月曜日はたまりにたまった有給を消化ついでにX-ADVの慣らしツーリングへ。
かなりノープランだったのですが、SSTRの予行練習も兼ねて寒いところへ。
なぜ寒いところか?SSTRは青森スタートにするからです。
10月の青森、気温は関東よりもぐっと低いはずなので防寒装備をどうするか?を考えるためでした。
とはいえ風防もしっかりしているX-ADV、しかも自身では初となるグリップヒーターもついているのであまり不安はないので寒さのテストよりもロングツーリングした場合の疲労度合いを試すほうが結果としては目的になってしまったツーリングでした。
北上する
平日月曜日の午前3時にしてはSA/PAのバイクも多く、関越道も結構バイクはいます。
北上すると徐々に気温が下がり東京より2℃ほど下がったかな。
あ、555km/hも出てないですからね(´;ω;`)
渋川ICで高速道路をおります。
深夜割引ってこともあるし二輪はそもそもやすいので助かります。
目的地とは逆方向へ。
なぜか?
給油のためです。
ガソリンは地元よりは高いですがX-ADVはレギュラー指定なので経済的ではあります。
燃料計は半分以上残っているのですが、これから向かうのは山。この先にもガソスタはありますが平地のほうが燃料代が安いはずなので先に給油しておこうという魂胆です。
なので5リッターも入りませんでした。
燃費は26km/L行きませんでした、130kmのうち125kmくらいは高速だったと思います。
X-ADV2021モデルの何も入らない小物入れ、レシートもぐちゃぐちゃですw
さて出発!
まだ書いていませんでしたが、向かう先は群馬県と長野県の県境である毛無峠。
もうライダーには定番スポットかと思いますし、関東に住んでから乗ったバイクでは全部行ったことがあるんじゃないかな?
何度も走った道なのですがどうも新しい道ができいたようです。
渋川から長野まで抜ける高規格道路の部分開通区間だった模様。
ここまで来ると気温はぐっと下がり14℃なので体感的にもかなり寒さを感じ始めます。
写真を見ての通りスクリーンは一番高いところまであげていますが風は当たるw
ただ顔に当たる風は減っており、GoProのMediaModの背面マイクだけでも音が拾えるようになっています。
天気はあまり良くないかな…雨は降る予報にはなっていないので大丈夫とは思いますし、SSTRの練習ということもあり雨具などの装備ももちろん携行しています。
八ッ場ダムの辺りまで来ると霧がすごく路面もぐしょぐしょ。
幸いにして雨ではなかったのでここで一度トイレ休憩。
気温は15℃くらいなのでずっとグリップヒーターをON。
そのまま万座方面を目指しますがバイクは草津側から抜けることができないので万座ハイウェイを経由します。
有料道路ですが料金所に人がいない時間帯がありいつも朝早いので誰もいない。。
さすがに標高もあがり気温はついに一桁…9℃。
路面はウェット…トラコンなどもあるとはいえ気休めですからね無理は禁物。
一気に気温が下がりお腹の調子が悪くなり万座ハイウェイを抜けた先にあるトイレで休憩(´;ω;`)
着いたときは「おお晴れてる!」だったのにトイレから出たら霧(´;ω;`)
山の天気は変わりやすいってやつですね…
ここから毛無峠まではもうわずかです。
霧、ウェット、砂利、落ち葉…大丈夫、こいつはアドベンチャーだから(´;ω;`)
長野県!
うわぁああああいいい天気(棒)
ADV150ではいけた群馬県の看板へ、こいつでいく勇気がありませんw
いくらタイヤもバイクも行けるといわれてもオフがそこまで得意なわけでもないのにいきなりってなぁ…さすがに納車2日めで傷物にするのはネタとしては美味しいけど絶対にやっちゃだめでしょう、、、SSTRもあるし無理はしません(きりっ
グラベルモードなんかも使ってみましたが、走りやすいのかどうかはそんなわけでまったくわからないのです。
長野経由新潟行
日本縦断中のトゥクトゥクがいました。
ちゃちゃっと記念撮影して長野側へ下ります。
外界は快晴でした。
気温もあがってきたのでパーカーを薄いものに変えて走ります。
目の前に見えるのは北陸新幹線ですね。
今になって思ったのですが新潟を目指すのであれば野沢温泉を抜ける北信州もみじわかばラインがあったのでそちらのほうが速かったのでは??
