ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

X-ADVで山梨に行ったはずが…疑似SSTRで893km

金曜日は休み!なので都合三連休!

なので山梨まで温泉に行くよ!

 

朝の3時に起きてまったり下道で走るはずが、気が付けば朝の7時…準備して出発したのは8時でした!(´;ω;`)ブワッ

最初はオール下道予定でしたが、出発が遅すぎたので仕方なく中央道へ。。

朝ご飯も食べていなかったので「ひよこ+レッドブル」の通称「ひよこ定食」。

めっちゃ鳩が寄ってきたわ…ひよこを捕食しようと狙っていた?

 

で、出発しようとしたときに気づくわけですよ。

これにね(´;ω;`)ブワッ

piyoco-craft-works.hateblo.jp

おおぅ…いつ割れたんやこれorz...

 

出発前には割れていなかったのは間違いなく、中央道の石川PAまでノンストップ。

 

出発するときに破損に気づいたのだから可能性としてはそこに向かう数十kmの道中と駐車中に何かを誰かがぶつけて割った可能性。

 

とにかくもうね、青ざめるわけですよ・・・テールライトの価格を知ってたから。

 

なんで知っていたか?

 

フェンダーレス化の際、純正ライセンスライトの配線を切る必要があり、万が一元に戻す際にいったいこのライトはいくらするのかと気になって調べようとしたから。

間違えてテールライトの見積もりを取ってしまったんだよね。

 

とりあえず割れたパーツはライトを外さないと取り出せないし、雨予報もないのでそのままツーリングを続行。

 

中央道は勝沼まで、あとは20号をひたすら西へ。

国道20号は甲府市街地で渋滞するものの、バイクであればなんだかんだその渋滞の影響も薄く、高速道路を使わなくても結構いいペースで先に進める。だからいつも勝沼から先は下道にしている。

 

X-ADVは高速燃費がすこぶる悪い。スプロケを変えてもう少し高速寄りに振ってもいいかと思っているので今後訪れるチェーン交換の際には合わせてやってみようと思っているけれど、純正のギア比では6速巡行はあまり快適とは思わない。

 

それよりも一般道を適度な速度で流しているくらいが気持ちがいいし、燃費もいい。

 

平日なので高速代も割引がないのでちょうどいいといえばちょうどいい。

 

そういえば今日も非常に身軽。

シート下に入るものしか持ってきていない。

 

X-ADVはフルパニアでもかなりカッコいいとは思うものの、ただでさえ重い車体を重くするパニアは自分には辛いし、なにより自分はX-ADVのテールはシュッとしていてほしい。

 

そのためにフェンダーレスにしたのに、それを帳消しどころか上乗せしてしまうリアのゴテゴテ感が嫌だ。

 

だから山梨に行く半日程度のツーリングならシート下に入るものとあとはチョークバッグに入るものしか持って行かない。

ADV150より積載量は低いシート下収納とはいえ雨具や防寒具は余裕で入るのでこれでも困らないし、最悪衣類や下着類はどこでも買える。

 

別にユーラシア大陸を横断しようとしているのでもないし、そこまで積載を増やしたいとも思えないからこれでいい。

 

バイク自体をごてごてさせず、ライダーの動きも妨げない箇所に必要なものを身に着けてバイク自体をシンプルに保つというのが自分のこだわり(´;ω;`)

 

今回、慌てて出てきてしまいガソリンを満タンにするのを忘れた。

出発してすぐの時点で残燃料は8リッターを切っていたものの、X-ADVの燃費であれば160km先の目的地まではなんとかいける。高速燃費が悪いとはいえ法定速度で走れば絶対にリッター20km以下の燃費にはならない。

 

目的地の「むかわの湯」に到着したのは11時半前だった。

ここに来た目的はシンプル。

スーパーカブのスタンプラリーをやっている場所のひとつで、ここに「小熊」がいる。

supercub-anime.com

現実に存在するバイクで現実世界が舞台になっている作品の聖地巡礼ができるのでライダーとの親和性はそりゃ高いだろうね、知らんけど。

というわけで記念撮影(ぉ

 

むかわの湯、温泉自体もよく、サウナもあって平日昼ということもあり人が少ない中で堪能することができた。水風呂はそこまで冷たくないかなと思ったけど、老人が多い施設という特徴を踏まえればヒートショック対策もあるので適切な水温だったと思います。

