悪魔のラウムとの別れ
突如、息の根をとめたプジョー3008はその後プジョー相模原さんに入庫していた。
3008の中に大量の忘れ物があったので回収しに行った@相模原
おせわになりました(´;ω;`)ブワッ
こんなことを書くと炎上するかもしれないが似ているかも、3008とラウム。
特にタイヤが4つあるところはそっくりだった。
1週間ぶりに見る3008はやっぱりいい。
乗れない間は他所の3008や5008に目が行ってしまうのは仕方ない。
道中でみかけた5008と500X、並ぶと5008の大きさが目立つ
プジョー相模原さんに向かうR16でこの並びを見て大喜びしてしまった。元相棒とプジョーの並び、カラーもなんとなく近い。フィアット500Xもかなり大きい車だと思っていたが、やはりフィアットの中で(国内モデルでは)最大とプジョー最大のサイズである5008では車格がそもそも違う。
余計に早く戻ってこいよと思ってしまう。
ラウムは古いクルマだ、なにしろぼくがまだ学生の頃に発売されている。そんな車だからいまどきの車にあるような利便性向上装備がほとんどない。マニュアルエアコンだし、キーレスもない。
鍵穴にカギを差すなんて行為、最近のクルマでは見ないだろう。ドアロックをするときは運転席側の鍵穴しか使えないから助手席で荷物をおろしたあとはわざわざ運転席まで戻らねばならない不便さよ。
オーディオも相当にしょぼかった。
搭載されるナビはDVDナビだ。
そうそう、この当時はDVDナビが普及し、HDDが最高級モデルにあった。
ぼくも自家用車にケンウッドのHDDナビを付けて大喜びしていた、多機能だなと。CD-RにMP3の音楽を焼いてとんでもない数の音楽を車で聞ける!と喜んだ。
DVDもTVも見れる、なんて凄いんだと。今やその数十万円した機械もスマホ1台でほぼほぼ代替される。650MBなんていうCD-Rに音楽を焼いていたが、スマホの容量はその何十倍にもなる。
わずか十数年前まではそんな時代があったと、ラウムに乗って思い出した。
今や標準的についてくるADASもこのクルマには存在しない。おそらく安全装備としてカタログに書かれたものはABSとEBDくらいなものだろう。
余計な電子制御もブレーキ制御もなく、滑れば滑りっぱなし、すべてをドライバーの技量にゆだねてくれるクルマはなかなか今ではお目にかかれない。
おせっかいと言いたくなるような高度なブレーキ制御で絶対にスピンなどさせるものかというプジョー3008とは考え方が異なる。
でも、この当時はそれでも十分な安全装備だった。
どんどんクルマは進化し、より安全になっていくが、それに伴いドライバーには技量が求められなくなってくる。
高度な電子制御を失ったとき、最後に頼れるのはクルマの素性と自分の技量だけ。
ラウムはそれを思い出させてくれた。
代車に308とかを期待したりもしたけれど、308じゃここまでの感動はない。
今どきのクルマにはない、そんな何かを持つラウムこそ貴重な体験だった。
最終的に返却したときにレギュラーを満タンに。
総合燃費は14km/L未満、当時の10・15モード燃費が16kmくらいだったようなのでまぁこんなもんか。
4速オートマに鞭を入れながら走ったにしては上出来な燃費でトヨタは腐ってもトヨタだと思い知らされた。
帰ってきた3008とその原因
無事に戻ってきたプジョー3008のトラブルの原因はなんだった?
作業伝票を見るとご覧のとおり。
サービスの話だとNOxセンサーのエラーが出ており、同様のトラブルで突然エンジンが停止する3008は他にもあるそうでECUのバグということで対策版のアップデートが来ているそうだ。
その対策を施していただいた。
ついでに4万km走ったので燃料フィルターも交換した。
説明書によれば3万kmほどの交換が推奨されている。
バイクでも燃料フィルターが詰まって大変なことになったので、ディーゼルの場合は気を使おう。
気になる金額も工賃入れて1万円弱だったので3万km以降の交換であればそこまでの負担とは思えない。
プログラムを変更したTDI-Tuningを装着し、3008を受け取りそのまま出張へ。
と、その前にこれを積まなきゃいけないね。
最近のプジョーは208を除き三角表示板のスペースが用意されているらしい。
3008はハッチの裏にあるのでラゲッジにあるよりも取り出しやすい新説設計だ。
もちろんこんなもののお世話にならないことが一番いいが、法律では高速道路での停止の場合はこれの装着が義務付けられているので積んでおこう。義務ならなんで標準搭載しないんだと思うんだけどねw
ラウムから3008に乗り換えた第一印象は「重い」だった。
ガソリンとワイヤー式アクセルのラウムとは違い、踏み込んだ量と進む量が一致しない。
だからスロコンを付けたんだけどね(点検に出すのに外したけどw)
ノーマルの3008ってこんなにもっさりしてたんだ・・・。
それだけガソリン車かつダイレクトなケーブルで繋がっているラウムのレスポンスはよかったってことか。何よりも1,700kgに近い3008と1,200kgもないラウムでは重量差がそれなりにあるからね。。。
それにステアリングも相当軽い。
今どきのクルマだなぁ3008って。
すべてにおいて15年の進化を感じる作りにやっぱり3008は最高だと思えた。
サブコンのおかげで燃費はかなり良くなった。高速道路でもコンスタントに20km/L以上は叩き出せるし、スムーズに速い。
それでも追い越し車線恐怖症になっているから第一走行車線をまったり走るw
いやほんと追い越し車線でエンジンとまると怖いよ?w
交通量が少なかったから助かったけど、これで真夜中とかなら下手すれば死ぬ事故に繋がるからね。
帰り道に朝5時のお花見。
この時期に気温2度だった。人もいないしゆっくりできる。
人の移動を減らしましょうが対策の基本ではあるものの、完全にそれを無にすることは日本では無理だろうと思う。
不要不急といっても業務を完全に止められる仕事ではないし、拠点間の移動も公共交通機関を禁止されたので自家用車での移動が増えてしまう。
運転自体はストレスでもなんでもなく、むしろ好きだからいいけれど、今の時期は大声でODEKAKEを叫べない辛さは誰もが一緒だ。
せめて仕事で出たついでにちょっとドライブくらいはしたい。
誰もいないワインディングを愉しんだ、3008はやっぱり安全に速い。
って走ってたら懐かしいエラーが出たw
センターディスプレイの再起動問題だ。
去年の11月にアップデートをかけてそれから1度もでなかったがここで急に。。
こんなときは焦らずにタッチスクリーンの初期化だ。写真にある2つのスイッチを同時長押しすれば真っくらになって再起動がかかる。
その後は普通になったので一時的なものだと信じたい。
軽油もついに90円台前半のところを見つけた。
凄いよね、こんな金額で燃料を入れたのはそれこそラウムが現役だった学生のとき以来じゃないか?あのときはハイオクでも90円台で入ったし、だからアルトワークスにも無駄にハイオクを入れていた。
よく燃料費が下がるとエコカーは売れないと聞くし、ガソリンが安くなればディーゼルのメリットは薄れると言われるけどぼくはそうは思わない。
やっぱり燃料費も安く、燃費もいいディーゼルは魅力だと思う。
せっかく戻ってきたのに、そしてこれからGWのとてもいいロングランの季節なのにそれができないのはもどかしいけれど、今は耐える時。
終息したらいっぺことサウナいくでぃ!!