ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす。

PEUGEOT3008のある生活

XC40

 
当時、自分はまだMacユーザーではなくLenovoXシリーズのポンコツPCをカスタマイズしてDebianを突っ込んで動かしていた。クルマ好きでMINIを愛し、LenovoにDebianを同じく突っ込んで使っていた上司。LenovoがもはやIBMではなく中国資本の会社となり俺たちが愛したLenovoは消えたという話になるのはもはや必然だったのかもしれない。
 
さて、ここからが本題

 

ひょんなことからミドルサイズのSUVを探していたら、今までにまったく興味がなかったVolvoの存在を知ることになった。
ニューモデル速報 インポート Vol.50 ボルボ・ディーゼルのすべて

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VOLVOのブランドイメージと聞かれたら「高い安全性」「年より臭いデザイン」の2つが自分は浮かんできた。

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https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/xc40/intellisafe 

 
国産車で「トナカイ」と「ヘラジカ」にぶつかることを想定した安全対策をしている車はまずないだろう。そもそもトナカイいるのか。
 
同時にデザインで言えば年寄り臭いといい方は悪いけど積極的に買いたいと思えるものでなかったのもぼくとしてはある。
 
そんな自分が興味を持つきっかけになった1台がたまたま目撃したXC40だった。

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www.volvocars.com

 XC40でVOLVOのデザインは一気に若返った気がする。

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実際ターゲットにしているのも今までにVOLVOに興味がなかった世代だろう。

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売れ筋ではないだろう最廉価モデルであるけれど価格は税込み389万円と思っていたほど高くはない。VOLVOの素晴らしいところは最廉価モデルであっても安全装備に関しては上級グレードと謙遜ないものが装着される。

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この辺りは国産車だとOPだったりそもそも設定がなかったりするようなものなのでとにかく安全なVOLVOというブランドが欲しいという人にはぴったりだ。正直、ちょっと乗るくらいならナビだっていらないし、快適装備は最低限でいい。安全性にこだわるブランドとして素晴らしいラインアップだと思えた。
 
なぜ安全性ばかりぼくが強調するのかは、単純に500Xが二度も追突されたからというそれに尽きる。
 
事故は起こさなくても起こされるものだ。
 
防ぎようがないのであれば、ダメージを最小限にできる車がいい。
 
XC40のサイズは500Xよりもだいぶ大きい。
 
ミドルサイズSUVではプジョー3008やVWティグアンレクサスのUX250よりも短い。全幅は1875mmあるが昨今の輸入車勢でこのクラスなら極端に巨大というわけでもない。
 
全長のわりにホイールベースは2700mmもあるから後部座席も広々している。
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試乗車にはプジョーのパノラミックサンルーフのようなルーフが付いていた。
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視界の高さも含めて後部座席の開放感も抜群にいい。先ほどの廉価モデルには装着できないようだけど、これだけの為に上級グレードを狙いたくなる。試乗したとき、最初はセールスが運転をし、自分は助手席で同行したパートナーは後部座席だったが、自分に運転を変わり助手席に座るようにセールスに言われても後部座席が快適なものだから降りたくないと言っていた。
 
それくらいにXC40の後ろは特等席感があったのかも。
 
今度は自分が運転席に座ってみる。
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VOLVOおデジタルメータは必要な情報が一気に見れるので素晴らしい。アナログデザインの速度とタコメータの視認性の良さも安全性へのこだわりだろうか。
 
センターディスプレイは9インチタッチパネルだ。
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この巨大な液晶はまるでiPad
Apple iPad Pro (10.5インチ, Wi-Fi, 512GB) - ゴールド

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操作系をすべてここにまとめるという意味ではプジョーよりもVOLVOのほうが徹底している。操作している感触もまるでタブレットを操作しているようで、それらを使っている世代には何の抵抗もなく受け入れられると思う。

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レスポンスだってストレスがまるでない。これはいい。
 
運転し始めて思うことは圧倒的な普通さ。
 
 
圧倒的な刺激があるとか、そういうことは一切なく違和感なく運転できてしまう。
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これは決してXC40をけなしているのではなく、最上位の誉め言葉として出てきた感想だ。
 
