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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

C4スペースツアラーは最高のミニバンである

C4スペースツアラーが個人的に熱い 

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なんでかわからないけれど、最近C4スペースツアラーに夢中になっている。

 

もともとはC4ピカソシリーズで売られていたのになんで急にピカソの名前をとったのか?

 

遺族にでも訴えられたのか?

 

よくわからないけれど名前だけで言うならピカソのほうがよかったなぁ。。

 

このクルマを一言で表すなら圧倒的に個性的

 

日本ではミニバンクラスになるけれど、以前イギリスに出張に行ったときは日本でいうセレナやノアくらいの頻度で町中で見かける欧州ではわりと売れているのではないかというクルマだった。

 

日本でも以前はそこまで見かけなかったけど、最近はそれなりに街中でも見かけるし、この個性が日本人にも受け入れられる時代が来たのかというくらい個性に溢れたミニバンだ。

 

ただ個性的ではなく実用面でも、そして走りもいい。

 

是非、C4スペースツアラーに興味を持ってほしいなぁというのが今回の趣旨。

唯一無二のミニバン

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シトロエンのデザインはいまも昔も普通のセンスでは考えられないようなものだ。

 

そのデザインが一部のコアなファンに受け入れられてシトロエンは今日まで生き延びてきたわけだけどC4スペースツアラーはミニバンで、大衆に受け入れられなければいけない。

 

個人的にミニバンや3列シートにはあまり魅力を感じない。人を大勢乗せるのであれば確かにいいが、日常的にそんなシチュエーションは自分にはないし、2列で十分で必要なときにレンタルすればいいと思っている。どちらかといえば3列目が欲しいのは2列目モデルよりも荷室が広く使える場合が多いからでマツダのCX-5とCX-8のようにロングボディを持つことによる車中泊などにおけるスペースが多く取れるという魅力がある。

 

だからC4がいいなと思ったのは人がたくさん乗るミニバンとしてではなく、車中泊の相棒としてだ。

 

プジョー3008も十分に車中泊に耐える。この車に乗り換えてから何度も車中泊を楽しんだ。ただ天井高が低いこと(だからこそスタイリッシュなんだけど)やもう少し足を延ばしたいとなるとプジョー5008くらいのサイズがいい。C4スペースツアラーは5008のシトロエン版だと思えば話は早く、3列目を倒せば3008よりも贅沢なスペースが現れる。

 

フランス車でSUVの選択肢は最近増えては来ているが、3列ミニバンとなると正規購入できるのはプジョー・シトロエンしかない。

 

もともと個性的なクルマを生み出すフランス車の中でもひときわ個性的なシトロエンC4スペースツアラーはかなり魅力的な1台なのだ。

 

 

ディーゼルエンジンを愉しめ

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基本構造はプジョーの3008や5008と変わらない。だからパワートレインも同じで今は8速オートマチックにディーゼルターボエンジンを組み合わせるモデルが人気だ。

 

国産車であればこのクラスのミニバンは間違いなくハイブリッドになるだろう。

 

同じ3列シートモデルでディーゼルターボエンジンを搭載する乗用車はマツダCX-8くらいしか思い浮かばない。(ハイエースとかは除く)

 

ハイブリッド技術に関しては海外よりも日本の方が優れているとは思うし、どちらを使うのか?という話にもなるけれど輸入車はハイブリッドにしても燃料はハイオクになってしまうだろうしそこまで大きなコストメリットは感じられない。それであれば軽油を使うディーゼルの方が輸入車は日本では高付加価値になると思う。

 

だからC4にディーゼルターボエンジンはいい。

 

 

自分の3008とパワートレインは共通ながらキャラクタァに合わせてC4ではパワーダウンされ177馬力⇒163馬力となっている。

 

トルクは400Nmとほかのラインアップと同じで、ドライバーも含めれば1700kgを超える車体でも余裕をもって走らせてくれる。何より飛ばすクルマではないのでパワーよりも実用域のトルクを太らせる方がいい。

 

パワーダウンさせれば環境対応も容易だろうしね。

 

 

以前は6ATだったが、2019年に待望の8速オートマチックが搭載され、それによってより上質な走りを見せるクルマになったはずだ。6速でも当然不満はないが、高速域での静寂性や街乗りでのスムーズさはやはり8速には叶わない。

 

インテリアは、好きになる

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ツインディスプレイが面白い。

 

国産車は必ずと言っていいほどナビスペースを設けてくるが輸入車の場合はカーナビ用のスペースなど設けない。

 

そもそも時代的に後付けナビというのはちょっとね?

