ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

2台のイタリア車

気がつけば納車から三ヶ月で9,000kmに到達しました、500X。

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やっぱ四輪車は距離が伸びますね、うん。

先日には末広がりも記録。

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ランエボだったら億劫な場所にも500Xは行きやすく、ついつい走ってしまうので距離がかさみます。といっても無駄に走っているわけじゃなく、BRUTALEかハヤブサで走る距離を500Xが担っているだけなのですが…

 

ついつい走りたくなってしまうのは快適だからというのもありますが、何より愉しい

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2Lターボのランエボから乗り換えれば不満のひとつもあるかと思いましたが、唯一の不満はラゲッジ容量がエボより減ったことくらいです。9ATのレスポンスの悪さや違和感もB型人間なので”気にしなければ気にならない”の精神で乗り切ります。シフトショック?エボで強化クラッチ(カーボン)を組んでいたときの強化繋ぎはこんなものじゃない衝撃があったぞえ?

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絶対的な速さを求めるならもちろんエボに500Xは敵わない。

でも愉しさという点は決して速さだけを求めない。

もしエボで首都高を愉しむのであれば、その速度域は200km/h前後、どんなコーナーもアクセル全開でスーパーAYCとACDの統合制御を信じ四輪を使いきってとんでもない速度で滑るように駆け抜ける!くらいが必要です。少なくとも法定速度でたらたら走っていて何かそこに愉しさがあるのかといえばなく、フラストレーションが貯まること間違いない。

 

500Xは法定速度+αくらいで十分に愉しい。

 

RaceChipで出力をあげているのも確かにあるけれど、1.4Lとは思えないパワーとトルクがあり法定速度+α程度であれば安全にかつ過不足のない範囲で愉しめる。金曜日の夜なんかに首都高に行けばSUVなので煽られることも当然あるけれど2Lの自然吸気くらいを相手にするのであればそこまで離されることもない。

 

クロスプラスは4WDで、スポーツモードに切り替えれば後輪への駆動力がうまい具合に配分されよく曲がる。エボほど不自然に曲がるクルマを他に知らないけれど、エボとは違い自然な範囲ででも分かる人が乗れば後輪に配分されてんなぁ…というくらいに巻き込んでくれるのでなかなかそれが愉しい。

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のんびり走れば小洒落たイタリアンSUVだし、楽しもうと思えば愉しめる。

 

高速道路もこのクラスにしては広いトレッドの影響か、とにかく安定しているし、今まで助手席に乗せてドライブに行っていた友達もエボの時は100km/hでも怖い怖い!と言っていたのに500Xはそれ以上の速度を出してもまったく怖いということがなくなりました。それだけクルマが安定しているんでしょう。同乗者に不安を与えないというのは結果としてストレスが減ることで、友達は最近やたらエクストリーム帰宅に誘ってくるのでまぁ500Xさまさまってやつですかね??

 

三ヶ月乗って思ったことは、500Xは長く付き合えそうなクルマということです。

 

割りと乗り換えるペースが早く、自分の場合は2年乗れば長い方で、エボの3年というのは超長い!と言える年数でした。そんなエボも乗り始めて1年くらいで乗り換えたい症候群に襲われましたが、金もないし修理しながら乗っていたので手放せずという事情があり3年乗りましたが、既に9,000kmを走るペースからも見て分かるようにとにかく短期間で距離を乗るのでその分、飽きます。

 

その飽きは予兆として維持して数ヶ月で出てくるんだけど、500Xは飽きよりも「こいつは長く乗っていたい」と感じました。その要因が何かはわからないんだけど、強い癖がなく、でもつまらないわけじゃないという造りにあるのかもしれませんね。SUVという形はしていますが、中身はちゃんとドライバーが愉しめるものになっていると、そう感じるのです。

 

逆に超強力な個性を持った1台。

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今日は涼しい一日だったので我慢できずバイク通勤にしましたw

とはいえ下道はアグスタ地獄で足が燃えるかと思う熱さでしたがね!

