ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

近場でまったり温泉旅行!ちゃんとした宿に泊まることもある。

はいさい!皆さんこんにちは。

 

緊急事態宣言の延長だったり、そうかと思えば某オリンピックのせいでこちらは7月中旬までほぼ休みなしで働かされるのにとうのどこぞの首長さんは体調不良でお休みできて幸せですね!って不満のひとつやふたつも言いたくなるようなことが起きる中、なんとかして…むしろKIAIで稼いだ2日間の土日休み…これを利用して久々にいいとこに泊まろう!というのが今回のお話。

 

そもそも自分はあまり宿泊に重きを置いてないのです。

 

だって寝るだけじゃん?寝るだけなら公園のベンチでもいいのになんで数十万円も払わなきゃ泊まれない部屋があるのか?寝ることにそんなプレミアム感出さなくていいよ!そう思うのが自分です。

 

なにしろ自宅の寝具は20年以上使っていますし、掛け布団は死んだ祖母が怪しい業者に騙されて高額ローンを組まされて買ったものを使っているので30年選手です、もう寝具としての機能を果たしておりません。

 

なので車中泊で使っているキャンプマットの方が布団より寝心地がいいという現象が起きていますが、そんな人間に泊まることにお金を使う、寝ることに付加価値をつける、そんなものは豚に真珠というかなんというか…

 

移動にお金は使うけど、宿泊にはお金を使いません、それが自分。

 

はい、そんな大前提はあるので宿にお金はかけたくないのですが、今回は同行者との相談のもと「休む」をテーマに「ちゃんとした部屋に泊まる」を考えた旅行を考えました。

 

旅行といえば、自分は長距離移動が大好きです。

 

正直、東京-大阪くらいの自走なんてドライブにもならない近所のお買い物感覚で行っちゃう人なので宿泊を必要とする旅行となれば九州くらいまで行ってしまうのが常です。(北海道は陸続きじゃないのでNG)

 

ですが冒頭にも書いたとおりオリンピックだかなんだかよくわからないイベントのせいで自分の休暇は壊滅しました(´;ω;`) 

 

どう頑張っても7月中旬までに連続した休暇は2日しか取れない…ということでいくら近所のお買い物感覚とはいえ片道500kmの移動を要することをやってしまえばおのずとゆっくりくつろぐなんてことはできません。

 

それに愚策とも思える移動を抑制するための高速道路休日割引の休止、これが痛い。

 

古くは1000円なんて時代がありましたが、今は休日は3割引…それがコロナを抑止するための移動抑制のために休止となり、緊急事態宣言の延長のおかげで本来であれば6月中には再開する予定だったものが結局再開されませんでした。

 

そんなこともあるだろうな、でももしかすると割引が再開するかもしれない…そんな一筋の希望を旨に旅行の日程は6月26〜27日の土日と設定しましたが、先にも書いたとおり再開とはあいなりませんでした。

 

高速道路での移動は可能な限り控えたい。

 

移動は好きだけど移動にそこまでコストをかけたくない、でもゆっくりしたい…

 

そうなると目的地は必然的に「近場」ということになります。

 

まぁざっくり100〜200km圏内?

 

そうしたときに候補となったのが今回行ってまいりました栃木県は鬼怒川温泉。

 

あの廃墟で有名な鬼怒川温泉へと向かうのでした。

なぜ鬼怒川温泉なのか

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旅のはじまりはいつもセブンイレブンです、まず珈琲を買う。

 

そんなセブンの壁にたてかけられたお守りです。

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プリウスが突撃してこないように…ということかもしれませんね。トヨタのハイブリッドはよくコンビニに突っ込む、だから神様仏様、どうか私のお店には突っ込まないでくださいね…そんなセブンオーナーの悲痛な思いが伝わってくるようです(知らんけど)

 

さて今回向かうのは栃木県は鬼怒川温泉となります。

 

自宅から鬼怒川まではおよそ130km、高速道路では2時間ほど、しかし下道でも3時間以内とお気づきの方もいると思いますが関東圏で130kmという移動距離を考えると異様に早く着くのが鬼怒川です。

