ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

イタイタしい生活を送ってます。

納期1.5か月のスクリーンをX-ADVにつけてみた

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タイトルの通りですが9月末に注文していたプーチのレーシングスクリーンがやっと11月半ばになって届きました…X-ADV用のパーツは割とあるような気がしますが需要と供給の関係なのか欠品が多く、まともに購入して数日内に届くといったものが少ない印象がありますね。

 

プーチにはツーリングスクリーンレーシングスクリーンの2タイプがあります。

Puig 20585H SCREEN V-TECH TOURING [SMOKE] X-ADV (21-) プーチ スクリーン カウル

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Puig 20584W RACING-SCREEN [CLEAR] X-ADV (21-) プーチ スクリーン カウル

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どちらかといえばツーリングタイプのスクリーンのほうが需要があるので、各社ともに純正よりワイド・ロングなスクリーンを販売することが多いのですがプーチには純正よりも細く・短いタイプがあり、そのスクリーンをレーシングと呼んでいるようです。

 

バイクのタイプにもよりますがX-ADVのような長距離を得意とするバイクの場合、純正よりもスクリーンを長くすることでヘルメットへ当たる風を低減したり、ライダーが受けるそもそもの風圧を低減する効果を狙って純正よりも長かったり、スクリーン最上部に傾斜を設けることで風をうまくかわせるような形状になっているタイプを装着することが多いと思いますが、自分はそのツーリングタイプのデザインが嫌いなのです(何

 

これはもう完全に好みの話ですがバイクには箱は絶対につけないし、スクリーンがあるバイクは今までブラック&ショート化してきました。

 

純正より短いスクリーンというのは需要の問題であまり無い気がしますが、ブラック化は低コストでできるのでADV150でも無名ブランドのブラックスクリーンを装着していたのでした。

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クリアからブラックにするだけで雰囲気ががらりと変わるため、それを狙っているのですが当然こうなるとスクリーンとしての機能は果たしません。何しろスクリーン越しの景色はまったく見えないのですから。とはいえADV150のスクリーンはあってないようなサイズ感だったし、上げて使うこともほぼなかったのでこれでよかったのですがX-ADVではどうなのでしょうか?

 

早速取り付けてみました。

透過率ゼロ

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レーシングスクリーンは純正に比べるとわずかに短くなっているのですがプーチの場合は多少細めになっているように見えます(面倒なので寸法は図っていませんが)。

 

サイズは縦570mm、横365mmとのことです。

 

ツーリングスクリーンは縦710mm、横380mmと同じブランドの商品同士で見るとレーシングとツーリングでは縦140mmm、横15mmもレーシングは小さいことになります。純正はおそらくこの中間ぐらいのサイズ感だと思いますね。

 

取り付けはボルト4本なので数分で終わります。

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これが純正の一番低い位置で殺意瑛したものですが、レーシングに交換すると…

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わかりづらいですが結構小さくなっていることがわかります。

 

高さもそうですが、幅が細くなっていることでミラーステーもより車体先端側に向けることができました。

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純正はクリアだったのでSSTRのステッカーが見えていましたが、ブラックは当然見えないわけです。ただ純正より短くなったことでメーターカバーの上部が少し露出します。

 

プーチのレーシングスクリーンはカラーを4色から選ぶことができます。

 

・ダークスモーク

・スモーク

・ブラック

・クリア

 

ツーリングは3色なのですが、それは「ブラック」が選べないからです。

 

なぜツーリングはブラックを選ぶことができないのか?簡単なことでブラックは透過率がゼロなので前が見えなくなります。

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純正は歪みながらも前は見えるわけですが…

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ブラックを一番高い位置にするとレーシングでもこれだけの高さになり、このカラーは透過率がゼロなのでスクリーン越しの景色は完全に消えてしまいます。

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オーナーなら気づくと思いますが一番高くまであげるとその細さが印象的です。

 

最高位置にするとブラックカラーではライディングができないのか?といわれれば実はそうでもなく、ライダーの座る位置での目線は純正スクリーンであってもスクリーンより高い位置に頭はあるので、それよりも短いレーシングの場合は当然スクリーンの上から先を見ることは可能です。

 

手前は当然見えませんが、走行中にそんな目線を低くすることはないので「視界の下側に黒い何かが入り込むが、慣れると気にならない」というのが自分の感想です。

見た目の雰囲気はだいぶ変わる

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ビフォーアフターでの比較ですがかなり印象が違って見えると思います。

 

それはクリアの場合、車体カラーのグレーが透けてみえるためグレーの面積が多くなるのですがブラックはまったく透けないためブラックの占める面積が大幅に増えるわけです。小型化したといってもスクリーンはそれだけこのバイクの顔の大半を占めているパーツ、黒の割合がこれだけ増えれば最初は違和感があります。

 

プーチの商品紹介で使われているのがブラックカラーのX-ADV、これであればもともと車体が黒なのでブラックカラーでも違和感は最小限ですがグレーの場合はこの雰囲気の変化を受け入れるか、おとなしく利便性も高いスモーク、ダークスモークくらいで留めるかという判断材料にもなるかなと思うので参考にしてみてください。

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スクリーンを一番高くした状態は見た目があまり好きじゃないのでクリアでもあまり使うことはありませんが、この状態ですといきなりグレーの面積が増えるのでまた違った顔に見えます。これはこれで面白いですね。

防風性能は低下したか?

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視界の邪魔には多少なるものの純正より短くなっているのでそこまで気にならないのがレーシングスクリーン、ただ短くなり、そして細くなったことで風はそのぶんライダーが受けることになるのか?その確認のために先日780kmほどのツーリングを行いました。

 

結果とすれば「違いがわからない」でした。

 

気温一桁前半の山の中にも突っ込みましたし、高速道路も数百km走りましたが、その際も純正より大きく風を受けるようになったとか、寒くなったという感じもしなかったのです。

 

もちろん風洞テスト的に純正と風があたる位置がどう変わったかまでテストすれば変化はあるのだと思いますが体感ではそこまで影響がなく、逆にスクリーンを一番下まで下げたり、純正+アルファくらいの高さになる2段目位置くらいにした状態のスタイルが好みなので性能も劣化せずスタイルがよくなったということで個人的には大満足なのです。

 

ただお値段がそれなりにするのであえて純正と同等の防風性能なものをデザインだけ自己満足のために変えるのかというジレンマのようなものはありますね。これがサーキットを走るようなバイクとかなら空力とかを考えてショート化はありなんでしょうけどツーリングバイクですからねぇ…まぁ買うなら少しレーシングよりは高くなりますがツーリングタイプを買うのが正解な気がしますがあえて正解を外してX-ADVでショート化したい人の参考になればこれ幸いでした。

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※たぶんこの位置が5段階中の下から2段目か3段目くらいの位置