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500Xとは真逆の「これが個性だ」と言わんばかりに、とにかく乗りづらさがあるバイクw巡航なんて行為を愚かと切り捨て、常に加減速を繰り返すことをライダーに要求するのがこのBRUTALE800RRというバイクです。

 

500XとBRUTALEは同じイタリアの会社が作っていますが、500Xはイタリアの伝統的な大衆車メーカが生み出したものであり、BRUTALEは言ってしまえば伝統工芸品みたいなバイクを作っているメーカのものです。これに近い四輪を探すのであればBRUTALEであればアバルトなのかな?という気がしますね。

 

キャラの違う2台のイタ車に乗るのは何かの試練か?とたまに思う時もあるんですが、それでも優秀な子たちなので壊れることもなく着々と距離を重ねてます。

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一年と1ヶ月で1.5万km。後半抑えてますが乗った方でしょう。

なんとか月1000kmくらいになるように意図的に抑え始めてます。

そもそもアグスタを通勤に使うのが間違いであるとも言えるけどw

 

辰巳で1299パニガーレに遭遇しました。

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1299パニガーレを本気で買おうと思っていた、そんな時期もありました。

 

ただレーサーで通勤って辛いよね!!と冷静に考えると…

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http://www.ktm-japan.co.jp/lineup/model/1290superduker

こちらのほうが魅力的でしたが、200dukeの代替で1290ってどうなの?

 

 

1300ccクラスが二台ってどうなの??とハヤブサが家にある状態では割りとそんな疑問が湧くわけです。通勤車両がほしいからってランエボとWRX STIの2台持ちをする人はいないでしょう。ランエボがあって通勤用にセカンドカーがほしいなら選ぶべきはぼくの場合はアルトワークスであるように、バイクもまた同じ。

 

話が大きくそれましたが、そんなこんなのBRUTALE。

 

同じイタリアのメーカですが全然キャラは違いますね。

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どちらも良くも悪くも日本車にはない強烈な個性があるので好き嫌いはありますが、所有すればまず日本車では味わえない経験ができるでしょう、故障とかで(ぉ

 

500Xは長く乗れそうなクルマだなぁという予兆がありますが、BRUTALEはどうでしょう?これ1台ですべてをこなすのは厳しいので、ツーリングが趣味で、ロングツーリングがしたいなら間違いなく不向きで、長くは乗れないバイクだと思います。そもそもそういう用途に使っちゃいけないし、もっといえば都内の通勤で使えるバイクでもない。使えるバイクでもないものを無理やり運用しているのは単純にアグスタって壊れるの?を確認したい実証実験的なところもあり、結果として真夏も真冬も走って故障しなかったという結果を確認できましたが、それでもこのバイクがすべてにおいて万能に使えるやつかと言えば違っていて、万能をアグスタに求めるならTV800になるんじゃないでしょうかね?

www.mv-agusta.jp

こんなんやってるよ!!

できればブル子RRを買うときに用意して頂きたかった…200万を超えるバイクがモニターレポート書くだけでブル子より安くなるし、オイルは付いてくるし…モチュール300Vはハヤブサに入れて1000kmくらいでギア抜けが多発して使い物にならなかったので嫌いなオイルなんだけどアグスタならどうなんだろうね。そんなオイルがキャンペーンなら20Lも付いてくる。

多分ブル子と同じオイル容量なのでフィルター交換しても3Lくらいです。

20L / 3 = 6.6回

初回1000kmで交換して以後3000kmの交換だとしても最低1.6万kmくらいまではオイル料金がかからないってことですね。実際にはフィルター交換しなければ2L弱なのでもう少し距離は使えると思いますが、アグスタ乗りはそこまで距離を乗らないみたいなのでもしかすると二年くらいはオイル代金を考えなくてよいかもです。

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バイクのオイルは地味に高いからね…3L買ったら1万円です。

20LでAmazonで買っても6.8万円ですね。そこまで走らない人ならもしかすると2年どころか車検くらいまで工賃のみでオイル代金を支払うこと無くTV800と過ごせるかもしれない…なんっう太っ腹キャンペーン。

逆の嫌な見方をすればそこまでしないと売れない罠?(ぉ

  

とはいえ定価200万円を超えるバイクが180万円くらいで買える値引きだけでも魅力だし、興味があるならアグスタ沼へようこそって感じかもしれない…

 

自分がそうであったようにイタ車にハマるきっかけになってくれるかもしれないし、逆に「イタ車なんて金輪際ごめんだね!」になるかもしれない。

 

こればかりは人の性格や考えによるところもあるのでなんとも言えないけれど、知らないで不安がるより、知って現実を見たほうが人生は有意義だと思われる…そう思いたい。

 

イタ車地獄は割りと面白い。

 

そんなことを思いながらちょっと涼しい夜風にあたる、そんな週中日でした。