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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

HUAWEI GT 2 Pro いいとこわるいとこ。

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勢いで購入したHUAWEI GT 2 Pro なかなか良きデバイス!!

 

GT 2 Pro の魅力とイマイチなところ

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HUAWEI GT 2 Pro を着用して3日目、この時点でわかった魅力といまいちな点と列挙してみる。「まだ3日じゃないか、何がわかるんだ」という意見もあるだろうけど、時計なんて3日も使えばそれなりにわかると思うんだ…うん。

【魅力】

  • 軽い着用感とビジネススタイルに合うデザイン
  • バッテリーがとにかく減らない
  • 文字盤の種類が豊富かつ実用的
  • 総合するとコスパやばい

【いまいち】

  • 文字盤の常時表示は常時表示ではない?
  • 待受画面の文字盤の少なさ
  • Suicaなどは使えない
  • スマホでしかできない操作がある

細かく掘り下げていこう! 

GT 2 Proの魅力 

■ 軽い着用感とビジネススタイルに合うデザイン

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まずとにかくスーツに似合うデザイン。スマートウォッチであるならば普通の時計ではできないようなデザインにすることもできますね。

広くスマートウォッチが普及した切っ掛けはiPhone同様におそらくAppleだったと思うのですが第一世代から姿をほとんど変えずいまは6世代まで来ています。まさかここまで続くとは…というのが正直な感想ですね。 

 

真四角のボディは時計としてみると風変わりですが、文字盤の制約がないので好きなデザインにできる。そのうえでデザイン思想として真四角を選択したのだと思いますが、近未来感とか特別感はあるにせよこれがスーツに似合うとは自分は思えないのです。。。

 

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別にPROTREKを否定しているわけではなく、この時計とは住む世界が違います。

 

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チタンボディは軽く、AppleWatchなどとほぼ変わらない厚さ12mmのボディは着用感が薄く、最初の充電を終えてから3日間、ほぼ着用しつづけていますが左手首に疲労などの違和感はほぼ感じられないです。

 

睡眠ログなどを取りますし、ワークアウトログが必要な方はそれを取得する関係で装着したまま運動することになりますがこのくらいの重量と薄さであればそこまで邪魔にならないのではないかと思いますよ。

■ バッテリーが凄い!

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どんな技術を使っているのだろうか…とにかく電池が減らないんです。

 

26日の16時半に充電を終えて、これを書いているのが28日の18時だけどバッテリー残量は87%も残されています。

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もちろんスリープにもしているし、在宅勤務で自宅にいるときは画面をボタンを押さなければつかないようにしているからかなりのエコモードで利用ですが、出勤した日はオートスリープを有効にしつつ24時間で7%のバッテリー消費でした。

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公称14日というのも計算するとぴったりだ。

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カタログスペックはあくまでカタログなので実際はそれより少なくなるのが常だけど初日とはいえここまでとは思わなかった。

 

24時間を過ぎてから在宅なら腕時計は見ないので画面を常時オフにしてスリープよりも節電を意識したが24時間で5%と思いの外節電にはつながらない。初日よりいじる時間は減っているがあまり変わらないということは画面点灯時のバッテリーマネージメントが優れているのではないかと思われる。ちなみに初日は「ディスプレイを常時ONにしたらどうなるのか?」を試した結果、1時間で1%減ったのですぐに戻した実験的なことも行っている。それがなければ実際のところ常時OFFとそんなに変わらないんじゃないですかね、スリープモード。

 

点灯時間を長くしたり、ワークアウトを起動したりすればその分は減るんだろうけどあくまで「時計」として普通に使う場合は異常なくらい電池が持ちます。

■ ウォッチフェイスの豊富さ

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スマートウォッチの特徴はウォッチフェイスが自由自在に変えられることだ。 

iOSの場合は写真を取り込んでウォッチフェイスを作れるような機能がないらしいが、正直そんなに自分で撮った写真って使う??その機能がほしいならHUAWEIのスマホを買った方がいいと思うよ(にっこり 

