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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

【BRUTALE 800RR】カスタムマップを使う。

MVアグスタの最近の車両にはマップ切り替えの機能があります。

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今時のバイクですね!>(ΦДΦ

 

無駄に【スポーツ】、【ノーマル】、【レイン】、そして【カスタム】の4つが存在しています。

 

多分大多数の人が普通に走る分には【ノーマル】を使うと思うんだけど、ぼくは通勤では今までメインで【スポーツ】を利用していました。

 

似たジャンルのバイクだとヤマハのMT-09。

www.yamaha-motor.co.jp

こちらもモード切り替えで3種類あり似た感じですね、STDが一番乗りやすいみたいです。正直MT-09が羨ましいのは走行中にMAP切り替えができるってことですね、ってか普通はできるのか…2015までのBRUTALEはセルボタンがMAP切り替えを兼ねており、長押ししないと変更ができないため、”事実上”走行中の切り替えはできません。

 

”事実上”と書いたのは、やろうと思えばできるっていうことなんですがね…ちょい危険。

 

2016モデルでMAPボタンが独立したのでこれで走行中の切り替えは”事実上”できるようになったのでは?

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MT-09とツーリングに行った時、向こうはころころMAP切り替えていたのをうらやましく思いましたね、このスイッチだけ移植できないかな…

 

さて、そんなMAP切りかえ。

多分大多数が使わないのが【カスタムモード】。

今日はあえてこれを使うぜって話。

説明するまでもないけれど、【スポーツ】、【ノーマル】、【レイン】の各モードは出力特性やレスポンスが大きく変わります。この辺は自動車も同じですね。

電子制御スロットルの恩恵ってやつ?

 

スポーツモードにするとスロットルが開く速度は俊敏になります。

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それよりなによりクイックシフターのUP側だけでなく、DOWN側も使えるようになるので案外街乗りでは便利ですw シフトショックが大きいので嫌う人も多いみたいですが、1->2への変速だってクラッチレスでできるし、ダウンシフトも2->1はできちゃうので発進・停止のときまでクラッチはほとんど使いません(エンジンが温まるまではミッションを保護する名目でクラッチ使って丁寧にシフトしますが)。

 

なんで他のモードでも使えないのか…と割りと疑問なんだけどねw

 

このUP/DOWNが使えることや、通勤でクルマが多いところでは車体の応答性のよさが活きるのでむしろ通勤メインでスポーツは使います。

 

街乗り用に存在していると思われる【ノーマル】モードは穏やかな特性になります。が、穏やかといっても元々が穏やかなバイクではないから、マシになるレベル。

低速トルクはRRでもそんなに図太くないので低速で走るにしても別にノーマルだから走りやすいとかはないかな…

 

このモードは街乗りよりも高速道路で使ってます。

 

スポーツだと僅かなスロットルの開きに対してガツンとパワーが出てくるので、高速道路みたいに一定速度で走る場面では僅かな手首の動きに対してBRUTALEの反応がよすぎてしまう。

【ノーマル】では多少抑えられるので巡航は少しだけ…楽になるかな。

とはいえ、BRUTALE自体が高速巡航を楽しむツアラー系ではないので辛いのは辛い。

クルコンついているTV800とかがうらやましす…

というかアグスタ的にもそういう用途に使いたいならTV800買えよってことかいね?

 

レインは雨の日想定なのでマップ切り替えで自動でトラコンがMAX(8)になります。

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この手のレインモードはパワーを絞り、トラコンを全開に効かせるので安全なのかもしれないけれどある程度スライドコントロールできる人間にとってトラコンはなかなか恐怖です。滑ったのでスロットルをあけて「ちょい流し」をやってやろうと思うとパワーが絞られるので意外に滑らず逆に転倒しそうになったり… 

トラコンが効くと嫌な感じの音と感覚としてわかるくらい抑えこまれるので違和感全開です。ABSは歓迎なんだけどトラコンは基本最弱に近い数値か0です。

 

雨でもノーマルやスポーツでも問題ない。不安ならトラコンだけ少し高めに、4とか5くらいにしておけばそれで十分。スライドコントロールはアクセルが基本なので、変に慣れたモードから切り替えるとどれだけ開ければ、どれだけパワーがでるがわからなくなり逆に危険な気もしちゃうし?

