別にトラブルというわけではないのですが…
先週中頃からブルターレの水温計が今まで見たことがない位置まで上がるようになりました。
(写真は合成)
通常、どんなに渋滞にはまっても水温計の半分のラインから1つ上までしかいかず、真夏にすごい渋滞して半分より+2目盛なのですが、このときは気温15℃の夜中に信号待ち数十秒で3目盛、4目盛、走ると半分まで下がるという「どうみても異常だろ」という状態に…
水温計が上がりすぎる=冷却系のトラブルなので。
まずはさくっとLLCのリザーブタンクを確認します!!
写真はないけれど
(´;ω;`) すっからかん。
続いてラジエータキャップでも外してみよう。
って、このバイク、キャップどこにあるのん??
ここのカバーを外すと出てきます☆(ゝω・)v
ウィンカー後ろの六角と、ラジエータ横の大きめの六角を2本外すと取れます。
このバイク、ほとんどの部品は六角レンチかトルクスレンチで外せるのです。
工具を積むスペースもそもそもないし、純正工具が六角レンチ2本と割り切りの良さが半端ないけど、プラスドライバーが必要とか、いろいろな工具を積む必要もなく
小さめの六角とトルクスのセットがあればよいので、これであればポーチとかに忍ばせておけるのでよろしいかと。
出てきたラヂエータキャップ。
開けたらLLCがまったく見えない…(´;ω;`)ブワッ
そら水温も上がりますね…
4500kmほどでラジエータのLLCが消えた模様。
さくっと購入。
こいつを投入。
1Lまではいかなかったけど、500ml以上は飲み込まれた模様。
とりあえず空よりよいだろうと銘柄は適当。B型なので気にしない。ブルターレもイタリア車なので、イタリア人も適当そうだから銘柄とかどうでもいいでしょ、でも天下のホンダだよ?
悪 い わ け が な い 。
車体を前後左右にゆすって、軽くエア抜きして、量を併せて空になったリザーブにも補充していきますが…
アグスタF3、ブルターレ系のリザーブタンクは補充口の位置が微妙。
ここも六角。
どんだけイタリア人は六角好きなんだという造りですね。
まぁ同じ工具セットで開けられるので(以下略
リザーブタンクですが、F3ではよくタンク内のメス側のナットだかが外れて、ボルトが供回りしたという話を耳にします。ブルターレで改善されているかわかりませんが、ある程度の期間開けていないとそうなるみたいなので、予め一度は開けて確認するとかしたほうがよいかも。早いうちならクレームで処理できるしね。
さて、こんな位置にどうやって補充液を入れるのか?
シリンジとシリコンホースがあれば便利なのだけど
ないならとりあえず作ればいいんじゃね?
用意するのはこちら。
(´-`).。oO(子供の工作に使う何かみたい…
できあがるとこんな感じ。
うわぁ…超雑…
コップの下をカッターでストローの大きさくらいにカットして、ストロー突っ込んでガムテで水漏れを防げるようにする。
最後に水道水入れてもれなきゃOK!
OK、入った!
ちなみにシリコンホースなら、外径6mmはきついので5mmがよいかも。
シリコンホース+シリンジがあれば多く入れた場合でもLLCを吸い出すことができるのでよいですね。
これで水温も安定しました。
アグスタは冷却水が漏れるとか、消えるという話は聞いていましたが、4500kmでこれです。
早い人はもっと早く漏れるとか、消えるとかいうので4000kmは持ったほうかもしれませぬ。
冷却水の量を確認するのはどんなメーカーの車もバイクもオーナーの義務なので、定期的に確認するのは重要ですね。国産車は滅多やたらにLLCが減るってことはないと思うし、ハヤブサも熱で吹き出すことはあっても消失したことはなく数万kmは持つので感覚的に車検毎の交換でよいかなって気もするものですが、ちゃんと気をつければよいだけ。
自分のブルターレは4000km過ぎてこれなので、オイル交換のタイミングか1500kmくらいで一度ラヂエータキャップを外して内容量を確認するとかしたほうが安全かもしれないなぁと思いました。
あと、普段の適正水温を理解しておくのも重要ですね。
純正水温計の正確性は微妙かもしれませんが、普段より明らかに水温の上がりが早いなどはオーナーしかわからない直感的な面もあり、自分も普段より水温のあがりが早いなで気づけたのでよかったですが、正常値がわからないと最悪の結果につながりかねません。
冷却水なんか普通なくならないだろ!と国産ばかり乗っていると思いますが、なくなるとわかれば確認自体は容易なので、ちょこちょこ確認するようにしましょう。