以前3008を試乗した際に「C3も新しくなりますし」と言われていて、それから少しして今年夏くらいに国内導入されるNEW C3のROAD SHOWの記事を目にした。
東京を最初の一歩に6月までに11店舗を回るそう。
フレンチコンパクトではPEUGEOTの208と親戚みたいなもので、PEUGEOT側がエンジンとトランスミッションを日本国内でもウケそうな仕様にとっとと切り替えた中、CITROENは現行C3でもまだ旧世代の組み合わせで残している。
シングルクラッチのETGは国内では死滅しかけている。208シリーズでは既に6AT化された。PEUGEOTが搭載するアイシンのEAT6はすこぶる良好なフィーリングで上質な走りに繋がるものであるため日本のCITROEN代理店としてもC3にEATの搭載は悲願だったであろう。エンジンも自然吸気からターボ化され、現在の82馬力から110馬力と大幅な出力アップになり、トルクも12kgmから21kgmと2L自然吸気並の分厚さになる。本国モデルで1050kgという軽さを考えれば十分すぎる。軽快に走るという点では高い期待値を持つ。
晴海のCITROENには人が溢れていた。PEUGEOT側はガラガラだったのにCITROENにこれほど人が入るのは結構レアな光景だと思われる・・・。白い車体に赤い屋根の組み合わせが凄く似合う。知らない人が見るとルノーか?と思っちゃう??
LEDデイライト搭載って書いてあるのだけど、デイライトはこの最上段の細目の部分なんだろうか?
配光や明るさは別としてもLEDライトは羨ましい。雪が降る地域でもないし、この手のキラキラ装備は個人的には大好きだ。現行C3は200万円からの価格帯で提供される車なので、その価格帯でLEDも付いてくる、そういう時代に感動だ。
PEUGEOTとCITROENは親会社を同じとするブランドでプラットフォーム含め共通項は多い。両ブランドの差はエクステリア・インテリアの違い。
208と較べてもCITROEN側は造形などで質感が高そうに見える。好みの問題だが、このクラスで言えばCITROENが圧倒的に美しい造形だとぼくは思う。
メータもオーソドックスながらしっかりデザインされている。
デザインの違いだけで機能的には恐らくPEUGEOT側と一緒だろう。ということはナビもこのディスプレイに映せるはずだ。後付感がなくなるのでそれも( ・∀・)イイ!!
一見して見えづらい位置にシフト位置を表示するものがある。これによってレバー周りはシンプルになっている。このクラスとは思えない高級感!!
ドアノブなんてこれですよ?バッグみたいでお洒落じゃないですか・・・。男性目線で見るとどうしても動力性能に目が行ってしまうけれど、エクステリア・インテリアに目を向けるとこれは絶対女性にウケるコンパクトカーだと思う。
サイズは他ブランドでも同様の傾向があるように、ほんのすこしだけ巨大化している。
既に本国では売られているので現行・次期型の表記は変だが、日本人なので現在売られているモデルと現行として、今夏販売予定のものを次期型と書いている。サイズに関してはWebを徘徊して引っ張ってきたデータを採用したのでズレる可能性はある・・・ってか。
プレカタログの寸法値がWebで調べた結果とだいぶ違う。カタログでは全長が3395mmになっていて現行よりかなり短くなっているが、調べてみるとどこも3995mmだ。あくまでプレなのでどちらが正しいのかよくわかんないけど、今回はWebの情報を参考にした。
グレード名は「SHINE」というらしい。某名探偵で有名なこの日本という国に導入する際には、このグレード名だけで殺人事件が発生する可能性があるので気をつけた方がよい。カタログは違うけど、展示パネルの表記はWebでみたものと一緒なのでやっぱプレカタログが違う。現行よりも少しだけ大きくなっているが、欧州コンパクトハッチとしてみればこのくらいのサイズ感が適当で、巨大化するコンパクトカーが多い中では適度なサイズだ。これより小さいものが乗りたいなら輸入車ではもうスマート・トゥインゴクラス・500クラスになってしまう。
NEW C3 ROAD SHOWが晴海を皮切りに行われたのは、まさにこの車が晴海に住むマダムにウケそうだからではないだろうかと、超適当な考察をしてみたりする。エクステリアは好みが分かれそうだけど、運転中に見るのはインテリアだ。外観の美しさも重要ではあるけれど、運転中の9割以上を目にして、手に触れるインテリアの造形は大切で、このC3は奇をてらい尽くしたわけではないけれど使い勝手とオシャレなところで間違いなくマダムウケする一台だろう。
エンジンにディーゼル投入予定はないらしいけどまぁいらないだろうなぁ…このクラスは価格があがるディーゼルよりダウンサイジングターボで十分。普段の足にするのであればディーゼルの恩恵はほとんどない。308シリーズなどある程度長距離移動を想定されるクラスとはその辺は違うし、3008で初期導入モデルにディーゼルがないことを不満に思うのとは若干ニュアンスが違う。
来場記念のミニカーもなかなかおもしろい。部屋に飾るにはちょうどいいかな。
晴海は4月9日までなのでこれからいく人は間に合わないかもしれないけれど、ROAD SHOW自体はまだ続く。CITROEN自体あまり足を運ぶブランドではないかもしれないけれどこの機会に行ってみるのも面白いかもしれない。フランス車のデザインはやっぱり面白い。
そんなことを思いながら帰路についたせいか、
衝突軽減ブレーキがエラーを吐いた。
センサー部にゴミでもついただろうか?適当に放置しておくと復活する。エラーが出た場合は衝突軽減ブレーキが作動しなくなるだけなのでむしろずっとこれでも何の不満もない・・・。たまにエラーを出すところがイタ車の可愛さだ。ドイツ車ほどの安心感はないが、人生を楽しくするのはイタフラだと思うので、CITROENのある生活だってきっと楽しいはず!!さぁ週末はお近くのCITROENへ