今年もやってきたモータースポーツジャパン!
徹夜明けのゲロゲロ体力でお台場に向かう。
そういえば今年のMSJは二日間の開催日程が1日に短縮された。
初日も時間を短縮しての開催。これから悪天候が予想される中、苦渋の決断だ。海沿いのお台場は当然荒れるだろうし、何かある前に中止を決断した運営の対応はクールでしたね。
10時すぎくらいは薄着でもぎりぎり過ごせるくらいの陽気だったけど。
さて、そんな2018年のMSJを眺めていこう。
写真が安定の多さだし、政治的理由で好きなブランドに偏りがある(ドイツ車とトヨタ・日産はかなり嫌いなのでお察しだ)のでその辺を期待している人は笑顔でブラウザバックして、原宿にねこぺん日和カフェでも堪能してきてくだしあ。
さて、種明かしもなにもない。見に行った人ならその雰囲気を感じたと思うけれど、今年のMSJは控えめに言ってもふじじゅうこ…げふんげふんSUBARUの祭典みたいなものだった。なぜなら今年がスバル60周年記念だからだ。
60年も経過すれば当然のように消えたり吸収合併し名前が残らないところだって多々あるだろう。特にスバルのようなブランドが、まさか60年も生き残るなんて少なくとも当時の人達は思っただろうか?逆に財閥の三菱や日産が怪しい状態になるなんてことも思わなかったはずだ。
スバルだってトヨタと手を組んでいるものの、それでもRENAULTに食われた日産・三菱連合から見ればかなり自由にこだわりを貫き通せているように見える。水平対向エンジン・AWDの2つを頑なに守ってこれたからこそブランドが生き延びれたのかもしれない。
時代に取り残されず、頑なに守り抜く信念もまた必要であるといういい教材みたいなブランド。
その60年を祝う一日であったようにも想える今日このごろ。
でも最初の写真は三菱な(ゲス顔
だって好きなんだもの、三菱。
幼少期から三菱のラリーカーで育ってきた人間は、その血の一滴まで三菱だ。
FTOといい、時々三菱は何を思ったのかとても秀逸なデザインの車を出す。
「これをトヨタが出していれば倍売れた」
そんなセリフを聞く車が多々あるのが三菱だ。そこが好き。
スタリオンだってそんな1台だ。
ぼくは別にこの映画でスタリオンを知ったわけじゃなく、どちらかといえばSSだ。
SS 全9巻完結(ビッグコミックス―Big comic superior) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 東本昌平
- 出版社/メーカー: 小学館
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
スタリオン4WDがその辺のガレージに転がっているというロマン。これを高校生のときに読んだとき、自動車修理工場の友達の家にも秘密の工房があり、そこにパガーニ・ゾンダが隠されているんじゃないかと大騒ぎしたもんだ。
AUTOart 1/18 パガーニ ゾンダ レボリューション (カーボンブラック/ブルー) 完成品
- 出版社/メーカー: オートアート
- 発売日: 2014/12/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
なんでゾンダだったのか・・・その理由はよくわからないが、多分ゲーム・グランツーリスモの影響だ。その当時のGTシリーズにはゾンダが出ていたからね。
強風でモトコンポがふっとばされないかだけが最後まで気がかりだった。
エボシリーズだと地味に8が好きだ。デザインがいい。ブーレイ顔なんて当時は揶揄されたもんだけど、ラリーカーにお洒落なデザインという概念を取り込んだのは戦闘機として見ればNGだけど、デザイン的な面でみれば斬新な発想でよかった。そのデザインの制約の中でエンジニアたちはきっと空力とか冷却とか頑張ったのだろうし、そういう苦労も含めて8は素晴らしいと思うんだ・・・うん。
こちらのCA4Aは映画の劇用車らしい。
さすがに相当年季が入っている。
4G92も久々に見ると懐かしいなぁ(´;ω;`)ブワッ
この時代のミラージュ・ランサーのエンジンがなんで逆置きなのか今でも意味がわからないんだけど、次のモデルからちゃんとした位置になる。タイミングベルトの位置に物凄く違和感があるw
ぼくら世代のラリーファンで三菱が好きならやはりはずせないCP9A。
マキネンとマニセンマキのコンビが好きだった。マキネンがGrAランサーを駆る姿は当時中学生、高校生の自分にとっては衝撃的な光景だった。当時、自動車なんかほとんど興味はなかったけれど、ラリーのDVDを見て一気に興味を持った。だから未だにF1やGTよりもWRC。公道最速こそが最強なのだと信じて止まない。
ぽつんと置かれたレオーネがいい。
どれだけぽつんか?これだけぽつんだ。レオーネの前にはインプレッサ勢が並ぶ。
後に続くシンメトリカルAWDの基礎になったレオーネの前衛を務めるようなインプレッサ勢、この1台だけ神々しく見えた。
神々しいというか、なんというんだろう・・・。
さすがに自走はできないよなこれw
うん、魔改造だわこれ。
なんというかひどい(最上級の褒め言葉
ここまでやれたら凄く楽しいだろうなぁw
外車レプリカ勢。
さてメイン会場へ。
デモランも圧倒的なスバル祭りの始まりを感じさせる。WRカーが混ざってるw
デモランが始まるまで会場を散策。
去年はABARTH500で全日本ラリーに参戦した竹岡圭さんが今年はジュリエッタで!
