クルマが来たのだから早速ドライブに出掛けてみよう。
そう思うのが普通だと思います(きっぱり
翌日が早出なのでさくっと首都高1周のお決まりコース。
値上がりしたとはいえ1000円で100km以上のドライブができるのでまだまだお得感はあると思うんだ…夜中ならそこまでこまないし、不慣れな500Xを扱うには丁度いいシチュエーションでもあるかなぁと。
ガソリンがそもそも何L入っているのか不明だったのでとりあえず給油。
500Xは給油キャップがない形式なのでちょっと違和感がw
ワタシ、エイゴワッカリマセーーーン
当然のハイオク指定。今まで乗ってきた車両でレギュラーOKだったのって何かあったっけなぁ…V35スカイラインはもしかしたらレギュラーだったかもしれないけど、あの時代ってガソリンがめちゃくちゃ安かったからアルトワークスもそうだけどハイオク使ってたしね。。バイクもハイオク指定なのでレギュラーを使うクルマやバイクに乗ることがないので今更燃料が何か?とか気にしない。
むしろ黄色が好きなぼくとしては黄色いノズルのハイオクを入れてあげたい。
給油終わったら10秒待てルールがあるようだけどなんでじゃろ?ガソリンが滴るから完全に落ちるまで待て?的な?フィアットも500はキャップがあり、パンダはないみたいな感じなのだけど、ぼくはキャップがあったほうがいいなぁ…ほら、水とか入りそうじゃね、この形式。
最近のクルマはハイテクすぎて、基本設計および快適性に関わるパーツが既に20年以上昔のランエボから乗り換えると操作系が複雑すぎる。
レンタカーならまぁいいけど、これが自己所有となると「いいのか、こんな快適なクルマに乗ってしまって!」と戸惑いを隠せない。フィアットの最新装備なんかBMWのうん分の1だぜ!と思っていても、それでもエボから乗り換えればゼロ戦がボーイング787になるくらいの快適性向上はしている。
ランエボはCTシリーズ自体が2001年登場だし、ベースのランサー自体当時からハイテクなセダンではなかったし、快適装備でいえばそれこそ96年のエボ4からほとんど変わっていない。むしろ第一世代、第二世代はエアコン画面が液晶だったのに第三世代ではダイヤルのみになったので見た目的にはEvolution(進化)ではなくDegeneration(退化)したのではないかというくらい…
なのでエボと500Xの装備を比べると一気に20年くらい時代がふっとんだ快適性になっているのは、それこそ数km走っただけでもわかるわけで。
運転手だけじゃなく、助手席の嫁さんもそうだし、アウトランダーPHEVに次いで乗った直後に寝だした息子もそうだし、特に子供は素直なので快適なクルマに乗ると速攻寝ますw適度な足の硬さと静かさが眠りを誘うんだろうねぇ…景色もいいしねw
古いタイプとはいえ一応クルコン搭載。
今時のクルコンはレーダークルーズだけど500Xは昔ながらの自分で速度を決めないと減速はしないタイプのものです。無いよりマシだけど、衝突軽減ブレーキなどでセンサーは存在しているのでどうせならレーダークルーズにしてくれるとよかった。
この辺も日本車とは違うんだよ、日本車とはってところかな。BMWやらドイツ車ならありそうだけど、イタ車ですからね。ただクルコンの操作自体はプジョーみたくクルコン用のレバーが別にあるわけじゃないしデザイン的に違和感なく、操作もやりやすいのでOK。
オーディオと合わせてすべて多くのことはステアリングを握りながらブラインドタッチできるのでありがたい限り。パドルシフトのレバーもおもちゃ的に小さいのだけど、指先だけで操作できるので別にスポーツカーではないしこのレベルで十分かな。マニュアルシフトでガオンガオン言わせて走るクルマでもないでしょう。
一応慣らし運転ということでまったり走る。
試乗車よりも明らかにエンジンは回らない。イタ車のエンジンは少し距離を走らないとあたりが付かないというかかったるいものだと思っているのでそのうち雰囲気が変わると思う。その点、慣らし不要でもある程度の精度は出ている国産車は凄いと思う。慣らしを通してクルマとの一体感を高めていけるイタフラ車と最初からクライマックスの国産車、どちらがよいとか悪いとかではなく単純に好みだね。
