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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

梅雨入りした中国地方!ずっと雨な1日

最終日!

5月29日(月)

梅雨入りした中国地方、出雲のワインディングを楽しむ

山口は美東で時間を潰します、今日は日本海側の島根や鳥取を抜けて京都から高速を使って帰宅する行程を考えていますが、深夜帯に移動しても見るものがないのでここで朝を迎えようという感じでした。

ガソリンスタンドもありますが、給油はまだまだ不要。

満タン60リッターなので、どんなに燃費が悪くとも熊本で給油すれば兵庫までは余裕で持つ計算なのでわざわざ高い高速道路で給油する必要もないのです。

 

朝ごはんとなるひよこを買います。

 

「めんべいは福岡限定!」って福岡事務所の秘書さんが自慢げに言っていましたが…

山口にも売っているし、なんならこの前は埼玉県内のドラッグストアでも販売されていたという目撃情報があったので限定ってわけでもなさそうです。

 

九州でのお土産をほとんど買っていなかったことを思い出し…

特攻の島が九州土産なのかは激しく謎なんですが、まぁいいでしょう。

 

福岡ひよこは東京ひよこよりかわいい説があります、本当か?

個人的にはどちらのひよこも好きなので、これからも末永くあり続けてほしいお菓子だと思います。お菓子というか、自分にとっては朝食代わり、主食に近い食べ物ですが。

 

今日の移動距離もそこそこ行くはずなので、そろそろスタートします。

午前7時、まずははじめて行く出雲はおろちループの場所まで…

 

KDDIの宇宙通信センターが見えると山口味を感じます。

 

日本最大の衛星通信施設で20基のパラボナアンテナが立っているそう。

茨城に日米間の衛星通信を行う施設がありましたが、それを閉鎖して山口に機能を集約させたそうです。

 

なんで山口かって台風の影響や地震が少ないことがまずあり、インド洋との通信もできる日本の東端ということで選ばれた経緯があるそうですが、山口って台風の影響少ないんですね…

このアンテナがある関係で山口市内はTV放送用の電波に制限があるそうで、ケーブルTVの契約数が多いそうです、へーです。

 

七塚原手前から急な雨に変わりました。

元々、この日は西日本以東はすべて雨みたいな日で、雨雲レーダーも山口より東はすべて雨雲に覆われているような状態。瀬戸内側に抜ければ若干晴れ間もありそうでしたが、平日日中の瀬戸内側は渋滞も想定され、ペースも上がらずクルマにはあまり面白い道でもないので雨を覚悟で日本海側を走ることにしました。

たまたま何かのニュースを見ていたら、中国地方はこの日から梅雨入りしたそうです。。

 

高速道路は霧もすごかった…

そういえば、このメガーヌはフロントにフォグランプがありません。フォグランプがついていないクルマって自分が所有していたクルマの中では珍しいです。ただ、欧州車らしくリアフォグだけはついているので、後ろから突っ込まれるリスクは減らせている気がします。

 

庄原ICで高速を降りて、芸備線沿いに北上しました。

 

雨脚はどんどん強くなりましたが、メガーヌは雨のワインディングでも快調に走ります。さすがに前輪駆動車なのでリアの安定感に不安が出るところもあるにはあるんですが、シートのおかげもあり動きはつかみやすく、特に不安ということもないのです。

 

足が硬いので、舗装がお世辞にも良いとは言えないR183ではトラクションが抜け気味になることもありますが、スタビリティコントロールもノーマルにしておけが適度なパワーと制御で不安なく走れるのは凄い。

 

最も、このあたりの安定感はプジョー3008のほうが高かったのですが、メガーヌも販売時期を考えれば制御面は優秀です。とにかく安定方向に振り、ニュートラルステア~アンダーステア気味に制御する3008と、ドライバーにコントロールの余地を残すメガーヌはキャラの違いによるものかなと。

 

メガーヌは純正でもアクセルマッピングを変更できますが、ESPをスポーツ以上にしなければ変更はできず、スポーツ以上にしてしまうと今度はパワーが出すぎてしまう(ESPスポーツ以上で273馬力になるらしい)のですが、スロコンを付けているのでノーマルモードでもマッピングをスローにもスポーツ(過敏)にもすることができるので路面に合わせて適当なマップで走らせられます。

 

ドライバーの好みのフィーリングに合わせることができるのは、パッシブセーフティーと言えるんじゃなかろうかと思っていて、どんな環境でも不安なく、意のままに操れるという性能の高さをこの雨のR183で存分に味わうことができました。

僻地路線とおろちループ

備後落合駅は芸備線とかの有名な木次線の乗り入れ駅でした。

 

ええよのぉ!