ジュリエッタでラリーに参戦するってだけで感動モノ。
実は大ファンなので記念撮影をお願いしましたwwww
家宝にします(´;ω;`)ブワッ
エクリプスクロス。
話題の新型車の登坂力が見れる。
SUVでここまで試すシチュエーションは99%の人にとってまずない。
でもそれができてしまうのが三菱のSUVだと誇示しているようで勇ましい。
エクリプスという名前に引っ張られたので好きになれなかったけど、よく見ると格好いいなエクリプスクロス。写真うつりが悪いのか、動的な姿はけっこう好き。
国産でSUVを買うならこれは十分ありだって思える、、、あれ、これって恋か?
そうこうしているとデモラン開始。
スイフトが走り出した。前輪駆動故にド派手なパフォーマンスはできない。
世界のトシ・アライが駆るWRXは左ハンドルだ!
勝田範彦さんが駆るのはラックのラリーカーだ。仕様的にはWRCでいうところのGrNみたいなもんなんだろうか?
感動したのはそのあとだ。
なんと98年サンレモ仕様のインプレッサ(本物)が走るという。
迫力が段違いとかそういう問題じゃない、コリン・マクレーが駆ったあの車だ!!
それをトシ・アライが駆る。
マクレーはヘリの事故で2007年に亡くなっている。その二年ほど前にリチャード・バーンズも逝っているのでこの時期はスバルを駆った名選手が相次いでなくなるなんという時期だと思った人も多いはず。
スバルもまさかのマクレー仕様を持ち込むとか、粋なことをする。
最後は勝田さんとの追走だ。
勝田さんの車が遅いわけでもないんだろうけど、本物のWRカーと比べると立ち上がり加速に歴然の差がある。そこに20年の差はまったく感じられない。なにしろGC8自体1250kgしかない車だ、WRカーでもそれくらいの重量で仕上がっているはず。衝突安全性などは現代の車には劣るだろうが、どうせロールバー入れるし、ってことを考えるとこの時代の異常な軽さのAWDってのは素晴らしい。徐々に肥大化していまや1490kgにまでなった。ベース車両同士でも200kg違いエンジン性能がとんとんなら軽いほうが立ち上がりがいいのは当然。
素晴らしいものを見せてもらえたなぁ感動でした(´;ω;`)ブワッ
デモランを終えたこの子は隣に会場まで信者を引き連れて行進。
世界のトシ・アライがこんなに近くに(´;ω;`)ブワッ
収まるところに収まりました。
隣の会場はLegend of SUBARU企画を実施。
歴代のSシリーズ展示はなかなか熱い。
すべての始まりはこいつか、S201。
それにしてもすごい羽だなこれwwwwwあとにもさきにも、これに勝る派手なSシリーズはない。とってつけた感のあるエアロとか、ワークスモデルとは到底思えない。あの時代だからこそ許された感もある素晴らしい1台。現物ははじめてみたかもしれない。
丸目もこう見ると悪くない。当時からSシリーズにイエローの高性能モデルが存在したことでキモヲタブルーに対してキチガイイエローなどと呼んでいたけど、丸目は今思えばGBDシリーズの中でも軽かったし、何よりガラスのミッションから耐久性を激上げした6速が搭載されたことはランエボファンにとっても衝撃的だった。「トルクがあるから5速で十分だ、ラリーに6速はいらない」がエボファンの強がりだったのは間違いない。遅れてエボ8で6速をエボも採用したが、結果だけ見れば3速がやたらブローする6速よりエボには5速があっていた。そんなやり取りを思い出した1台。
Sシリーズは時代の流れと共にBMWでいうところのMシリーズみたいな位置づけになってきたような気もする。まだ迷走感は拭えないけど。ただ速いから、オトナの速さを身につける。目を細めてアクセル全開って時代じゃないんだろうし、そのほうが求められているところでもある気がする。とはいえSTIには過激なSも期待してしまうのはぼくだけだろうか。