バリエーションが多いので「オフィス」、「カジュアル」、「スポーツ」と使い分けもできる。

「オフィス」であればアナログ針で最低限の情報を表示してもいい。

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フェイスによってはそこから更に表示できる項目も変えられたりはする。

「カジュアル」であれば徹底的にポップなものもある。

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「スポーツ」であれば表示項目を心拍数や歩行数にしたらいい。

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とにかく選べるものが多いので悩んでしまう。使っていくうちに固定のフェイスが見つかるはずだが今はまだそこまでは行っていない。当初iOSではデフォルトの壁紙しか使えないみたいな記事も読んだが、その後もしかするとアップデートでiOSにも優しい仕様になったのかもしれない。

一例でウォッチフェイスこんなのあるよーをご紹介。

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結構実用性が高いウォッチフェイスが多いと思わない?

■ コスパやばい

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「コストパフォマンスがやばい」スマートウォッチ、それがHUAWEI GT 2 Proだと言える。

正直3万円のスマートウォッチにそこまで期待はしていない。しかも中国メーカーのスマートウォッチだ。最悪爆発するのではないかという不安さえあるが2日も使うと悪いものでないことは明白だった。

スマートウォッチで何が一番気に入らないか?なぜAppleWatchを持っていながら数ヶ月で売却したのか?なぜカシオのスマートウォッチを持っていながらHUAWEIを買ったのか…理由はひとつ「バッテリー」だった。

多くのスマートウォッチが1日、2日で充電が必要になり、パワーセーブをしなければまともに動かないものになる。事実、カシオのWSD-F20も連続稼働は1日弱が限界で旅行に行くときはつけていけないし、日常でもふと気がつくと節電モードになっていてスマートウォッチ自慢の魅力的なウォッチフェイスを表示できなくなる。それでは普通のG-SHOCKでいいじゃないかとなり、しまいには使わなくなる。Appleも同様でiPhoneとの親和性が高いことは理解しているがあのバッテリーではさすがに同じことが起きる。

「時計」であるにはバッテリーが長持ちし、充電に気を使わなくなることが大切だと思う。だからこの14日連続稼働がどれくらい持つのか充電せずにこれから2週間を過ごしてみたいとおもうんだ。 

バッテリーの持ちもそうだけど充電も気を使わなくていい。

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専用の充電器は付属するもののワイヤレス充電器があればいいので家電量販店でも手に入る。当たり前だけどPROTREKのスマートウォッチは専用充電器がなく、一度雪の金沢で充電器を落下→水没させてしまいそれが初日の夜だったため充電できなくなり二日目以降はデジタル文字を表示するだけの文字通りただの時計と化した。

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専用充電器はおまけに高い(´;ω;`)ブワッ

2700円もする。ワイヤレス充電なら1000円台からあるね。

それに時計だけでなくスマホだったり対応機種を他に持っていればその分汎用性もある。今や自動車でも初期装備としてワイヤレス充電ができるようになってきている。自分は車内でワイヤレス充電を使う機会がなく不要だと思っているけどGT 2 Proがある今、もし移動中に電池が切れても充電できるという安心感は大きい。

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そもそも海外旅行に長期で行くとかそういうときでもない限り、このバッテリーの持ちなら充電器を持ち運ぶ必要すらない。必要なさすぎて忘れそうだけどでがけの1時間前とかに充電しておくだけでも充分に4〜5日は持ちそうなものだ。

とにかくこのバッテリーの持ちの良さと3万円で買えるというのがコスパがいい。

いまいちなところは?

残念ながらパーフェクトなスマートウォッチではなく、どうしてもここが足りない、ここを改善してほしいというところはこの2日くらいでも感じられたのでそれを列挙していこう。

■ 常時表示は常時表示ではない(謎

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時計なので常時表示をさせておきたいというのが当初の希望だった。時計にちらっと視線が落ちたときにアナログなりデジタルでその数字が読み取れればおおよその時間がわかる…それが腕時計である必然性だとさえ思っている。

 

調べた限りではGT 2 Pro は常時表示ができるとのことだった。確かに常時表示はできる、できるけれど自分の中で想定している常時表示は「自分が設定したウォッチフェイスを常に表示しておけること」だ。たとえばこのスマートウォッチでいえば、画像にでているように地図の背景にアナログ指針という画面を表示させておくことだ。

