午前中に30分だけ出社する用事があり都内へ…実際15分くらいで終わっちゃって、このまま仕事をする気分でもなかったので午後は有給休暇を使いふらっと日産グローバル本社ギャラリーへ新型Zを見に行く!
先週も銀座で見てなかった?w
Zは何度見たって罪に問われないのでOK!
平日の昼間にバイクでふらっと走れるのってすごい気分がいいよね(´;ω;`)b
そこそこ暖かかったので40分程度の軽いツーリングを楽しんだ!
おそらく一番近いであろうベイクオーターの駐輪場に停める。
歩いても5分かからないかな、橋を渡ればすぐそこです。
というよりここが日産なんだって今更知ったw
2台のフェアレディZ
銀座はスペース的に1台の展示だったけれどさすがは本社ギャラリー。
2022年2月20日まで展示中!
距離感で言えば銀座の方が手が届きそうな位置だったのでまじまじ見れたけどね。
ただ本社は2台並んでおり、フロント・リアを同時に見れるのはありがたい。
スクリーンに映るよう知らんおっさんも言ってますがほんとなんて美しいマシンなんや(´;ω;`)ブワッ
360°全方位、どっから見ても美しい…
これを書いているときにZのメルマガ(登録してるよちゃんとw)が届いたわけですが「自分のガレージに置いて眺めたい。本気でそう思えるデザインができた」ってあってまさに!って感じです。
だってZのどのグレードを買うか、トランスミッションどうするか、そんなことを考えているのと同時に「家付きのガレージを買おう」とまで考えてます、Z用にw
部屋からZ眺めたいやん?
というよりかは今住んでいる地域で駐車場を2台分借りると結構洒落にならない額を払うことになるしそれなら僻地に家つきのガレージでも建てた方がローン組んでも安上がりやしなぁ…と。どうせ電車なんか乗らないし、移動もバイクだし、全天候型のガレージがあれば雨でもバイク整備できるしね。
それくらいのことを思わせてくれる魅力がZにはあるんです(´;ω;`)b
ってかなんならこのギャラリーの中に2月20日まで寝袋設置して泊まっちゃだめかな(だめです)。。。日産もZと添い寝できるプランをやって1泊5千円くらいなら全然自分泊まるけどなぁ(´;ω;`)風呂は対岸のスカイスパ行けばいいし←
いやぁほんと最高に美しいですよ、Z!
VR30DDTTを眺める
本社ギャラリーには今回のZに搭載されるVR30DDTTが展示されてます。
よくモーターショウで展示されているやつね、透明で構成が見えるやつ。
今回型式はZ34ながら大きく変わったところと言えばエンジンで自然吸気からターボ化されたこともありますがエンジンだけでも100kg近く重量増だと言われています。
まぁそりゃ仕方ないさね…
しかもツインターボなのでただでさえ重いタービンをV型なのでエンジン真横に2機搭載だからね、タービンだけで5〜10kgは余裕であるわけでそこに補機類まで追加しているので当然重くなっちゃう。同型エンジンで自然吸気とターボとか、昔はよくあったけれどターボは確かにパワーはあるけど自然吸気のほうが鼻先が軽くて楽しいみたいな評価はあるあるで構造上の話なのでこればかりは避けようがない。
軽量化とかでどうにかなる次元でもないしねw
そしてもうひとつターボ化に伴いインタークーラーが追加されてる。
スカイライン400Rに興味がなかったので見たこと無かったVR30DDTTを今回はじめて見て水冷式のインタークーラーを採用していることを知った。
ごく一部のターボ車、特にスバルを除きインタークーラーはこんな位置には設置しない、なぜなら走行風で冷やさなければいけないからこの位置だと風を取り込めない。
郵便ポストをボンネットにつければ風は入るけどデザイン命のZでそれはやらないだろし、スカイラインでもそれは同じことだったと思う。
じゃあ定石どおりバンパー裏にもってくれば?って話もあるんだろうけど多分オイルクーラー、トランスミッション用の冷却系などを持ってくるとそこにインタークーラーの設置場所が確保しづらいことやバンパー前にインタークーラーを置くデメリットとしてタービンまでのパイピングが長くなり、この長さ故にレスポンスが悪化するというのがある。
今回Zはレスポンスのよさにもこだわったということでロスを減らすためにタービンに極力近い位置にインタークーラーを起きたかったんじゃないかと思う、もちろんそれは400Rも同じだろうけど。
こう見るとインタークーラーからタービンまでのパイプの短さが際立ってる。同様の理由でスバルなんかもエンジン直上に配置しているのかもしれないけど「冷やす」という点で日本初とされる水冷式を日産は採用した模様。
そんなインタークーラーなども設置され水冷式なら水も必要だし、パイピングも必要になるからその分も考えれば100kgの重量増というのもうなずける。運動性能とかごちゃごちゃ言われそうな気がしないでもないけれどZはそもそもガチガチのスポーツカーとして使わなくてもGT的な要素で使っても全然いいわけなので大多数の人にはその重量増が気になることはないと思う。
歴代Zを見て新型Zの価格を考える
型式はZ34のままとはいえ6〜7割は新設計になっていると言われている新型。
内装もインパネとかは変えてますが実は先代と同じだなと思うところもあります、ドアまわりとかダッシュボードとかはまんまでしょう。
極端なコストアップを避けるために流用できるものは流用し、走りにつながるところは新設計するというのが今回のやりかただったようです。
ATも今回はすごいみたいで先代の7速ATでも十分すごかったけれど今回の許容トルクは700Nmということで化け物かよと…Zのコンパクトなエンジンルームに9速を押し込んで許容トルクも先代より100Nm以上余裕をもたせるのはすごい。。
ATのケースをマグネシウムにしたと言っていますがこれもわずかでも軽量化を狙ったところでしょう、その分も価格に反映されるのは間違いないですが。
Z34のままというのはさておいて気合の入れ方が半端なく、そういうところからも内燃機関最後になるのではないかこのZという感じがしないでもない。。
本社ギャラリーには歴代のZが一部展示されていたね。
S30 Z-LとZ32(LHD)、そしてZ33!
