SSTRから一週間
SSTRから一週間、何が変わるわけでもない日常に戻り残されたのは「せっかくの休日だったのだからもっと距離を走りたかった」という消化不良の気持ちだけ。これはSSTRがどうのこうのではなく、自分のふがいなさゆえに距離を走ることができなかったというだけなのですが。
10月中旬をすぎ天気は秋を忘れたかのような寒い、まるで冬のような気温になりました。雨が続くのも嫌なもので、特にバイクにはつらい季節が早くも到来したのかと思うほどでした。
雨になると3008の出番が増えますが、最近はあまり乗っていませんでした。
10月の走行距離がかなり少ないですが実感としてX-ADVばかり乗っていたのでそりゃそうだろうなという感じ。大型二輪の欠点は近場で乗り回すにはつらいというものがありますがX-ADVは重さはありながらも荷物も乗るので案外片道500km以内の近距離移動であれば3008よりも早いし楽なのです。そのため3008の出番が雨などのときに近所のコンビニに行くためとか人を迎えに行くためとかそのような用途に限定されてしまっていたのです。
四輪最大のメリットは、転ばないことと雨風をしのげることでしょう。
最近のクルマであれば当たり前についているシートヒーター。
3008ファーストクラスパッケージには簡易マッサージもシートヒーターもあります。
ないというか、意図して外したんですけどね←
さすがにこのくらいの気温になるとシートヒーター欲しいなぁと思いますが、上を見るから贅沢な気持ちになるのであって下と比べればそこまでつらいものでもないのです。二輪にはゴールドウィングみたいな特殊な車両を除けばシートヒーターなんてないし、四輪だってまだまだ標準採用されていないものだって多くあるわけです。自分がシートヒーター標準の四輪に乗ったのだってせいぜいここ5~6年の話、フィアット500Xからではなかったかと思います。快適性を犠牲にホールド性を得たので仕方ありませんね。
望んでやったことに後悔はないし、得るものも失うものもわかっていてのことです。
実際問題、寒いは寒いけど暖房が効かないわけではないし、数分待てば暖かくはなるのでそこまでつらいというものでもありません。RMS2700Gは見た目はすごくひんやりしてそうですがパッドもあるので思ったほど身体との接触面は寒くないという感じです。
誰にでもお勧めはできませんがね。
そんな時期にもなり、SSTRも終わったことだしと3008でODEKAKEをしてきました。
定番の茨城ドライブ
緊急事態宣言は明けていますがご存知のとおり10月中は高速道の休日割が適用されません。感染者数はコロナ初期の人数と同数になっていますし、高速道の渋滞や事故っぷりはコロナ以前とそれほどまで変わらない様相であるのに値上がり方向には一瞬で動けるけど割引はなんだかんだ行われないという「なんだかなぁ」なやり方にいら立ちはあるもののまぁ仕方がない。
なので遠出は控えて近場の定番ともなっている大洗へ。
めんたいパークも久しぶりですが新メニューが出ていましたね。
めんたいこの量に対してコメが少なすぎる(´;ω;`)とコメントがありました、コメだけに(何
自分は生があまり得意ではないので焼きたらこです、いつもこれか鮭なのでもはやめんたいパークとは?って感じですがいいじゃない、結果的にはみんなめんたいこ。
ハロウィン仕様でした。
この後はコストコ、そしておなじみサザ珈琲へと足を運ぶのでした。
サザとグローブと
いつもは大洗の商業施設にあるサザに行くのですがコストコから大洗に戻ると大抵渋滞にハマるので今回は初の勝田駅近くにある本店へ行きました。大盛況でテイクアウトの珈琲にもかなり時間がかかりましたが買い物などをして待つことにしたのです。
テイクアウトは自分はいつも将軍珈琲を頼みます、今回は会社で飲む用にパックも買いました。
凄くプジョーぽい。
帰り道に2りんかんに寄りグローブを新調します。