 

高速道に4000円近く払って1時間短縮するか、それとも下道で行くかと問われたら自分は圧倒的に後者、それにもうおわかりの方もいると思いますが都内から栃木に至る国道4号線、その茨城から宇都宮あたりまでの区間は第二の東北道とも呼べるハイスピード区間が続きます

 

なので距離はそれなりですがなんだかんだ日光の手前くらいまではかなりのペースで進めてしまうので高速道の必要性を感じない、それが都内から西、たとえば箱根などを目指す場合はほぼ確実に都内を抜けるための渋滞やR246や湘南を経由しても必ずといっていいほどの渋滞にぶつかりここまでのペースでは進めません。

 

試しに同じ時間帯で芦ノ湖までの到達時間を調べてみましたが123kmで下道で3.5時間と鬼怒川へ行くよりも短いはずなのに逆に到達時間は延びるという結果になります。

 

渋滞はドライバーにはもちろん、同乗者にも良いことはない…できれば移動し続けられる方がいいし、早く到着してのんびりしたいが今回の旅のテーマでもあります。

 

であれば普段行かないような場所で人があまり多くないだろうな?という場所…バブル期は関東の奥座敷的な扱いを受けていたとも言われるも今や廃墟群を並べネタにもされるその鬼怒川を今回は選んだ次第です。

 

予め書いておきますが鬼怒川をディスりたいわけでもなく、逆にただただ部屋でまったりした時間を過ごしたいよとか、山に囲まれマスクを外して新鮮な空気が吸える場所というところでも鬼怒川を選んでいるのです。

 

ランチと観光と

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出発は午前9時と比較的遅めの時間ではあるのですが、遅いというのはこれが西に向かうならかなり遅いといえる時間であって北へ向かうのであればそこまで遅いとも言えない、という感想です。

 

東京から西へ抜けようとすれば一般道も高速道(東名・中央)も間違いなく渋滞して下手をすれば東京を脱出するのに何時間かかるんだと思うこともあります。

 

ですが栃木であれば…さすがに埼玉を抜けるまでは流れはイマイチでしたが、五霞のあたりまでくれば流れは一気によくなりここからが自分では第2東北道と読んでいる新4号バイパスの始まりです。

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宇都宮あたりで少しだけ混雑はありましたが、12時半にはランチの場所に到着です。

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こんな場所にランチできる場所があるんだね…そんなふうなことを言いながら目の前にある階段を眺めます。

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なんだかんだ3時間半、何も食べていないのでお腹はペコペコです。

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「山のレストラン」とそのまんまのネーミングですが、たしかに山にあるレストランでした。

www.meiji-yakata.com

結構有名なようで…そんな場所に予約もなしに、しかもお昼時に突撃した2名はお店の方に「1.5時間待ちです」と言われあえなく退散してしまったわけです。

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仕方ないのです、予約しないほうが悪い。我々は予約が嫌いな生き物なのでどこに行くにもあまり予約ということをしません。予約は時間に縛られるということになり、それがプレッシャーとなり移動を楽しめない、また、そのプレッシャーで過敏性腸症候群であろう自分は腹痛を引き起こします。

 

そうなのです、自分はそういうものでお腹を壊しやすく、実のところこの霧降に来る途中の日光道手前、確か宇都宮ICのところだと思いますがこの先トイレが少ないと思った瞬間に激しい腹痛を引き起こし、途中の今市だかのPAまで爆走した…とそんなこともあるのです。

 

厄介なものですが、そういう時間に拘束されたりすることは非常なプレッシャーなので予約はしません、ゆえの仕方ない出来事なのです。

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ですがお腹は減るものです、ですので山のレストランを来た道を戻り、駐車場のあたりにあるお蕎麦屋さんに入りました。

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創業も古く、大変な歴史があるお蕎麦屋さんのようです。

tabelog.com

同行者は鴨そばだったかな、自分はざるそばと舞茸の天ぷらを注文しました。

 

