
快適性はそこまで犠牲になっていないのでCR-Sは個人的にはかなりいいタイヤ!
修理へ
というわけで無事に帰ってきたので、先日タイヤ交換をお願いしたところに再度修理をお願いしましたw
片側だけタイヤを外された124スパイダーもかっこいい、もうこのクルマは何をやってもかっこいいのだと思うw
外したタイヤを見てもらうとやっぱりパッキンのゴムのあたりからエアが漏れている痕跡が確認できたので、一度タイヤを外してホイールの内外からサンドイッチしているゴムパッキンを交換してもらう。
その後は特にエアは漏れていないので原因はこれだったらしい。
朝から410km走って燃費はリッター10km。
タイヤ4本変えただけでこんなにもクルマが変わるのかってくらい、久々のハイグリップタイヤに心奪われて猿のように走り回ってしまったにもかかわらずリッター10kmを切らない124スパイダーの燃費は優秀。
同じことをステルヴィオでやったらこの半分も燃費が出ないし、60リッタータンクで箱根の往復なんか到底無理w
前までは124スパイダーよりもステルヴィオの方が「スポーツカー」としては優秀だって思っていたけど、今はそんなこともない。
124スパイダーはきっちり面白いクルマに生まれ変わっていたので、タイヤって大切なんですね…次もきっとCR-S履くと思います(´;ω;`)ブワッ
しっかり洗車をしてからカバーをかけて収納です!
ただ、タイヤを変えたことでボディ側にネガもはっきり出てきたので、群サイまで時間はないですができることはちょっとやってみようかなという感じです。難しいよねーチューニングは、ひとつをすると、ひとつバランスが崩れるのでトータルを狙うのは本当に頭とお金を使いますw
というわけで箱根ドライブ無事終了!