ヤフーナビの案内に従ったんですけどね。
ぐるっと回って道の駅「野沢温泉」。
新潟へ行くとは決めたものの目的地も特にないので今回は磐越西線沿いに福島を抜け、只見線脇を走り日光を経由することにしました。
津南のあたりで本日2回めの給油ですが下道は燃費がいいですね。
朝からinゼリーだけで耐えていたのでここでやっとまともなごはん。
パティオにいがたで休憩です。
ここでまさかのメットが…耐用年数はとっくに過ぎている6年ものです。
少し走った信濃川沿いの道。
ここでODOメーターは1000kmを迎えます。
前のオーナーが300km台で売却したことを考えると新オーナーである自分のところにきて2日目で700kmも走られ、しかもまだまだツーリングは続くわけでもし機械に心があるのであれば「いや、おまえふざけんなし…なんてやつに買われたんだ(`;ω;´)」と思っていることでしょう、仕方ない、それが自分のところにきた機械の宿命(さだめ)。
津南から83kmを走り燃費は32km台でありなかなかよいものです。
もう少しギア比がロングだったらより高燃費が期待できますが、それはNCのしごとでありX-ADVは燃費を求めるのではなくもっと別の楽しみ方を追求するためにそのへんは割り切って考える必要があるでしょう。
写真を撮っていた河川敷にはフラットダートがあり、練習にはちょうどよいのですがやはり入ることはしません(`;ω;´)
ADV150であれば全然突入するんですが、脚付きも悪いし、やはり価格が全然違う車両だし、アフリカツインとかみたいにこかして勲章とかでもなく単純にフルカウルであるカウルが破損して悲しい思いをするだけです。
そういう意味では気軽に旅してダートに入れるADV150がよかったのです。
置き場所がないから仕方ないんだけどね。
河口まで43kmということは新潟市いやいや日本海まではすぐそこです。
ただ自分は山沿いを目指しているのでこの辺で向きを東に変えていきます。
五泉のほうまで来るともう地元。
このあたりは知り合いも多く、また子供の頃はよく遊びに来た場所なのです。
遠くに見える観覧車は新潟市民にとってはディズニーランドよりも知名度が高いと言われる「元」安田アイランド、今はサントピアワールドと呼ばれるそこです。
田んぼを貫く一本道は強風がやばかった…
そんなこんなでサントピアワールド。
自分の中では安田アイランドなので…
このCMのフレーズが頭に残っている人、多いと思うんだよなぁ。。。
最後に来たのは小学生の頃なのでもう25年ぶりくらいかもしれません。
休みの日に安田アイランドに行くぞと親が言うとめっちゃテンションあがりましたもんね。なんか鏡の部屋みたいなのと裏山のスキー場がクローズしているときにやっていたボブスレーみたいなのが好きで、特にボブスレーはそればっかりをやっていました。
調べたらボブスレーは今もやっているみたいw
名前は変わったけど中は当時のままなのかもしれないし、ちょっと行ってみたい気がします。
さてこれから目指すのは磐越西線沿い、SLで有名な日出谷駅です。
写真奥の山を超える感じになるのかな。
それにしても良い天気で数時間前まで気温1桁の場所にいたのに20℃くらい気温があがったんですよねーいまはもう薄手のパーカーにプロテクターだけの薄着です。
というわけで出発。
新潟から福島県へ抜ける国道49号。
子供の頃、親戚の家に行くために祖父の運転する軽自動車に乗ってここを通り景色を見ているのがすごく好きだったというのもありますし、小学生の頃に地図帳を見て新潟市から太平洋を見に行けると無謀にも自転車で走ったのがこの道でした。
自転車で2日か3日くらい野宿し、しかも行方不明扱いで福島市内で警察に保護されるということをやらかしたわけですがバイクで走ればわずか数時間で新潟から福島まで行けるというのがなんというかすごいなぁと思います。
新潟と福島をつなぐ道路のためか物流のトラックも非常に多くのんびりしたペースで走り続けます。
SSTRで時間に余裕があれば49号を使おうかとも思いましたが、このペースでは確実に間に合わないので磐越道を爆走しようと思いましたねw
のんびり走るにもX-ADVは向いています。
低速重視のエンジンでしかもDCTであるため急かされることもまったくなく、ギアチェンジを車体任せにのんびり風景を楽しみながら走ることができるのです。
ワインディングで道が空いていれば意外とペースを上げて走ることもできる…そのときDCTのMTモードを多用するのも楽しいですがシフトアップはオート、コーナー手前でエンジンブレーキを使うために「ー」ボタンだけ使うということが多かったですが、それはDCTの制御がそれだけ優秀ということでしょう。
幅広のハンドルは後付のステップを使ってスタンディングしたときに体重をかけやすいし、ポジションになれるまでどう乗っていいのかよくわからないバイクではありますが乗り方がわかればそのときそのときでポジションを自由に変えていけるので疲れず長時間、どんな場所でも安心して乗ることができたのです。
後付ではあるもののこうするともうほんとどんなバイクなのかわからないねw
