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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

3008でめぐる九州Day1

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何度でも行きたくなる場所

9月頭、カレンダーを眺めていたぼくは”あること”に気がついた。それは今年のシルバーウィークは大型連休もどきにできるということだ。

 

平時ならそれは無理だった。しかし、圧倒的な不幸な出来事ではあるけれど新型コロナウィルスの影響で勤務先は3月からリモートワークが継続され、現在の出社は部門ごとに3割未満に制限され、自部門においては原則1名の出社しか認められていない。そのためシフト勤務が継続されていたが、カレンダーでいう23〜25日はリモートワークの日になっていた。

 

なんということだ、こんなスケジュールを見たらODEKAKEしたくなるではないか。そもそもリモートができるということは、別に自宅にいる必要性すらないということだ。現に社員の中にはもう何ヶ月も地方に引きこもって仕事をしている人もいる。オフィスとはなんぞや?というのを誰もが考え始め、そしてオフィスにいる必要がないということであれば自分も念願の「あの場所」で仕事をすることができるってわけだ。

 

そう、ぼくは九州を巡りながら仕事がしたかった。

 

いつだったか、そう遠い昔にランエボに乗っていたとき、車中泊で九州を回りながらノマドワーカー・・・今風に言えばワーケーションをしたことがある。あれは正直しんどかったが相棒がプジョーそして3008に変わった今、それは明らかに快適なものになるだろう。

 

そうと決まれば西へ!

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19日土曜日夕方、仕事を終えたぼくは3008に軽油を満タンに詰めて出発した。

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いざ九州へ、1200kmの旅

急ぐ旅ではない。ゆっくりとまったりと、なるべくお金を使わないで移動したい。コロナ影響があるのかないのかはわからないが世間では4連休の初日ということもあり一般道も高速道路も激しい渋滞を見せていた。それに、事故が多い。サンデードライバーなのだろう、ありえないところで事故を起こしていたりしてただでさえ交通量が多い道路はより激しい渋滞を見せる。

 

費用削減したいとはいえ渋滞で体力を消耗するのも厄介だ。

 

東名高速を愛鷹まで使いそこから一般道、国道1号線に降りて西を目指す。

 

渋滞にはまったとはいえ、愛知に入る手前では燃費は19km/Lを超えていた。

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タイヤを変えて燃費が悪くなった、それは間違いない。走り出しも明らかに重く、それは同時にグリップ感が強くもある。

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グリップと燃費は相反するもの、燃費がよくなればグリップは落ち、グリップをあげれば燃費は悪化する。そのバランスを取るのが良いタイヤなんだろうけど、NANKANGのNS-25はグリップは高いが燃費はそこまでというイメージだ。でもそれは悪いことじゃない。長旅は燃費もさることながら安心感があり、グリップするタイヤのほうが案外疲れないと思っている。

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岡崎から再び高速に乗る、時刻は19日22時を回っていた。さすがに腹が減ったのできしめんをいただく。素朴な味だが、空腹にきしめんが染み渡る。美味い。

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旧名神を西に向かうのはワケがあった。

 

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大垣サウナにイキタイ

職場では名古屋に籍を置く身で、近所のはずなのに行ったことがない大垣サウナ。土曜日はオールナイト営業を行っているので0時過ぎであっても余裕で入ることができる。

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昔ながらの有名所だけあってサウナは立派だった(´;ω;`)

 

110度を超える高温設定、正直5分くらいで身体が悲鳴を上げ始める。そりゃそうだ、ここに来るまでに既に9時間近くドライブしてる。0時を過ぎて身体はオネムモード、その状態にこの高温はなかなかきつい。

 

耐えかねてサ室を飛び出し真横にある水風呂にダイブする、完全にキマるこれ。

 

この水風呂が噂通り最高だった、もうこのまま沈んで溺死してもいいレベル。これから本当に九州まで走るの?冗談でしょ?もう寝ていいよね、ここゴールでいいや・・・。

 

そんな気さえしてきた。

 

バカをいえ、まだ400kmくらいしか走れていない。

 

目的地までは軽く800kmはある。

 

道中サウナは最高なのだが、たまに心がゴールしそうになる、これは試練だ。

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さらば大垣サウナ、また来るよ・・・そう心に近い聖地をあとに西へと進む。


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日本海側か、瀬戸内か、そこが問題だ

滋賀に入っる手前かそのへんで1回めの給油を行った。高速道路なら満タンで九州に入るだけの燃費を誇る3008でも、下道ではそうは行かない。
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それでも平均燃費は18.5kmとまぁまぁのものだ。いつもならメーターで半分も燃料が余っているところで給油を行ったりはしないが、ルート選定の関係で早めの給油を行った、それに少しでもコストが低い場所で給油したかった。

 

東京から九州へ向かうメジャーなルートは考えることもなく東名→新名神→山陽or中国の高速道路ルート、もし下道を使うチャレンジャーがいるなら大阪府内を抜け神戸、姫路を抜けて2号線をひたすら西へ向かう瀬戸内ルートのはずだ。あそこは道幅も広い箇所が多いし、トラックにさえ捕まらなければわりといい、今まで九州に下道で行ったときはすべてこのルートだ。

 

ところが、先月九州へ行った帰りに日本海側を経由し、そのルートが案外走りやすかったことが印象に残っていた。

 

それにナビタイムは琵琶湖の東を抜け、福井県若狭地方に出てひたすら日本海側を西へ抜けるルートを選定した。このルートの良さはコスパだ。バイパス道路が少ない代わりに高速道路の無料区間が鳥取から山口あたりまで要所要所で現れる。それに夜中だと案外スピードが出せる。稀に遅い車は現れるが、パスしていけばそこまで詰まることがない。マイナールートなので交通量が少ないのも効いている。

 

そのルートをひたすら進み兵庫の山中で燃え尽きて仮眠をとる。

 

この時点で朝6時・・・出発から軽く15時間経過していた。

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つづく。