ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

driver 2016年3月号

大雪警報で3日分の食料を確保しておけとか、そういう次元の話ではなく、滞在先は最寄りのコンビニまでエボ走り(?)でも1時間近く掛かり往復2時間コースというおおよそ日本とは思えない僻地のため食料買い込みと同時に暇つぶし(ネットが3Gしか入らんのです…)のために珍しく紙の本を買いました

 

アルトワークス完全解剖!この言葉でジャケ買い(ジャケ買いって言うの?

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WORKSの試乗したいなぁ…と思っているものの、忙しすぎてメインカーの話すらできない状態なのに当面買えないWORKSに乗りに行くなど云々かんぬんという状況なので本を読んで精神の安定を保ちましょうw

 

さて、気になる中身を見てみましょう。

ホンダからは当然、ライバルとしてS660が出ているのにダイハツからはキャスト

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そこはコペンじゃないのか?と思いますが、確かに車格が近いと言えばキャストなのでしょうかね…ただ5MTのWORKSとS660に対して7速CVTのキャストは何か違う気がするし、内装などの快適性を見ても軽量化命のアルト勢とキャストはまたジャンルが違うから速さとかでライバル視しちゃいけない気がします。

 

本誌ではWORKSの装備解説で主にターボRSとくらべて何が変わったのかが書かれていました。読んでみると確かにWORKS専用装備は多いんだけど、ターボRSと比べても極端に差別化されたわけではなく、AGS同士ならほぼ互角なのでは?と感じます。

 

ゼロヨンタイムを見ても5MTのWORKSと5AGSのターボRSは1秒もタイムが変わらず、むしろMTでクラッチやギア操作が苦手な人ならAGSの方が安定して鋭い加速ができる分、ラクに速い加速ができるでしょう。なによりターボエンジンの場合、MTだとシフト操作の度にアクセルを離さなきゃいけない分、ATに比べてターボラグを出してしまう欠点があるので5AGSでもアクセルを抜いてシフトするのがシングルクラッチATなら理想なんでしょうけど加給が途切れないという利点を活かせれば加速に関しては有利な条件は揃ってますね。なのでストリートがメインであれば5AGSはターボRSもWORKSもどちらでも関係なく好きな方を選べばようのでは?という印象を受けます。RECAROやホイールや足回りも社外品に買えるだろう自分としてはATで乗るならターボRSでも意外とよいのでは?と思いましたね。

 

しかしWORKSがWORKSたる為の5MT!

 

なんと言われようとWORKSは5MTで乗るべきクルマだと思います。

ほら、あのCMとか見てもさw


2015 Suzuki Alto Works CM Japan (スズキアルトワークス)

 

もしターボRSにMTがあるのであれば、現行WORKSとターボRSはそこまで極端な差がなかったのでOKだったのですが、あえてWORKSにMTを設定しターボRSに設定しなかったのかを考えればやはりMTで乗りたいクルマです。

 

ターボRSとWORKSのボディは同じものらしいです。

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市販車をチューニングする上で本格派ならボディ剛性を補強すべく溶接とかするかもしれません。けどスポット溶接増しなどは普通の人ではまずやらないでしょうwなのでメーカが最初からその手の補強をしてくれていることが望ましいのです。

ターボRSもWORKSも同じような補強がされているということなのでそういう意味ではターボRSでも十分すぎるのでは…と言う気がしてきた!(ぉ

 

本誌に書かれた内容だとターボRSでは「剛性感」に関しては微妙なようです。

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ともすれば同じボディのWORKSでも印象は変わらないのかも。(当然、足回りの強化などで剛性感が高まっていると感じられるかもしれないですが)

 

ま、別にWORKSのボディに剛性感とか求めていないからどうでもよいです(ぉ

 

旧型WORKSを乗っていた人からすれば現行は十分な剛性があると感じるはず。自分は3代目WORKSから何に乗り換えても「ボディ剛性高いなぁ…」と感動していました。WORKSというクルマ…もといアルト自体にそこまでボディ剛性は求めちゃいけないし、そういうクルマになってしまったらきっとそれはもうWORKS…もっと言えば”アルトワークス”呼べないものになってしまうと思うんですね。

 

ボディ剛性を犠牲にしてもFWDモデルで670kgと2代目、3代目…軽自動車新規格化で肥大化した4代目とも大きく変わらない車重で2015年の世界で出せたことを凄いと思い、その軽さを喜ぶべきクルマなのです。

 

仮にボディ剛性はS660に匹敵しますと言われて5ドアで900kg近い車重だったら?多分だれもそれをWORKSとは呼ばないしスズキ本社に火をつけるくらいの暴動が起きてもおかしくなかったと思ってます。スズキだってそれは知っているはずで、だからこそ670kgなんて頭がおかしい数値の軽スポーツをリリースしたのでしょう。

 

S660がサーキットで勝つことを主眼においた戦闘機だとすればWORKSは剛性、安全性を犠牲にしてでも軽さという武器に一撃必殺を狙う公道の特攻機だと思ってます。

 

どうしても安全性やボディ剛性が必要ならロールゲージ組めばいいじゃない?