ステップボードより足をおろした自然な位置にくるステップばかりを使っていました。
安田を出て40分ほどで目的地の日出谷に到着です。
蒸気機関車で有名でかつては鉄道の町として名を馳せた日出谷は鉄道マニアには知名度はありますがそうでない人はまず知らない新潟と福島の県境にほど近い場所にある小さな駅。
今や完全に無人駅なのです。
磐越西線は新潟と福島は郡山を最短で結ぶ路線、しかし今は高速道もあることや鉄道を使う場合、上越新幹線で大宮まで下り、東北新幹線で北上したほうが郡山には速くつけるということもあり都市間を結ぶ路線というよりは観光がメインの路線となっているようです。
時刻表を見ても1時間に1本も列車がこない時間が存在していますが、それでも磐越西線は非常時のバイパスルートとしての役割も大きく、かつての震災では福島まで石油を輸送するルートとして磐越西線が使われたこともありました。
とても鉄道の町とは思えない駅舎?ですけどね。
そんな日出谷ですが幼少期に数ヶ月だけ住んだことがあるのです。
小学生になる頃には年に1回足を運ぶくらいでしたが、なんとなく当時を思い出す風景が残っていたりするのが自分にとっては懐かしくもあります。
少しだけ歩いて撤収。
もう15時なのでそろそろ帰路につかないと日付が変わってしまいます、あくまで下道を使うのです、高速割引ないからね。
ここにきてヘルメットのゴムが完全に取れたので外しました…もうだめやね。
国道49号は日出谷より1つ新潟側の津川近辺で阿賀野川から一旦距離を起きます。
阿賀野川を並走するのは3桁国道「地獄」で有名な国道459号線。
再び49号に合流して少し走ったところにある道の駅にしあいずで休憩。
すぐ側にあるガソリンスタンドで最後の給油をしました。
津南から186km、平均燃費は31.5kmとアップダウンの多い道ではあったものの基本は渋滞知らずの快走路だったため30kmを超える燃費となりました。
タンク容量が小さいのが玉に瑕、あと少しだけ…2リッターでも多く入れば満タン400kmが狙えるんですけど、そこはメットインスペースを作る必要があったりなかなか構造的に厳しいところがあったのかもしれません。
そこから10kmほど東へ走る…
何の変哲もない場所に止まったのは?
ODOが1111kmとなったからです。
このまま国道4号を目指し、そこから南下すれば帰宅できますがそれもつまらないので只見のほうへ…再び新潟方面に鼻先を向けます。
この道も快走路ではありますが日が落ちると明かりがないためバイクではしんどい道になります、早めに抜けたいのですが写真ばかり撮ってて全然ペースがあがらないw
GoProはネックマウントでした、新しいヘルメットにはマウントを付けますが。
GoPro10を先日買いました、切り抜きに使った元動画は全部その映像。
アクションカムといえばGoProみたいな風潮があり過去に何度か買ったことがありますが、相変わらずというか電池の減りは速く高画質にしているわけでもフレームレートがそこまで高いわけでもないけれど電池は1時間くらいしか持たないため充電ケーブルを常時つなぐのですがこれが暑いと熱暴走して録画ができていないことがあります。
今日のルートはかなり寒い場所ばかりで、暑い時間帯は撮影を控えたので平気でしたがなかなか慣れるまで使い勝手がわからないw
川沿いにある一日乗降客数1桁の駅。
こういう駅は結構好きですね。
会津川口あたりから国道400号に入り日光の方を目指します。
楽しいワインディングをクルマも少ないので気持ちよく走れます。
18時前にはすっかり暗くなり、ここから先は街灯がない区間も多くバイクで走る人はほとんどいません。
矢板くらいまではとにかく暗いのです。
緊急事態宣言期間中でもあり飲食店が20時閉店のため慌ててかけこんだモスバーガーで夕食(´;ω;`)ブワッ
そして埼玉に入ってしばらくして自分が購入した時点からの累積距離が1000kmを超えました。
1日で2つの意味の1000kmを見たわけですね。
帰宅前に翌日も出勤なので給油に立ち寄りました。
西会津から280kmを走って残り1目盛り、リッター30走るので300は超えるんでしょうけど精神衛生上はあまりよろしくないですねw
なんだかんだ800kmくらいは走りましたがX-ADVだと全然疲れません。
今まで乗ったどんなバイクよりも快適に移動ができるのです。
MTのバイクよりも楽しくないだろうと言われるかも?でもそれは楽しみ方が違うだけで、自分のような移動を純粋に楽しみたい人が出先のワインディングでちょっと攻め込んで走ってみても全然不安なく走れてしまうというところが四輪でいうSUV的な要素もおおく、ちょうど自分が乗っているプジョー3008のようなテイストを感じます。
欧州で売れていると聞きますが、たしかに日本の道路よりも欧州のような移動距離も長くやろうと思えば大陸横断もできるような場所に住んでいる人であればX-ADVに走り続ける喜びを与えてもらえるんじゃないかなぁ。
自分は好きですね、こういう移動を楽しめる乗り物は。
これからSSTRも快適に行けそうで課題も発見できたのでぶっつけ本番で参加するよりはよい予行練習になったと思います。