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WSD-F20は常時表示にさせると1日程度でバッテリーは切れるし、ウォッチフェイスは変更されないものの秒針が表示されなくなったりバッテリーの持ちを考えた背景に切り替わる。 そういうのもなしに、バッテリーはユーザーの自己責任で構わず、容赦なく減ってもいいから常時表示をさせたかったがGT 2 Pro はそれができない。

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あくまで「待受画面」という扱いになり、選べるウォッチフェイスは待受画面用の7種類になる。f:id:kumawo0017:20210129153630j:plain通常は「なし」という扱いで、言ってしまえば黒い壁紙を出しているだけってことだろうか。

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もちろん数少ない選べる待受画面も実用的なフェイスがある。シンプルながらよくあるアナログ時計のような待受に切る変わるが、せっかく何百とありそうなウォッチフェイスを採用できないのは残念だ。これはバッテリーを考えてのことだろう。

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シンプルな待受画面でも実測値では1時間に1%もバッテリーを消費する

待受画面を時計にしていると確かにバッテリーの消費は激しい。感覚的には1日24%程度は消費するので使い方にもよるだろうが4日前後の稼働時間になるはずだ。

それでも充分に他社のスマホよりは数値的には勝るのではないか。もし充電が気になるのであれば風呂に入っている間に30分、1時間程度充電すればまた2日くらいは余裕で使えるだけの容量に回復するだろうが、その場合は自宅では待受をOFFにしたり節電も意識するといいだろう。寝ているときに腕時計を見ることはまずないし、睡眠ログを取るためだけであれば睡眠時間の数時間待受をOFFにすることで睡眠時間分のバッテリー消費を抑えることができる。

待受画面でしか常時表示ができないのならもう少し壁紙は増やしてほしいし、通常のウォッチフェイスで点灯時間を無制限にしてほしい。

現状では最大20秒でスリープが有効になる。

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バッテリーの消費を抑えたいなら「自動」を選んでおけばいいし、運動などでじっくりみたいなら最長の20秒にしておくといい。

普段使いならまず「自動」で不便することはない。

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アイコンの右下に「画面の点灯」というものがあるけれど、これを押したときだけ最大20分設定したウォッチフェイスの状態で点灯し続ける。常に文字盤を表示させたいのであれば「画面の点灯」を押せば最大20分は点灯状態が維持できるのでこれも有効活用しつつうまく使っていきたい。

■ スマホがないとできない設定が地味に不便

GT 2 Pro単体でできない操作が地味にある。

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スマートウォッチあるあるの手首を傾けると画面が点灯状態になる設定はWSD-F20であれば時計側で設定できたけれどGT 2 Proではそれができずスマートフォン側での設定が必要になる。

 

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人によって使い方は様々だろうけど手首をあげて画面を起動を常時ONにしていると寝るときなど手を動かしただけでも点灯してなかなか鬱陶しい。それに自宅に引きこもっているときは腕時計をそんなに見ることもなくログを取るためだけに付けているので傾けて起動にしておく必要もない。ほんのわずかだがバッテリーの持ちがよくなる。

この設定が時計側で出来ないのはちょっと残念だ。どちらのほうが設定しやすいかって話はあるんだけど時計に関わる設定は時計でやりたい。

■使えない機能?

通知設定をONにしているはずなのに何も表示されない。。。iOSでも通知はされるようなんだけどよくわからない。今のところは特に気にしていないけれどそもそもAndroidOSとiOSの組み合わせなのでこんなことがあっても仕方ないかなという気持ちではいる。

それとオーディオの操作やリモートシャッターなどは使えない模様。電話の着信は取れる。

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ワークアウトログは全般的に時計側で取れるので睡眠ログもちゃんと機能しているのでそれらのログを必要とする人には問題ないが、より便利に使いたいのであればHUAWEIのスマホとリンクさせるほうが当然都合がいいはず。

