天王洲で仕事をするときは大概クルマを使うので、帰りはエクストリーム決めます(ぉ
エクストリームを決めるというと決まって中野在住の元同僚がついてくるというので半ば面倒だけど迎えに行きます。
最初はステーキが食べたいって話だったのに、途中で寿司に変わるなんでか優柔不断なO型に逆らわず、しかも「銚子に逝きたい」とか時計見ろよ、19時だぞ、銚子に行って店が開いているとは思えない!というもうなんというか、距離と時間をまったく理解していない横暴ぶりに閉口しつつ、妥協案で三浦半島を提示してOKをもらう。
中野のココスの駐車場で待機しているとアバルトキタ━(゚∀゚)━!
595Cですかね。
後部座席から子供が二人下りてきた!小学生くらいになればアバルトで十分かもしれんなぁ…とわずかな希望がぼくに差した瞬間です(イミフ
狭い駐車場に並んで止まると、500Xのでかさが際立ちますね!
並ばなきゃ500Xってそんな大きいクルマに見えないんだけどなぁ…うーん。
そんなわけで今日は三浦半島、久里浜を目指します。
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フランク三浦ですね、うん?
渋滞の都内を抜けてからは第三京浜経由で割りとすぐ。
時間的には先日の御殿場の方がかかっていないけれど、まぁそんなもん。
三浦半島はよく行くけど、この時間に飯を食いに来ることは滅多にない。
回らない寿司…スシローに馴染んだ身体にはなかなかヘビーだぜ!
ちなみに寿司はさび抜きじゃないと食べられない(ぉ
二人で6000円くらい。うちの夫婦ふたりのスシローなら5回分!!回らない寿司のQuality半端ない。
食後に珈琲が飲みたいというので22時でも空いている喫茶店を探す。
「おいはまってとこによさげな店あるで!」
どこだよ…おいはま…
「おっぱまだろ、それは!」
同伴者には読めなかったらしい、でも日産、もとい日産マーチ乗りであったならその地名を知らなきゃもぐりだ。
日産:【日産マーチ誕生25周年記念イベントを開催★マーチにゆかりのある有名人が来場!】快適CAR LIFE倶楽部
このイベントのときにぼくも追浜工場に12SRで行っている。
そんな追浜に雰囲気のいい喫茶店があるっていうからとりあえず向かうも、その道中
「この店さ…
覚悟が必要
遭難覚悟
たどり着けない
とか出てるんだけど大丈夫?」
覚悟が必要で遭難する喫茶店ってなんですかwwwwwとか思いながら現地に到着すると「あ、これあかんやつや」と素直に思いました。
その手の人には有名らしい、ツキコヤさんってお店。
駐車場があると書いてあったみたいだけど、GoogleMapを見るとここにクルマで行けるのか…と青ざめる。
なんだこのクランクは…
ハイツ豊島の先、いきなり細くなる最後の直角カーブはGoogleのSVで見てもなかなかのもの。
別に直角に曲がること自体はいい。そんなものは慣れている。ただこの狭路+直角というシチュエーションはいくら全幅1800mm以下の500Xとはいえなかなかどうしてプレッシャーがものすごい。
助手席からも
「帰ろう」
そんな声があがるほどに威圧感のあるコーナー。
ですが、ここで男を見せなかったらどこで見せるの?!ってわけで曲がりきった。
SVでみるとそうでもないけど、目の前に現れたのはものすげー坂。
思わず「お、おぅ…」と言いたくなる坂、夜中でクルマが1台も来ないことが救いだ。
直角カーブをバックで戻る方が地味にきついので気合で登り切る。500X、なかなかしれんの道を征く…
かなりの狭路なので運転に自信がない人は素直に駅前にクルマを止めて20分くらい歩いたほうが幸せになれる。カップルなら男が「いいとこ見せちゃる」なんてノリノリで行くとクルマをぶつけて格好わるいところを見せるか、それが原因で喧嘩して帰ることにもなりかねない。諦める勇気が時には必要さ。
とはいえ頂上にはエスティマなど全幅も全長も500Xよりはるかに大きなクルマもいたのでいけないことはない。要はこんな道路が滅多にないので慣れていないが故に危ないのですね。
ランエボクラスのハンドルの切れなさだったら確実に諦めた。
到着したお店は正直場所がよくわからないw
暗かったけど多分ここだろ?ってところで発見。
時間帯によっては滅茶苦茶混んでいるらしい。
坂を登った挙句、混んでいて入れないとか洒落にならないので電話で状況を確認してから登山するのがよいみたい。
ぼくらが伺った22時は一組しかいなかったのですんなり入れましたが、平日水曜日だからね。土日とかだとまたカオスになりそう、しかも夜景が綺麗なのでデートには最適です。ぼくらはデートではございませんが。
豆に種類があって、よくわからなかったので出てきたお兄さんに「とにかく濃くて、苦いやつ」という謎注文をしてみた。
なんでこういう日に単焦点の眼レフを忘れるのか、自分の愚かさを呪いたかったが、とにかく珈琲を愉しむ。
そりゃもうどんな言葉も陳腐に聞こえてしまうほどに美味い珈琲でした。自分のみみっちい人生経験で参考にはならんけれど、その人生の中で最も美味いと言える珈琲に出会いました。苦かったし、濃かったけれど、深みがあってもう飲み干すのが勿体無いほどの香りと味…しかもこれが500円なんだから驚き!!会社帰りに来れる距離にこんな場所があったなんて…と驚きですね。
満足すぎてもう寝ちゃってもいいんじゃないかと思った(帰れ。
店の造りも素晴らしいのでここは苦労をしてでも行くべき店ですね!
当然、きつい登りをきたわけなので、切り返すのもやっとな場所で500Xを転回させ恐る恐る下って行きました。
そんな試練を乗り越えた先の珈琲、一飲の価値ありですな。