 

基本はこの3つのマップがあれば事足りるから、カスタムマップは使わない人も多いんじゃない?というよりぼくも1.2万kmを越えるまでは使わなかったくらいだしw

 

説明書にも設定の仕方は書いてあるけど、それを変えると何がどう変化するのかが一切書かれていないので触らぬアグスタに故障なしという言葉があるように下手にいじらず放置の方も多いのかな?

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もう少し丁寧な説明がほしいんだけど、わからないから直感といじりながら試してみるしかないかなぁ…と思うw

 

このカスタムモードのときでもクイックシフターはUP/DOWNと使えると説明されていますが、これが

 

納車直後にカスタムモードでクイックシフターONにしたんだけどなぜかDOWNだけ使えなくって「アグスタだし、こんなもんだろう」と思ってました。

 

壊れていること前提w

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いじっていて気がついたのはカスタムマップ時に何かの項目をスポーツにしないとクイックシフターはUP/DOWNの両方で機能せずノーマル・レインと同じようにUP側だけしかできないということです。

 

恐らくこのGAS SENSITIVEの項目をスポーツにしないといけない。

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ここだけ確かスポーツ・ノーマル・レインの3種類あり、燃調なのかな?

他の項目はノーマルにしてもクイックシフターDOWNは有効だったので…

デフォルトが確かノーマルだったのでそれでクイックシフターDOWNが動かなかったんだろうなと思います。

 

ENGIN RESPONSEが多分電子制御スロットルの応答性?

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ファースト・スローで変えられるはず。

 

最近カスタムを使うようになったのはエンジンブレーキの効きがスポーツでは強すぎるから。 

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通勤渋滞区間は1速か2速しか使わないので、そのギアでエンジンブレーキを使うと前につんのめるくらい急激にエンブレが効いちゃうのん…

ノーマルやレインのほうがそのあたりは扱い安いのでカスタムマップでもエンジンブレーキを除く全ての項目をスポーツにし、エンジンブレーキだけ【NORMAL】を選択することで、レスポンスやパワー感はスポーツなんだけどエンブレだけはマイルドって感じになる。おお、はじめてCモードが役に立ったw

 

ドゥカティのパニガーレなんかだとエンジンブレーキコントロールの機能がありますね。

www.ducati.co.jp

電スロ搭載による恩恵はこういう機能にも活き、単純にハイスロ組んだ昔のバイクってわけじゃなく速さと乗りやすさにも直結してくるんじゃないかなぁ。

 

普通なら急激にスロットルを戻せば、バルブが全閉になるわけでドカンとエンブレも効いちゃうけど、電スロを搭載している=コンピュータでバルブ開閉は緻密に制御できるので、ゆっくり閉じるなどの制御が入れば急激にブレーキが掛かることもない、サーキットでもそうだけど公道でもリアタイヤのロックを防ぐことができるので平たく書けば安全に乗れます。ABSもそうだけど、速さに繋がるデバイスは公道でも安全に走れる武器・防具になるんだね。 

 

もう少し何をどういじるとどうなるのかの説明があれば良心的なメーカなんだろうけど、そこをあえて書かないのがアグスタ流か…

 

せっかくある機能だし、いじっても別に何がどう壊れるわけでもないし、不安なら散々いじくりまわしたあとに全部NORMALに戻せばいいし、なのでみんなもっと積極的にカスタマイズすべきだと思う!

 

気のせいかもしれないけど、なぜかカスタムマップで選ぶスポーツはスポーツモードのときよりもマイルドな感じがする…そんなことは決してないと思うけどね。

DUCATI Magazine(ドゥカティマガジン) 2016年 05 月号

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