 

露天スペースに椅子もあるので外気浴も堪能し、1時間…まだ正午過ぎか。

スーパーおのの自販機でジュースを買い、このまま帰るかどうかを考える。

 

明日の午前中に予定があるのでそれまでに帰ればいい、ならどこかを回って帰ろう。

聖地巡礼スポットのひとつでもあるセブンで昼食を買い、目的地を考える。

 

山梨からまっすぐ東京に帰らない、となれば静岡周りか長野周りでぐるりと回るのが定番コースだろう、ただそれはもう飽きている。

 

それにせっかくまだ20時間くらい時間があるのだから、大好きな海を眺めたい。

 

なら目的地はひとつ、これからSSTRの舞台でもある石川県羽咋市…千里浜を目指そう。

 

天気予報では今日は晴れている、そして日の入りは18時半ということで山梨からの距離を考えれば余裕で間に合う時間でもある。

 

平日なので高速を使うわけにはいかないが、諏訪南から松本までを高速を使い、安房峠を抜けるルートで富山まで北上し富山ICから森本までを高速を使うルートで行くことにした。

ここも聖地巡礼スポットのひとつ、スーパーカブにナナハンエンジン積んだようなバイクで千里浜まで夕陽を見に行こう、あのSSTRでついに見ることが叶わなかった夕陽を…

12時40分、ひとりだけのSSTRがはじまる(何

普通に考えてこの時間から石川県まで行くのか…という気もしないでもないけれど、X-ADVならそれが現実として可能と思えてしまう、そういうバイクなんだこれ。

日中は汗ばむくらいに暑く、レザージャケットの下にTシャツでちょうどいい。北杜の風はとても心地よく、諏訪までの道は適度に遅いトラックをパスしながら快走。だから燃費も30km/Lを超えてきた。

 

オイル交換をした直後ということもあるんだろうけど、ナナハンでリッター30kmを超えるというのは正直異次元。

高速走行で燃費が落ちたって、それでもリッター34km近いのは大型二輪として考えれば驚異的。車重だって決して軽いとは言えな200kg超えだし、エンジンが本当に燃費に振ってあるんだなぁと感じる瞬間。

 

だからといって面白みがないわけではなく、「移動する」を純粋に楽しめる人であれば割と楽しい。

 

安房峠までのワインディングもトルクを活かして軽々と走れるし、パワーも最高速を狙わなければ充分。逆に危うくなる速度まで行かないので安心感もあるし、DCTでゆっくり走ることにストレスもない。大型なのに低排気量のようにゆったり景色を楽しめる。

 

そんなこんなで安房峠が近づいてくると気温が随分と低くなる。

 

それまでは27℃くらい車載温度計が示していたのに、トンネルに入れば途端に5~10℃下がる…こうなるとレザーにTシャツの服装では寒い

 

長野県から岐阜県に抜ける安房トンネルでは長い区間を極寒に耐えなければならず、スクリーンを途中であげたものの外気が既に冷たいためあまり意味がない。

 

そもそも山梨日帰りのつもりで薄着で来ているわけだから、山越えに耐えられる装備じゃなかった…

ともかく無事に岐阜県側に抜けた(´;ω;`)

 

冷えた身体を少し温めたくて、ここまで来たらいつもの温泉に入ってから行こう。

平湯料金所からすぐ、新穂高温泉郷の手前にある野湯、荒神の湯。

ここは安房峠経由で富山入りするときによく使う温泉。

露天風呂というか開放型?脱衣所があるだけマシなレベルで基本どこからでも見られますのハードルの高さがあるものの、男だったらそこまで気にしない。

脱衣所は盗難などの不安もあるので荷物はかごに入れて目に見えるところに置いておこう。

地元のおじいちゃんがひとりいたくらいだったけど、入れ違いで帰った。

 

タオルはむかわの湯で買ったものがあるのでそれを利用した。

新穂高のあたりまでくると安房トンネルで感じた寒さも消え、むしろ暑く、温泉ですっかり温まってもういつでも寝れる状態…いや、寝ないけど。

ここまでくれば富山はもう目と鼻の先で、快走路は富山IC手前まで続く。

16時20分、富山県。

 

