前回までのお話し
20200220というなんだか並びがいいような悪いような木曜日を定時退勤ダッシュした我は、そのまま九州は西の聖地「湯らっくす」へと向かった。
およそ35時間ほどの道のり、飛行機なら羽田から熊本までおよそ2時間、そこからタクシーでも30分ほどの距離なので3時間もあれば余裕で着いてしまう距離。およそ10倍以上の時間をかけてもプジョーでサ活することに意味がある、そう信じたいし、そう信じなきゃやってられない(ぉ
前の晩、筑紫野の天拝の湯で最高のサウナを堪能した。
がっつりサウナでととのってしまい、もう今日は店じまいだということで九州自動車道の基山SAで仮眠をしてその日は終了。
翌日はついに佐世保へと向かう。
九州レジェンドサウナ「サウナサン」へ
午前4時半前、寝ぼけた頭を叩き起こし、佐世保へと向かう。
しかし、そのとき気づいたのだ、貧乏ランプが点灯していることに(ぉ
残走行距離は120km程度なので佐世保へ行くことは余裕だろうが、70kmほど走りまだ寝ている町中で運よくやっていたスタンドで給油してことなきを得る。
田舎道はこれが怖い。
佐世保のサウナサンへ到着したのは午前6時前だった。
24時間やっているサウナはありがたい。
どんなロングドライブでもサウナという目的があることで強制的に1時間以上は休憩する時間が齎される。今まではそれがなかったから居眠り運転寸前まで休もうとしなかった。サウナに救われる命もある。
1時間コースだったけど初のサウナで足湯というありそうでなかった斬新なアイディアにぐっと引き込まれた。水風呂も気持ちよく1.5時間のドライブでも覚めていなかった目がやっと覚めた。
わざわざ飛行機で佐世保まで行くという人がいるという、その理由もよくわかる。
トコハナ
朝焼けの佐世保で自衛隊の船を眺めるのは最高だ。
佐世保を後にして折角だから行ってみたい場所がありそこを目指す。
ハウステンボスを右手に只管大村湾沿いを南下するのだ。
途中こんなところも見学した。
誰もいない公園のような場所にある慰霊碑に手を合わせ、自分たちがいまサウナを心から楽しめる日本があるのはこうした勇気ある方々のおかげなのだと感謝の気持ちを伝える。
とんでもない乗り物を考える。
そして訪れたのはこちら。
片島公園だけではぱっとイメージがわかずともこれを見ればハッとする。
ずっとここに来たいと思っていたが、なかなか来る機会がなかった。
長崎という場所は九州観光をしていても微妙に行きづらい。
この場所はやなぎなぎさんのトコハナのPVで使われた場所だ。
わざわざDVDが欲しくてCDを買ったほどにあのPVはカッコイイ。
【やなぎなぎ】TVアニメ『ブラック・ブレット』EDテーマ「トコハナ」PV -short ver.-
印象的な建物群が記憶に残っている人も多いと思うこの場所。
独特の雰囲気がある場所。
写真では暗く見えるけど、まだ昼にもなっていない。
戦時中は魚雷発射試験が行われ、合格した魚雷は佐世保鎮守府に送られたそうな。
洗車、そして怪しげな雰囲気
どうせなら世界初の海上空港である長崎空港へ行こう。
日本にある海上空港で自走で行ったことがない空港はこれで残りは北九州空港だけだ。
あまりに汚くなりすぎたクルマを洗車する。
酷いありさまだ、一昨日洗車したばかりだというのに(´;ω;`)ブワッ
長崎空港に向かう途中、タイヤ空気圧警告がついた。
洗車場に併設されるガソリンスタンドの空気入れを見たら右前だけが2.6まで減っている。
これは・・・パンクの予兆がする。
とりあえず補充で様子を見つつ、九州最後のサウナを目指す。
帰り道に写真だけ。5年ほど前、ランエボで九州に来た時に入った温泉だ。
なぞの家を眺めたりしつつ、福岡市内を目指す道。
ウェルビー福岡
九州と言えば「湯らっくす」、「サウナサン」、「ウェルビー」と言われるほど。
東京圏の人間からすればウェルビーはまだ名古屋の方が近いので福岡のイメージはあまりないが、福岡もなかなかいいらしい。
夕方のアウフグースが始まる前のちょうど空白となる時間帯を狙いチェックインした。
メインとなるサウナも静かでいい。
そしてからふろが最高にいい。
空いている時間帯だったのもあり、3セット中2セットをからふろでセルフロウリュしながら楽しんだ。ひとりになれるサウナはなかなかない、ましては休日のお昼過ぎという時間帯で。
からふろの温度自体は高くない、でもロウリュでムシムシになった室内はなかなかのもので8分の時間がとてつもなく長く感じられる。
そしてウェルビー福岡が誇る強水風呂・・・
☆◆△〇X♪!?