自分はこの時期でもメッシュグローブなのですが先日のSSTRでただでさえほつれていた繊維が限界を迎え、もうスマホタッチが反応しない領域に突入しています。さすがに不便すぎるし、そもそもこの時期にメッシュもどうなの?ということで…
転倒はないですがかなり年季入ってますね、っていうかグローブってみんな何年くらい使うのだろう?毎日使っていてもそこまで耐久性が低いわけではないのでなかなか買い替え時が難しいものです。
新しいグローブはダーク基調でいい感じ、自分の手だとSだと小さいけどMだと親指だけ余るというなかなか難しいサイズなのですが、それはどんなグローブでも同じなので慣れていきましょう。
グローブを変えるとツーリングに行きたくなる、それはもう仕方がないことです。
青森より寒い極寒の千葉
大洗から帰りミラーの位置を修正したX-ADV。スクリーンよりミラーを低い位置に置きたかったのです。この辺は好みの問題があると思いますが触覚みたいなミラーはあまり好きではなく可能な限りハンドルに近い位置に置きたいわけです。別にそれで視認性が著しく悪化するということも実際にやっている人ならわかると思いますがありません。デザイン優先で安全性を犠牲にするのは正直バカですからね、そこはしっかりと。
翌日は昼まで自由時間があるので、朝早く起きて日の出でも見に行こう、そう思ったのです。
時刻は午前4時過ぎ。
場所は幕張なわけですが、なんというかありえない寒さ。
酒々井のあたりまでくると気温はなんと4℃…先週のSSTRでは青森三沢あたりでも午前4時半すぎで11℃あり、山間部でも6時台で8℃はありました、それでも寒いと思ったのにそれよりもずっと寒い。
まさかこの時期の千葉でここまで気温が下がるとは思っていなかったから上半身はそれなりに固めてきましたが下半身が耐えられない。防風・防寒のパンツではありますが完全に冷え切って足ががくがく震える。
高速道の速度域ではライダーが耐えられない(´;ω;`)ブワッ
日の出と同時くらいに千葉は犬吠埼に到着しましたが、気温は全然あがらず依然として5℃とかです、こんなに寒いのか…?
悠長に写真なんか撮っていますが暖かいお風呂に入りたい、寝たい、その2つで脳内は満たされていました、もう帰る気力すらない。
とはいえここから自宅まで来た道を戻るにしても2時間半くらいはかかるわけです。
いや、無理だろ。
コンビニでホッカイロを買いました、下半身、特に靴がやばい。ライディングシューズですが夏用の通気性の良いものを履いてきてしまっており冷気で足の指先が凍傷になるかと思うほど。気休め程度ではありますが靴用のホッカイロのおかげでなんとか足の10本の指を失わずに帰ることができました(´;ω;`)ブワッ
毎年この時期、この時間帯ってこんなに寒かったっけ?青森より千葉が寒いなんて普通にあり得ないと思っていたので装備を簡素化しすぎるというもう20年以上バイクに乗っている人としてはあり得ないミスチョイスをしてしまったわけです。
四輪と違い二輪の場合は暑い分には水分補給、あとは高速道でも走っていればそれなりに風は来るので死の危険性をそこまで感じることはないですが寒い場合は本当に死ぬので注意が必要。寒さで硬直したからだではまともなライディングができるわけもなく、万が一のときの回避行動などは不可能です。かといって防寒装備を固めれば身体の自由度は大幅に制限されそれもまた回避行動などとっさの動きに影響が出る。なにより普通に走っているだけで寒さで死にそうになります。100km/hくらいで走れば体感気温は外気マイナス10℃くらいと聞いたこともあるので外気4℃だとすれば氷点下6℃とかそのくらいなわけです、完全に冬の山に軽装で登山を敢行するバカと同じわけです。
まだ近場だったからどうにかなりましたが、これで遠方だったら朝の移動は諦めていましたね。これでも風邪をひくこともないのがライダーの強さなのですが。
日が昇り、いつものツーリングコースへ