するとなんというのでしょうねお通し?的な、でも追加で料金は取られませんが漬物やそばのお菓子みたいなものが出てきました。

 

この蕎麦のお菓子みたいなものが塩気が強くとても美味しい、お土産に売っていないかな?と思いましたがどうも売っていない、残念でなりません。

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舞茸は大好物です、というよりきのこが嫌いという人でもない限り舞茸が嫌いなんて人はいるのでしょうか?舞茸は美味しいです。猿が舞うほど美味いから舞茸だなんて子供のころに父が言っていましたが、猿でなくとも舞うほどに美味いです。塩でいただくのが最高。

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当然のことながらそばも美味しいです。

 

山のレストランに行けなかったことは確かに残念なことではありました、が、こうした美味しいものに偶然にも出会う、そういうのも無計画な旅の醍醐味ではないでしょうか?

 

さて、食後は近くにある名所、日光東照宮にやってまいりました。

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さるが有名なところですね。

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拝観料が1300円とお世辞にも安いといえるものではないのですが、ここまで来たら行くしかないよね…ということで向かった次第です。ちなみに自分に信仰は何もなく、参拝ルールとかも存じ上げないところなのであくまで今回は猿を見に来た、その程度です。

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なので駐車場に戻ったら隣がプジョー508SWになっていたことのほうが感動(何

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確かに出入り口が近いスペースではありましたが、手前にも停めることのできる場所はあったろうに、わざわざここを選んでくれたプジョーを愛するトナラーさんだったのかなと勝手に思っています。

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やっぱり隣が同じブランドだったりすると嬉しいですよね、それがクルマ好きってやつです。このブログは3008をこよなく愛する人が書いているものなのできっと508SWのオーナーさんは見ていないと思いますが、もし見ていたらこの日、この瞬間、勝手ながら撮影させていただきました(´;ω;`)とここと厚く御礼申し上げます。

 

さて、来た道を戻り霧降高原へと走ります。

 

もともと土日は雨予報でしたが、今まではなんとか曇りで持っていました。

 

ところが東照宮を出る辺りでぽつぽつと怪しげな雲行きとなり霧降高原を登る頃には豪雨と呼んでも言い過ぎではないほどの雨となっていました。

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そういえばADVを納車した年の夏頃にここに来たような気がします。

www.webike.net

こんなイベントがあり足を運びました。残念ながら自分が属していたチームは微妙な結果に終わったような記憶がありますが、チームで唯一のADV150として頭のおかしい距離を走り抜けた…という個人的には自己満足のイベントでした。

news.webike.net

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勝手に使わせていただきましたが、この1位が自分なのです。そりゃね、青森まで行ったし、クラッチが壊れながらも山形まで日帰りしたり夏場ということを考えてもかなり過去来うな移動ををしましたが、移動に目的をもたせてくれるという意味では非常に楽しイベントでした。このランキングを見ればおわかりのとおり普通は中型以上のバイクで走るようなとにかく一日でどれだけ回れるかが鍵のイベントなのですが、それを150ccでやる…おそらく50ccなどでは自動車専用道などが使えないのでより厳しいものとなりますが、そういった道路を走ることができる二輪車としてはヒエラルキーが最下層にいる150ccでもこれだけのことができるんだぞという成果は出せているのではないでしょうか。

 

ちなみにとうの本人はこのWebikeの記事を書いてくださった方が思っているほど辛いとは感じておらず、クラッチが切れない状態で会津から埼玉まで200km近く走らなければいけないことが暑さよりも辛かった…とだけお伝えしておきます。

 

さて脱線しましたが、雨の中ここまで来たのはわけがあります。

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牧場で食らう肉は最高です、これで500円だったかな?とにかく美味い。

 

ちょうど15時前くらいでしたので鬼怒川を目指します、チェックインは15時以降であれば大丈夫とのことでした、霧降の牧場からは30分ほどなのでまぁまぁちょうどいい時間ということになります。

 

山を降りると雨は止み、鬼怒川につくころにはじめっとした感じの空気になります。

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ここは鬼怒川廃墟群でも結構有名な星のやさんのある通りです。この旅館自体は2010年頃にはすでに廃業されているということですが、2010年ってちょうどあの震災が起きるくらいの時期ですが写真には撮っていませんが原型をとどめた状態でそこに存在しています。

 

廃墟のまま残しておくのはなぜなのか?