初のシングル・・・3℃!?
殺す気かと思ったけど、からふろで蒸し焼かれた身体にこのシングルが来る!!
ってかめっちゃ気持ちええやんこれ(´;ω;`)ブワッ
控えめに、最高でした、ウェルビー(中の人、心の俳句)
食堂でプジョー「3008」を眺め、なぜか九州なのにベトコンラーメン。
名古屋のお店だからですかね?
北九州空港(修羅の国国際空港)へ
まだ行けていない北九州空港を目指し、高速に乗る。
福岡市内から北九州までは地味に距離がある。
北九州空港の対岸にはみんな大好きAUTOWAYもある。プジョーのタイヤはまだ買っていないけど、ランエボといいフィアット「500X」といい、この北九州から発送されたタイヤを履いていた。
そして橋を渡れば北九州空港がある。
特段大きな空港ではないけどスタフラのハブ空港だ。
お土産を買う為に空港を散歩。
凄く勝手なイメージだけど北九州空港はかなりでかい空港だと思っていたけどそんなことなかった。
福岡空港の離発着の多さがとんでもないので北九州の今後の活躍が見込まれる?
さよなら九州!頑張れぼくらのプジョー
そういえば九州に来てから全然プジョーを見ていない。「3008」も1台しかすれ違っていないし、そもそも新し目のプジョーでは308をたまに見るくらいでフランス車はルノーのほうが圧倒的に目撃した。
ディーラー数の違いか、販売力の違いかはわからないけどSNSのフォロワーさんには九州のプジョーオーナーが何名かいるので決して少ないわけではないと思うんだけども。
むしろフィアット「500X」のほうが目撃数が多いくらいだった。
そして、戻りの道でまたも空気圧警告。。。
確信した、パンクだ。
北九州空港の対岸にあるスタンドで空気圧を見ると2.4まで減っている。
わずか200kmそこそこの距離でここまで減るのは間違いない。
慌ててオートバックを探すと小倉にあるという。
1時間もかからない、閉店には間に合う。
小倉のオートバックスに到着。エアの抜け具合からみても修理は可能な範囲だろうと1時間ほど待ち時間はあったが修理をしてもらうことにした。
なにしろこれからまた1000km以上を走らなければならない。
テンパータイヤは積んできたが、そんなタイヤで走る距離でもない。
にしても「3008」って後ろから見てもかっこいいよな!(ぉ
これが刺さっていたらしい。
恐らく佐世保の港で刺さった、確かになんか色々転がっていた気がする。
とりあえず補修は済んだ。
自宅まで残りおよそ1100km!!
頑張れプジョー「3008」。
最後に小倉市内や彼女の母校の場所を見学したりしつつ。
九州の空気はかなり好きだ。
地元感があって、帰りたくないと思ってしまう。
でも、帰らねばならない。これは、【帰宅】なのだ。
さぁ、行こう!
帰宅は続くよ、どこまでも。