午前7時半ごろになると日差しもあり気温は12℃くらいまであがりました、それでも十分寒いと言える気温ですがつい30分ほど前までは4℃、5℃という世界だったので二桁になると体が一気によみがえります。
こんな時間だってのに神栖の千人画廊には多くの四輪勢がいましたね、さすがに二輪は原付で犬の散歩している人くらいしかいなかったけれども。
X-ADVでも羽を生やしてみた←
ミラーを低くしたけどやっぱいい感じだね、このデザインはかなりいい。後方確認も特にしづらいこともないのでこれでいこう。
神栖から霞ヶ浦まで向かう道中でやっとバイクが増え始めたのですが、トイレ休憩から戻ってくると3台でツーリングに来ていた自分よりは年上だろうおじさまたちから「それ何CC?」と久々にナンシーアタックをくらいましたw
ADV150のときも何度かくらいましたが、あのときと違うのは自分のほうが排気量が大きい(相手は400)なのでマウントにならないように「ナナハンスクーター」というスクーターを強調しておきましたよ、これなら排気量でマウント取られても自分たちはMTだしなって自尊心が守られるでしょう(最悪だ)
バイクと四輪の大きな違い、特に排気量があがればあがるほど日常生活においては不要な趣味の乗り物になるのでその無駄を楽しめる余裕さをひけらかしたいのか排気量マウントは特に大排気量になればなるほど増える印象がありますがぶっちゃけどうしてそこまで他人の乗り物の排気量をききたがるのか不思議でなりません。
2台体制のころ、KTMの200dukeでツーリングに行くと排気量マウントを取る人もそれなりに遭遇しましたが、いやぶっちゃけ好きで低排気量に乗っているだけだし、なんなら家にハヤブサ置いてあるし、あなたのバイクより全然速いし排気量だって大きいんだけどね?と逆にかわいそうな気さえしてきたものです。
別に低排気量に乗っているからといってどうってこともないし、大排気量だからどうってこともない、X-ADVに乗っていてもADV150がつまらなかったとは思っていないしあれは全然楽しい乗り物で環境が許すのであれば駐輪場に置いておきたいものでした。
そういう楽しさを排気量だけで否定しがちになるのもどうかと思うし、それはATとMTの楽しさ論争とも同じわけです。クラッチがあるかないかで楽しさってそんなに違うか?どっちもそれなりの楽しさはあるしATだと踏み間違いがあるから事故が起きやすいとかそれも別に否定はしないけど、そんな事故を起こす人はMTだろうがなんだろうが事故を起こすよと思うんですけどね、知らんけど。
霞ヶ浦に来た時点で貧乏ランプが点灯し残燃料は3リッターとなりました、下道であれば20は下回らないのでまだ60km以上は走れるので全然余裕ではありますけどね。
徐々に暖かくなりますがそれでも日影はまだ寒い、バイクで飲む缶コーヒーの美味さを今日も味わいました。
いやしかしX-ADVは本当にカッコいいなぁ(´;ω;`)ブワッ
牛久の大仏は早い時間帯でしたが結構観光客も訪れていました、何時からやっているんだろう?
ばえる(ばえない)
時間がぼちぼちやばいので阿見から高速に乗り守谷で朝ご飯を。
ラーメンが食べたかったんだけど10時前でまだ営業しておらず残さず食べれそうなものでしらす丼になりました。
駐輪場に戻ると川崎まつりです(何
ホンダ、スズキ、ハーレーが1台ずつ、カワサキはこのほかにも見えない位置に2台あったはずなので5台もいたわけです。ひと昔前ならカワサキなんて変人扱い、漢カワサキ(壊れる)なメーカーだったのに今やカワサキを選ばない理由もないくらいにメジャーでかつかなり魅力的な車種をラインナップするブランドになりました。こんな時代が来るなんて自分がカワサキに乗っていた学生時代には考えてもみなかったことですね。
そんなわけでサクッと200km弱くらいのツーリングでしたが、この時期は早朝に走るのであれば完全防寒で臨まなければいけないと深い反省をするツーリングともなりました。皆さんも油断せず、装備は念入りにして楽しいツーリングをしましょうね!