それとモバイルSuicaなどを使いたい人はNGだ、対応していないし機能的に今後も対応できない。今は格安のウェアラブルデバイスでもSuica対応が増えてきているがそのあたりは次期モデルに期待といったところだろうか?このあたりはさすがというかAppleWatchに一日の長があると思う。

いずれにしても技術は日進月歩なので次モデルでは大幅な進化も期待できる。

また不具合は機能追加に関してはスマートウォッチに関しては常時行われるし、そのあたりはスマートウォッチならではとも言える。購入時点(2021年1月26日)で起動させたらファームウェアの更新が2件入っており、設定画面に「水分を排出」みたいなボタンが追加された気がする。

確かにiOSとの相性で使えない機能やそもそも存在しない機能があるもののそれを理解して購入しているので不満はない。

なにより異常なバッテリーの持ちが魅力だ。

GT 2 Proはスマートウォッチではなく時計として使いやすい

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スマートウォッチはHUAWEI GT 2 Proで4台目になり、腕につける時計機能もあるウェアラブルデバイスとしては5台目だ。なんだ、けっこう試してるじゃないか…でも実際のところ長きに渡って使っているのはWSD-F20だけだ。

WSD-F20にしてもバッテリー問題や「スーツに似合わない」というそもそもの問題からあまり付けることがない。ドライブのときはほぼ使わない。1日以上のドライブでは確実に電源が切れてしまうからだ。せっかくのタフウォッチなのに電池の心配をしながら動き回るのは精神衛生上よろしくない。

今回GT 2 Proでその問題が解消された。3日目に突入してもバッテリーは80%以上余力を残している。使っていないわけではなく、常にログは取られているし、普通に使っているのにも関わらずだ。もちろんスリープはしているし、画面も消しているとはいえWSD-F20はそこまで持たなかった。

このバッテリーの持ちが「時計」として当たり前に使える魅力だ。

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デザインもよくシンプルながら安っぽさがない。

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純正ベルトはチープだが、これは好きなものに変えればいいだろう。種類は豊富なので困ることはないし、そこで個性を出せばいい。見た目はチープなバンドだがシリコンバンドは装着感も悪くなく24時間つけていても皮膚が弱い自分も特に手首に変化はない。だから常時付けることをためらわない。

最早スマートウォッチは時計や通知をするためだけのデバイスではなく健康を意識する昨今の民意によって多くのログを取得する端末となった。睡眠のログまで含むのであればそれは軽く、薄い端末であるほうが都合がいい。様々なデザインの時計はあるが、G-SHOCKのように無骨な時計は格好はいいが24時間寝るときも付けるにはさすがに重い。そういう塩梅がいいのもGT 2 Proの魅力だと思う。

既に3日つけっぱなしだが、付けていることを特に意識せずとも過ごせている。

まとめ:こんな人におすすめ

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・予算3万円前後でスマートウォッチが欲しい人

・普通の時計のような外見のスマートウォッチがほしい人

・スマートウォッチのバッテリー持続時間に不満がある人

・HUAWEIブランドに抵抗がない人

中国ブランドのスマートウォッチは初購入だったけれど正直書いて侮れない。

この辺のプロダクトは日本企業のそれを上回る部分がかなりあると思うし、品質だって今や安かろう悪かろうではないなと感じる。そもそも中国製がNGならiPhoneもMacBookAirも生産は中国工場だ。

品質に問題があるならそれらだって同様に問題があるだろうが、多くの場合そこまで粗悪な状態では納品されていないので生産国でとやかく言うのは家電などに関してはナンセンスだと思える。耐久性や故障に関してもSNSで徘徊した限りは先代モデルも騒がれるほど何かが起きている様子もない。とはいえHUAWEI自体に抵抗がある人もいるだろうから、そこに抵抗がないのであればAmazonでも実売価格3万円という安さでこれだけのバッテリーが持つスマートウォッチが買えるというのは凄いと思うし、オススメできる。

今まで三日坊主とは言わないけど結局スマートウォッチ離れした自分でも長く付き合えそうな気がする…そんな1台がHUAWEI GT 2 Proだ。とりあえず無充電で何日持つかのテストは継続していくので気になる人は適当なタイミングでまたブログに遊びに来てくださいね☆