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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

Z H2のスプロケとチェーンを交換しました(EK Threed SPR/X.A.M TOUGH LIGHTSTEEL)

ZH2のチェーンとスプロケを交換したい!

というわけでやっとこさZ H2用のチェーンとスプロケが揃いました(`;ω;´)b

まだ20,000kmも走っていないからいくらカタログ値200馬力クラスだとしても消耗はしてないだろう…というご意見はごもっともで実際まったくもって問題ない。

じゃあなんで交換するのかって?

純正スプロケとチェーンは見た目が最悪すぎる(何

バイクなんてものは性能1番、見た目が2番だからな(ぉ

そりゃそうよ、実用性なんてまったくない趣味100%のおもちゃなんだから見た目が悪いのはよろしくない、ZH2のチェーンとスプロケはそういう意味では最悪の安っぽさ。

純正なんてこんなもんよ!といわれりゃそれまでだけど、一応180万円もするものなのでオシャレ的に足元をどうにかしたい!ってことでね。

カワサキの純正はEK525HZX…そんなチェーンある?

量販店でも見かけないし、EKのサイトにも出てないけど純正部品にあるんだよな。

安いっちゃ安いのか?Threedの市販価格より1万円くらい安い。

H2SXの2022年モデルだとまた違うやつが付いてる。

たっけー!と思ったらNinjaH2シリーズは純正で「3D」を使ってるんだった。

オーナーレビューを見ていると純正採用のThreedは錆びやすいみたいなのことが書いてあったのでもしかすると純正採用は市販品とは違うのかもしれない。

H2R用もRMXZだけどリンク数が少ないのにH2SXより高い…なんで?

よくわからんね純正部品は。

で、今回買ったのはH2Rに純正採用と言われているThreedの525SPR

www.enuma.co.jp

3D自体、NinjaH2の高出力・高トルクに耐えられるチェーンとして信頼性が高い(なのになんでZH2には使わないんだよw)のにさらに上を行く、市販車で唯一300馬力を超えるモンスターに使えるチェーン。

サイズが1種類しか存在していないのはSPRの性能が必要なバイクがH2Rくらいしかないからだろうね。要はZH2にはオーバースペック。

無駄な気がしないでもないけど、同時に無駄でもないと言える?

要は300馬力に耐えられるチェーンなんだから200馬力クラスであればそれだけ長寿命になる…と考えられるから。多少高くてもその分長持ちであればコスパはいいと言える。

購入したカラーは黒/金、これだとAmazonで3.5万くらい。

ちなみにSPRまで不要だって人には525Zがあり、そっちは数千円安い。

数千円しか変わらないならSPRでよくね、逆に。

ただいくら安っぽいからといってチェーンに3万円を払うのが今回の主目的ではなく、どちらかといえばスプロケを変えるためにチェーン交換が必要になったから。

安っぽいスプロケを変えたいという理由もあるけれど、もうひとつがギア比を変えたいからで今回純正の46T→42Tまで一気に落として超ハイギアード化しちゃう。

H2シリーズはNinjaH2が純正リア44TなんだけどZH2は加速重視で46Tまで上げてある(フロントは同じ)。なので6速100km/hのときの回転数はZのほうが200rpmくらい高くなっているし、6速12,000まで回したときにはH2SXが300km/h手前に対してZは284km/hと加速重視のセッティングであることがわかる。

試乗インプレを読んでもNinjaよりZのほうが獰猛な加速をするような書かれ方をしているけどそれだけ加速重視のセッティングがなされているからで、普通に乗る分にはそれが仇になり、公道で余裕でウィリーするだけの加速を見せる(ぉ

ほんとね、こいつすぐウィリーすんの。。。

街乗りでフル加速するだけで簡単に浮いちゃうし、予期せぬ動きをするから怖い…それを抑える意味でも最高速重視にするだけの価値はあるんじゃないかな。

今回Threedに組み合わせるのはX.A.Mのタフライトスチール!

純正サイズの46Tからなんと39Tまである。

https://www.xam-japan.co.jp/tough-lightseel/

39Tを組むと理論上の最高速度は330km/hを超えるけど、ネイキッドバイクでその速度域は厳しいだろ…空気抵抗でライダーが持たない。

それにそこまでスプロケを下げるとチェーンスライダーに変な干渉をしそうだから、はたして組めるのかはよくわからない。そもそもZH2用としてラインナップされたわけでもないんだろうね。

NinjaH2がほぼ専用みたいなスプロケなのに対してZH2はコストダウンの兼ね合いからも意外と専用品は使っておらずスプロケに関してもZX-10RやNinja1000、古くはZRX1200なんかと共通なので割とどこでも手に入る。

部品がどこでも手に入るのはいいこと。

アルミじゃないの?って話だけど好みの問題で自分はスプロケは鉄派

X-ADVみたいな排気量の割には非力なバイクはアルミでもいいけどね。

アルミでもそれなりに耐久性はあるとは言われるものの、ハイパワーモデルには信頼の鉄という古臭い考えの人間だから仕方がないね。

そんな中でもタフライトスチールは軽量に作られているし、何よりカラーがオシャレ。

このカラーなら鉄でもいいでしょ、アルミにオシャレっぷりで負けてない。

鉄だけどそれなりに軽いらしいよ、知らんけど。

この42Tでどこまで加速がもっさりするのか楽しみだね(楽しみなのか?)。

というわけでナップスに持ち込んで交換していただく。

X-ADVは量販店出禁バイクなので作業してもらえないけど、Zはいけるので楽だわ。

メンテスタンドにかけられてる姿が好きw

写真映りが最悪なカワサキ車、後ろからみたしゅっとした姿は写真でもよくわかるカッコよさだな(自賛)

特に問題なく小一時間で作業終了、走行0kmの状態!光り輝くスプロケが最高!