 

取り壊しにも費用がかかります、廃業するくらいなので当然取り壊す費用負担も困難でしょう。可能性があるとすればどこかの企業が買取再起を図る、そういうこともあるようですがそうしたこともなされずに残ったままの廃墟が鬼怒川には非常に多く、それがまた景観を悪くする要因でもあるようです。

 

鬼怒川のホテルや旅館はその鬼怒川の魅力を活かすために川沿いに建てられていることが多いのですが、様々な要因で廃墟となり肝心の鬼怒川が見える箇所は非常に限られているように感じます。

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結果、観光客がその鬼怒川の姿を見ることができるのは一部の橋の上と旅館の部屋のみということになってしまっているようです。また橋の上から見る景色にも廃墟群が映り込み廃墟マニアでもない限りはあまり喜ばしいものでもないでしょう。発端はバブル崩壊や足利銀行の経営破綻だったと聞きますが、実際のところはこうしたせっかくの自然を見ることができる場所が限られているなんていう温泉街を徒歩で散策する楽しみが少なかったことにもあるのかもしれません。

 

ただ、星野リゾートが進出するなど鬼怒川自体の魅力が消えたわけではありません。

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到着と同時くらいに外で警笛の音が響いていましたが鬼怒川温泉にはSLが走っていたり、楽しむべきところは結構あるのです。これから先、むかしのように鬼怒川が元気になることだって十分にはありえます。

 

さてそんなわけで我々も鬼怒川温泉へと到着するのです。

 

部屋風呂を楽しめる宿「ホテル栂の季」さん

tsuganoki.com

我々が今回宿泊するのは鬼怒川温泉駅からはちょっと離れた場所にあるホテルでした。

 

電車で来るならまだしも自動車で移動する我々にとって駅に近いことは何のメリットもありません、逆に離れていた方が人も少なく静かだろうという考えもあります。

 

二人で税込み5万円を超えるホテルにしては外観は…というのはあったのですが、外見は室内からはわかりませんし、そんなところに魅力を感じて予約をしたのではありません。

 

このホテルの最大の魅力はお部屋にあります。

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ここですね、各部屋に露天風呂があるのです。

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開放感は抜群で24時間循環されるためいつでも入ることができるお風呂が存在している部屋、ここに二人で5万円の価値があると思い予約をしました。

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和室の隣には二人で寝るには十分すぎるサイズのベッドがあり寝心地はそりゃ常に20年ものの布団で寝ている自分にとってはなんだここは天国か?というくらいに寝心地のよさを感じ、多分布団にダイブしたら寝てしまうだろうなと飛び込まずにおきました。

 

さて部屋に露天風呂がある、これ自体に最初から魅力を感じたわけではありません。

 

風呂なんてたとえば二人で入りたいなら貸し切り風呂だってあるじゃないか、もっとちゃんとした温泉をメインの旅館、たとえば隣のサンシャイン鬼怒川さんはここよりももっと広い館内風呂があるぞ?と思ったりもしないでもないのですが、使ってみると当たり前なのですが意外な魅力を知るのです。

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到着するとすでにお湯が張られている、いつでもお湯が張られている、これが部屋露天風呂の魅力です。

 

確かに部屋に風呂がある宿自体は珍しくないし、逆に部屋風呂がない場合ことのほうが少ないですが、そうは言ってもそうした部屋風呂はまず自分たちでお湯を張る必要が出てきます。

 

お湯を張るにはどんなに短くても数十分は掛かりますし、一度使ったら当然皆さん流してしまう、追い焚きがついている部屋風呂なんて見たことないので基本はそうだと思いますがするてと次に入るのが面倒になって館内風呂を使う…もちろん旅なのですから広い風呂に入ればいい、それが大正義です。