 

3008でも純正OPの社外ナビは搭載せず、Apple Carplayに頼りきりだが何の不満もない。スマホナビの精度で不自由を感じたことはないし、何なら新しい道路が増えてもすぐに反映されるのでカーナビを装着するより便利だ。

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地図の解像度や機能は社外品に負けるが、そもそも論は地図が表示され、目的地にたどり着ければカーナビなんてそれでいいのだ。今や社外のカーナビをつける利点はAV系を強化したいか、それくらいなものだろう。

 

 

違和感なくデザインされていることは、デザインが売りのフランス車ではとても大切なことだと思う。

 

とにかくインテリアが抜群に魅力的だ。

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にょきっと生えたシフトレバーは往年のシトロエン・DSからのオマージュだと聞いた。それをなぜかミニバンであるC4スペースツアラーでやってしまうのがシトロエンだ。使いやすいか、悪いかは別問題・・・そもそもオートマチックでそこまでシフトレバーを操作する機会があるかと問われればない。マニュアルシフトにしても最近のプジョーは電気式のシフトレバーになってしまいシフトレバーで変速操作ができずパドルシフト一択なので停車やバックのときくらいしかシフトノブを操作する機会はない。

 

だったらこんな個性的なシフトレバーでも許される。

 

人間工学に基づくとか、そういうところではなく遊び心を持ち込むあたりがフランス車だ。

 

ステアリングデザインはプジョーと正反対を行く。

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社外品のステアリングかと思うようなプジョーのステアリングからすればシトロエンは大きく船の舵のようなイメージを受ける。ボタンが全て見える位置にあるデザインはこのクルマにはよく似合う。

 

握りの太いステアリングは好みがあるが、長距離を走る時はいいかもしれない。

 

解放感を知る、するともう逃れられない

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先代のピカソからしてシトロエンの車内の解放感は圧倒的で、ほとんどがガラスじゃないかと思うようガラス、ガラスしている。

 

前席でも後席でもこれだけの解放感を持つミニバンはシトロエンだけ?

 

長距離の移動は楽しいが、後部座席が同じように楽しいとは限らない。

 

前席に比べれば後部座席のつくりが劣るミニバンも多いし、C4にしてもアルファードやCX-8のセパレートな2列目に比べれば劣る。

 

その劣るところをシトロエンは解放感でカバーしている。

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ゆったりしたテーブルつきの後部座席は長旅の強い味方になるだろう。

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当然のように3列目は狭いので実用できるのは2列目まで。いざというときに3列目が使えることや、小さな子供であれば3列目も耐えられる。このクラスで3列シートはどれも似たようなものなのであえて書くべきことではないかもしれないけど。

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ドライビングの楽しさは圧倒的にプジョー3008のほうがいい、けれどC4スペースツアラーには走りたい、もっと遠くへ行きたいと思える不思議な魅力がある。ロングドライブを・・・それこそ東京から九州までを大勢でわいわい走るというのであれば自分は3008よりもC4スペースツアラーを推す。 

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そんな風に悩めるラインナップがあることがいまのプジョー・シトロエンの魅力だ。

 

SUVにしても2008、3008、5008、C4スペースツアラー、C3AIRCROSS、C5AIRCROSS、DS7CROSSBACKと雰囲気に応じていろいろと選べてしまう。

 

スポーティから高級路線まで好きに選び放題。

 

フランス車でここまで悩めるラインナップになろうとは・・・。

 

いい時代になったものだなぁとつくづく思います。

 

ニューモデル速報 インポート Vol.43 シトロエン・C4ピカソのすべて

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