かつては機関車の付け替えや、スイッチバックなどの機能を持ち、駅前もそれなりに栄えたそうですが、今は人家がぽつんとあるだけ。人が常駐できそうなスペースはありましたが97年3月22日のダイヤ改正から無人駅になったそうで。。

 

秘境駅扱いはされていますが、自家用車などであれば簡単に行けるのでそこまでかな?

鉄道マニアなど有志による清掃活動や周辺観光案内なんかもされているそうで。

 

元国鉄職員さんも頑張っているそうです。

 

こういう光景を見るとほっこりします。

利用者ではないので、なんとも言えませんが、地方の過疎路線とはいえ昔から住んでいる人たちにはそれなりに思い出なんかもあるでしょう。

そういう光景が少しでも長く続く、日本の古き良き光景を残し続けるのは大変かもしれないですが、大変に意義のあることだと信じています(´;ω;`)

写真側が木次線に向かう線路ですね。

 

木次線で宍道方面は1日4本らしいです、廃線視野に入っている路線なので…

 

この駅から北上すればかの有名なおろちループ、そしてスイッチバック駅があります。

雨も酷くなってきたので、さくさく先へと急ぎます。

 

雰囲気ありすぎて、ちょっと使えなかったw

 

木次線は雪の影響で長期運休することが多いようですが…

こんな森の中を線路が走るなんて、デ〇ズニーのアトラクションかなとw

 

雨も酷くなり、路面に足を取られます。

ただ、自動車でも60km/h以上のペースでは走れる道で木次線のこの区間の最高速度が65km/hと書いてあったので併走する国道をバスかタクシーで走った方が早いんじゃないか説もあり、そりゃ乗客数も考えたら廃線が議論されてもおかしくないかなと。。

とても線路があるようには見えないw

一応、森の中には線路があるはずなんですが…凄い路線だw

 

備後落合あたりでR183から分岐したR314ですが、奥出雲や宍道湖方面へ抜ける幹線道路ではあるようで観光と思わしきクルマやトラックはまぁまぁ走っています。トラックに詰まるとペースは落ちましたが、それでも抜けるスペースはあるので、路面コンディションが良ければ結構なペースで進めると思いました。

備後落合から30分ほどで到着。

展望台とは書かれているものの…

 

あまり展望台感はなかったかなとw

 

どちらかといえば下から見上げた方が迫力があり、よかったかな。

この先に、これまた有名なスイッチバック駅の出雲坂根があります。

毎回気になるので、誰かやってほしいんだけど出雲坂根から三井野原に向かう汽車と走った人間はどちらが早く駅につけるのか…

足の速い人であれば勝てそうな気がしないでもない。クルマでいけばものの数分の距離ですが、汽車は17分かかります…そういう区間なのでした。

無人駅ですが、それなりに綺麗に整備されています。

 

観光スポットでもあるのかもね。

 

スイッチバックが有名です。

動画はYouTubeでよく上がっているので気になる方は見てみてくださいな。

 

雨がどんどん酷くなってきた…

 

沿線スポットwwwwおろちループしか書かれてないwwww

 

次の100周年が訪れるかは怪しいところですが…

 

そんなこと書いたら、日本全国津々浦々にある路線、特に北海道なんて次の100年が怪しいところばかりですが。。。

 

そんな駅をあとに、次は鳥取を目指します。

ラスト観光はお決まりのあの場所へ

梅雨いりした中国地方、まさのそのど真ん中とも呼べる場所にいるわけですが、雨は本当にやばいことになっていて…正直、外に降りるのもはばかられるほどです。。

 