足回りもまだこなれていないようでちょいふわつく感じはあれど、硬さも十分だしハイペースで走ってもそんなに不安感はない。エボからの乗り換えなのでエボの感覚を払拭できずにコーナーアプローチすると怖い目にあうけれど、クロスオーバーSUVであることを考えれば十分曲がるセッティングになってる。
エボが電子制御でとにかく曲げるのに対し、500Xは足回りのセッティングでアンダーを出さないようにしようという努力が感じられてまぁこれが普通のクルマのやり方だよなって思う。自然な感じで曲がるのでエボの電子制御の気味の悪さを許容できない人であればこういうオーソドックスな4WDのほうが運転はしやすい。エボに慣れるとどんなクルマでも曲がらなすぎて怖いと思ってしまう、その感覚が怖い。
自宅から大黒までの燃費は15.6km/Lだ。(車載の燃費計で)
1.5tを超える1.4Lのクルマでこの図体のでかさ、タイヤも225の18インチであることを考えれば上出来じゃないかなぁ…イタリアントリップコンピューターの精度は昔からあまりあてにできないって話はあり車載燃費計と実燃費が乖離することはあるので話半分で書くけれど。
公式サイトの諸元を見るとJC08燃費はクロプラで13.1km/L。
トリップコンピューター上ではFWDモデルよりも燃費がいいことになっている。
実に怪しい数値だけど、今風に言うならこれもまた”燃費不正”だろうか?(ぉ
首都高の制限速度は低いし其のレベルで走っていればこのくらいの燃費は実際出ているのかもしれない。100km/h程度で流す高速道路の場合燃費の悪化は懸念されるけどそれはまた別の機会に。
前車がエボであり、あれに代われる高性能車がなかなかなくオーナーが乗り換えに躊躇するという話は実に理解できる話しで自分も500Xに乗り換えてエボが如何に凄いクルマであったかは今更に理解した。
進む、止まる、曲がるの3点においてあれほどによくできたクルマはなく、かつ家族でも乗れるクルマであったことは確かにすごく、それを他のクルマに乗り換えてしまえば走行性能という点では大幅にグレードダウンしたことに涙する。
とにかく車重もエボより重いのにエボより150馬力くらい馬力が落ちているのだから自分が望んだときに望んだ加速をしないとか不満はそれなりにある。
そんなあなたにはRaceChipやらサブコンもあるし、その辺はどうにでもなるのではと。
とはいえ、距離も300kmを超えたこれを書いている現時点ではエンジンの回り方もスムーズになり印象は悪く無い。加速はたるいけどATも5速くらいのギアに入るとパワー的にも十分だし、高速巡航は非常に楽。
エンジンはアバルト系、アルファ系に搭載される1.4Lなのでキャラ的には面白い。
ただクロプラに搭載される9ATはやっぱり違和感だらけw
高速道路でも法定速度ではAutoモードで9速には入らない。
100km/h手前でも7速とまり。手動で入れれば8までは行く。
9速は100km/hすぎくらいで手動で入れると一瞬入る。
ただすぐにダウンシフトしろとメッセージが表示されるので110km/hくらい出さないと使えない気がする。
ゾロ目。
D7で100km/h手前で2400rpm程度。9速を使えると確実に2000rpm以下になるし車重1.5tを1.4Lのエンジンで動かすには正直しんどい領域かもしれない。サブコンを入れてパワーがあがれば、変速プログラムも変えて2000rpm以下も使えるようになるような仕組みがあると嬉しいかも?いくつか変速パターンがあると雑誌で読んだけど高速用のマップになっているのかどうなのかもわからない。高速用のマップなら100km/h手前なのでD8くらいを使ってくれてもいい気がする。
まだ300km程度の走行なので印象が変わるかもしれないけれど、全体的には数十年前の国産車の4ATくらいのフィーリングの悪さで、シフトショックも冷間時は特に酷い。もともとATを良しとしない国のクルマなのでこんなもんだろうとは思うけど、4WD+DCTの組み合わせの方がこうなるといいような気がする、ラインナップには存在しないけど。
シフトレスポンスは手動の場合相当悪く、エンジンブレーキでは顕著。9速もあって8速くらいからシフトダウンすると全然エンジンブレーキが効かない。でも突然5速くらいでエンブレが強く効いたかと思えば、4速ではエンブレが効かずむしろゆっくり回転が上がって加速すると思えば3速でドカンとエンブレが効いたり、とにかく人間のイメージしている動作とはかなりずれるorz...