 

という考えをのを当然に持っている人が乗るべきクルマだと三代目WORKSオーナーだった当時は思っていました。ただ自分はロールゲージで車重が増えることを嫌って剛性も安全性も犠牲にただ軽さを追求したチューニング(という名のお金がないから内装撤去するだけw)をしていました。

 

本誌では袖ヶ浦でタイムを計測していますが記録はS660に1.5秒くらい劣っています

 

なんだよ、軽くてもおせーじゃねーか!と残念に思った人もいるのかもしれませんが、S660とWORKSでは履いているタイヤが全然違います。S660はAD08Rというサーキットを主眼に置いたタイヤを履くのに対しWORKSはRE050Aらしいです。RE050もそのへんのエコタイヤに比べればグリップは十分ですが、さすがにAD08Rと比べちゃいけない…タイヤの時点で全然目的も性能も違うのでミニサーキットではいくら軽くても厳しい差ではあると思います。

 

駆動方式もノーマル同士で比較すれば、デフなしのFWDとMRではMRの方が有利なのは明白です。FWDなのだからフロントにデフがなければMR相手に善戦するのは難しいというのは経験的にもわかります。

 

むしろそれだけのハンデがあっても1.5秒にとどめたことは凄い。単純に言えば2シータスポーツカーに5ドアのアルトが軽さを武器に挑んでその程度のタイム差というのは感動的です。日本人はきっとそういうのが好きじゃないですか?2ドアクーペに対し挑む、4ドアセダン(インプ・エボみたいなw)の図式を軽自動車でもやる、不利なボディで勝つことがロマンなのですw

 

サーキット評価はひとつの指標としてわかりやすくてよいのですが、自分としてはそのときの条件次第でタイムは変わるしドライバーによっても変わるものなので目安にはすれどあまり深く気にしません。 

 

リリース後まもないのでまだ直接的にWORKSとS660がどこかでバトルすることは少ないと思いますが、サーキットや峠を本格的に攻める人がノーマル状態で走ることは考えにくいでしょう。純正ホイールでリム幅が広がりましたとはいえ、社外の軽量ホイールは必須。硬い足回りといってもまだまだ車高は高いから社外の車高調も組むでしょう。なによりWORKSでFWDで走るのであれば機械式LSDはトラクション抜け防止の意味で必須です。

 

そういうチューニングをWORKSもS660も同様に施した場合、S660は不利になってきます。駆動方式がMRという有利な条件でも同クラスで180kgも重いS660は軽量化したところでWORKSよりは軽くならないはずだし、S660に施す軽量化をWORKSにも施せばその差は永久に超えられない壁として残ります。

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MRのほうがブレーキ性能がよいと言っても、公道においてもその軽さは武器で軽さで突っ込めるWORKSではドライバーの特攻精神の高さが勝利の鍵を握ります。

 

やはりWORKSの魅力は軽さMTですね。

 

もし自分が買えるなら納車後にはRECAROを両脚取っ払い社外のフルバケにするでしょう。多分片側5kgは軽量化できるので両脚で10kg。後部座席もいらないので撤去、これでも10kgは削れるでしょう。内装を派手に引剥さなくてもこれだけで多分20kg軽量化は狙えるのでFWDなら3代目WORKSを再現できると思います。

 

3代目WORKSの紹介写真が自分のWORKSと同じカラーだよ(´;ω;`)ブワッ

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某林道で”赤い彗星”と呼ばれ、頭文字Dが大流行していた時期に地方なのに群馬ナンバーで、地元のラリー屋さんと勝負しては負かして来たため「群馬ナンバーのアルトに気をつけろ」と言われたほど。。。18歳の免許取り立てのガキんちょでもWORKSを使えば林道なら全日本に出ているような選手と対等に戦えたのだからその戦闘力の高さは凄いと感動!同時に”軽さに勝る武器などない”が自分の信念として残るようになり、故にハイパワーターボでどんなミスしてもリカバーが用意なエボは運転が簡単すぎて攻めた走りをするときに気分が高揚しないという理由にも繋がります。

 

余談ですが、今まで乗ってきたクルマは何台もありますが、赤だけはWORKSしか買っていないんです。解体屋で格安で見つけた色あせた赤のWORKS、自分の人生2台目のクルマ(1台目はもらって数ヶ月でエンジンブローで廃車です)であり自分に走ることの楽しさを伝えてくれたこのクルマに敬意を払うという意味でも以後に買うクルマはすべて赤を避けています。色自体、赤は嫌いじゃないんだけども、赤=WORKSのみに許された色と自分の中で出来上がっちゃってるので他の車種で赤を買うことは心情として許せないし、共に戦った相棒を裏切るような真似をするような感じがしてとても嫌なんですよね(苦笑

 

なにはともあれ、現代に蘇ったアルトワークスは語り継がれるべき名車になる可能性が高いし、さすがに自分も今すぐに買うわけにはいかないけれど、数年後に中古で出回り始めたら狙ってみたいと思います。まぁ自分的には現行WORKSもいいんだけど中古で激安の3代目とかを狙って魔改造して林道アタックしたいですけどねw

 

というわけで!

 

WORKS Loveな人は関連書籍の1つにdriver買ってみてくださいね☆(ゝω・)b

ドライバー 2016年 03 月号 [雑誌]