先日パンクしたX-ADV、前後タイヤが揃ったと連絡がありました!
前後ともにダンロップ、だけどサイズがないので銘柄は微妙に違うんだw
フロントはロードスマート4、リアはロードスマート3スクーターだね。
四輪と違い前後異径サイズの二輪、とはいえさすがにフロント17インチ、リア15インチなんてバイクはなかなか珍しいからねw
フロントは大型バイクではポピュラーなサイズのはずだけど、リアは逆にビッグスクーターしか履かないようなサイズなんだから同じ銘柄でサイズがある方がレアなのかもね。
こんなわけのわからないサイズになっているX-ADVが悪い(何
純正装着のタイヤも悪くないとは思うんだけど…そもそも、どこ探してもこのタイヤが見当たらないので、今回は舗装路に特化したタイヤを選ぶことにしました。
アイデンティティを捨ててまで得るもの
純正装着のタイヤはブリヂストンの「BATTLAX ADVENTURECROSS TOURER AX41 TF」ってやつらしい。
このタイヤが日本で買えるのかはよくわからない…いや、さすがに純正装着だし買えるか?
量販店とかに行って置いてあるようなタイヤではないってことかな。
入手が難しそうなタイヤなのでオフ狙いなら、いっそピレリがいいかもしれない。
フロント17インチ、リア15インチとX-ADVに履けるサイズがラインナップされているあたり、さすがは海外ブランドだと思う。
たぶん、海外ではX-ADVに履かせてオフロードにガンガンいっちゃおうみたいな人がいるんじゃないかな…怖い。
自分はオフロードをX-ADVで走らないと決めているし、今回の交換では完全に舗装路を狙ったタイヤにしてみた。
舗装路でライフが長く、グリップするタイヤだといいな。
完全にX-ADVのアイデンティティは死に、これだったら普通のビクスクの方が快適じゃね?って思うかもしれないけど、それとこれとは話が別。
X-ADVはそのデザインやあまり見かけないところ惚れており、別に最初からオフロードを走れることを魅力とは思っていないし、こんな230kgのバイクでオフロードをガンガン攻めて万が一転倒でもしたら起こせる保証は全くない(何
交換作業
近所のタイヤ屋さん、ADV150のときも交換をお願いした、モトフリークさん。
近いってこともあるけれど作業を見られるのがいいよね。
歩道から押していくときにやたら重そうだったけど重いw
リアタイヤがパンクして微妙に空気が抜けているので余計に難儀だと思う。。。
遠目に見てもフロントタイヤは限界ぽかった、9,000km弱くらいかな走行距離は。
雨は走らないとはいえタイヤの一部ではスリップサインが出ていたしフロントがリアよりも先に限界を迎えるのがX-ADV。
このバイク、極度のロングホイールベース&前荷重&フロントダブルディスクブレーキという前側に負荷がかかりやすいバイクで、だから前から減るんじゃないかって。
新しいタイヤ、どのくらい持つかは楽しみだね。
さっきロングホイールベースって書いたけど、ほんと横から見ると間延び間半端ない。
ロンスイかよ、ってねw
こんなデザインだからフェンダーレス化したい欲求が強いバイク。
今回タイヤ交換で4万円以上吹き飛んだので、しばらくは白米だけの生活になりそうなのでカスタムはしばらくお預けですorz...
ハブダンパーはまだいけそう?
感覚的にはタイヤ交換2回に1回変えておけばいいかな。
外したタイヤをチェックw
量販店でも交換前のタイヤを頼めば見せてくれそうな気はするけれどコミュ障なので「見せてって言ったら殴られるかもしれない」という不安からなかなかお願いできないけど、ここなら見れちゃう//
なんで、こんな並んでパンクした?
修理した痕とかなかなかお目に掛かれないので貴重なものを見た希ガス。
修理を諦めた箇所は。。。
表から見るとこんな感じで、ワンチャン貫通していないかなと思ったけれど…
どうみても貫通しています!本当にありがとうございました!!
二か所を修理しても微妙にエアが漏れており、先週規定値(2.8)まで入れたエアは交換に向かうときに計測したら1.5まで落ちていたorz...
よかったよ、こんな状態でツーリング行かなくて。
乗車前点検はほんと重要だと思います!