自動変速の場合はアクセルを抜いてブレーキを踏んでも積極的にエンブレを使ってくれるわけではなくコンピュータがよかれと思ったタイミングでダウンシフトするのでそこまで違和感がでないのだけどエンブレで速度調整したい場合は結構悩ましい。
5速から4速へのダウンシフト時の加速感はZF社の9ATに共通している問題のようでこのことを書いている人がいたので「9AT」をキーワードに検索してみるとよいかもです。読んでいるとなるほどなーそれならしっくり来るわという感じでした。4速に落とすときに回転数を合わせるというのであれば自動変速時には回転が合わなきゃダウンシフトしないので違和感は少ないけど、手動変速の場合は回転数が必ずしも合わないから回転を合わせるために少し加速感があるという理屈であればこの違和感の説明はつくし、じゃあもう割りとどうしようもないから諦めよう!という感じにもなる。
何事も慣れ。人間は慣れるイキモノだ(きりっ
通勤で500Xを使う。
都内の渋滞でどれだけ使えるだろうか?ということを余裕のあるときに確認してみたかった。通勤ラッシュの都内は6時台でもそれなりに詰まる。
平均時速も40km/h台の道でも500Xは快適だし、アイドリングストップが頻繁に動く。むしろバッテリー上がんないのか?と不安になるくらいで、途中から解除してやろうかと思ったくらい。さすがに制御システムはそこまで愚かじゃないと思うけどw
エボから500Xになったときに横幅だけはエボより巨大化した。
25mmの巨大化なのでたとえばエボからCX-5とかより全然上がり幅は少ない。
それでもやっぱり運転していると幅を感じる。というよりミラーがやけにでかい感じがして車幅に慣れない。クルマの幅よりミラーをぶつけそうで…車体は大きさを感じるけど、車内はコンパクトなのは割と好きで、適度な広さが心地いい。
広すぎるクルマは落ち着かないし冷暖房が効くまで時間が掛かるのでこのくらいのサイズを買って丁度良かったと思う。幅は広がったものの全高も1450mmから1625mmと一気に175mmも高くなりポジションが特にとんでもなく上がったので見晴らしもいいし、運転自体はしやすい。エボだと覗きこまないと前が見えないとかあったけどそういうことは皆無。最小回転半径が5.9mから5.5mに激減したことは影響が大きく、今まで会社にたどり着くまでに曲がりきれない交差点があったのに500Xでは難なく曲がれた。アウトランダーなんか5.3mなのでだいぶ小回りは効くが500Xは全長も短いし狭いところでのストレスは明らかに減ったし、エボからマイナス0.4mというのは相当運転のしやすさが向上したかな。ステアリングも軽い操舵感でいけるのでとにかく楽。電動パワステマンセーだ。
愛のあるイタリア動画に出てくる道の路肩にて。
都内では割りと定番の撮影スポットなんだろうか?
ちなみにグランツーリスモのルート246にも出てくるし、Suzuki乗りなら全員買っているであろう映画キリンのポイント・オブ・ノーリターンの開始地点もここ。
キリン POINT OF NO-RETURN! PREMIUM EDITION (3枚組) [DVD]
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キリンを読んでいた当時、まさかポイント・オブ・ノーリターンに出てくる(マンガでもルートにここが含まれてる)場所の近所で働くことになるとは思わなかったけどね!ですてにーだねですてにー。
イタ車でイタリア街はブルターレ同様に最早定番行事。
ちょっと足を伸ばしてお台場へ。
久々に来たよ、ゲートブリッジ。
しかしATは楽でいいなぁ…運転がとにかく楽。
ATなんかクルマじゃないぜ!って意見もわかるっちゃわかるけど、別に運転する楽しさはトランスミッションによらないと思っています。バランスとる必要がなく転倒のリスクがない自動車ならATでいいよ…バイクはクラッチ使わないとバランス取れない人なのでスクータは乗れる気しないけど。
自動車は楽に移動する手段化しており、ファンを求めるなら二輪があるのでこういう小洒落たクルマが丁度いい年齢になりました。20代のような若さがありませんw
何より500Xのよさは夜の首都高に出没しても煽られないところですかね?
エボで法定速度で走っていると抜けばいいのに煽ってくる基地外なドライバーさんがいるわけで、子連れでいちいち相手にしてらんないので無視し続けるんですけどそれも疲れる。500Xなら最初から勝負相手として見られないので気が楽。 それがイタリアンファミリカーの実力よ!ΦωΦv
2日連続の大黒。
この頃になると距離も300kmを超えてだいぶエンジンの感じも変わってきた。
最初は本当にトロ臭くて、試乗車ってこんな遅くなかったよな?と思うほどだったけれど距離を走りドライバーが慣れると共にクルマも変わっていくあたりがなんだかとてもイキモノくさくていいですね。
帰り道は大雨。
コーティングはバッチリ効いている。
雨のドライブも500Xは割りと安心していける。タイヤの性能も高いし、いざとなれば4WDだという謎の信頼感もある。背が高いSUVにしては雨の中でハイペースにしても破綻する気配がないし、この安心感は家族のクルマとしては非常に大切。
最新の安全装備とか割りと気にしない人だけどこれだけは便利だった。
最近のクルマでは当たり前の装備だけど、あると中々便利です。
ま、クルマが小さいので目視でも十分っちゃ十分なんだけどね…
色々機能があるんだなぁ…
そんなわけで納車2日ちょいで333km。
500X、まだまだやることが多いけどなかなかおもしろいクルマです。
ほんとこれ独身だったらもう九州とか行っちゃう勢いで快適だー