それくらいに違和感がなく、普通に乗れてしまうのがXC40の凄み。
 
8速ATに250馬力のターボエンジンを組み合わせてはいるものの、なにしろ車重が1700kgもあるので軽快とはお世辞にも書けない。
 
けれど、過不足のないパワーで日常も扱いやすいだろうと思う。

www.vcj-press.jp

何しろメーカーとしてこんなことを公表するくらいだ。
 
最高速度を180km/hとするなら250馬力という出力は十分すぎるし、低速よりにトルクを振って日常的に扱いやすいエンジンにするのは懸命なことだろう。
 
扱いやすいのはエンジンだけじゃない。
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ドライビングポジションもかっちり決まる。
 
輸入車は当然ながら日本の国土や日本人に合わせて作られてはいないから、それが逆に魅力でもあるのだけどそれはときに違和感として我々を襲ってくる。500Xでもどのようにシートを合わせても腕の位置か足の位置かで決めないと自分の体形には合わなかった。
 
そういうストレスを低減させることもまた、安全性に繋がる思想なのだと思う。
 
A地点からB地点への移動を、もっと、快適に。
 
XC40はそういうクルマ。
 
最先端の車体デバイスは半自動運転を可能にしてくれるし安全装備もとびっきり優秀なものがついてくる。
凄いなと感じたのは後部座席の背もたれで、自分もセールスをやっていたときは「シートアレンジは片手で、女性でも楽々できます」と某ミニバンで実演して見せたが、XC40の場合は倒した背もたれを直すのはお世辞にも女性が片手で楽々とはいかない。どうしてこんなに重いのか?と問えばそれは後部からの1tの衝撃を加えても背もたれが破損せず乗員の安全を担保するためだという。Volvoの信念から言えば、多くの乗用車で見られる軽々持ち上がる背もたれでは反れてしまうということなのだろう。
 
気に入らなかったテールランプのデザインも実はバックドアを避けるためのもので、路上駐車をしてラゲッジから荷物をおろすときバックドアにランプがかかるとライトの明かりが不十分になるためテールランプはあえてバックドアを避ける形状を取得しランプの面積を確保しているそうだ。そう聞けば、何となく微妙に感じていたVolvoのテールデザインの優秀さに感激すら覚えられる。
 
500Xで事故を経験しているパートナーもここまで安全を表に出されると目が輝きだす。
 
シンプルな北欧デザインも気に入ったようだ。
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小物入れなども特に不満はないし、本当に素晴らしいと思う。
 
ドライバー目線で言えば確かに普通すぎてつまらないかな?と感じるところも正直ベースないわけじゃない。もっと刺激がほしいとか思うけど、同乗する人間にとればそんなものは正直どうだっていい。週末に旅行やドライブに出かけるときに安心して乗っていられるかどうか・・・そこが重要なんだ。
 
そういうパートナーの心を読んで積極的に安全性をアピールしてくるVOLVO虎ノ門のセールスはVOLVOを知り尽くした大変有能なセールスで信頼もおけた。
 
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パートナーは間違いなく、この瞬間にぼくに印鑑を押していいと言っていたし、自分もカバンの中にしまっていた印鑑を取り出す用意はできていた。
 
だがしかし、ちょっと待て・・・ネガティブはどこだろう?と冷静に考える。
 
それは1つに、燃費
 
XC40は積極的に高燃費を謳っている車じゃない。
 
1700kgの車体に2Lガソリンターボエンジンはカタログ燃費でも試乗車の250馬力モデルは12km/L程度で、ローパワーモデルでも13km/Lだ。
 
実用燃費は街乗りで10km/L程度らしい。
 
逆に車重を考えれば健闘している方かもしれないが、ディーゼルだったりで低燃費を歌うライバルを相手にするとハイオクのXC40は少々分が悪い。
 
納期が長いのも考え物だ。
 
ジムニーよりは待たないかもしれないけれど、この納期を許容できるか否かは大きな分かれ道になるだろう。現にぼくらも納期の話がでたときに「ちょっと待って」となった。
 
VolvoではXC40が届くまで新車をリースできる制度を設けているそうだ。
リースだし、距離制限があるので自分のように距離を乗る人間からすると得な制度ではない。だったらその間、安い軽自動車でも買ってVolvoの到着を待つほうがいいだろう。そんな考え方をする人は最初から買わないブランドだろう。

 

とにもかくにもXC40は魅力的な一台で、それこそ一ヶ月で納車できますと言われたらパートナーの意向で即座に契約しただろう1台だった。