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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

家族向け車選びの旅〜マツダ編〜

ここ数年のマツダの勢いは凄いなぁ…と思います。

 

いやほんと一時は「このメーカー、もうだめなんじゃないか…」と思ったほど。ロータリーは全滅するわ、取り立てて魅力的な車がないわ…全然興味の範疇外だった時期も自分の中ではありました。

 

そもそもうちの実家は結構マツダ好きな人間が多く、マツダ車も何台もあったんですけどね…まぁ今は自分を除いて全員日産だけどw

 

そんなマツダも最近はスカイアクティブなどで盛り上がり、”とりあえずマツダ買っとけ”くらいの印象さえ受けます。

 

自分の会社でも取締役が2名、マツダを買いましたからね…

 

今回はそんなマツダへ、話題のディーゼル、CX-5を見に行くお話です。

 

 

www.kanto-mazda.com

 

関東マツダさんのとある店舗へ飛び込みで訪問。

 

雨が降る、天気が悪い平日の朝イチ。

 

到着早々に女性の営業さんが出迎えてくれました

 

営業さんは真っ先に妻子に話しかけに行ってくれたので好感度は抜群でした。

 

車って、男の乗り物的なイメージがあるけれど、こうやって子連れの家族で訪問した際に、男性に我先に挨拶しちゃうのは割りとダメだと自分は思っています。

というのも趣味の車を買うでもない限り、一般家庭において車の購入決定権は旦那にはありません(きりっ

 

どこの家庭も妻にあたる女性が財布を握っており、その女性が首を縦に振らないことには絶対に「GOサイン」がでることなんてありえないからです。

 

今回の場合も真っ先に妻子に挨拶をしてくれたし、試乗のときにドアを開けるなどエスコートも嫌味なく自然に行ってくれる、見積もり段階でも子供に気をかけてくれたりとなかなかびっくりするくらいによくできた、女性の営業さんでした。帰り際に、自分への挨拶はもちろんのこと嫁にも「よろしくおねがいします」と丁寧に頭を下げてくれたようで、これには嫁もいたく感心し、「マツダを買うならこの人から絶対に買う」と言っているほどでした。

 

女性営業が女性に嫌味に思われないって割りと重要で、そして凄いことだって思います。多くの場合、同姓に対してはいろいろ悪い見方をしちゃう傾向がありますからね…

 

さてさて、肝心の車!

 

お目当てはCX-5です。 

www.mazda.co.jp

 

こちらはCX-3。

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自分と嫁が求めるサイズになると、デミオベースのCX-3では荷室が小さく、後部座席のレッグスペースが狭いCX-3は検討候補にはなく、CX-5くらいあれば便利に使えると思っていたからですね。全車ディーゼルでMTもラインナップされているCX-3も絶対おもしろいと思うんですけどねw

 

嫁はMT免許も持っており、エボも運転できるのですが、基本的に運転はしません。

なので自分だけが運転することを考えるとMTは最高だし、CX-3のサイズ感って好きなんです。日産でいえばジュークとかね。コンパクトSUVって日本で、そして自分が普段使う東京都内では抜群に使い勝手がよいわけですよ。 

CX-3の最小回転半径も5.3m、ランエボなんて最小回転半径5.9mですからね、ミニバンより小回り効かない…都内で乗ると幅は1770mmなので最近の車からすれば細い方ですが、とにかく狭い路地裏に行くと「曲がりきれない!」とびっくりすることが多々…そんな経験も多いので小さい車ってVIVA!