黒・金のチェーンもシャレオツ。

全体的なコンセプトとして「オールブラック」なので、車体を黒でまとめ、差し色で赤を入れるってことにしてたんだけど駆動系だけ派手になったなw

これ、すごく軽そうなスプロケだわw

鉄はアルミより重いとはいえ、純正サイズ同士ならそうだろうけど今回は4Tさげて小型化されているし、丁数が変わりチェーンのリンク数も118⇒116と2コマ減ったので数グラムとは言え軽量化されているはず。また、Threed自体がチェーンの中でも軽量化と高耐久の両立を謡っているので計測はしていないんだけど1kgくらいは軽量化できたんじゃね?とか思ったり、回転するパーツの軽量化は結構効くはずだけどわかるのか?w

走り始めてすぐに感じたのは「発進にちょっと気を遣うようになった」かな。そりゃ4Tも下げればね?ってことなんだけど、逆を言えば飛び出す感じは薄れたので人によっては乗りやすく感じるかもしれない。これについては微々たるものなのですぐに慣れ、渋滞だからめっちゃ乗りづらいとかそういうことはない。

エンジンブレーキの効きは若干マイルドになったかな?ガツンと効く感じがどうも苦手で「エンジンブレーキコントロールないんかな?」と思ってたくらいだったのでちょっとうれしい。

低回転時は46Tも42Tもそこまで速度差が出ないので、みんなが気になる高速巡行時の回転数を見てみるね。

今までは6速100km/hが4,200回転くらいだったのが3,800回転くらいまで落ちて巡行時の燃費はおおよそ2割くらいUPし80-100km/hの間で巡行しているとリッター25~26kmくらいは出るようになったね。

感覚的にはもう1速ギアが増えたようだ。

街乗りでも加速が鋭いのでポンポンとギアを上げていくんだけど、6速からさらに1速あげようとする俗にいう「幻の7速」に入れてしまいそうになることがしょっちゅうw

それが逆に4速や5速なのにもう6速だと勘違いしてそのまま走っていることがあったw

各ギアの速度を見てもちょうど1速増えたような感じになっているので体感としては合ってる。

6速2,000回転弱の60km/h台での巡行も可能だからそこまで乗りづらいってわけでもなく、総合的にすごく乗りやすいバイクになった。

スプロケだけじゃなくチェーンの剛性もすごく感じられる。

純正チェーンは結構張り気味にしても低いギアで急加速するとチェーンが引っ張られて伸びてからトラクションが掛かるような「間」があったけどThreedはほとんどそれが感じられずスロットルを開けた分だけダイレクトにタイヤが回っているような印象。

1.1万kmも走った純正チェーンだからってのもあったかもしれないけどねw

全体的にハイギヤード化されているにも関わらず、押し引きや走っているときの動きは凄く軽い感じがするので軽量化された効果も出ているのかもしれないね。

日中にチェーンの初期伸びを出して、夜に再び走りに出るよ!

ハイギヤード化の副次的な効果として、これは人によってはデメリットに感じるかもしれないけれど「ウィリーしづらくなった」ね。

純正はフル加速で6,000回転を超えるとポンとフロントが浮き上がり「こわっ!」ってなったけどそれが収まってた(単純にパワーが落ちたかw)。加速感はあるので大排気量フルカウルの、たとえばハヤブサとかに乗ってフル加速しているようなイメージが近いかな。

鋭い、ウィリーしながら強引に加速していく感じが好きな人には残念だろうけど、大多数の人はあのいきなりフロントが浮く感じは歓迎できないと思うからそういう意味でも乗りやすいハイギヤード化は自分にはよかった。

H2シリーズ全般にある10,000回転を超えるとスロットルが閉じられるセッティング、あのせいでZの場合は200km/h以上がすごい苦しい感じになっていたけど42Tにすると260km/hくらいまでのびるようになる。

なぜか?

純正46Tは5速10,000回転がちょうど200km/h、そこから先はアクセル全開でも結構絞られちゃうので加速が鈍くなってくるけど42Tだと5速10,000回転は約230km/h、そこで6速にシフトアップして10,000まで回せば260km/hまで届きます。

ECUセッティングに出せば10,000回転以上もちゃんと全開になるみたいだけど、それをやらずに制限される回転数を使わないで速度を上げていくことができるのでリーズナブルに高速トライアルができるようになるね!

工賃含めたら5万円を超えるような作業だったけど見た目もいいし、乗りやすくなったし、Zでとりあえずチューニングどこからはじめよう?みたいな人はまずここを変えてもいいんじゃないかな?ってくらいにはおすすめです。