というわけでやっとこさZ H2用のチェーンとスプロケが揃いました(`;ω;´)b
もともとチェーンはThreedに交換するつもりだったんだけど、ほら、あれだよ、高いんだよThreed…金欠なので納車から随分と経って4ヶ月で交換(´;ω;`)ブワッ
なんで交換するのかって…まずこの見た目よ(何
Z H2、H2シリーズで唯一200万円を切る低価格が売りなんだけど、その価格を実現するために要所要所でコストダウンを感じチェーン・スプロケなんか最たるものw
鉄スプロケながら微妙に軽量化の努力は感じるけど見た目はちょっとね?(ぉ
チェーンはカワサキの純正はEK525HZX…そんなチェーン売ってた?w
量販店でも見かけないし、EKのサイトにも出てないけどちゃんと純正部品にあったw
安いっちゃ安いのか?Threedの市販価格より1万円くらい安いかな?
H2SXの2022年モデルだとまた違うやつが付いてる。
たっけー!と思ったら「3D」って書いてあってこれがおそらく純正採用のThreedか。
オーナーレビューを見ていると純正採用のThreedは錆びやすいみたいなのことが書いてあったのでもしかすると純正採用は市販品とは違うのかもしれない?
H2R用もRMXZだけどリンク数が少ないのにH2SXより高い、なんで?w
よくわからんですね、このあたり。
で、今回買ったのはH2Rに純正採用と言われているThreedの525SPR。
純正パーツにも3DとあったようにハイパワーのH2シリーズには標準採用。
同じ出力なのにZ H2には採用されていないのは少しでもコストダウンしたいから?
今回購入したのは黒/金のやつ、これだとAmazonで3.5万くらい。
525SPRは525サイズのみ、普通のチェーンはだいたい幅が複数用意されているけど、このチェーンに関して言えばH2R専用みたいなところがあり、320馬力で400km/h出せるバイクにつけて問題なく耐えられるだけの普通のバイクにはオーバースペックなところがあるので複数幅を用意する必要がないのかもしれない。
普通のバイクには525Zで十分なはず、価格的には数千円しか違わないし?
Z H2には無駄かもしれないけど、考え方を変えればそれだけの強度があるチェーンなので長持ちするはず。長期的なメリットを考えればサイズもあるし525SPRでいいかなと。
そして、チェーンを変えるもうひとつの理由がスプロケを変えたかったから。
Z H2はH2シリーズでも最高速ではなく加速に全振りしているためリアスプロケがほかのH2シリーズより大きい。
H2SXはリア44T、Z H2は46Tなので6速100km/hのときの回転数はZのほうが200rpmくらい高くなっているし6速12,000まで回したときにはH2SXが300km/h手前に対してZは284km/hとなっている。
なのでZのほうが加速は鋭いけれど、逆にその鋭さが普通に乗るには疲れるところもあるからもう少し高速寄りに振ってもいいだろうと思った次第。
で、今回Threedに組み合わせるのはX.A.Mのタフライトスチール!
純正サイズの46Tからなんと39Tまであるw
https://www.xam-japan.co.jp/tough-lightseel/
39Tを組むと最高速度は330km/hを超えるけど、ネイキッドバイクでその速度域は厳しいだろ、いろいろと。。。
あと、そこまでサイズを下げるとチェーンスライダーに変な干渉をしそうだから、はたして組めるのかよくわからないw
なので無難に42Tにしたけどさ、これでも純正より4T下げだから冒険してるよねw
スプロケには鉄やアルミがあるものの、自分はハイパワーバイクにはアルミより鉄派。軽量化よりもハイパワーと高トルクに対応できる強度、信頼性で鉄を選んできた。
X-ADVみたいな排気量の割には非力なバイクはアルミでもいいですw
というかX-ADVはそもそもスプロケの種類が全然ないから、丁数変えるとなるとこれしかなかった気がするw
RH-113だと最小が38T、ADVの純正は39TなのでRH-113のスプロケの中ではかなり小さいやつを付けてるんだ。
それから見るとZは選べる種類が豊富で逆に迷うw
ただスプロケ自体はタフライトスチールの存在を知ってからはこれ!って指名買い。この独特のカラーリングが最高じゃない?
4T下げればZでも最高速は300km/hを超えますw逆に下げすぎてどうなの?
まーZはトルクもあるし、スーパーチャージャーが自然吸気とは違って低速から鬼トルクをたたき出すのでもっさり~って感じにもならないかとは思ってる。
というわけでナップスに持ち込んで交換していただく。
センタースタンドがあれば自分でやるんだけど、メンテスタンドが自宅にはないし、チェーン交換ともなればカッターやかしめる工具も必要になるので買いそろえる手間を考えると割高でも工賃払ってやってもらったほうがいいやw
メンテスタンドにかけられてる姿が好きw
写真映りが最悪なカワサキ車、後ろからみたしゅっとした姿は写真でもよくわかるカッコよさだな(自賛)
特に問題なく小一時間で作業終了、走行0kmの状態!光り輝くスプロケが最高!