トラックが多いのか、路面にはタイヤのくぼみが多く、ただでさえ足を取られるのに、雨水でハイドロ気味でさすがのメガーヌも危うい感じ…さらに気温が低いせいか、ギアの入りが悪く、5→4速のシフトミスが頻発、6速に入るとさすがに焦る…

 

なので直線でブレーキもシフトチェンジも終わらせて、安全を確保した上で滑るフロントタイヤに集中してコントロールすることを心がけました(´;ω;`)

 

11時になり仕事が入ったので60分ほど車内でMTG…

 

ポータブルバッテリーがあるので冷蔵庫と扇風機も使えますw

なんだかんだ3008時代より快適になったんじゃない?(そんなことはない)

 

写真だとわかりづらいですが、たたきつけるような雨が降っていたのです。。。

MTGを終えて12時頃に再スタート…なんだかんだ、もうお昼なので先を急ぎます。

 

奥出雲の道ははじめてなのですが、晴れていればとても楽しい道だと思います。

 

鳥取の無料高速区間、ここ道がきれいなようででこぼこでまっすぐ走らない。。。

なんど中央のポールに突っ込むと思ったことかw

 

ESPノーマルでもあまり感じられなかったトラクションコントロールも、さすがにここまで路面状況が悪くなるとトラクションコントロールが効いていることが体感できました。。

雨がすごすぎて車外に出る気もせず、昼も食べず、気が付いたら人間の前にメガーヌさんのガソリンがやばくなってました…兵庫までは行けそうでしたが、寄り道を考え、ここから先の区間は山岳部になるので、一旦鳥取市内に近いところで給油をします。

 

日本一の池があるそうです。

昔は水上飛行場があったそうです、なにそれすごい。

 

とりあえず給油、かなり安いはずですが53Lも食うので諭吉さんが飛びます。。。

 

高速区間や交通量が少ないところが多いので、燃費はよかったです。

それでもリッター13kmなので3008よりはずっと悪いですがw

 

豪雨の中を隼駅まで来ました…もう見学する気も起きない雨。。。

さすがに何か食べないと持たないと思ったので、近くの道の駅へ。

 

知人からちょうど「スタバにいる」とLINEが来たのでw

こっちはすなばだよ!

 

まったく鳥取らしさも何もあったもんじゃないですが…

兵庫~東京、止まない雨に打たれて

 

日本海側を兵庫に抜けたのであればどんなに時間がなくてもここには寄るものです。

 

年々、新しい道が開通し余部もいきやすくなりました。

 

学生のころから通っているのでもはや定番コースすぎますがw

 

お隣の鎧にも行きましたが、ダメだ…雨が強すぎて(´;ω;`)ブワッ

ここから先はひたすら京都を目指すだけとなります。

 

安そうなガソスタを見つけて早めの給油。

兵庫で一度給油を済ませておけば、あとは東京までノンストップで帰れる計算になります。

 

夜になっても雨脚は弱まらず、デジタルミラーは機能してませんw

リアワイパーもしれっと撤去したので、ガラスモードにしても後ろは見えないのですが、サイドミラーが生きていればなんとかなりますってのがバイク乗りなんで。。

 

京都から静岡までノンストップ。

 

さすがに静岡で力尽きて仮眠してました。

 

自宅についたのは5月30日(火)午前3時過ぎ!

総走行距離は3,600km!!壊れるかと思ったけど、ちゃんと走ったwwww

壊れず、快適、メガーヌR.S.は実用的で楽なクルマだった

3,600kmを何事もなく走り切り、なんなら帰ってきて数時間後にはまた走りだせるくらいの余力をドライバーに残してくれる素性の良さが目立ちました。

①ADASなんかいらなかった

あればあったで便利なADAS(先進運転支援システム)、自動ブレーキにそれと連動したアダプティブクルーズコントロールやレーンキープなどの半自動運転のシステムは3008のときに体感してその恩恵を受けたわけですが、ぶっちゃけなくても平気でしたw

