絶賛熱がでて、おまけに花粉症にかかり死にかけていた。
いくら仕事が楽しいとはいえ、休み無しで業務に耐えられるほどの若さが自分にはなかったらしい。息子がひいた風邪をもろにもらい、死にかけながらも仕事に行く。この日は半蔵門だった。
半蔵門ってどこ?って感じ、初めて降りる駅だった。地図を見ると麹町が近所じゃないか!ということは昼飯はあそこに行くしか無い。
体調不良なのにカレー食うなよって話だけど、麹町に来てカレーをくわないとかありえない。
金沢カレーの店。金沢カレーと言えばゴーゴーの方が東京では絶対有名なはずだが、ぼくら金沢工業大学を出た人間からすればゴーゴーは邪道だ。好き嫌いはあれど、言うなればメッカに生まれておきながら信仰する宗教は神社神道ですっていうくらいにゴーゴーが好きだというのはぼくにとっては違和感でしかない。
店舗数が少ないのはたまにキズだが、まだ都内で電車で来れる位置でチャンカレが味わえるのは幸福なことだ。とはいえかれこれ1年は行けていなかった。閉店時間と勤務時間が微妙に合わないことと昼食にしても前職勤務地である千駄ヶ谷からは四ッ谷まで電車ででなければいけない妙な不便さがあってだ。
ただしLカツは食べられなかった。胃がまともに動いていない状態でカツを食べたら午後の仕事で確実に吐ける自信があった。くぅ…Lカツじゃないチャンカレとかはじめて食べたぞ…く、悔しい(´;ω;`)ブワッ しかし、不思議なものでチャンカレを食べたら不思議と体調はよくなった。体内に眠る金沢の血が目覚めたのかもしれない。
せっかくのチャンカレだったのに、カツが食べられなかったので次回は万全で臨みたいなぁ…
帰り道、駅構内の本屋で目についた。話題になっているらしい。
タイトルだけで「あゝ騎士団長が死ぬ話なんだろうね。」ってことが分かる。そんなことを呟いたら村上春樹ファンな会社の女子連中から「そんなわけあるかぼけ!」と猛烈な罵声を浴びたわけだけど、知らんがな。ぼくの人生はまったく村上春樹に縁がなかった。好きな作家が森博嗣と西尾維新で何が悪い。古くは甲田学人とか好きだった。
これももう10年以上も昔の作品か…そりゃそうだよな、読んでたの高校生くらいのときだ。西尾維新にしても学生のときだし、月日の流れは本当に早い。
で結局買ったのは騎士団長が殺される話ではなく、こちらだ。
なんでかKindle版だけ販売が二週間以上も遅い。帰宅の導線上に見つけた瞬間、二週間以上もお預けされることが信じられなかったので普通に紙のほうを購入した。もう6巻にもなるんだなぁ…日本側も中国側もどんどん人が死んでいきますね、まぁ戦闘ですからね、無傷じゃ終われませんね。ドローンを使っていたり、実に今風ですね。
ま、ドローン自体がその歴史をたどれば軍事技術だし?身近なものの多くは軍事技術が民生に降りてきているだけな気がするのでこれがある意味では正しいドローンの使い方なんだなぁとしみじみ思ってみたり。早く熱下がんないかなぁ…
一度食べたら癖になるッ!