 

でも残念ながら候補外なので(いや、もしかすると十分って話になるかもしれないけど)今回はCX-5を見ていきます。

 

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あ…後ろにランエボ9が(ぉ

 

用意されたCX-5はディーゼルの XD L-PACKAGEと呼ばれるものでした。

いわゆる”必要な物は揃ってます、あとはナビだけどうですか?”的なグレードになります。売れ筋みたいですね。

 

内装も本革で、背が高く見晴らしがよく荷室も広いと嫁はかなり満足そうでしたので早速試乗をお願いすることに。(嫁が気に入らなければ試乗もせず、帰るという約束で動いています。子供ぐずるので無駄なく回りたいから…)

 

内装はマツダ車共通ぽいデザインで、マツダコネクト標準搭載。

 

マツダコネクトナビの出来の悪さは、取締役が乗っている現行アクセラで体感済みであまりいいイメージはありません。

営業さんの話では今はアップグレードでかなり改善されているとのこと。

初見だとジョグダイヤルとか使いこなせず、何が何やらという感じがしますw

 

それにしても、マツダの最近の内装はよくできていて、価格の割には高級感があり、かつスポーティであるということでしょうか。運転しているとそういうスポーツする車ではない、と分かっていても自然と楽しい気分にさせてくれます。

ズームズームというやつですか?

昔のマツダってもう少し安っぽくて、華がないと思っていましたけど、そんなことは全然ないですね。見える所や触れるところにコストを割くのは大切だし、見栄えもよいので所有欲も見たせるし、ナイスだと思います。

もちろん価格の問題もありますから、素材とかは高級車には敵いませんけど、見た目がプラスチッキーではないというのは嬉しいですよね。

嫁には好評でしたが、このL PACKAGEには本革シートが採用されており、私は革シート苦手です。

 

滑るんですよね、革…

 

まぁ運転席はRECAROなど社外品に交換する手がありますからね。交換できない(入手すればできるけど)後部座席をメインに考えており、その後部座席に座る嫁には好評でしたので…

好評というか嫁が革に異様にこだわりを持っていたのがこのとき判明し、その理由は「上質」という観点からではなく、「子供が汚した時に拭けるじゃない」という母親らしい観点から。確かに、布生地は液体は染みこんじゃうので厄介だよね…。

 

そんなところでも父親目線と母親目線で車を見るという差がでますね…

 

この試乗車はディーゼルのモデルなので、エンジンスタートと同時にディーゼル特有のカラカラ音は外にいると聞こえます。中にいても聞こえますが遮音は十分ですし、一昔前のディーゼルというほどではないですがガソリン車に乗っているとその特有な音が耳につきますし、なにより車内が全体的に静かで余計な音が聞こえないからこそエンジンのそういう音が目立つだけとも言えます。ただ、自分が変に詳しいから「あーディーゼルだね」と思うだけで、嫁は特に気にしていなかったようです。

 

それよりもアイドリングストップから指導するときに少し揺れる方が気になった模様。

 

アクセルを踏み込むとさすがはディーゼル、1.6t近い車重をまったく感じさせないスムーズさです。何しろトルクが42.8kgfmとランエボの純正より出ているのです。

 

一般道においては馬力よりもむしろこのトルクの出方が重要だと私は思っており、とにかく軽く車が動くさまは感動的でした。これはガソリンエンジンにはできませんね。

 

ハンドリングは町中レベルではスポーティだったか?までは評価できませんが、ステアリング径も小さく握っている分には十分スポーティではありました。

 

運転している方はもちろん気持ちよいのですが、後部座席の嫁も乗り心地はよくてよかったと言っていました。

 

ただ前席シートが邪魔で見晴らしはあんまりよくないねってことでした。

ドアの窓を見れば車高も高いので横を眺める分には申し分なく、総合的に不満はないということでした。

 

 試乗から戻り、嫁の評価も上々だったので見積もりをいただくことに。

 

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左がディーゼルで、右が2.5Lガソリンのお見積り。

 

別に四駆である必要性はないので、前輪駆動のモデルで出してもらいました。

 

グレードは両者ともに最上級であるL-PACKAGE。必要なものは最初から付いているのでナビ用SDカードをプラスしている同条件で比較です。

 

これだけ見ると車体価格ベースで60万円差…

 