さくっとリアタイヤが交換完了。
ブロックパターンのタイヤから、一気にオンロードにw
タイヤ表面は皮むきしていないのでつるつるだけどコンパウンド自体は明らか純正装着のタイヤよりも柔らかく指で押すときゅっと指が張り付くような感覚があるね。
次いでフロントの交換。
フロントはロードスマート4、気づくほどの性能差とか違和感あるんだろうか?
左キャリパーに若干のひきづりがあったそうだけど、特に問題なさそう。
こうやってみるとフェンダーの一部がフォークをカバーしており飛び石などから保護してくれているのかな?
オフロードも走ることが、ある程度想定されているのX-ADV。
問題なく、フロントも交換完了。
外された純正タイヤ…もう少し履いていられたかなと思うけれど、パンク3か所は精神的に厳しい。
プジョーの車検前に、痛い出費にはなったけれど仕方ない。
愉しむためにはそれなりの対価が必要なのだ(´;ω;`)ブワッ
このタイヤで雨の中、SSTRのときは書けないような速度で大爆走したわけですがまったく不安なく、しかもハイドロとかも起こすことなく走りきれたので、割と優秀なんじゃないかって気がする。
X-ADVがよく売れる地域は欧州とか東南アジアだと思うので欧州の高い速度域でも安心して走れることや、東南アジアの未舗装路をある程度走破できる性能を考えて純正装着はこの謎の銘柄を設定されたのかもしれませんな。
交換直後のタイヤはかなり滑るんで要注意!
スタンダードモードで慎重にアクセルを開けましたが、お店を出て最初の信号でリアタイヤが左に流れながら、トラコン全開で前にすっ飛んでいくプレイをかまし、後続車をビビらせてしまったかもしれません、いやほんとごめん。
クラッチがあるバイクなら自分で気を付けてミートできるんだけどDCTだと厳しい。
以前のリコール対応でつながり方はマイルドになったとはいえ低速トルクが鬼なX-ADVなので滑っちゃったんだろうと。
なのでレインモードに切り替えてまったり皮むきしましたが、バンクさせるだけでもトラコン効いてドリフト気味になるし、タイヤが長期保管品ではない新鮮なやつだったから表面の油分が多かったんかね?
とにかく帰宅するまでに数回コケそうになりましたw
50kmも慎重に乗ればいい感じになります。
X-ADVの相性
タイヤを交換直後に気を付けなきゃいけないのは滑りやすいことだけではなく空気圧。
滑りやすいから気を付けてと言われることはあるけれど、空気圧に気を付けてと言われることはあまり多くない気がする、四輪では言われたことは1度もない。
タイヤを外して付け直した直後、空気圧を適正値にしていてもリムとタイヤがなじむまではそれなりにエアが抜けてしまうのでお店で標準値にしてもらった空気圧は100kmほど走るとかなり減っており指定値「フロント:2.5、リア:2.8」に対し「フロント:2.0、リア:2.4」と大きく減ってました!
こんだけ減るとかなりフィーリングは変わるので正確なタイヤの評価にはならないと思うし何よりタイヤに負荷がかかるので摩耗も寿命も縮まってしまう。
ちょこちょこと100kmくらい走ってみた。
そこまでバンクさせるバイクじゃないのでかなーりアマリングw
ホイールはD.I.D製なんですね、、ってかホイール作ってるんだw
ざっくり首都高や一般道を走り回った感想。
「乗り心地は非常にいい」。
タイヤ自体が純正装着のものよりコンパウンドが柔らかいのか衝撃をタイヤが吸収してくれる印象が強く、同時にグリップも純正よりはぐっと良くなってるな。
ひらひら感もあり街なかでの印象的には、X-ADVにもマッチしている。
グリップが上がった分、サスが柔らか過ぎてブレーキをかけると妙に沈んじゃうのでタイヤに合わせてプリロード掛けるとかしたほうがいいかもしれない。
見た目のとおり悪路走破性はないに等しいのでこのタイヤでオフロードはやめよう。
アイデンティティは失われたにせよ、バイクの用途は人それぞれなので自分のように9割は街乗りで、あえて行かない限り未舗装路を走ることがないのであればこのタイヤは悪くないんじゃないかと思います。
ライフや減ったときの印象はまた気がついたときにもで書きます!