 

ですが、こうした部屋露天風呂があり、それがいつでもお湯が循環しておりきれいなお湯に浸かることができるとなれば話は別です。

 

到着と同時に服を脱ぎ、かけ湯をして風呂にまず浸かることができる、この素晴らしさを知ってしまうと館内風呂へ行くことが手間に思えて仕方がないのです。

 

宿に到着して、荷物を置いて、じゃあ館内のお風呂に行くか…この間でどんな超スピードでやっても数十分は掛かりますが、栂の季さんのように部屋にこうしたお風呂があれば荷物を置く→服を脱ぐ→ダイブなのでぶっちゃけてしまえば部屋に到着した1分後にはお湯につかることができるのです!!

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それは寝起きでもそうで、館内の風呂まで行くのは面倒ですが、寝ぼけたまま部屋を数十歩歩き、窓ガラスを開けて外に出て風呂に入る…こんな短時間で露天風呂が楽しめるのはこうした部屋風呂があるところだけが持つ魅力です。

 

味わってしまえばもう病みつき、次に泊まるところもこうした部屋がいいよねなんて話を翌朝にはしていました。

 

さて、まずお風呂で疲れた体を癒やし、18時半の夕食まで時間があったので少し鬼怒川の町を歩きます。

 

駅までは10分弱くらいでしょうか?

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ちょっと怖いな、この猫キャラ(´;ω;`)ブワッ

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SLが発車したあとの鬼怒川温泉駅前は特に人がいるわけでもなく静かなものでした。

 

お土産屋も閉まり、特にカフェなどもやっていないさみしげな感じのところですが、駅前にはいくつかのこれまた高そうなお宿が見られますし、レジデンスなんかもありこのような場所に住む人もいるんだなぁと思いましたが、別荘的に使うにはいいかもしれません。

 

ちなみに足湯は満席でつかることはできませんでした。

 

何をするわけでもなく、ただ駅前まで歩き夕飯に備えてお腹を空かせます。

 

なにしろ夕飯は豪華だと聞いています。

 

そういえば宿に宿泊することがないし、宿泊しても素泊まりなので実のところ夕飯つきの宿泊をしたのはいつぶりだろうか…という気がします。

 

もし宿に泊まっても素泊まりが多いのは、そもそも食べることに興味が薄いことや食べるのであればご当地名物を食べたいという気持ちは多少なりともあるので宿泊先で出される料理にはそもそも興味がないということもあります。別にコース料理が食べたいわけでもなく、一品ものがあればいい、自分のような考えの人も少なからずこれを読んでくださっている人の中にはいるかもしれません。

 

失礼ながら書かせてもらえばホテルとしての見た目はアレですが、料理はすごい。

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お品書きを見た瞬間に

 

「これは無理だろ(食べきれない的な意味で」

 

と眼の前に座る同行者に言ったものです。

 

そう、在宅勤務が続き動くことが少なくなり、ただでさえ食べれない体はさらり量が食べれなくなっていました。

 

こんなメニューに遭遇するのは、何年ぶりだろうか…記憶にある限りでは数年前に山形の銀山温泉に行ったときが最後だった気がするぞ?

 

料理が楽しみというよりは「食べ切れるのか」の不安のほうが多い、そんな時間が始まります。

 

悦を尽くす、それが楽しみでもある

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ワインのように見えますがこれはぶどうジュースです。

 

お酒にあまり強くないこともありますが、食事とともにアルコールを飲むと余計に食べられなくなってしまう体なので飲酒は食後と決めています。

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まずは前菜からいただきましょう…といっても野菜が嫌いなのでほとんど食べられず、同行者に食べてもらうところからはじまっているので一回戦敗退みたいな結果になっていますが、もちろん完全に食べられないというわけでもなく錦糸瓜や蓴菜は食べることができましたしアスパラを食べてもらったくらいであとはなんとか食べることができているのです。