ディーゼルは9/30までに登録できれば12万円の補助金が出るそうですが、それまでには絶対に買わない(買えない)ので関係ありませんね。

 

嫁も60万円差があるとさすがに閉口し、「ガソリンでもいいよね」と言っていました。

 

彼女はガソリンとディーゼルの差なんて説明しても理解はしてくれませんから、一般家庭の大多数の奥様はうちのように旦那がディーゼルを欲しがっても、価格でガソリン!ということになりそうですね…

 

ただ、マツダのディーゼルの評判がとてもよいのは聞いており、これだけ大きな車体でありながら(幅なんかエボより70mmも広い…片側3.5cmって大きいですよね。。)

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実燃費は20km/Lを超えるなんていいます。

 

こうなるとハイブリッド車にも迫る勢いですよね?

 

ちなみに燃料タンクは56Lですから、満タンで1000kmは走れることになります

 

店頭でそんな話をしていると、先程まで「ガソリン…」と言っていた嫁が少し食いつきました。

 

我が家は主なクルマの使用用途が下道15kmの送迎ですが、車を買ったら「あなた絶対長距離やるでしょ?」と言われちゃいました。

 

ああ、やるな…

 

去年はランエボで私がひとりですけど九州まで行って0泊5日の4000kmの旅をやりました。

 

となると燃費と実走行距離は案外重要かも…と思えてきたわけです。

 

さすがは嫁です、ちゃんと私のことまで考えてくれている…(考えないと最終的に維持費やらで高く付くから)

 

昨年ランエボで4000kmを走った時は平均燃費がおよそ8kmでした。高速も使いましたが、下道が多く夏場でエアコン全開でしたのでそんなものでしょう。

 

すると4000kmで500Lはガソリンを使い、当時ハイオクの平均価格は167円だったそうで(実際には180円とかで入れてましたけど)でしたから…計算すると恐ろしいですねw平均価格から算出したガソリン代だけで8.3万円です。。。

 

このガソリンが軽油になるだけでも2014年8月の平均価格は127円だったそうですから、63500円と2万円差になり、この2万円って東京から福岡くらいまでの片道高速代くらいには相当します。一回の旅行でこれだけ変わります、年間距離で計算したらどうなるでしょうね?

 

そんな昨年の我が家でのクルマ単体の年間走行距離がおよそ3万kmでした。

 

最近はハイオクも137円とかで入るようになりましたので、平均燃費8kmでざっくり計算するとハイオクの場合は年間の燃料費がおよそ51万円。軽油の場合はいま100円/Lくらいらしいので仮に同じリッター8kmとして37.5万円。差額は13.5万円ですので、4.4年で差額は回収できますねっていう感じのおなじみの計算ができるわけです。

 

確かに、”ディーゼルは距離を乗れば乗るほどお得”という図式になりますね。

 

なので60万円の差は、案外すぐに回収できるのでは?と思ったわけです。

 

一般家庭だと年間走行距離は平均で1.2万kmくらいだそうです。そうなるとさすがに元を取るのための時間はかかるのであまり旨味はないかもしれませんね。

 

またDPFなどディーゼル特有の消耗品などもあるので、極端にガソリン車に勝てるのか?という見方もできます。

 

街乗りが主体ならガソリンも捨てがたい選択かとは思っており、試乗車にガソリンがなかったのでもし買うとなればガソリン車との比較も必要かと思います。

 

なにしろガソリンはディーゼルよりも80kgも車体が軽く、おそらくはエンジン部分での重量差だと思うのでフロントがその分軽くなれば動きもよく、軽いということはもちろんそれだけで燃費がよくなる要素でもありますから実際に比べてみれば差が少なくなる可能性だってありえますよね?

 

うーん…悩ましいw

 

CX-5の内装はなかなか好みだし、車としてもいいので、こりゃ売れるなぁと思いつつ、自分も欲しくなっていました。。。

 

 

 

 

マツダコネクトさえ変えられれば(´;ω;`