大人という意味ではS402が最高だった。BL5自体、ぼくは日本国内では最高のセダンと信じて止まない。パッケージ的にも、性能的にも、すべてにおいてバランスが取れていた。それをSシリーズで出されたとき、ほんの一週間ほど借りて乗ったことがあったけどその質感に感動した。その後、ランエボを買ったときのチューニングコンセプトはこのS402だった。
標準車との違いが地味なところもいいけどフェンダー含めて静的な印象はだいぶ違う。纏うオーラが別物だ。今でも欲しい1台だなぁこれは。
スバルで一番好きなのはレガシィだ。それは間違いない。絶対的な速さはインプレッサWRXに劣るけど、そんな速さは実のところ必要ないことのほうが多い。日常を快適に過ごせて、かつ運転して気持ちいい車といったらこれだ。若い頃、会社で社用車に何がいいと聞かれてBL5を導入して徹底的にチューニングしたほどに愛着がある。
こいつの存在を忘れちゃいけない。
22Bだ。現存する台数はだいぶ減ってきている気もするけど、EJ20を2.2L化したことは賞賛に値する行為だと思う。トルクの細さが解消されて乗りやすい。速そうだけど、速さよりも実用性をとっているところも22Bの良さなんじゃないかなと思う。
スバル360なんてグランツーリスモくらいでしか乗ったことがない。こんな車もLegend of SUBARUなら展示されている。
非常に綺麗。
こんな代物を濡らさぬように、雨が降る前にイベントは中止するのが正解だね。
レガシィの10万km速度記録車。
この辺もまたおっさんホイホイだね。
おっさんホイホイといえばメイン会場にいたこの子。
アルシオーネを発見した。
これは!と思って確認するとやっぱり。
中津スバルさんが整備したやつや!!
ブログで存在は知っていたけれど実物を見れて感動した。
すっごい綺麗なんだよ、このアルシオーネ。。
とても何十年も前に車に思えなかった。
内装も新車なんじゃないかってくらい綺麗で、凄く魅力的だ。アルシオーネが出た当時に免許を持っていたら、親に土下座してでも買ってもらったかもしれない。6発のエンジンを積んだりするところもとてもバブリーな香りがする。こんな車をもう一度スバルが出してくれたら最高だ。
水平対向6発は相当気持ちいい。
BRZに積んだら最高だと思う。86には14R60とか特別なモデルがあるのだし、スバルは自社の利点を活かして6発モデルを出すのがいいと思うんだけどなぁ・・・。
そんなわけで会場はスバルがとにかく印象的だった。
1日に短縮されたイベントだったけれど、それでも見ごたえは十分だった。
帰りがけに先程のスバルの会場を横切る。
K4GPの参加車両が展示されているwwww
なぜにメグミルクwwww
ヴィヴィオが沖縄のヤンキーがぶった切ったみたいな雑な感じでやられてるwwww
これは酷い(褒め言葉
ある意味、これがLegend of SUBARUなんじゃないかっていうくらいに酷い。好きだなぁ・・・こういう車。。会場にあった車で一番運転したいと思ったのがこのヴィヴィオだった。
最早ベースがなんであったのかすら怪しい車たち。
ナンバー着いていたけど、これ公認なんか…。
ATなのかよ…。
犬警wwwww
そんなわけで13時頃には撤収。
ダイバーシティで買い物をする用事があり、かつ会場に一日いないならダイバーシティの駐車場が地味に安くて、近くていい感じ。今年は何度も書くように1日に短縮されて残念感はあったけれどその代わり集中して見ることができたので例年よりも満足感が高かった気がしたなぁ。