 

四輪車はかれこそ100万km以上運転していますが、ADASらしいADASのクルマって3008まで乗ったことがなかったし、3008も11万km程度しか乗っていないので総走行距離から考えたら1割程度の距離しか恩恵を受けておらず、残り9割はADASに頼らない運転でやってきたわけです。

 

なので、なくても不便がないのは当然といえば当然。

 

それにADASがない方が運転に集中する意識が高まります。「絶対に事故を起こさない」という強い意志、クルマを頼れないからドライバーがすべての責任で操作をするという当たり前のことをメガーヌさんで思い出しました。

②意外と万能、車中泊もできるよ!

このサイズ感でちゃんと後部座席で眠れるのは凄いと思う…前輪駆動車なので空間確保に有利とはいえ、メガーヌR.S.はスポーツカーとしてドライバーをクルマの中心に置くようなレイアウトになっているので前席より後ろはそこまで広くないと思っていましたが、さすがはフランス車というか実用性もきちんと保持しています。

 

メガーヌは意外と低くはない全高で、その辺の小型車やセダンと変わらないですw

Zとか86,BRZ、ロードスターみたいなガチ目のクーペと並ぶと「メガーヌでか!」って驚きます。この高さもあってか空間に余裕が意外とあるのが嬉しいところ。

 

ダブルフォールディングの後部座席も片側だけを倒して使いました。

傾斜がきつく、フルフラットにはならないですが、クルマを止める向きを考えてあげれば特に不満無く眠ることもできるし、340リッター弱の荷室容量もあるので荷物を積んだ状態で人も眠れ、さらに助手席や、助手席後ろのスペースにも荷物が積めるので3008よりは狭くなったものの車中泊生活で困るようなことはなかったです。

助手席足元に置いた20kg弱のバッテリーはいい感じにバランスを取ってくれましたw

③運転が疲れない

シート交換したら、純正シートより疲れず運転できるようになりました…どう見ても純正レカロより疲れそうなものですが、シートポジションが最適化されて腰への負担は純正よりも軽く、1日で1,000km走ったってロキソニン湿布に世話になることさえなかった(´;ω;`)ブワッ

 

3008の純正シート並みに連続走行が可能だったし、これは意外な事実なんですが、シートに合わせた最適なポジションが今まで取れていなかったということでしょう。RMS2700Gは直立気味の姿勢より、寝かせてあげて背中で支えると疲れにくいように思います。

 

またポジションがしっくりくるし、シートから伝わるクルマの動きがドライバーにダイレクトに伝わるので挙動が読みやすくどんな速度域でも精神的な疲労が少なくて済みます。動きが読めない、電子制御が強く介入する最近のクルマに多く感じる違和感がメガーヌにはほとんどありません。

 

アクティブセーフティはないけれど、こういうパッシブセーフティともいえる要素が強いのでメガーヌはADASなんかなくても十分疲れない、長距離が楽なクルマだと思いました。

④運転していて飽きない、楽しい

3,600km走っても、走り足りないと思わせてくれるほど、疲労より先に楽しさが来ました。正直なところ、四輪よりも二輪の方が楽しいとずっと思っていましたが、メガーヌで久々に「四輪も楽しいじゃん!」と思いなおしました。

 

MTだからとか、ATとかじゃなく、メガーヌそのものが見てヨシ!運転してヨシ!という感じで何をやっていてもニヤケるクルマでした。

 

直線はバイクの方が全然速いわけですが、コーナーがとにかくすごい。前輪駆動でもここまでやれるんだ…って思うし、ブレーキコントロールでテールを流し気味にもできるので後輪駆動ちっくな動きも見せて「おお!」と感激する。

 

そのくせ、ちょっと怠く運転したいときはそれに応えてくれるような性格もあり、常に気負わずに乗ることができるという点でも優秀でした。

 

これ、メガーヌからメガーヌに乗り換える人が一定数いるって話を見ましたがその気持ちもわかります。

 

サイズも絶妙だし、こういうのでいいんだよなぁ…と。

 

というわけで面白いクルマでした!