Z33は自分が乗っていたものと同じ前期バージョンSTのシルバーだったのでかなり嬉しい(´;ω;`)ブワッ
遠くに新型を見つめるZ33って感じ?
大切に扱われていた車両って書いてありましたが…
誰だよフェンダーにえくぼ作ったやつwwwww
いやぁでもいいなぁZ33…Z34ニスモが出るまで中古で買おうかなと思うほどにいいw
Zブランドは50年以上の歴史があるので、それぞれのZにそれぞれの熱い思いがあるはずで、自分はやっぱり若いころに乗ったZ33が新型が出ようと思い入れの強いZではあります。
Zの歴史はZ32で一度終わって、数年のブランクを経てZ33が登場します。
Z32は専用部品のオンパレードで高額化したこともあり売れ行きは悪く、結果的にここでZの歴史が一度終わってしまうわけです。
エンジンもそうですが車体だけ見てもZ32は2シーター、4シーター、カブリオレにTバールーフと4タイプのボディ、エンジンもターボと自然吸気の2本建てと今となっては考えられないほどのバリエーションがあったね…すごいな当時の日産。
そんだけバリエーションを増やせばコストも嵩むわってこともあったし、当時の日産が経営不振でもありZのようなスポーツカーを売り続けられる余裕がなかったのも事実。
カルロス・ゴーンを招いた新体制の中で日産復活の象徴としてZ32からわずか数年後にフェアレディは再び日産に戻ってきたわけです。
Z32の反省と当時の日産の台所事情を考えれば専用設計のオンパレードは難しいこともあっただろうけどZ33はある意味でコストダウンの塊で部品の共通化やシンプルなラインナップで当時としても現在の価値観で見ても安すぎる300万円から買えるV型6気筒3.5リッターエンジンを積んだクーペになったわけです。
今では到底考えられない金額ww
Z32の2シーター廉価モデルで330万円だったので先代よりも安く出したというところは注目すべきところ。
本来ならばスポーツカー扱いでその象徴たるエンジンは専用開発にするのが定番ですがZ33では当時の日産では定番だったVQ35DEを搭載。このエンジンかなり幅広く使われてFWDのティアナ、FRのフーガ、SUVのムラーノ、ステーションワゴンのステージア、もちろんスカイラインシリーズにも搭載され果てはミニバンのエルグランドやプレサージュにも積まれましたw
言い方を悪くすれば「ミニバンのエンジンを積んだスポーツカー」で逆の見方をすればエルグランドは「スポーツカーのエンジンを積んだミニバン」だったわけですがw
エンジンの共通化は効果は大きく、かなり開発コストがかかるところをそこで抑えられたことやZ32とは違いシンプルなラインナップ(2シーターのみ、エンジンも1種類、後にコンバーチブルだけ出す)なのもコスト低減につながっているでしょう。
2シーターのクーペではちょっとという人向けに日産は当時スカイラインクーペを発売しており、差異はあれどほぼZ33と中身は共通なので4シーターほしければスカクーって図式にZ33以降はなったね。
ボディもシンプルに1種類(後のコンバーチブルが出るまでは)、エンジンも1種類なので買う方も悩まないし売る側も生産コストを抑えていけるという点であの驚異の価格は実現できたと思うw
Z34もZ33よりは高くなりましたがそれでも売れ線ではないスポーツカーが400万円台というのは頑張っているところで、そんな中で型式は同じZ34なのにいきなりプロトで700万円近い価格を提示されたらそりゃざわつくてw
ただZ33や初代Z34並の価格というのは時代的にも難しいと思うし、いくら部品を先代から流用したとはいえADASの装着やATの進化、エンジンだって対して台数が出ないほぼ専用設計みたいなスカイライン400Rのものをいじって搭載するわけなのでこの構成ならプラス100万くらいは当たり前に上がるでしょうよ。。
さっきも書いたけど7ATから9ATになって許容トルクもあがり、マグネシウムとかケースに使っちゃうようなクルマだよ?