黒・金のチェーンもシャレオツ。
全体的なコンセプトとして「オールブラック」があって、とにかく車体を黒でまとめ、差し色で赤を入れるってことにしてたんだけど駆動系だけ派手になったなw
これ、すごく軽そうなスプロケだわw
鉄はアルミより重いとはいえ、純正サイズ同士ならそうだろうけど今回は4Tさげて小型化されているし、丁数が変わりチェーンのリンク数も118⇒116と2コマ減ったので数グラムとは言え軽量化されているはず。また、Threed自体がチェーンの中でも軽量化と高耐久の両立を謡っているので計測はしていないんだけど1kgくらいは軽量化できたんじゃね?とか思ったり、回転するパーツの軽量化は結構効くはずだけどわかるのか?w
走り始めてすぐに感じたのは「発進にちょっと気を遣うようになった」かな。そりゃ4Tも下げればね?ってことなんだけど、逆を言えば飛び出す感じは薄れたので人によっては乗りやすく感じるかもしれない。これについては微々たるものなのですぐに慣れ、渋滞だからめっちゃ乗りづらいとかそういうことはない。
エンジンブレーキの効きは若干マイルドになったかな?ガツンと効く感じがどうも苦手で「エンジンブレーキコントロールないんかな?」と思ってたくらいだったのでちょっとうれしい。
低回転時は46Tも42Tもそこまで速度差が出ないので、みんなが気になる高速巡行時の回転数を見てみるね。
今までは6速100km/hが4,200回転くらいだったのが3,800回転くらいまで落ちて巡行時の燃費はおおよそ2割くらいUPし80-100km/hの間で巡行しているとリッター25~26kmくらいは出るようになったね。
感覚的にはもう1速ギアが増えたみたい。
街乗りでも加速が鋭いのでポンポンとギアを上げていくんだけど、6速からさらに1速あげようとする俗にいう「幻の7速」に入れてしまいそうになることがしょっちゅうw
それが逆に4速や5速なのにもう6速だと勘違いしてそのまま走っていることがあったw
各ギアの速度を見てもちょうど1速増えたような感じになっているので体感としては合ってる。
6速2,000回転弱の60km/h台での巡行も可能だからそこまで乗りづらいってわけでもなく、総合的にすごく乗りやすいバイクになった。
スプロケだけじゃなくチェーンの剛性もすごく感じられる。
純正チェーンは結構張り気味にしても低いギアで急加速するとチェーンが引っ張られて伸びてからトラクションが掛かるような「間」があったけどThreedはほとんどそれが感じられずスロットルを開けた分だけダイレクトにタイヤが回っているような印象。
1.1万kmも走った純正チェーンだからってのもあったかもしれないけどねw
全体的にハイギヤード化されているにも関わらず、押し引きや走っているときの動きは凄く軽い感じがするので軽量化された効果も出ているのかもしれないね。
日中にチェーンの初期伸びを出して、夜に再び走りに出るよ!
ハイギヤード化の副次的な効果として、これは人によってはデメリットに感じるかもしれないけれど「ウィリーしづらくなった」ね。
純正はフル加速で6,000回転を超えるとポンとフロントが浮き上がり「こわっ!」ってなったけどそれが収まってた(単純にパワーが落ちたかw)。加速感はあるので大排気量フルカウルの、たとえばハヤブサとかに乗ってフル加速しているようなイメージが近いかな。
鋭い、ウィリーしながら強引に加速していく感じが好きな人には残念だろうけど、大多数の人はあのいきなりフロントが浮く感じは歓迎できないと思うからそういう意味でも乗りやすいハイギヤード化は自分にはよかった。
H2シリーズ全般にある10,000回転を超えるとスロットルが閉じられるセッティング、あのせいでZの場合は200km/h以上がすごい苦しい感じになっていたけど42Tにすると260km/hくらいまでのびるようになる。
なぜか?
純正46Tは5速10,000回転がちょうど200km/h、そこから先はアクセル全開でも結構絞られちゃうので加速が鈍くなってくるけど42Tだと5速10,000回転は約230km/h、そこで6速にシフトアップして10,000まで回せば260km/hまで届きます。
ECUセッティングに出せば10,000回転以上もちゃんと全開になるみたいだけど、それをやらずに制限される回転数を使わないで速度を上げていくことができるのでリーズナブルに高速トライアルができるようになるね!
工賃含めたら5万円を超えるような作業だったけど見た目もいいし、乗りやすくなったし、Zでとりあえずチューニングどこからはじめよう?みたいな人はまずここを変えてもいいんじゃないかな?ってくらいにはおすすめです。