日没まではあと2時間もあり、羽咋までは残りわずか。

富山IC手前までのリアルな燃費、山越えをしても192km走って33.7km/Lという恐ろしい燃費をたたき出す。中型並の燃費だしなんなら下手な400ccよりも燃費がいいかもしれない…旅バイクとしての資質の高さを伺える。

 

予定通り富山ICから高速へ。

 

沈む夕日を目の前に、今回も太陽に勝てると確信した。

山梨から4時間もかからない、石川はもともと遠いと思ったことはないけれど、X-ADVだどあっという間で、気持ち的には物足りなさもある。

17時50分、日没まで40分近い時間を残し千里浜に到着。

ひとりだけのSSTR、今回も無事ゴールw

半年弱で2回目の千里浜、バイクでここに来ることがそんなになく過去にバイクで来たのは2、3回だったかと思う。それがX-ADVに乗り換えてから半年で2回だから自分でも驚くばかり。

一カ月後に迫っているSSTRの記念すべき10回目にはエントリーしなかった。

スケジュールが見えなかったこともあるけれど、前回SSTRに参加して自分はあまりこのイベントに向いていないと思ったから。チェックポイントに寄るゲーム性も面白いのだろうけど、自分は誰かに言われた場所に寄って走る不自由が苦手なんだとわかったし、休憩しながら走るのではなく、好きなだけ走りたい。1日での最長距離記録に挑戦したいとも思ったけれどそれなら好きな時にやればいい。

前回は青森から900km弱を一日で走ったけれど、日照時間の関係でフル高速だったし、それなら時間にとらわれずに24時間好きなだけ走りたい。

 

自分の体力の限界まで走りたいだけで、制限時間内に走れる距離では正直物足りない。

 

だって青森から走っても900km弱、そんなの休日で普通にツーリングした+アルファくらいの距離でしかないからね…

にしても今回は快晴でよかった。

テールライトは破損したけどね!!

千里浜は季節要因もあるにせよ、浸食がすごく以前来た時よりも走れる幅が減っていた。

先日つけたスタンド、プレート幅があるので大丈夫かと思ったけど沈む…

自立させて写真を撮っていると変に傾いてきて慌てて支えたりってことはなんどかあったのでこのAMCスタンドと付けた人は過信しすぎないほうがいいかもしれませんw

多分ぎりぎり倒れない範囲だと思うけど、ひやっとしました。

さて…ここから家に帰らなければいけないw

 

ナビが案内した道はよくわからない、はじめて通る道だった。

加工で明るくしているけれど実際は街灯もなくかなり暗い。

 

なんとかかんとか見知った8号線に合流した、そろそろ夕飯を食べたい。

 

ここまで来たのだから富山ブラックだろうと大喜の中島店を目指したものの、中島店は臨時休業…時間は19時を過ぎており、閉店時間が近かったので慌てて最寄りの二口店に移動。

 

自分は学生の頃から富山ブラックは大喜派←

大喜はいま富山駅のとこにもできたらしい。

朝からまともなものを食べていない体に富山ブラックが染みる(´;ω;`)ブワッ

うまかあああああああ(´;ω;`)ブワッ

 

久々の富山ブラックを浴びて、その後はアルプスでサウナを浴びて少し仮眠。

 

高速代削減のため新潟の手前まで下道で走る。

夜間走行に不安はないけれど、懸念は気温。

 

関東に向かうにはどのルートを通ろうが山越えが発生し、そもそも日帰りで山梨に行くつもりの装備しか持ってきていないので夜間の冷え込む時間帯の山越えは絶対に寒い。

X-ADVは純正形状のスクリーンだとそこまで風を避けない気がする、だから寒い。

 

というよりスクリーンがあっても全身が外気にさらされている以上は寒い。。。

妙高のあたりは濃霧で視界が悪く、気温は一桁。

 

真冬並みとは言わないけれど、高速走行をすれば外気よりも体感温度は10℃は低くなるのだから、この時点で9℃とかだったので体感は余裕の氷点下。

 

そこに革ジャンとTシャツで挑むとかただの自殺願望者(何

温かいものを食べながら夜明けを待ちます・・・日が出ればなんとかね?

 

もういっそアルプスで夜を明かせばよかったじゃないか説もあるんですけどね←

帰宅は7時半、ほぼ24時間で一周した感じです。

 

燃費も30km/L手前とナナハンという排気量を考えても大満足なものでした。