しかもVR30DDTTを積んでいるスカイライン400RにはMTがないし、日産のこのクラスにMTなんてもう先代Zしかなかったわけで自然吸気用のMTをそのままぽんづけできるわけもなくMTだって増大するトルクに耐えられるように相応の強化をされるわけなんだし、そもそもターボをつけるだけでいくらかかるとおもってんのよって話w
逆にこれで新型Z34が高いというのであれば先代の自然吸気の程度のいいZ34を買う方が幸せになれると思うし自分は500万円後半でもなお適正価格だと思いますよ。
Zの当時のライバルたちもいうほど安くはない
どんなスポーツカーでもあるあるでGR86やBRZでも同じことはあったんだけど登場すると開口一番に「高い」だの「買えない」だのってコメントがSNSを騒がすわけですよwいや「それあなたの感想ですよね」っていうか「あなたの懐事情ですよね」って話で別に高いとも思わない人ってたくさんいるわけですよ。。。
たとえばグランドセイコーなんて日本の時計だけど限定モデルに880万円のモデルがあるわけですよ。
これに対してセイコーだから高い、セイコーならせいぜい10万円台だろ!って言うのと似たようなもんで、そう思う人のとっての最適な10万円の時計なわけだし、極論「時間がわかるだけのものに880万なんていらない千円のカシオで十分だ」それもごもっともな話じゃんと。
そもそもメーカーは価格で文句を言う人をターゲットとは思っていないし、日産もそりゃ同じでしょう。500万円を超えるZが高いというなら同じ後輪駆動でGR86やBRZなら100万円以上安く買えるはずなんでそっちを買えばいいだけで日産がわざわざ買えない人に合わせる必要なんてまったくないし、そんな人を見て作った「プアマンズZ」なんて見たいか?と言われたらまったく見たくないw
価値がないと思ったら買わなきゃいいし、「高い」アピールは「お金ないです」アピールでしかないのでそれは自分の会社か日本国にでも向かってアピールして高所得を狙って頑張ってくださいよ(´;ω;`)
700万円という価格に輸入車もターゲットになるって言われていた方もいましたが、今日日その価格帯で買えるZのライバルってなにさって感じorz...
対比されるポルシェ、当時の雑誌にボクスターと書いてあったので現行モデルの718ボクスターを見ると768万円かららしい。
確かに限定車と100万円も違わないのでそれだったらポルシェ買うよねって話はわかるけど、あくまでその差はプロトの話であってまだ価格が出ていない標準車とかと比べたらその差は絶対に100万円じゃな済まないよ??
それにドイツ車あるあるでベース価格は安いけど最低限必要なものをつけるだけでプラス数百万円の世界だから多分その価格でボクスターを買う人はなかなかレアだと思う。
ケイマンになると729万円からになるけどこれだって同じようにOPを付ければ価格はどどんと上がるだろうね。それにどちらも単純なエンジンパワーとかだけ見ればZのほうが上なので同クラスなのかと言われるとちょっと怪しい気もする。
なので逆に500、600万円の世界で405馬力が堪能できると考えたら吉○家かす○家かよって感じがするしちゃんと「プアマンズ・ポルシェ」は継承されていると思うよ??
昔の雑誌にコルベットって書いてあったのでこちらも見たけど…
そもそも1000万円からなので世界が違うwwwww
国内ではNSX亡き今、直接のライバルはスープラしかいない。
たしかにこちらは499万円からなのでおそらく新型Zより安い設定になっているはず。
ただこれエンジンが直列4気筒になっている。
Zの6気筒と比べるなら直6搭載モデルだろうし、そうなると731万円から。
BMW製B48
新型スープラは単独開発ではなくベースはBMWと共同開発で兄弟車にZ4がいるわけでエンジンだってBMWがFRの直列4気筒を持っていたから搭載できるだけで、完全に単独開発の日産ではそんな廉価版エンジンは用意できないwwwそもそも日産にZに搭載できる直4エンジンなんて存在しないし、なんならマーチの3気筒でも載せとくか?あかんやろ…
トヨタみたいに複数バリエーションを出して売る力があるなら別だけど日産にはそれが良くも悪くもできないので今回もやっぱりエンジンは1本でいくんだろうし、そう考えると最上級もそうじゃないモデルも基本性能は一緒ってわけでお買い得感はある。
チューニングしたい人は標準車を買えばお得なわけだしね。
なので決してZだけが高騰化したわけではないってことです。
しっかしとにもかくにも発売が待ち遠しいですね(´;ω;`)ブワッ
四輪でここまでほしいと思えるクルマが出るのは久しぶりな気が。。。
銀座も行って本社にも行ったしねwここまで見に行くようなものってあまりない気がする。
平日にふらりと行ける横浜。
20時くらいまではやっているとのことなので会社帰りにも気軽に寄れるね。
あああああまちどおしいよおおおおおお(語彙力