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食前酒のぶどうカクテルだけは美味しくいただきました、こういうものは飲みます。

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まだ3品目くらいですが早くもお腹が膨れています(何

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ただおそらくですが一般的な成人男性であればそこまで多いというものではないので問題ないかと思います、自分が少食なだけの話。

 

そういえばいつだったか廃棄前提おじさんってあったかと思いますが、自分はそういうたぐいのものではないので美味しく頂いていますよ?というか、万座亭さんの料理の写真をみても一般的な旅館の料理ってあんなものじゃない?って気がします。

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車中泊をメインにする自分が書くのもなんですが、こういった旅館やホテルに泊まるのは宿泊という体験そのものにお金を払っていると思うので悦の限りを尽くすおもてなしを受けることもその醍醐味なのではないでしょうか?

 

SDGsだなんだ生きにくい社会だと思いますが、食べきれない、到底体験しきれない、そういったものにお金を払い十分な満足を得る、そこに付加価値を見いだせないのであればそもそも車中泊とコンビニおにぎりで十分なのです。

 

言い方はアレですが、クルマの中だろうが、今回のような風呂がついた部屋だろうが、風呂に入って寝るだけなら温浴施設に行って駐車場で寝るでも同じことはできますし、なんなら温浴施設の仮眠室でいいわけです、さすがに数十秒は無理ですが温浴施設なら仮眠スペースから少し歩けば広大な風呂や最高のサウナがありますよ。

 

食事にしても何を食っても最後は排泄されるんです。だったら旅館のフルコースもコンビニ弁当も変わらない。だったらどっちでもいいはずなのになぜあなたはその体験にわざわざ高いお金を払うのですか?という話。

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なんだかんだ言いながらも食事はラストに進みます。

 

案外食べれたなw

 

まぁおなかパンパンですけどね。

 

その後は館内の風呂で部屋風呂ではできない洗髪などを行い部屋に戻るとまた部屋風呂へ…何度入るんだよ。

 

違うんですよ、このお風呂の正しい使い方をしようと思うのです。

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じゃーん(ぉ

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一度やってみたかった露天風呂で酒を飲むw

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6月とはいえ山なので夜はそれなりに気温は下がりますが、湯に浸かれば温かいし、飲んで冷却→お湯を繰り返しいい感じに酔える(´;ω;`)b

 

なかなかこういうことができる場所ってないし、貸切風呂でもちょっと抵抗があるので部屋にプライベート露天風呂があればこういったことも問題なくできるというものです。

 

ただ巨大な虫さんが多く二人で大騒ぎしながら退治して飲んでいたり、なんか自分の髪に巨大な虫が絡まってもがきだしてぴぎゃあああああああになったりしましたが概ね楽しい時間であったということだけはお伝えしておきます。

 

いやはやプライベートな露天風呂は最高ですね☆

 

お風呂からあがっていい感じに酔って、フラフラになっても、バスタオルで体を拭いて、浴衣をラフに羽織ったらすぐそこにはベットが待っている。

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そこからの記憶は曖昧ですが、朝まで爆睡でした。これができるのは部屋にあるプライベートな風呂だからこそ、なのです。

 

いやーこれは紛れもない悦でした。

 

実際最初は130km弱しかない鬼怒川なんてドライブにもならないし、こんな近場に泊まるなんて意味がないと思っていましたが、やってみればこういうのも悪くないと思うものです。

 

どんなに長距離が好きと言ってもそれなりに疲労はありますし、同行者はもっと疲労を溜め込みます。

 

このくらいの距離であればそれもあまり感じませんし、余った時間をこうした温泉などの時間に十分使うことができるのです。

 

これはある意味での心の贅沢、特に日々仕事に追われている我々にはこうしたゆったりと過ごせる時間が必要なのではないか?

 

そんなことを思わせてくれる鬼怒川の1日目でした。

 

翌、二日目に続きます。

 ※一部写真はMUSONの動画を切り抜いています、安い割にはなかなか使えます。